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明細書 :新規化合物及びこれを用いたビスフェノールAの挙動検出方法

発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 特許公報(B2)
特許番号 特許第4716751号 (P4716751)
公開番号 特開2006-225351 (P2006-225351A)
登録日 平成23年4月8日(2011.4.8)
発行日 平成23年7月6日(2011.7.6)
公開日 平成18年8月31日(2006.8.31)
発明の名称または考案の名称 新規化合物及びこれを用いたビスフェノールAの挙動検出方法
国際特許分類 C07D 229/02        (2006.01)
C07D 413/12        (2006.01)
C07D 271/12        (2006.01)
G01N  21/78        (2006.01)
G01N  31/00        (2006.01)
G01N  33/00        (2006.01)
FI C07D 229/02 CSP
C07D 413/12 ZNA
C07D 271/12
G01N 21/78 C
G01N 31/00 V
G01N 33/00 D
請求項の数または発明の数 5
全頁数 17
出願番号 特願2005-043187 (P2005-043187)
出願日 平成17年2月18日(2005.2.18)
審査請求日 平成19年10月23日(2007.10.23)
特許権者または実用新案権者 【識別番号】503092180
【氏名又は名称】学校法人関西学院
発明者または考案者 【氏名】勝村 成雄
【氏名】今岡 進
個別代理人の代理人 【識別番号】100065215、【弁理士】、【氏名又は名称】三枝 英二
【識別番号】100076510、【弁理士】、【氏名又は名称】掛樋 悠路
【識別番号】100099988、【弁理士】、【氏名又は名称】斎藤 健治
審査官 【審査官】熊谷 祥平
参考文献・文献 特開2001-165859(JP,A)
特開2000-109442(JP,A)
特開2001-187800(JP,A)
J. steroid Biochem.,1989年,vol.32, no.3,p.345-355
Analytica Chimica Acta,2003年,vol.478,p.259-269
調査した分野 C07D 271/12
C07D 229/02
C07D 413/12
G01N 21/78
G01N 31/00
G01N 33/00
CAplus(STN)
REGISTRY(STN)
JSTPlus(JDreamII)
JMEDPlus(JDreamII)
JST7580(JDreamII)
特許請求の範囲 【請求項1】
下記式(1)
【化1】
JP0004716751B2_000009t.gif
〔式中、R1は水素原子、メチル基又はエチル基を表す。R2は水素原子、メチル基又はエチル基を表す。R3は下記式(2)で表される基
【化2】
JP0004716751B2_000010t.gif
(式中、mは2~4の整数を表す。)
又は下記式(3)で表される基
【化3】
JP0004716751B2_000011t.gif
(式中、nは2~4の整数を表す。)
を表す。R4は-OH基、上記式(2)で表される基、上記式(3)で表される基又は下記式(4)で表される基
【化4】
JP0004716751B2_000012t.gif
(式中、lは1~3の整数を表す。R5は炭素数1~3のアルキル基を表す。)
を表す。〕
で表される化合物。
【請求項2】
1及びR2がともにメチル基を表す、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
4が-OH基、上記式(2)で表される基、上記式(3)で表される基又は-OCH2OCH3で表される基である請求項1又は2に記載の化合物。
【請求項4】
請求項1~3のいずれかに記載の化合物を含有するビスフェノールAの挙動を検出するための試薬。
【請求項5】
請求項1~3のいずれかに記載の化合物の蛍光を検出する工程、これら化合物と結合したタンパク質の蛍光を検出する工程及びこれら化合物と結合したタンパク質の分子量を測定する工程からなる群から選択される少なくとも1種の工程を包含する、ビスフェノールAの挙動を検出する方法。
発明の詳細な説明 【技術分野】
【0001】
本発明は、生体外、生体内におけるビスフェノールAの挙動を検出可能な新規化合物及び該化合物を用いたビスフェノールAの挙動の検出方法に関する。
【背景技術】
【0002】
PCBやDDTなど環境ホルモンの多くは、当初、化学的な安定性やヒトへの急性毒性の低さから非常に優れた化合物と考えられ広く使用されていたが現在は使用禁止となっている。使用禁止に至るまでには、これらの化合物の定量法の確立や受容体の同定など、世界中で膨大な研究の蓄積が必要であった。ビスフェノールA(BpA)は実験的に環境ホルモン様の作用があると最初に証明された最も有名な物質で、歯科治療剤からプラスチックに至るまで広く利用されていた。現在のところ、ビスフェノールAの代替品が開発されていないことと顕著な毒性が報告されていないことから、そのまま使用されているが、ビスフェノール類の環境中濃度の測定やその生理作用の検索は今後も盛んに行われると考えられる。前述のように、ビスフェノール類は、環境ホルモン様物質であることから、組織や細胞へ移行したり、受容体と結合したりする。したがって、ビスフェノール類の作用を特定するためには、環境中、細胞内、組織内、生体内でのビスフェノール類の挙動を追跡することが重要となる。
【0003】
したがって、ビスフェノール類を追跡、測定する方法は広く研究され、炭素同位体により標識されたビスフェノールAを利用する方法(特許文献1参照)、ビスフェノールA に特異的に反応するモノクローナル抗体を利用する方法(特許文献2参照)などが報告されている。しかし、これまでの方法ではビスフェノールAの検出が容易ではなかったため、より簡便な方法でビスフェノールAを検出、測定する方法が望まれていた。

【特許文献1】特開2000-109442号公報
【特許文献2】特開2001-187800号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、本発明は、ビスフェノールAを簡便に検出する方法、そのための試薬を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は、上記従来技術の問題点に鑑み鋭意検討を重ねた結果、ビスフェノールAの水酸基に特定の蛍光標識基を結合した化合物を合成し、その挙動を確認したところ、この化合物がビスフェノールA様の挙動を示すことを見出し、本発明を完成させた。
【0006】
すなわち、本発明は、下記の化合物、試薬及び方法を提供するものである。
項1.
下記式(1)
【0007】
【化1】
JP0004716751B2_000002t.gif
〔式中、R1は水素原子、メチル基又はエチル基を表す。R2は水素原子、メチル基又はエチル基を表す。R3は下記式(2)で表される基
【0008】
【化2】
JP0004716751B2_000003t.gif
(式中、mは2~4の整数を表す。)
又は下記式(3)で表される基
【0009】
【化3】
JP0004716751B2_000004t.gif
(式中、nは2~4の整数を表す。)
を表す。R4は-OH基、上記式(2)で表される基、上記式(3)で表される基又は下記式(4)で表される基
【0010】
【化4】
JP0004716751B2_000005t.gif
(式中、lは1~3の整数を表す。R5は炭素数1~3のアルキル基を表す。)
を表す。〕
で表される化合物。
項2.
