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明細書 :データ履歴制御処理装置

発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 特許公報(B2)
特許番号 特許第3488184号 (P3488184)
公開番号 特開2002-014984 (P2002-014984A)
登録日 平成15年10月31日(2003.10.31)
発行日 平成16年1月19日(2004.1.19)
公開日 平成14年1月18日(2002.1.18)
発明の名称または考案の名称 データ履歴制御処理装置
国際特許分類 G06F 17/30      
G06F 12/00      
FI G06F 17/30 240B
G06F 17/30
G06F 12/00
請求項の数または発明の数 3
全頁数 9
出願番号 特願2000-198250 (P2000-198250)
出願日 平成12年6月30日(2000.6.30)
審査請求日 平成12年6月30日(2000.6.30)
特許権者または実用新案権者 【識別番号】390014306
【氏名又は名称】防衛庁技術研究本部長
【識別番号】000005223
【氏名又は名称】富士通株式会社
発明者または考案者 【氏名】竹之上 典昭
【氏名】小倉 功
個別代理人の代理人 【識別番号】100083297、【弁理士】、【氏名又は名称】山谷 晧榮 (外2名)
審査官 【審査官】野崎 大進
参考文献・文献 特開 平9-160973(JP,A)
特開 平7-93363(JP,A)
特開2000-180199(JP,A)
特開2000-181759(JP,A)
特開2000-155757(JP,A)
調査した分野 G06F 17/30 240
G06F 17/30 170
G06F 12/00 517
G06F 12/00 520
特許請求の範囲 【請求項1】
有効期限開始時刻と、有効期限終了時刻と、グループを特定するグループ名と、そのグループの位置情報のデータ項目が含まれたデータと、
前記データの集合を格納する1つのテーブルと、
データの登録時にその直前のデータの有効期限終了時刻を設定し、前記テーブルに格納された前記データの集合が時間的に継続したデータとなるように登録する新規データ登録手段を具備し、
前記テーブルに前記データを登録する際に、その直前のデータの有効期限終了時刻を設定し、前記テーブルに格納された前記データの集合が時間的に継続したデータとなるようにして、1つのテーブルで複数のグループの位置情報を管理したことを特徴とするデータ履歴制御処理装置。

【請求項2】
指定した時刻に該当するデータの有無を検索するデータ検索において、前記データのグループ名と有効期限開始時刻と有効期限終了時刻をもとにして、前記テーブルから、前記指定した時刻に該当するデータを検索するデータ検索手段を有することを特徴とする請求項1記載のデータ履歴制御処理装置。

【請求項3】
有効期限開始時刻と、有効期限終了時刻と、グループを特定するグループ名と、そのグループの位置情報のデータ項目が含まれたデータと、
前記データの集合を格納する1つのテーブルと、
データの登録時に直前のデータの有効期限終了時刻を登録データの有効期限開始時刻に置き換えた後に、登録データを前記テーブルに登録するデータ登録手段を具備し、
前記テーブルに前記データを登録する際に、その直前のデータの有効期限終了時刻を登録データの有効期限開始時刻に設定し、前記テーブルに格納された前記データの集合が時間的に継続したデータとなるようにして、1つのテーブルで複数のグループの位置情報を管理したことを特徴とするデータ履歴制御処理装置。
発明の詳細な説明 【発明の詳細な説明】

【0001】

【発明の属する技術分野】本発明はデータ履歴制御処理装置に係り、特にデータが発生した時刻情報が付加されたデータを履歴管理するとともに、その中から必要とするデータを検索・抽出するものに関する。

【0002】

【従来の技術】従来の、データが発生した時刻情報が付加されたデータを履歴管理する場合の1例として、図9によりグループ位置情報管理システムについて説明する。グループ位置情報管理とは、グループが現在どこに位置しているのか、そのグループは過去にどのような位置を経過して現在位置にいるのか、またこれからどこに移動する予定なのか等を位置情報と、時刻情報を含めて管理するものである。そしてグループデータを格納するテーブルとして、図9に示す如く、予定テーブル30、最新テーブル31、履歴テーブル32を用意する。

