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明細書 :携帯電話による遠隔制御方法

発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 特許公報(B2)
特許番号 特許第3878967号 (P3878967)
公開番号 特開2003-264613 (P2003-264613A)
登録日 平成18年11月17日(2006.11.17)
発行日 平成19年2月7日(2007.2.7)
公開日 平成15年9月19日(2003.9.19)
発明の名称または考案の名称 携帯電話による遠隔制御方法
国際特許分類 H04M   1/00        (2006.01)
H04Q   7/38        (2006.01)
H04Q   9/00        (2006.01)
FI H04M 1/00 V
H04B 7/26 109Q
H04Q 9/00 311V
請求項の数または発明の数 4
全頁数 7
出願番号 特願2002-061506 (P2002-061506)
出願日 平成14年3月7日(2002.3.7)
審査請求日 平成16年8月6日(2004.8.6)
特許権者または実用新案権者 【識別番号】503360115
【氏名又は名称】独立行政法人科学技術振興機構
【識別番号】501462262
【氏名又は名称】椿 昇
【識別番号】595078091
【氏名又は名称】株式会社システムワット
発明者または考案者 【氏名】椿 昇
【氏名】菊池 日出男
個別代理人の代理人 【識別番号】100082832、【弁理士】、【氏名又は名称】森本 邦章
審査官 【審査官】西脇 博志
参考文献・文献 特開2001-275172(JP,A)
特開2001-301576(JP,A)
特開2000-184080(JP,A)
調査した分野 H04M 1/00ー1/78
H04Q 9/00-9/16
H04Q 7/26
特許請求の範囲 【請求項1】
携帯電話のテンキーの入力での発生音による遠隔制御のために、発信側の携帯電話からの通信によるテンキー入力で発生する発生音をディジタル信号に変換するためのトーンデコーダのテンキー音信号変換器を設けたテンキー音変換アダプターを受信側の携帯電話に接続して、この受信側の携帯電話に遠隔制御するマイコン機能を備えた玩具の制御機器を接続し、
発信側の携帯電話からの通信によるテンキーの入力での発生音を上記受信側の携帯電話に接続したテンキー音変換アダプターでディジタル変換して、受信側の携帯電話を接続したマイコン機能を備えた玩具の制御機器を遠隔制御することを特徴とする携帯電話による遠隔制御方法。
【請求項2】
発信側の携帯電話から*n1n2#(n1、n2は数字キー)などと入力してマイコン機能を備えた玩具の制御機器を遠隔制御する請求項1に記載の携帯電話による遠隔制御方法。
【請求項3】
通信制御する発信側および受信側の携帯電話のそれぞれにテンキー音をディジタル変換するトーンエンコーダーとその逆変換するトーンデコーダーを設けたテンキー変換アダプターをコネクターを介して接続して、これらのそれぞれの携帯電話から他方の携帯電話にテンキーの入力での発生音で相互に遠隔通信するようにした請求項1または2に記載の携帯電話による遠隔制御方法。
【請求項4】
テンキー音変換アダプターを接続した携帯電話に遠隔制御するマイコン機能を備えた教育用の玩具の制御機器を接続して、携帯電話からのテンキー入力によってマイコン機能を備えた教育用の玩具の制御機器を遠隔制御するようにした請求項1ないし3のいずれかに記載の携帯電話による遠隔制御方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、通信分野における携帯電話による遠隔制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話の著しい普及とともに携帯電話が低価格となり、個人間、企業間の連絡や、iモード(登録商標)の利用によってメールやインターネットも可能となって、ますます広い分野に利用されている。
【0003】
このように携帯電話が単に通話だけでなく、メールやインターネットにも対応できるようになり、さらに特開2001-237925公報ではテレビやビデオ、エアコンなどの家電製品のリモコン制御にも応用することが提案されている。また、特開平10-276480号公報では、自動車のナビゲーションなどにもリモコン制御することが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前者では、iモード(登録商標)センターに接続してリモコン制御の仕様データをサーバーから取り寄せ、上記した電気製品のリモートコントロールを行なえるようにするもので、サーバーを必要とするものであった。