1及びR2がともにメチル基を表す、項1に記載の化合物。
項3.
4が-OH基、上記式(2)で表される基、上記式(3)で表される基又は-OCH2OCH3で表される基である項1又は2に記載の化合物。
項4.
項1~3のいずれかに記載の化合物を含有するビスフェノールAの挙動を検出するための試薬。
項5.
項1~3のいずれかに記載の化合物の蛍光を検出する工程、これら化合物と結合したタンパク質の蛍光を検出する工程及びこれら化合物と結合したタンパク質の分子量を測定する工程からなる群から選択される少なくとも1種の工程を包含する、ビスフェノールAの挙動を検出する方法。
【0011】
本発明の化合物は新規化合物であり、上記式(1)に表されるように、ビスフェノール構造の一方の水酸基に、アルキレン基を介して、蛍光標識基(ニトロベンゾ-2-オキサ-1,3-ジアゾール基(NBD基))又は光親和性標識基(4-トリフルオロメチルジアジリニルフェノキシ基が結合し、もう一方が水酸基であるか、又は水酸基にアルキレン基を介して蛍光標識基(ニトロベンゾ-2-オキサ-1,3-ジアゾール基(NBD基))、光親和性標識基(4-トリフルオロメチルジアジリニルフェノキシ基)もしくはアルコキシ基が結合した構造を有する。
【0012】
蛍光標識基はある特定の光を吸収することで活性化状態へ励起され、これが基底状態へ戻る際に蛍光を発するため、この蛍光を検出することによって本発明の化合物の挙動を確認することが可能である。
【0013】
また、光親和性標識基は光親和性を有する。光親和性標識基は、光照射(360nm)によってジアジリン環が開環してカルベンが生成する。これが容易に、受容体や酵素などのビスフェノールAを捕捉する物質に存在する官能基と結合し、受容体や酵素などとの付加物を生成する。このようにして生成した光親和性標識基に基づく受容体や酵素などとの付加物は、クロマトグラフィーや電気泳動で分離し、質量分析装置等で解析することが可能であり、本発明の化合物の挙動を確認することが可能である。したがって、上記式(3)で表される基を有する本発明の化合物は、光照射によって受容体や酵素を捕捉することができる。
【0014】
さらに、本発明の化合物はビスフェノールAと同様な挙動を示す特性を備えている。このため、本発明の化合物の挙動を検出することによって、ビスフェノールAの挙動、例えば、ビスフェノールAの結合部位、相互作用などを確認することが可能である。したがって、本発明の化合物は、ビスフェノールAの挙動を検出する試薬として非常に有用である。
【0015】
本発明の化合物において、R1は水素原子、メチル基又はエチル基を表し、好ましくはメチル基である。さらに、本発明の化合物において、R2は水素原子、メチル基又はエチル基を表し、好ましくはメチル基である。
【0016】
本発明の化合物においてR3は上記式(2)又は(3)で表される基である。また、本発明の化合物において、nは2~4の整数である。すなわち、ビスフェノール構造と蛍光標識基との間に介在するアルキレン基は炭素数2~4である。また、本発明の化合物において、mは2~4の整数である。すなわち、ビスフェノール構造と光親和性標識基との間に介在するアルキレン基は炭素数2~4である。好ましくは、n及びmがともに2である。
【0017】
本発明の化合物においてR4は-OH基、上記式(2)で表される基、上記式(3)で表される基又は上記式(4)で表される基である。上記式(4)において、lは1~3の整数であり、R5は炭素数1~3のアルキル基、好ましくはメチル基である。上記式(4)においてはlが1、R5がメチル基であること、すなわち、-OCH2-OCH3が好ましい。好ましい本発明の化合物の具体的な例としては、下記式(5)~(10)で表される化合物が挙げられる。
【0018】
【化5】
JP0004716751B2_000006t.gif
本発明の化合物は図1に示されるスキームにしたがって、またはこのスキームに適当な変更を加えることによって製造することができる。
【0019】
ビスフェノールAに存在する2つのフェノール性水酸基のうちの一方を保護した保護体において、残るフェノール性の水酸基にエーテル結合を構築しながら光親和性標識基を導入する。また、同様にしてアルカンジオールを用いてエーテル結合を構築した後、残るアルコールをアミノ基に変換し、その後、蛍光標識基を導入する。さらに、フェノール性水酸基の保護基を除去した後、光親和性標識基を導入する。
【0020】
本発明の試薬は、本発明の化合物を必須成分として含有するものである。本発明の試薬は、本発明の化合物の検出を妨げない範囲で使用目的に応じた他の成分を適当な量で適宜含むことができる。他の成分の一例としては、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ジオキサンなどの有機溶媒が挙げられる。本発明の試薬は必要に応じて上記有機溶媒やその他の担体を含有し、細胞、組織、器官、生体、環境水などの検出対象物に適当な方法で添加され、その後、本発明化合物の発する蛍光又は光照射によって生ずる本発明化合物とこれに隣接する物質とが結合した物質の分子量を測定することによって、ビスフェノールAの挙動を予測することが可能である。
【0021】
本発明のビスフェノールAの挙動を検出する方法は、本発明の化合物に必要に応じて上記有機溶媒やその他の担体を組み合わせ、細胞、組織、器官、生体、環境水などの検出対象物に適当な方法で添加され、その後、本発明化合物の発する蛍光、又は光照射によって活性化された本発明化合物と結合した物質の分子量を測定することによって、本発明化合物の挙動を検出し、この挙動をビスフェノールAの挙動として特定する。
【発明の効果】
【0022】
本発明の化合物は、蛍光標識基を有するため、細胞等の生体内又は環境水等の生体外でも蛍光を検出することによって、その挙動を検出可能であり、また、光親和性標識基を有するため、細胞等の生体内又は環境水等の生体外でも光照射によって、その挙動を検出可能である。また、本発明の化合物はビスフェノールAと同じ挙動を示すため、本発明の化合物の挙動を把握することによって、ビスフェノールAの挙動も把握することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、実施例により本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【実施例】
【0024】
合成には下記の装置及び試薬を使用した。
<分析装置>
NMR:α-400(日本電子社製)
IR:FT/IR-5300(日本分光社製)
MASS:JMS-T100LC(日本電子社製)
<クロマトグラフィー>
TLC:Art5717Merck Kieselgel 60F254
分取用:Art5717Merck Kieselgel 60F254
シリカゲルクロマトグラフィー:BW-200(富士デビィソン社製)
【0025】
実施例1
本発明の化合物(11)、(18)、(20)、(22)を図1に示す合成スキームにしたがい製造した。
【0026】
2-(p-hydroxyphenyl)-2-(p-(methylenedioxymethyl)phenyl)propane (2)の製造
アルゴン雰囲気下、ビスフェノールA(1)(100 g, 438 mmol) のDMF溶液(2.0 l)を0 ℃に冷却した後、水素化ナトリウム(油性)(21.0 g, 526 mmol)を加え、室温で1時間攪拌した後、メトキシメチルクロリド(40 ml, 526 mmol)を滴下し、室温で15分間攪拌した。反応混合物を0 ℃に冷却した後、蒸留水を滴下し、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中3%から50%の酢酸エチル)で精製し、化合物2 (50.7 g, 収率43%)を得た。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) d 7.13 (AB-q, J = 8.5 Hz, 2H), 7.09 (AB-q, J = 8.3 Hz, 2H), 7.03 (AB-q, J = 8.5 Hz, 2H), 6.72 (AB-q, J = 8.3 Hz, 2H), 5.15 (s, 2H) , 3.50 (s, 3H), 1.63 (s, 6H);