【0003】
予定テーブル30は、将来の予定を示すものであって、データ項目に発生予定時刻が含まれた予定データを複数格納できる構造であり、図9に示す如く、Aグループについては、西暦2000年1月1日00時00分00秒に位置座標(100、150)に位置する予定であり、次いで同日の10時00分00秒に位置座標(100、200)に位置する予定であること、またBグループについては、西暦2000年1月1日00時00分00秒に位置座標(200、200)に位置する予定であることが格納されている。

【0004】
最新テーブル31は、最新の状態を示すものであって、データ項目に発生時刻が含まれた最新のデータをグループ毎に1つだけ格納できる構造であり、図9に示す如く、Aグループについては西暦1999年12月1日13時5分7秒に位置座標(100、200)に位置したことを示し、またBグループについては西暦1999年12月1日10時00分00秒に位置座標(300、200)に位置したことを示す。

【0005】
また、履歴テーブル32は、過去の履歴データを示すものであって、データ項目に発生時刻が含まれた過去の履歴データを複数格納できる構造であり、図9に示す如く、Aグループについては、西暦1999年11月10日17時10分11秒0位置座標(300、200)に、西暦1999年11月23日9時42分37秒に位置座標(150、200)に位置していたことを示し、またBグループについては、西暦1999年11月5日10時23分10秒に位置座標(350、200)に、西暦1999年11月20日12時56分47秒に位置座標(100、250)に位置していたことを示す。

【0006】
次に図9において、新規のデータが発生し、登録を行う時の処理、任意の時点に対応するデータの検索時の処理、予定データの有効時の処理について説明する。

【0007】
.新規のデータが発生し、登録を行う場合の処理は次のように行う。

【0008】
-1.最新テーブル31上の、新規データが発生したグループ名例えばグループ名がAグループのデータを履歴テーブル32上に移動する。

【0009】
-2.それから最新テーブル31上にAグループの新規データ(位置座標、発生時刻)を格納する。

【0010】
.過去の任意の時刻に対応するデータを検索する場合の処理は次のように行う。

【0011】
-1.履歴テーブル32内のデータを検索し、指定された任意の時刻より前の一番近いデータを各グループ毎に抽出する処理を行う。

【0012】
なお、現在の時刻に対応するデータを検索する場合は、最新テーブル31を検索すればよい。

【0013】
.予定データの有効時の処理すなわち、予定テーブル30に格納されたデータが有効になる場合の処理は次のように行う。

【0014】
-1.予定テーブル30のデータを定期的に監視して、予定テーブル内のデータの発生予定時刻と現在時刻が同じになった時点でそのデータの同じグループの最新テーブル31内のデータを履歴テーブル32に移動する。

【0015】
-2.次に前記、発生予定時刻と現在時刻が同じになった予定テーブル30のデータを最新テーブル31に移動する。

【0016】

【発明が解決しようとする課題】このような従来の技術では、過去の任意の時刻に対応するデータの検索を行う場合、検索時に全てのデータの発生時刻と検索対象の任意の時刻とを比較する処理を行うため、データの検索・抽出が効率的でないという問題点があった。

【0017】
また最新テーブル31と履歴テーブル32とは別テーブルであり、従って最新のデータの検索と過去のデータの検索では違うロジックを用いる必要があり、テーブルが違うために処理ロジックが複雑になる要因となっていた。

【0018】
更に従来の技術では、予定のデータについてはそのデータが有効になる時点で更新する処理を行うため、処理対象のグループ数が多くて同一時刻に有効になる予定データが膨大な量の場合には、システム資源を圧迫するという欠点があった。