【0005】
また、後者では、所要の家電製品にリモート制御用のアダプターを接続し、携帯電話を通話モードとリモコンモードとに切り換え可能としてリモコンモードに切り換えたときにテンキー入力によってリモコン発信器からリモコン信号を上記アダプターに発信して、遠隔制御するものであった。
【0006】
このように従来では、携帯電話を介して家電製品等の遠隔制御をすることが提案されているが、サーバーを必要としたり、リモコン発信器を配設しなければならないので、簡単に遠隔制御できるものでなく、身近かな玩具について簡単、安価に遠隔制御ができるようにするのが課題であった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記のような点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、携帯電話のテンキーの入力での発生音による遠隔制御のために、発信側の携帯電話からの通信によるテンキー入力で発生する発生音をディジタル信号に変換するためのトーンデコーダのテンキー音信号変換器を設けたテンキー音変換アダプターを受信側の携帯電話に接続して、この受信側の携帯電話に遠隔制御するマイコン機能を備えた玩具の制御機器を接続し、発信側の携帯電話からの通信によるテンキーの入力での発生音を上記受信側の携帯電話に接続したテンキー音変換アダプターでディジタル変換して、受信側の携帯電話を接続したマイコン機能を備えた玩具の制御機器を遠隔制御することを特徴とする携帯電話による遠隔制御方法を提供するにある。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の携帯電話による遠隔制御方法は、携帯電話のテンキーの入力での発生音による遠隔制御のために、発信側の携帯電話からの通信によるテンキー入力で発生する発生音をディジタル信号に変換するためのトーンデコーダのテンキー音信号変換器を設けたテンキー音変換アダプターを受信側の携帯電話に接続して、この受信側の携帯電話に遠隔制御するマイコン機能を備えた玩具の制御機器を接続し、発信側の携帯電話からの通信によるテンキーの入力での発生音を上記受信側の携帯電話に接続したテンキー音変換アダプターでディジタル変換して、受信側の携帯電話を接続したマイコン機能を備えた玩具の制御機器を遠隔制御することを特徴としている。
【0009】
携帯電話1は、図1や図2のように別の携帯電話2と無線基地局を介して互いに交信できるもので、その交信時に携帯電話1のテンキー3の発信音を利用して所要の制御機器4等を遠隔制御できるようにしている。
【0010】
そのため、携帯電話1は図3のようにテンキー音変換アダプター5をコネクター6を介して接続するもので、テンキー音変換アダプター5は図のようにテンキー音をディジタル変換可能にトーンエンコーダー7と逆変換のトーンデコーダー8のテンキー音信号変換器9を設け、このテンキー音信号変換器9に入出力用の制御回路10を接続して、携帯電話2のテンキー3の所要の発信音を分析してインターフェイス回路11を介してマイコン機能を備えた玩具の制御機器4を制御するようにしている。
【0011】
上記携帯電話2のテンキー3からの送信方法としては、たとえば※n1n2#のように※の入力で制御開始指令を、n1、n2の2つの数字の入力で制御指令を、#の入力で制御終了指令というように設定することで、上記したトーンデコーダー7でディジタル変換し、入出力の制御回路10でその制御指令を分析してインターフェイス回路11を介して制御機器4に制御命令を出力するようにできる。
【0012】
トーンデコーダー7、トーンエンコーダー8のテンキー音信号変換器9には、携帯電話1のテンキー3の0、1、2、・・・9および※、#の発信音をオーディオディジタル解析してディジタル変換または逆変換するようにできるもので、公知のものを採択することができる。
【0013】
その際、制御指令が所定の適正な信号であれば、所定の制御信号発生回路12を介して90の数字やピーピーなどの受信信号を返信し、適正な信号でなかったり、受信できなければ00の数字やピーピーピーなどの不受理信号を返信して入力側に通知するようにできる。
【0014】