13C NMR (CDCl3, 100 MHz) d 162.8, 153.8, 127.8, 127.7, 115.6, 114.7, 94.5, 55.9, 41.7, 31.0;
IR (NaCl neat, cm-1) 3387, 2967, 1611, 1510, 1235, 1179, 1152, 1013, 833;
ESI HRMS m/z C17H20O3 [M-H]- 271.1334(計算値), 271.1326(測定値)。
【0027】
2-(triisopropylsilyloxy)ethanol (5)の製造
アルゴン雰囲気下、エチレングリコール(3) (5.00 g, 80.5 mmol)のDMF(400 ml)溶液を0 ℃に冷却した後、イミダゾール (6.60 g, 96.7 mmol)を加えた。0 ℃で15分間攪拌し、トリイソプロピルシリルクロリド(20.5 ml, 96.7 mmol)を滴下した。反応混合物を室温で2分間攪拌した後、0 ℃に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン中1%から33%の酢酸エチル)により精製し、化合物5(16.4 g, 収率88%)を得た。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) d 3.80 (t, J = 4.4 Hz, 2H), 3.64-3.68 (m, 2H), 1.05-1.67 (m, 21H);
13C NMR (CDCl3, 100 MHz) d 64.2, 63.8, 17.9, 11.9;
IR (NaCl neat, cm-1) 3374, 2944, 2868, 1464, 1385, 789;
ESI HRMS m/z C11H26O2Si [M + Na]+ 241.1600(計算値), 24.1599(測定値)
【0028】
2-(ethylenedioxyisopropylsilyoxy-p-phenyl)-2-(p-(methylenedioxymethyl)phenyl)propane (7)の製造
アルゴン雰囲気下、化合物5(100 mg, 0.431 mmol)のTHF(2.0 ml)溶液を0 ℃に冷却した後、トリフェニルホスフィン(170 mg, 0.647 mmol)を加え、ジイソプロピルアザジカルボキシレート(0.14 ml, 0.686 mmol)を滴下し、0 ℃で40分攪拌した後、フェノールを滴下した。反応混合物を室温で3時間攪拌した後、減圧濃縮し、化合物7を得た。精製は行わず次の反応に用いた。
【0029】
2-(p-(2'-(p-(methylenedioxymethyl)phenyl)propane-2'-yl)phenoxy)ethanol (9)の製造
アルゴン雰囲気下、化合物7のTHF(5.0 ml)溶液にテトラブチルアンモニウムフロオリド(360 mg, 1.38 mmol)を加えた。反応混合物を室温で3時間攪拌した後、蒸留水を加え、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中13%から17%の酢酸エチル)で精製し、化合物9 (97 mg, 収率70%)を得た。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) d 7.15 (AB-q, J = 8.8 Hz, 2H), 7.13 (AB-q, J = 9.0 Hz, 2H), 6.93 (AB-q, J = 9.0 Hz, 2H), 6.82 (AB-q, J = 9.0 Hz, 2H), 5.15 (s, 2H) , 4.06 (t, J = 4.1 Hz, 2H), 3.92-3.96 (m, 2H), 3.47 (s, 3H), 1.62 (s, 6H);
13C NMR (CDCl3, 100 MHz) d 155.4, 155.1, 144.3, 143.5, 127.8, 127.7,115.7, 113.9, 94.5, 69.1, 61.5, 56.0, 41.8, 31.0;
IR (NaCl neat, cm-1) 3426, 2965, 1609, 1510, 1238, 1179, 1154, 1011, 833;
ESI HRMS m/z C19H24O4 [M + Na]+ 339.1572(計算値), 339.1564(測定値)
【0030】
3-(ethylenedioxy-(p-(2'-(p-(methylenedioxymethyl)phenyl)propane-2'-yl)phenyl)-3-trifluoromethyl-3H-diazirine (11)の製造
アルゴン雰囲気下、化合物9(230 mg, 0.730 mmol) のTHF溶液(4.0 ml)を0 ℃に冷却した後、トリフェニルホスフィン(286 mg, 1.09 mmol)を加え、ジイソプロピルアザジカルボキシレート(0.21 ml, 1.09 mmol)を滴下した。0 ℃で30分間攪拌した後、化合物13(220 mg, 1.09 mmol)を滴下した。反応混合物を室温で12時間攪拌した後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン中1%から5%の酢酸エチル)で精製し、化合物11(354 mg, 収率97%)を得た。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) d 7.15 (AB-q, J = 8.8 Hz, 2H), 7.14 (AB-q, J = 9.2 Hz, 2H), 7.13 (AB-q, J = 9.0 Hz, 2H),6.93 (AB-q, J = 9.0 Hz, 2H), 6.92 (AB-q, J = 9.0 Hz, 2H), 6.83 (AB-q, J = 9.0 Hz, 2H), 5.14 (s, 2H) , 4.28 (m, 4H), 3.46 (s, 3H), 1.63 (s, 6H);
13C NMR (CDCl3, 100 MHz) d 159.7, 156.3, 155.1, 144.3, 143.6, 130.5, 128.1, 127.8, 127.7, 122.2 (q, J C-F = 274.2 Hz), 121.3, 115.0, 114.6, 114.0, 94.5, 66.7, 66.2, 55.9, 41.7, 31.0;
IR (NaCl neat, cm-1) 2965, 1736, 1622, 1582, 1508, 1443, 1238, 1182, 1152, 833;
ESI HRMS m/z C27H27F3 N 2O4 [M + Na]+ 523.1821(計算値), 532.1835(測定値)
【0031】
2-(p-(2'-azidoethoxy)phenyl)-2-(p-(methylenedioxymethyl)phenyl)propane (14)の製造
アルゴン雰囲気下、化合物9(0.559 g, 1.77 mmol) のTHF (7.0 ml) 溶液を0 ℃に冷却した後、ここへトリフェニルホスフィン(1.02g, 3.89 mmol)を加え、ジイソプロピルアザジカルボキシレート(0.77 ml, 3.89 mmol)を滴下し、0 ℃で5分攪拌した後、ジフェニルホスホリルアジド(0.84 ml, 3.89 mmol)を滴下した。反応混合物を室温で3時間攪拌した後、減圧濃縮し化合物14を得た。精製は行わず次の反応に用いた。