【0019】
したがって本発明は、不定期に発生するデータの管理において、最新データ、履歴データおよび未来の予定データを含めて一元的に管理し、データの検索・抽出を有効に行うことができるデータ履歴制御処理を提供することを目的とする。

【0020】

【課題を解決するための手段】本発明の原理図を図1に示す。図1において、1は新規データ登録部、2はデータ検索部、3は予定データ登録部、4はテーブル部である。テーブル部4には、事象名(この例ではAグループ、Bグループ)としてのグループ名22、位置座標23、有効期限開始時刻24、有効期限終了時刻25が格納されている。なお有効期限終了時刻25において「9999/99/99 99:99:99」は、有効期限終了時刻が期限無しであることを示す。

【0021】
本発明の前記目的は下記の(1)~(3)により達成される。

【0022】
(1)有効期限開始時刻と、有効期限終了時刻と、グループを特定するグループ名と、そのグループの位置情報のデータ項目が含まれたデータと、前記データの集合を格納する1つのテーブルと、データの登録時にその直前のデータの有効期限終了時刻を設定し、前記テーブルに格納された前記データの集合が時間的に継続したデータとなるように登録する新規データ登録手段を具備し、前記テーブルに前記データを登録する際に、その直前のデータの有効期限終了時刻を設定し、前記テーブルに格納された前記データの集合が時間的に継続したデータとなるようにして、1つのテーブルで複数のグループの位置情報を管理したことを特徴とする。

【0023】
(2)前記(1)において、指定した時刻に該当するデータの有無を検索するデータ検索において、前記データのグループ名と有効期限開始時刻と有効期限終了時刻をもとにして、前記テーブルから、前記指定した時刻に該当するデータを検索するデータ検索手段を有することを特徴とする。

【0024】
(3)有効期限開始時刻と、有効期限終了時刻と、グループを特定するグループ名と、そのグループの位置情報のデータ項目が含まれたデータと、前記データの集合を格納する1つのテーブルと、データの登録時に直前のデータの有効期限終了時刻を登録データの有効期限開始時刻に置き換えた後に、登録データを前記テーブルに登録するデータ登録手段を具備し、前記テーブルに前記データを登録する際に、その直前のデータの有効期限終了時刻を登録データの有効期限開始時刻に設定し、前記テーブルに格納された前記データの集合が時間的に継続したデータとなるようにして、1つのテーブルで複数のグループの位置情報を管理したことを特徴とする。

【0025】
そしてこれにより下記の作用効果を奏する。

【0026】
(1)各データに有効期限開始時刻と、有効期限終了時刻を付加し、データ登録時に時間的に継続したデータとなる処理を行うことにより、任意の時点におけるデータを1個のデータテーブルより容易に検索・抽出できる。

【0027】
(2)予定データ、最新データ、履歴データに対して同一のロジック検索処理を行うことができるので、処理ロジックを簡素化できる。

【0028】
なお、予定データの登録時に時間的に連続したデータとなる処理を行うことにより、予定データへの切り替え時におけるシステムへの負荷の低減をはかることができる。

【0029】
(3)1つのデータ登録手段により新規データと、予定データとを登録することができるので構成を簡単なものとすることができる。

【0030】

【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図2~図6にもとづき説明する。図2は本発明の一実施の形態、図3は本発明の一実施の形態におけるテーブル部説明図、図4は本発明における新規データ登録動作説明図、図5は本発明における検索動作説明図、図6は本発明における予定データ登録動作説明図である。

【0031】
図中他と同記号は同一部を示し、1は新規データ登録部、2はデータ検索部、3は予定データ登録部、4はテーブル部、5はデータ処理部、6は入力部、7は表示部、8はネットワーク、10は処理装置、11は入力処理装置である。

【0032】
新規データ登録部1は検索対象である、例えばグループ名の如き事象に対する最新のデータをテーブル部4に登録する処理を行うものであり、後述する図4に示す動作を行うものである。