したがって、テンキー3による入力信号の組み合わせでいろいろな所要の信号を送信し、受信して遠隔制御することができるもので、図4に示したように数字のn1、n2の2文字の組み合わせが簡単かつ実用的で好ましいが、一文字でも三文字以上の組み合わせでも行なうことができる。しかし、一文字では誤作動が生じやすく、三文字以上では複雑化して好ましくない。
【0015】
また、たとえば※n1n2※n3n4※・・・#といったように複数の制御命令を組み合わせるようにして、制御機器4をマイコンのようにプログラム制御を行うようにできる。これらは、制御対象に対応して適宜に行なうことができるものである。
【0016】
そして、別の携帯電話2から電話がかけられてテンキー3で入力して送信されると、制御回路10では図5のようにテンキー音変換アダプター5のトーンデコーダー7で※、n1、n2、#の送信信号をディジタル化して、その信号が不適であれば不受理の旨の信号をトーンデコーダー7を介して返信し、適正であれば受理の旨の信号をトーンエンコーダー8を介して返信して制御機器4に出力信号を送信して制御していくことができる。
【0017】
たとえば、図6、図7はその使用例で、本発明者が開発したマイコン機能を備えた組立ブロックのパソコン教育用の玩具13で、この玩具13に上記した遠隔制御のテンキー音変換アダプター5を接続した携帯電話1を取り付けて、RS232C等の通信ケーブルを介して玩具13と接続したもので、別の携帯電話2からのテンキー3の入力送信によって予め設定したプログラムを遠隔制御するようにできる。
【0018】
【実施例】
図1~図7は、本発明の実施例を示すもので、図1では携帯電話2からの一方向遠隔制御、図2では携帯電話1とパソコンを接続した携帯電話2の双方向遠隔制御通信を行なえるようにしたものである。
【0019】
携帯電話1は、図6、図7のように上記したテンキー音変換アダプター5を接続してマイコン制御の組立教育用の玩具13に装着していて、別の携帯電話2から通信して、たとえばテンキー3で※30#と入力すると、図5のフローチャートにもとづいて図3に示したトーンデコーダー7、トーンエンコーダー8のテンキー音信号変換器9で処理し、適正に受信できると制御回路10、インターフェース11を介して玩具13にプログラム開始の信号を出力して駆動することができる。
【0020】
【発明の効果】
以上のように本発明にあっては、テンキー入力で発生する発生音をディジタル信号に変換するためのトーンデコーダのテンキー音信号変換器を設けたテンキー音変換アダプターを受信側の携帯電話に接続して、携帯電話を利用して携帯電話のテンキーの入力での発生音による遠隔制御できるので、高価な端末器やサーバー、リモコン発信器を必要とせずに、安価に簡単に携帯電話のテンキーで遠隔制御を行うことができる。
【0021】
そして、テンキー音変換アダプターを接続した携帯電話にマイコン機能を備えた玩具の制御機器を接続して、携帯電話を介してn1n2#と入力して制御機器を遠隔制御することによって、携帯電話に簡単な構成のテンキー音変換アダプターを接続するだけで、上記のようにマイコン機能を備えた玩具、教育用の玩具の制御機器の遠隔制御を行なえる。
【0022】
また、テンキー音変換アダプターとして、テンキー入力で発生する発生音をディジタル信号に変換するためのトーンデコーダ、トーンエンコーダのテンキー音信号変換器を設け、通信制御する発信側および受信側の携帯電話のそれぞれにテンキー音をディジタル変換するトーンエンコーダーとその逆変換するトーンデコーダーを設けたテンキー変換アダプターをコネクターを介して接続して、それぞれの携帯電話から他方の携帯電話にテンキーの入力での発生音で相互に遠隔制御することによって、所要の入力信号を制御信号に変換して発信側と受信側の相互でマイコン機能を備えた玩具、教育用の玩具の制御機器を制御することができるとともに、テンキーの※、数字、#の組み合わせによる制御から、これらを組み合わせたマイコンのプログラムのような制御まで行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概要説明図、
【図2】同上の他の使用例の概要説明図、
【図3】同上の遠隔制御アダプター部のブロック図、
【図4】同上のテンキー入力説明図、
【図5】同上のテンキー入力遠隔制御用のフローチャート
【図6】同上の使用例の説明用図、
【図7】同上の他の使用例の説明用図。
【符号の説明】
1、2…携帯電話 3…テンキー 4…制御機器 5…テンキー音変換アダプター
7…トーンデコーダ 9…テンキー音信号変換器 10…制御回路
図面
【図1】
0
【図2】
1
【図3】
2
【図4】
3
【図5】
4
【図6】
5
【図7】
6