【0032】
2-(p-(2'-aminoethoxy)phenyl)-2-(p-(methylenedioxymethyl)phenyl)propane (16)の製造
アルゴン雰囲気下、化合物14のTHF(16.0 ml)溶液にトリフェニルホスフィン(0.927 g, 3.53 mmol)を加えた。60 ℃に昇温した後、蒸留水(1.77 ml)を加え、60 ℃で3時間攪拌した。反応混合物を室温に冷却した後、蒸留水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネウシムで乾燥させ、減圧濃縮し化合物16を得た。精製は行わず次の反応に用いた。
【0033】
2-(p-(methylenedioxymethyl)phenyl)-2-(p-(2'-(N-(7''-nitrobenzo-2''-oxa-1'',3''-diazol-4''-yl)amino)ethoxy)phenylpropane (18)の製造
アルゴン雰囲気下、化合物16のTHF(5.0 ml)溶液に、トリエチルアミン(0.22 ml, 1.57 mmol)を滴下した。0 ℃に冷却した後、7-ニトロ-4-ベンゾフラザニルクロリド(0.25 g, 1.26 mmol)を加えた。反応混合物を室温で30分攪拌した後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン中9%から25%の酢酸エチル)で精製し、化合物18(0.45 g, 収率52%)を得た。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) d 8.49 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.17 (AB-q, J = 8.8 Hz, 2H), 7.12 (AB-q, J = 8.8 Hz, 2H), 6.93 (AB-q, J = 8.8 Hz, 2H), 6.83 (AB-q, J = 8.8 Hz, 2H), 6.61 (br-s, 1H), 6.29 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 5.14 (s, 2H) , 4.30 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 3.92 (dt, J = 4.9, 5.0 Hz, 2H), 3.47 (s, 3H), 1.63 (s, 6H);
13C NMR (CDCl3, 100 MHz) d 155.7, 155.1, 144.4, 144.3, 144.1, 143.8, 136.2, 128.0, 127.7, 115.7, 113.9, 99.0, 94.5, 65.2, 56.0, 43.3, 41.8, 31.9, 25.5;
IR (NaCl neat, cm-1) 2928, 1580, 1510, 1424, 1217, 1154, 1013;
ESI HRMS m/z C25H26N 4O6 [M - H]- 477.1774(計算値), 477.1768(測定値)
【0034】
2-(p-hydroxyphenyl)-2-(p-(2'-(N-(7''-nitrobenzo-2''-oxa-1'',3''-diazol-4''-yl)amino)ethoxy)phenylpropane (20)の製造
化合物18(170 mg, 0.355 mmol) の酢酸 (0.70 ml) 溶液に、2規定塩酸水溶液(0.36 ml, 0.720 mmol)を加えた。反応混合物を室温で3日間攪拌し、蒸留水を加え、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄した後、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0%から9%の酢酸エチル)で精製し、化合物20(126 mg, 収率82%)を得た。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) d 8.51 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.27 (AB-q, J =8.8 Hz, 2H), 7.07 (AB-q, J = 8.8 Hz, 2H), 6.83 (AB-q, J = 8.8 Hz, 2H), 6.73 (AB-q, J = 8.8 Hz, 2H), 6.54 (br-s, 1H), 6.28 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 4.30 (t, J = 4.9 Hz, 2H), 3.90 (dt, J = 4.9, 5.0 Hz, 2H), 1.63 (s, 6H);
13C NMR (CDCl3, 100 MHz) d 155.7, 153.4, 144.6, 144.3, 143.8, 143.6, 143.0, 136.1, 128.0, 127.9, 114.7, 113.9, 99.9, 65.2, 43.3, 42.0, 41.8, 31.0;
IR (KBr disk, cm-1) 3337, 2965, 1620, 1584, 1508, 1443, 1306, 1184, 1136, 999, 833; ESI HRMS m/z C23H22 N 4O5 [M - H]- 433.1512(計算値), 433.1506(測定値)
【0035】
3-trifluoromethyl-3-(ethylenedioxytriisopropylsiloxy-p-phenyl)-3H-diazirine (24)の製造
アルゴン雰囲気下、化合物5(300 mg, 1.37 mmol) のTHF溶液(15 ml)を0 ℃に冷却した後、トリフェニルホスフィン(540 mg, 2.06 mmol)を加え、ジイソプロピルアザジカルボキシレート(0.41 ml, 2.06 mmol)を滴下した。反応混合物を0 ℃で10分間攪拌した後、化合物13(333 mg, 1.65 mmol)を滴下した。室温で1.5時間攪拌した後、減圧濃縮し、化合物24を得た。精製は行わず次の反応に用いた。
【0036】
3-trifluoromethyl-3-(p-(2'-hydroxyethyl)phenyl)-3H-diazirine (26)の製造
アルゴン雰囲気下、化合物24のTHF(6.9 ml)溶液に、テトラブチルアンモニウムフルオリド(1.08 g, 4.12 mmol)を加えた。反応混合物を室温で3時間攪拌した後、蒸留水を加え、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮し、化合物26を得た。精製は行わず次の反応に用いた。
【0037】
3-trifluoromethyl-3-(p-(2'-(p-toluenesulfonyloxy)ethoxy)phenyl)-3H-diazirine (28)の製造
アルゴン雰囲気下、化合物26のジクロロメタン溶液(0.83 ml)に4-ジメチルアミノピリジン (75 mg, 0.610 mmol)とトリエチルアミン(0.51 ml, 3.68 mmol)を加え、0 ℃に冷却した後、p-トルエンスルホン酸クロリド (345 mg, 2.82 mmol)を加えた。反応混合物を室温で2時間攪拌し、蒸留水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮を行った。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中9%から25%の酢酸エチル)で精製し化合物28 (0.167 g, 収率69%)を得た。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) d 7.80 (AB-q, J = 8.3 Hz, 1H), 7.31 (AB-q, J = 8.5 Hz, 2H), 7.09 (AB-q, J = 9.0 Hz, 2H), 6.77 (AB-q, J = 8.8 Hz, 2H), 4.36 (t, J = 4.4 Hz, 2H), 4.13 (t, J = 4.4 Hz, 2H), 2.42 (s, 3H), 1.83-1.84 (m, 4H);