【0033】
データ検索部2は、テーブル部4をアクセスしてテーブル部4から検索対象とするデータを検索・抽出するものであり、後述する図5に示す動作を行うものである。

【0034】
予定データ登録部3は事象に対する予定されるデータをテーブル部4に登録する処理を行うものであり、後述する図6に示す動作を行うものである。

【0035】
テーブル部4は事象に対する予定データ、最新データ、履歴データが格納されるものであり、事象がグループの場合には、図3に示す如く、グループ名22、位置座標23、有効期限開始時刻24、有効期限終了時刻25等が記入されるグループデータテーブル21が格納されるものである。

【0036】
このグループデータテーブル21により例えばAグループの第2項に示す如く、Aグループについては、有効期限開始時刻西暦1999年12月15日11時50分31秒から、有効期限終了時刻西暦1999年12月15日12時00分00秒の間は位置座標(500、200)に位置していたことを示す。

【0037】
データ処理部5は、テーブル部4に対して予定データ、最新データを登録処理したり、予定データ、最新データ、履歴データを検索処理するものであり、前記新規データ登録部1、データ検索部2、予定データ登録部3等を有するものである。

【0038】
入力部6はデータ登録処理やデータ検索処理に必要なデータを入力するものであり、例えばキーボードやマウス等を具備している。

【0039】
表示部7はデータ登録処理やデータ検索処理に必要な入力データのガイダンスを行ったり、入力データを表示して確認を求めたり、検索処理結果を表示してオペレータに提示する等の表示処理を行うものであり、例えばCRTや液晶の如き表示部分を具備している。

【0040】
ネットワーク8は、前記入力部6や表示部7を有する入力処理装置11と、前記データ処理部5やテーブル部4を具備する処理装置10等を接続するものであり、例えばローカルエリアネットワークやワイドエリアネットワーク等で構成されている。なお処理装置10はサーバで構成することができる。また入力処理装置11は、例えばパーソナル・コンピュータで構成することができる。

【0041】
本発明の動作について、(1)新規データ登録時の動作、(2)検索時の動作、(3)予定データ登録時の動作について図4~図6を参照して説明する。

【0042】
(1)新規データ登録時の動作
S1.オペレータは、入力処理装置11の入力部6より、新規データとしてグループ名A、位置座標x、yを入力する。

【0043】
S2.次にオペレータは、入力部6より有効期限開始時刻として現在時刻t0を設定する。そして前記各入力データを入力処理装置11からネットワーク8を経由して、新規データ登録要求としてコマンドを付加して処理装置10に送出する。

【0044】
S3.処理装置10では、データ処理部5がこれを解読して、新規データ登録要求であることを認識し、新規データ登録部1を動作させる。そして前記伝送されたグループ名A、位置座標x、y、有効期限開始時刻t0をレジスタに保持するとともに、有効期限終了時刻として期限無し「9999/99/99 99:99:99」をレジスタに設定する。

【0045】
S4.それから新規データ登録部1はグループ名がAであり、且つ有効期限終了時刻が「9999/99/99 99:99:99」であるデータがテーブル部4内に存在するか否かを検索する。

【0046】
S5.新規データ登録部1がテーブル部4内にこれに該当するデータの存在を検出すると、この検出したグループ名がAであり、かつ有効期限終了時刻が期限無し「9999/99/99 99:99:99」であるデータの有効期限終了時刻をt0に変更する。

【0047】
S6.それから新規データ登録部1が前記S1~S3で入力設定された新規データをテーブル部4に記入する。これにより新規データとしてグループ名A、位置座標x、y、有効期限開始時刻t0、有効期限終了時刻「9999/99/99 99:99:99」が記入される。

【0048】
S7.なお前記S4において、前記データがテーブル部4内に存在しない場合は、テーブル部4に初めてデータを記入する場合であるので、新規データ登録部1が前記新規データをテーブル部4に記入登録することになる。

