ヒトK−ras遺伝子転写抑制剤
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特許コード
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P08S000133
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発明の名称
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ヒトK−ras遺伝子転写抑制剤
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整理番号
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P2004-097-JP02
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データ収録日
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2008年12月25日
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出願番号
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特願2006-542246
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国際出願番号
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PCT/JP2005/012204
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国際公開番号
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WO 2006/046331
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国際出願日
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平成17年7月1日(2005.7.1)
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国際公開日
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平成18年5月4日(2006.5.4)
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発明者
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畠山 昌則
柳原 正智
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出願人
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国立大学法人 北海道大学
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発明の概要
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【要約】 配列番号1に示されるアミノ酸配列よりなる蛋白質、配列番号1に示されたアミノ酸配列において1もしくは数個のアミノ酸が置換、欠失もしくは付加されたアミノ酸配列よりなる蛋白質であってヒトK−ras遺伝子転写抑制活性を有する蛋白質、またはそれらのヒトK−ras遺伝子転写抑制活性を有する部分断片蛋白質よりなる群から選ばれる一もしくはそれ以上の蛋白質からなる、ヒトK−ras遺伝子転写抑制剤。 本発明のK−ras遺伝子転写抑制剤は、ヒト癌細胞において癌遺伝子であるK−ras遺伝子の転写発現を特異的に抑制することにより、癌細胞の増殖抑制、さらには癌細胞の正常細胞への復帰を誘導することができ、正常細胞に対し副作用の少ない抗癌剤となり得る。
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従来技術、競合技術の概要
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【背景技術】Rasは、発ガンウイルスにより誘導される悪性腫瘍の原因となる遺伝子として最初に同定されたガン遺伝子(非特許文献1、非特許文献2)であり、Ras遺伝子群(H−Ras 、K−Ras 、N−Ras 、R−Ras )を構成している。Ras遺伝子は、分子量21kDaのGTP結合タンパク質をコードしており、いずれも成長因子の受容体を介してGDP結合型からGTP結合型へと活性化されることで、MAPキナーゼカスケードにシグナルを伝達して細胞の増殖や分化に関与している。Ras遺伝子(蛋白質)はそのままでは発癌活性を持たないが、これらの遺伝子に変異が生じると発癌活性を獲得し、該変異を有する細胞が形質転換されることが知られている(非特許文献3)。これまでにも数多くのヒトの癌細胞においてRas遺伝子の突然変異が報告されている(非特許文献4)。Ras遺伝子群を構成するK−Ras遺伝子は、ヒト第12染色体の短腕上に位置している。その活性化型変異体(K−ras癌遺伝子)は、ヒトの癌において最も多く見いだされる癌遺伝子の一つであり、ヒト大腸癌の約50%、肺癌の25〜50%、膵癌の70〜90%においてその存在が認められている(非特許文献5、非特許文献6)。これらの癌では、K−ras癌遺伝子からの変異型K−Ras蛋白質の持続的な発現、生成が、細胞の癌化ならびに癌細胞としての形質維持に必要不可欠であることが明らかとなっている。このため、生体内において、ras遺伝子、例えばK−ras遺伝子、特にK−ras癌遺伝子の発現あるいはK−ras癌遺伝子産物の機能を抑制することで、癌を抑制しようとする試みがなされている。例えば、RAS遺伝子に対するアンチセンスオリゴヌクレオチドを用いたRAS遺伝子の阻害(特許文献1)や、ファルネシルアミン、ゲラニルゲラニルアミンまたはそれらの誘導体の有効量を用いた膵癌治療剤が知られている(特許文献2)。本発明は、K−ras遺伝子、特にK−ras癌遺伝子の発現を抑制することのできる蛋白質性の医薬を提供するものである。 【特許文献1】WO99/02732公報 【特許文献2】特開平10−218764号公報 【非特許文献1】Barbacid,M.,Annu.Rev.Biophem.56,779−827(1987) 【非特許文献2】Lowy,D.R. & Willumsen,B.M.,Annu.Rev.Biophem.62,851−891(1993) 【非特許文献3】Storer RD et al.Cancer Res.46:1458−1464,1986 【非特許文献4】Minamoto T et al.Cancer Detection and Prevention 24:1−12,2000 【非特許文献5】Clark,G.J. & Der,C.J.,Cellular Cancer Markers(eds Garrett,C.T. & Sell,S.)17−52(Humana Press,Totowa,New Jersey(1995) 【非特許文献6】Bos,J.L.,Cancer Res.49,4682−4689(1989)
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産業上の利用分野
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本発明は、ヒトのガン遺伝子であるK−ras遺伝子、特にK−ras癌遺伝子の発現を特異的に抑制することのできるヒトK−ras遺伝子転写抑制剤ならびにヒトK−ras遺伝子転写抑制活性を有する蛋白質に関する。
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特許請求の範囲
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【請求項1】配列番号1に示されるアミノ酸配列よりなる蛋白質、配列番号1に示されたアミノ酸配列において1もしくは数個のアミノ酸が置換、欠失もしくは付加されたアミノ酸配列よりなる蛋白質であってヒトK−ras遺伝子転写抑制活性を有する蛋白質、またはそれらのヒトK−ras遺伝子転写抑制活性を有する部分断片蛋白質よりなる群から選ばれる一もしくはそれ以上の蛋白質からなる、ヒトK−ras遺伝子転写抑制剤。 【請求項2】部分断片蛋白質が、分子量45kdのN末端断片である、請求項1に記載のヒトK−ras遺伝子転写抑制剤。 【請求項3】部分断片蛋白質のアミノ酸配列が、配列番号1の1〜229番目のアミノ酸配列または1〜229番目のアミノ酸配列において1もしくは数個のアミノ酸が置換、欠失もしくは付加されたアミノ酸配列である、請求項2に記載のヒトK−ras遺伝子転写抑制剤。 【請求項4】配列番号2〜4に示された何れかのアミノ酸配列からなる蛋白質、または配列番号2〜4に示された何れかのアミノ酸配列において1または数個のアミノ酸が置換、欠失もしくは付加され、かつヒトK−ras遺伝子転写抑制活性を有する蛋白質。 【請求項5】請求項4に記載の蛋白質をコードする核酸。 【請求項6】配列番号2〜4の何れかに示された塩基配列からなる核酸、または配列番号2〜4に示された何れかの塩基配列にストリンジェントな条件下でハイブリダイズする塩基配列からなり、かつヒトK−ras遺伝子転写抑制活性を有する蛋白質をコードする核酸。 【請求項7】請求項1〜4に規定される蛋白質をコードする核酸、請求項5または6に記載の核酸のいずれかを含む、癌の遺伝子治療用組換えウイルスベクター。 【請求項8】請求項5または6のいずれかに記載の核酸を含む組換えベクター。 【請求項9】請求項1〜3の何れかに記載の記載のヒトK−ras遺伝子転写抑制剤または請求項4に記載の蛋白質を癌細胞に投与することを特徴とする、癌の治療方法。 【請求項10】請求項7に記載の組換えウイルスベクターを患者の癌細胞に導入することを含む、癌の遺伝子治療方法。
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国際特許分類(IPC)
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