13C NMR (CDCl3, 100 MHz) d 158.9, 145.0, 132.8, 129.8, 129.5, 128.4, 128.2, 122.1 (q, J = 274.6 Hz), 116.3, 114.9, 67.8, 65.5, 21.6;
IR (NaCl neat, cm-1) 2959, 2880, 1612, 1520, 1455, 1234, 1192, 1015, 821;
ESI HRMS m/z C19H19F3 N 2O4S [M + Na]+ 403.0602(計算値), found 403.0615(測定値)
【0038】
3-(ethylenedioxy-(p-(p-(2'-(N-(7''-nitrobenzo-2''-oxa-1'',3''-diazol-4''-yl)amino)ethoxy)phenyl)propane-2'-yl)phenyl)-3-trifluoromethyl-3H-diazirine (22)の製造
アルゴン雰囲気下、化合物20(15 mg, 0.035 mmol) のDMF(1 ml)溶液を0 ℃に冷却した後、水素化ナトリウム(油性)(2 mg, 0.053 mmol)を加えた。反応混合物を0 ℃で30分間攪拌した後、化合物28(17 mg, 0.041 mmol)を加え5分間攪拌し、蒸留水を加え、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮を行った。残留物を薄層シリカクロマトグラフィー(ヘキサン中50%の酢酸エチル)で精製し、化合物22 (13 mg, 57%)を得た。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) d 8.51 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.16 (AB-q, J = 8.5 Hz, 2H), 7.15 (AB-q, J = 9.0 Hz, 2H), , 7.13 (AB-q, J = 8.5 Hz, 2H), 6.83 (AB-q, J = 8.8 Hz, 2H), 6.83 (AB-q, J = 8.5 Hz, 2H), 6.82 (AB-q, J = 8.5 Hz, 2H), 6.55 (br-s, 1H), 6.27 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 4.28-4.31 (m, 6H), 3.89 (dt, J = 4.9, 5.0 Hz, 2H), 1.63 (s, 6H);
13C NMR (CDCl3, 100 MHz) d 159.7, 156.4, 155.7, 153.0, 144.5, 144.3, 143.4, 136.1, 129.9, 129.3, 128.0, 127.9, 127.8, 122.2 (q, 1JC-F = 274.2 Hz), 116.4, 113.9, 114.9, 66.7, 66.3, 65.2, 43.3, 41.8, 31.0, 29.3(q, 2JC-F = 40.2 Hz);
IR (NaCl neat, cm-1) 2926, 1582, 1510, 1458, 1304, 1182, 1069, 829;
ESI HRMS m/z C33H29F3 N 6O6 [M + Na]+ 685.1998(計算値), 685.1977(測定値)
【0039】
実施例2
本発明の化合物(12)、(19)、(21)、(23)を図1に示す合成スキームにしたがい製造した。
【0040】
4-(triisopropylsilyloxy)-1-butanol (6)の製造
アルゴン雰囲気下、1, 4-ブタンジオール(4) (2.00 g, 21.8 mmol)のジクロロメタン(4.0 ml)溶液にジイソプロピルエチルアミン(4.0 ml, 23.0 mmol)を滴下した。15分間室温で攪拌したのち、トリイソプロピルシリルクロリド(1.54 ml, 7.18 mmol)を滴下した。反応混合物を2時間室温で攪拌の後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン中1%から33%の酢酸エチル)により精製し、化合物6 (2.14 g, 収率40%)を得た。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) d 3.75 (t, J = 5.6 Hz, 2H), 3.66 (t, J = 5.6 Hz, 2H), 2.52 (br-s, 1H), 1.62-1.71 (m, 4H), 1.00-1.69 (m, 21H);
13C NMR (CDCl3, 100 MHz) d 63.6, 62.8, 30.3, 30.0, 17.9, 11.9;
IR (NaCl neat, cm-1) 3337, 2946, 2893, 1464, 1385, 789;
ESI HRMS m/z C13H30O2Si [M + Na]+ 269.1913(計算値), found 269.1916(測定値)
【0041】
1-(triisopropylsilyloxy)-4-(p-(2'-(p-(methylenedioxymethyl)phenyl)propane-2'-yl)phenyl)butane (8)の製造
アルゴン雰囲気下、化合物6(100 mg, 0.431 mmol)のTHF(2.0 ml)溶液を0 ℃に冷却した後、トリフェニルホスフィン(170 mg, 0.647 mmol)を加え、ジイソプロピルアザジカルボキシレート(0.12 ml, 0.647 mmol)を滴下した。反応混合物を0 ℃で40分攪拌した後、化合物2を滴下した。室温で3時間攪拌した後、減圧濃縮し化合物8を得た。精製は行わず次の反応に用いた。
【0042】
4-(p-(2'-(p-(methylenedioxymethyl)phenyl)propane-2'-yl)phenyl)butanol (10)の製造
アルゴン雰囲気下、化合物8のTHF(4.0 ml)溶液に、テトラブチルアンモニウムフルオリド(338 mg, 1.29 mmol)を加えた。反応混合物を室温で3時間攪拌の後、蒸留水を加え、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中9%から17%の酢酸エチル)で精製し、化合物10 (88 mg, 収率63%)を得た。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) d 7.14 (AB-q, J = 8.8 Hz, 2H), 7.13 (AB-q, J = 9.0 Hz, 2H), 6.92 (AB-q, J = 9.0 Hz, 2H), 6.85 (AB-q, J = 8.8 Hz, 2H), 5.15 (s, 2H) , 3.98 (t, J = 2.4 Hz, 2H), 3.71 (t, J = 2.4 Hz, 2H), 3.47 (s, 3H), 1.73-1.89 (m, 4H), 1.63 (s, 6H);
13C NMR (CDCl3, 100 MHz) d 155.7, 155.0, 144.4, 143.0, 127.7, 115.6, 113.8, 94.5, 67.7, 62.6, 55.9, 41.7, 31.0, 29.6, 25.9;