【0049】
なお、前記の新規データを記入したとき、それまで新規データであったものが履歴データとなる。

【0050】
(2)検索時の動作
S1.オペレータは、入力処理装置11の入力部6より検索条件としてグループ名Aと、検索対象時刻Tを入力する。これら検索条件を入力処理装置11からネットワーク8を経由して、検索要求としてコマンドを付加して処理装置10に送出する。

【0051】
S2.処理装置10では、データ処理部5がこれを解読して検索要求であることを認識し、データ検索部2を動作させる。データ検索部2は、この検索条件を認識して、テーブル部4内に、グループ名がAであり、かつ有効期限開始時刻≦T<有効期限終了時刻となるデータが存在するか否かを検索する。

【0052】
S3.データ検索部2がテーブル部4を検索の結果、該当データが存在しない場合、データ検索部2は該当データがなしであることを検索結果として入力処理装置11の表示部7に返す。

【0053】
S4.これにより表示部7には、この検索結果が画面上に表示され、オペレータがこれを認識する。

【0054】
S5.前記S2において検索の結果、該当データが存在する場合には、データ検索部2は該当するデータを検索結果として入力処理装置11の表示部7に返す。これにより表示部7には、この検索結果が画面上に表示され、オペレータがこれを認識する。

【0055】
(3)予定データ登録時の動作
S1.オペレータは、入力処理装置11の入力部6より、予定データとしてグループ名A、位置座標x、y、有効期限開始時刻に予定データの発生予定時刻t1を入力する。そして前記各入力データを入力処理装置11からネットワーク8を経由して、予定データ登録要求としてのコマンドを付加して処理装置10に送出する。

【0056】
S2.処理装置10では、データ処理部5がこれを解読して予定データ登録要求であることを認識し、予定データ登録部3を動作させる。そして予定データ登録部3は、前記伝送されたグループ名A、位置座標x、y、有効期限開始時刻t1をレジスタに保持するとともに、有効期限終了時刻として期限無し「9999/99/99 99:99:99」をレジスタに設定する。

【0057】
S3.それから予定データ登録部3は、グループ名がAであり、かつ有効期限終了時刻が期限無し「9999/99/99 99:99:99」であるデータがテーブル部4内に存在するか否かを検索する。

【0058】
S4.予定データ登録部3が、テーブル部4内にこれに該当するデータの存在を検出すると、この検出したグループ名がAであり、かつ有効期限終了時刻が期限無し「9999/99/99 99:99:99」であるデータの有効期限終了時刻をt1に変更する。

【0059】
S5.それから予定データ登録部3が前記S1、S2で入力設定された予定データをテーブル部4に記入する。これにより予定データとしてグループ名A、位置座標x、y、有効期限開始時刻t1、有効期限終了時刻「9999/99/99 99:99:99」が記入される。

【0060】
S6.なお前記S3において、前記データがテーブル部4内に存在しない場合は、テーブル部4に初めてのデータを記入する場合であるので、予定データ登録部3が前記予定データをテーブル部4に記入登録することになる。

【0061】
本発明の第2の実施の形態を図7、図8により説明する。第2の実施の形態では新規データ登録と予定データ登録を同一の登録部で行うようにしたものである。

【0062】
図7に示す如く、第2の実施の形態では、処理装置15側に設けたデータ処理部14に、新規データの登録と予定データの登録を行うデータ登録部13を設けたものである。

【0063】
データ登録時の動作を説明する。なお第2の実施の形態において、登録データの発生時刻t2が未来のものであればそのデータは予定データであり、発生時刻t2が現在のものであればそのデータは新規データである。

【0064】
S1.オペレータは、入力処理装置11の入力部6より登録データとしてグループ名A、位置座標x、y、有効期限開始時刻に登録データの発生時刻t2を入力する。そして前記各入力データを入力処理装置11からネットワーク8を経由して、データ登録要求としてのコマンドを付加して処理装置15に送出する。