IR (NaCl neat, cm-1) 3407, 2963, 2874, 1609, 1510, 1474, 1238, 1182, 1154, 1011, 833;
ESI HRMS m/z C21H28O4 [M + Na]+ 367.1885(計算値), 367.1893(測定値)
【0043】
3-trifluoromethyl-3-(1'-(p-(2''-(p-(methylenedioxymethyl)phenyl)propane-2''-yl)phenoxy)butoxy)phenyl-3H-diazirine (12)の製造
アルゴン雰囲気下、化合物10(108 mg, 0.314 mmol) のTHF溶液(1.5 ml)を0 ℃に冷却した後、トリフェニルホスフィン(124 mg, 0.471 mmol)を加え、ジイソプロピルジアザカルボキシレート(0.09 ml, 0.471 mmol)を滴下し、0 ℃で30分間攪拌した後、化合物13(95 mg, 0.471 mmol)を滴下した。反応混合物を室温で12時間攪拌した後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン中1%から5%の酢酸エチル)で精製し、化合物12(166 mg, 100%)を得た。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) d 7.13 (m, 6H), 6.95 (AB-q, J = 8.8 Hz, 2H), 6.90 (AB-q, J = 9.0 Hz, 2H), 6.85 (AB-q, J = 9.0 Hz, 2H), 5.14 (s, 2H) , 3.98-4.04 (m, 4H), 3.47 (s, 3H), 1.92-1.98 (m, 4H), 1.63 (s, 6H);
13C NMR (CDCl3, 100 MHz) d 160.1, 156.8, 155.1, 144.4, 143.0, 128.1, 127.7, 122.3 (q, 1J C-F = 274.2 Hz), 115.6, 114.9, 113.8, 94.5, 67.7, 67.2, 56.0, 41.7, 31.0, 28.0 (q, 2J C-F = 40.3 Hz), 26.0, 25.9;
IR (NaCl neat, cm-1) 2963, 2081, 1736, 1611, 1582, 1512, 1474, 1236, 1182, 1154, 1011, 829;
ESI HRMS m/z C29H31F3 N 2O4 [M + Na]+ 551.2134(計算値), 551.2149(測定値)
【0044】
1-azido-4-(p-(2'-(p-(methylenedioxymethyl)phenyl)propane-2'-yl)phenyl)butane (15)の製造
アルゴン雰囲気下、化合物9(1.55 g, 4.50 mmol) のTHF (20.0 ml) 溶液を0 ℃に冷却した後、トリフェニルホスフィン(2.60 g, 9.90 mmol)を加え、ジイソプロピルアザジカルボキシレート(1.95 ml, 9.90 mmol)を滴下し、0 ℃で5分攪拌した後、ジフェニルホスホリルアジド(2.13 ml, 9.90 mmol)を滴下した。反応混合物を室温で3時間攪拌した後、減圧濃縮し化合物15を得た。精製は行わず次の反応に用いた。
【0045】
1-amino-4-(p-(2'-(p-(methylenedioxymethyl)phenyl)propane-2'-yl)phenyl)butane (17)の製造
アルゴン雰囲気下、化合物15のTHF(40.5 ml)溶液にトリフェニルホスフィン(1.77 g, 6.75 mmol)を加えた。60 ℃に昇温した後、蒸留水(4.5 ml)を加え、60 ℃で3時間攪拌した。反応混合物を室温に冷却した後、蒸留水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネウシムで乾燥させ、減圧濃縮し化合物17を得た。精製は行わず次の反応に用いた。
【0046】
1-(p-(2'-(p-(methylenedioxymethyl)phenyl)propane-2'-yl)phenoxy)-4-(N-(7''-nitrobenzo-2''-oxa-1'',3''-diazol-4''-yl)amino)butane (19)の製造
アルゴン雰囲気下、化合物17のTHF(21.5 ml)溶液に、トリエチルアミン(0.90 ml, 6.75 mmol)を滴下した。0 ℃に冷却した後、7-ニトロ-4-ベンゾフラザニルクロリド(1.03 g, 5.40 mmol)を加えた。反応混合物を室温で30分攪拌した後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン中9%から25%の酢酸エチル)で精製し、化合物19(1.91 g, 収率57%)を得た。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) d 8.48 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.16 (AB-q, J = 7.3 Hz, 2H), 7.13 (AB-q, J = 7.1 Hz, 2H), 6.93 (AB-q, J = 8.8 Hz, 2H), 6.85 (AB-q, J = 8.8 Hz, 2H), 6.44 (br-s, 1H), 6.19 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.15 (s, 2H), 4.64 (t, J = 5.6 Hz, 2H), 3.60 (t, J = 6.3 Hz, 2H), 3.47 (s, 3H), 1.95-2.05 (m, 2H), 1.64 (s, 6H);
13C NMR (CDCl3, 100 MHz) d 156.4, 156.1, 144.3, 143.9, 143.8, 143.6, 143.1, 136.4, 127.9, 127.7, 115.9, 113.8, 98.5, 94.5, 67.1, 55.0, 43.7, 41.8, 31.0, 29.7, 26.5, 25.5;
IR (KBr disk, cm-1) 2928, 1626, 1562, 1510, 1439, 1277, 1182, 1152, 1001, 839;
ESI HRMS m/z C27H30 N 4O6 [M - H]- 505.2087(計算値), 505.2092(測定値)
【0047】
1-(p-(2'-(p-hydroxyphenyl)propane-2'-yl)phenoxy)-4-(N-(7''-nitrobenzo-2''-oxa-1'',3''-diazol-4''-yl)amino)butane (21)の製造
化合物19(114 mg, 0.232 mmol) の酢酸 (0.25 ml) 溶液に、2規定塩酸水溶液(0.23 ml, 0.464 mmol)を加えた。反応混合物を室温で3日間攪拌し、蒸留水を加え、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム溶液で分液をした後、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0%から9%の酢酸エチル)で精製し、化合物21(104 mg, 収率77%)を得た。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) d 8.48 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.15 (AB-q, J = 7.38 Hz, 2H), 7.09 (AB-q, J = 8.8 Hz, 2H), 6.82 (AB-q, J = 8.8 Hz, 2H), 6.73 (AB-q, J = 8.5 Hz, 2H), 6.47 (br-s, 1H), 6.18 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 4.04 (t, J = 5.6 Hz, 2H), 3.51-3.60 (m, 2H), 3.47 (s, 3H), 1.94-2.07 (m, 2H), 1.63 (s, 6H);
13C NMR (CDCl3, 100 MHz) d 56.3, 153.3, 144.3, 143.8, 143.7, 143.1, 136.4, 127.9, 127.8, 98.5, 67.0, 43.7, 41.7, 31.0, 29.5, 26.5, 25.5;
IR (KBr disk, cm-1) 3380, 2963, 1620, 1586, 1510, 1445, 1300, 1252, 1184, 1136, 1001, 831;
ESI HRMS m/z C25H26N4O5 [M - H]- 461.1825(計算値), 461.1811(測定値)
【0048】
3-trifluoromethyl-3-(p-(4'-(triisopropylsilyloxy)-1'-butoxy)phenyl-3H-diazirine (25)の製造
アルゴン雰囲気下、化合物6(1.00 g, 3.04 mmol) のTHF溶液(15 ml)を0 ℃に冷却した後、トリフェニルホスフィン(1.20 g, 4.56 mmol)を加え、ジイソプロピルアザジカルボキシレート(0.9 ml, 4.56 mmol)を滴下した。0 ℃で10分間攪拌した後、化合物13(0.740 g, 3.65 mmol)を滴下した。反応混合物を室温で1.5時間攪拌した後、減圧濃縮し、化合物25を得た。精製は行わず次の反応に用いた。
【0049】
3-trifluoromethyl-3-(p-(4'-hydroxy-1'-butoxy)phenyl-3H-diazirine (27)の製造
アルゴン雰囲気下、化合物25のTHF(15ml)溶液に、テトラブチルアンモニウムフルオリド(2.40 g, 9.12 mmol)を加えた。反応混合物を室温で3時間攪拌した後、蒸留水を加え、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し減圧濃縮し、化合物27を得た。精製は行わず次の反応に用いた。
【0050】
3-trifluoromethyl-3-(p-(4'-(p-toluenesulfonyloxy)-1'-butoxy)phenyl-3H-diazirine (29)の製造
アルゴン雰囲気下、化合物27のジクロロメタン溶液(15.2 ml)に、4-ジメチルアミノピリジン(100 mg, 0.808 mmol)とトリエチルアミン(0.68 ml, 4.85 mmol)を加え、0 ℃に冷却した後、p-トルエンスルホニルクロリド(463 mg, 2.42 mmol)を加えた。反応混合物を室温で2時間攪拌し、蒸留水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮を行った。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(9%から25%のヘキサン中、酢酸エチル)で精製し、化合物29 (583 mg, 収率79%)を得た。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) d 7.78 (AB-q, J = 8.3 Hz, 1H), 7.33 (AB-q, J = 8.1 Hz, 2H), 7.12 (AB-q, J = 8.8 Hz, 2H), 6.83 (AB-q, J = 8.8 Hz, 2H), 3.91-4.11 (m, 4H), 2.44 (s, 3H), 1.83-1.84 (m, 4H);
13C NMR (CDCl3, 100 MHz) d 159.8, 144.8, 133.1, 129.8, 129.1, 128.1, 127.9, 122.2 (q, 1JC-F = 274.4 Hz), 116.4, 114.8, 69.9, 67.0, 25.7, 25.2, 21.6;
IR (NaCl neat, cm-1) 2957, 2880, 1613, 1520, 1454, 1236, 1179, 1020, 826;
ESI HRMS m/z C19H19F3 N 2O4S [M + Na]+ 451.0915(計算値), 451.0908(測定値)
【0051】
3-trifluoromethyl-3-(4'-(p-(2'-(p-(4''-(N-(7'''-nitrobenzo-2'''-oxa-1''',3'''-diazol-4'''-yl)amino)-1'-butoxy)phenyl)propane-2'-yl)phenoxy)butoxy)phenyl-3H-diazirine (23)の製造
アルゴン雰囲気下、化合物21(100 mg, 0.216 mmol) のDMF(3ml)溶液を0 ℃に冷却した後、水素化ナトリウム(油性)(8 mg, 0.324 mmol)を加えた。反応混合物を0 ℃で30分間攪拌し、化合物29(111 mg, 0.259 mmol)を加え5分間攪拌し、蒸留水を加え、ジエチルエーテルで抽出した。飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮を行った。残留物を薄層シリカクロマトグラフィー(ヘキサン中50%の酢酸エチル)で精製し、化合物23(155 mg, 64%)を得た。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) d 8.48 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.16 (AB-q, J = 9.0 Hz, 2H), 7.12 (AB-q, J = 9.0 Hz, 4H), 6.88 (AB-q, J = 8.5 Hz, 2H), 6.82 (AB-q, J = 8.5 Hz, 2H), 6.78 (AB-q, J = 8.5 Hz, 2H), 6.19 (br-s, 1H), 6.18 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 3.98-4.06 (m, 6H), 3.57-3.62 (m, 2H), 1.93-2.04 (m, 8H), 1.64 (s, 6H);
13C NMR (CDCl3, 100 MHz) d 160.3, 156.8, 156.3, 144.3, 143.9, 143.8, 143.7, 143.0, 136.4, 127.8, 127.7, 122.2 (q, 1JC-F = 274.3 Hz), 120.8, 116.4, 114.8, 114.5, 113.8, 98.5, 67.6, 67.3, 67.1, 43.7, 41.7, 31.0, 30.4, 29.7, 29.2 (q, 2JC-F = 43.0 Hz), 26.5, 26.0, 25.9, 25.5;
IR (KBr disk, cm-1)2928, 1613, 1578, 1510, 1470, 1449, 1296, 1182, 1154, 1011, 828;
ESI HRMS m/z C37H37F3 N 6O6 [M + Na]+ 741.2624(計算値), found 741.2641(測定値)
【0052】
実施例3
化合物(11)及び(12)から及び下記スキームにしたがい本発明の化合物(30)及び(31)を製造した。
【0053】
【化6】
JP0004716751B2_000007t.gif