【0065】
S2.処理装置15では、データ処理部14がこれを解読してデータ登録要求であることを認識し、データ登録部13を動作させる。そしてデータ登録部13は、前記伝送されたグループ名A、位置座標x、y、有効期限開始時刻t2をレジスタに保持するとともに、有効期限終了時刻として期限無し「9999/99/99 99:99:99」をレジスタに設定する。

【0066】
S3.それからデータ登録部13は、グループ名がAであり、かつ有効期限終了時刻が期限無し「9999/99/99 99:99:99」であるデータがテーブル部4内に存在するか否かを検索する。

【0067】
S4.データ登録部13がテーブル部4内にこれに該当するデータの存在を検出すると、この検出したグループ名がAであり、かつ有効期限終了時刻が期限無し「9999/99/99 99:99:99」であるデータの有効期限終了時刻をt2に変更する。

【0068】
S5.それからデータ登録部13が前記S1、S2で入力設定された登録データをテーブル部4に記入する。これにより登録データとしてグループ名A、位置座標x、y、有効期限開始時刻t2、有効期限終了時刻「9999/99/9999:99:99」が記入される。

【0069】
S6.なお前記S3において、前記データがテーブル部4内に存在しない場合は、テーブル部4に初めてのデータを記入する場合であるので、データ登録部13が前記登録部13に前記登録データをテーブル部4に記入登録することになる。

【0070】
なお第2の実施の形態において、図7におけるデータ検索部2は、前記第1の実施の形態におけるデータ検索部2と同一構成であり、同一の動作をするものであるから、その動作説明は省略する。

【0071】
また、予定データの登録時に時間的に連続したデータとなる処理を行うことにより、予定データへの切り替え時におけるシステムへの負荷の低減をはかることができる。

【0072】
ところで先行技術文献である特開平8-137950号公報に記載されたものは、データを日付毎に物理的に分けて管理し、検索時等において、時系列に継続させる手段を用いているが、本発明は、データを物理的に一箇所にし、データ格納時に時系列に継続するようにしており、これにより検索時等におけるプログラムロジックの複雑さの回避及び処理時間の削減に寄与している。

【0073】
また特開平9-160973号公報に記載されたものは、データを未来、現在、過去に物理的に分けて管理しており、またデータの精度が日単位までである。本発明はデータを物理的に一箇所にし、データ格納時に時系列に継続するようにしており、これにより検索時等におけるプログラムロジックの複雑さの回避及び処理時間の削減に寄与しているとともに、データの精度を秒単位までとし、時々刻々と変化する事象に対してのデータ履歴管理を実現している。

【0074】
特開平10-124751号公報に記載されたものは、データ登録時に有効期間(開始、終了)を既に設定し、時系列管理は実施していない。本発明はデータ登録時に有効期間(開始、終了)は設定するが、終了についてはそれより未来のデータがない場合無限大という値を設定している。これにより順次登録されたデータは時系列的に継続して管理することが可能となる。

【0075】
なお前記説明はグループの履歴データについて行われたが本発明は勿論これに限定されるものではなく、他の分野でも適用することができる。

【0076】

【発明の効果】本発明により下記の効果を奏することができる。

【0077】
(1)各データに有効期限開始時刻と、有効期限終了時刻を付加し、データ登録時に時間的に継続したデータとなる処理を行うことにより、任意の時点におけるデータを1個のデータテーブルより容易に検索・抽出できる。

【0078】
(2)予定データ、最新データ、履歴データに対して同一のロジック検索処理を行うことができるので、処理ロジックを簡素化できる。

【0079】
(3)1つのデータ登録手段により新規データと、予定データとを登録することができるので構成を簡単なものとすることができる。
図面
【図1】
0
【図3】
1
【図2】
2
【図4】
3
【図5】
4
【図6】
5
【図7】
6
【図8】
7
【図9】
8