【0054】
3-(ethylendioxy-(p-(2'-(p-hydroxyphenyl)propan-2'-yl)phenyl)-3-trifluoromethyl-3H-diazirine (30)の製造
化合物11(80 mg, 0.160 mmol) のアセトニトリル溶液(0.8 ml)に、酢酸 (0.8 ml)、1規定塩酸水溶液(0.80 ml, 0.800 mmol)を加えた。反応混合物を40℃で3時間撹拌し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中、4%から33%の酢酸エチル)で精製し、化合物30(60 mg, 82%)を得た。
IR (NaCl neat, cm-1) 3405, 1613, 1512, 1458, 1238, 1171, 1071, 829; 1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.14 (m, 4H), 7.07 (AB-q, J = 8.3 Hz, 2H), 6.93 (AB-q, J = 8.6 Hz, 2H), 6.83 (AB-q, J = 8.3 Hz, 2H), 6.71 (AB-q, J = 8.3 Hz, 2H), 5.26 (br-s, 1H), 4.29 (m, 4H), 1.63 (s, 6H); 13C NMR (CDCl3, 100 MHz) δ 159.7, 156.2, 153.4, 143.8, 143.0, 128.1, 127.9, 127.8, 122.2 (q, 1J C-F = 273.8 Hz), 121.3, 115.0, 114.7, 114.0, 66.7, 66.3, 41.7, 31.0, 28.2 (q, 2J C-F = 40.5 Hz); ESI HRMS m/z C25H23F3N2O3 [M - H]- 455.1583(計算値), found 455.1570(測定値)
【0055】
3-trifluoromethyl-3-(1'-(p-(2''-(p-hydroxyphenyl)propan-2''-yl)phenoxy)butoxy)phenyl-3H-diazirine (31)の製造
化合物12(53 mg, 0.100 mmol) のアセトニトリル溶液(0.5 ml)に、酢酸 (0.5 ml)、1規定塩酸水溶液(0.50 ml, 0.500 mmol)を加えた。反応混合物を40℃で3時間攪拌し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中、4%から20%の酢酸エチル)で精製し、化合物31(26 mg, 54%)を得た。
IR (NaCl neat, cm-1) 3364, 1612, 1514, 1474, 1236, 1182, 1053, 829; 1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.13 (m, 4H), 7.09 (AB-q, J = 8.8 Hz, 2H), 6.88 (AB-q, J = 9.0 Hz, 2H), 6.88 (AB-q, J = 8.8 Hz, 2H), 6.72 (AB-q, J = 8.8 Hz, 2H), 4.77 (br-s, 1H), 3.95-4.04 (m, 4H), 1.92-1.98 (m, 4H), 1.62 (s, 6H); 13C NMR (CDCl3, 100 MHz) δ 160.0, 156.8, 153.2, 143.3, 143.2, 128.1, 127.9, 127.7, 122.3 (q, 1J C-F = 269.6 Hz), 120.8, 114.9, 114.7, 113.8, 67.7, 67.3, 41.7, 31.0, 28.1 (q, 2J C-F = 44.7 Hz), 26.0, 25.9;
ESI HRMS m/z C27H27F3N2O3 [M - H]- 483.1896(計算値), found 483.1906(測定値)
【0056】
試験例1
低酸素条件下における赤血球産生調節ホルモン(エリスロポエチン(EPO))の発現に対する、ビスフェノールA及び本発明化合物の影響
低酸素感受性因子(HIF-1)には赤血球増殖因子であるエリスロポエチン(EPO)の発現調節因子としての作用が知られている。また、ヒト肝癌細胞(HeP3B)を低酸素状態で培養するとEPOが誘導されてくる現象が知られている。本試験例では、低酸素条件下におけるHeP3B細胞によるEPOの発現に対する、ビスフェノールA(BpA)、実施例1で得られた化合物22(BpA-C2;式(4)の化合物)、実施例2で得られた化合物23(BpA-C4;式(5)の化合物)の影響を評価した。
【0057】
HeP3B細胞を10%FCS(仔牛血清)存在下DMEM(Dulbecco's modified Eagle's medium)で培養した。この培養培地に、試験化合物として、200μMのビスフェノールA(BpA)、200μMの実施例2で得られた化合物22(BpA-C2)又は200μMの実施例3で得られた化合物23(BpA-C4)を添加した。なお、これらの添加の24時間前にFCS濃度10%の培地をFCS濃度0.1%の培地に変更した。5%の二酸化炭素及び5%の酸素の存在下(低酸素条件下)で6時間培養した。なお、低酸素条件は酸素吸着剤(Anero Pack)を利用して作り出した。また、比較対象として、試験化合物の添加なしでの低酸素条件下での培養、並びに、試験化合物の添加なしで5%の二酸化炭素及び20%の酸素の存在下(通常酸素条件下)での培養も行った。培養後、細胞を回収し、イソゲンを用いてtotal RNAを回収した。このRNAをDNase処理した後、逆転写酵素でcDNAに変換し、下記に示す条件でPCRを行った。
反応混合物:
10 pmolの各プライマー、1.5ユニットのAmpli Taq及び100 ngのcDNA
プライマー:
β-アクチン
5'-CAAGAGATGGCCACGGCTGCT-3'(センス鎖)(配列番号1)
5'-TCCTTCTGCATCCTGTCGGCA-3'(アンチセンス鎖)(配列番号2)
EPO
5'-GCCAGAGGAACTGTCCAGAG-3'(センス鎖)(配列番号3)
5'-TTCTCCAGGTCATCCTGTCC-3'(アンチセンス鎖)(配列番号4)
反応条件:
96℃10分の後、96℃30秒、56℃30秒、72℃1分を1サイクルとし35サイクル
PCR終了後、増幅されたDNAをアガロース電気泳動で分析した。EtBr(エチジウムブロマイド)でDNAを発色させ、その画像をimage analyzer(Atto社 AE6911CX)で取り込み、DNAバンドの濃さを解析ソフトで定量化した。EPOバンドの濃さをβ-アクチンバンドの濃さで割って得られる補正値によって、試験化合物のEPO発現に与える影響を評価した。結果を表1に示す。
【0058】
【表1】
JP0004716751B2_000008t.gif

【0059】
BpAの値、BpA-C2の値及びBpA-C4の値は、Hep3Bの低酸素条件の値と比較して有意に減少していた。したがって、BpA-C2、BpA-C4はBpAと同じ生物化学的挙動を示す。特に、BpA-C4はBpAと同程度にEPO発現を抑制していた。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】図1は、本願実施例1及び2における合成スキームを示す。

【配列表フリ-テキスト】
【0061】
配列番号1はβ-アクチンのセンス鎖を示し、配列番号2はβ-アクチンのアンチセンス鎖を示し、配列番号3はエリスロポエチン(EPO)のセンス鎖を示し、配列番号4はEPOのアンチセンス鎖を示す。
図面
【図1】
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