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明細書 :座席予約システムおよび座席予約方法、並びに座席予約プログラム

発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 特許公報(B2)
特許番号 特許第4615817号 (P4615817)
公開番号 特開2004-171454 (P2004-171454A)
登録日 平成22年10月29日(2010.10.29)
発行日 平成23年1月19日(2011.1.19)
公開日 平成16年6月17日(2004.6.17)
発明の名称または考案の名称 座席予約システムおよび座席予約方法、並びに座席予約プログラム
国際特許分類 G06Q  50/00        (2006.01)
G06Q  30/00        (2006.01)
G06K  17/00        (2006.01)
G07B   1/00        (2006.01)
G07B  15/00        (2011.01)
FI G06F 17/60 112H
G06F 17/60 322
G06K 17/00 L
G07B 1/00 C
G07B 15/00 B
請求項の数または発明の数 3
全頁数 23
出願番号 特願2002-339291 (P2002-339291)
出願日 平成14年11月22日(2002.11.22)
審判番号 不服 2008-002577(P2008-002577/J1)
審査請求日 平成17年5月11日(2005.5.11)
審判請求日 平成20年2月6日(2008.2.6)
特許権者または実用新案権者 【識別番号】000173784
【氏名又は名称】財団法人鉄道総合技術研究所
発明者または考案者 【氏名】松原 広
【氏名】後藤 浩一
【氏名】明星 秀一
個別代理人の代理人 【識別番号】100097113、【弁理士】、【氏名又は名称】堀 城之
参考文献・文献 特開2002-32647(JP,A)
特開平11-328278(JP,A)
DB Magazine 2000 April「午前3時のデータマイニング 第5回:この木何の木」p.p.152-155
調査した分野 G06Q 10/00 - 50/00
G06K 17/00
G07B 1/00
G07B 15/00
特許請求の範囲 【請求項1】
利用者が指定した乗車日および列車名と、少なくとも各条件毎に各優先順位に対応する複数の優先順位設定欄が設けられた予約申込書によって利用者が指定した複数の条件とからなる予約申込情報に基づいて、所定の列車の座席を予約する座席予約センタと、各駅に設置された駅管理装置と、各駅に設置された改札機とからなる座席予約システムであって、
前記座席予約センタは、
各列車の日付および列車名を含む運行スケジュールを記憶する第1の記憶手段と、
駅窓口に設けられた発券端末または利用者側のPCから送信される第1の記憶手段に記憶された運行スケジュールから指定された列車日および列車名と複数の条件とからなる前記予約申込情報を受信する第1の受信手段と、
前記第1の受信手段によって受信された前記予約申込情報に含まれる前記利用者が指定した前記乗車日と前記列車名と前記複数の条件を、前記利用者に割り当てられた所定の識別コードに対応付けて記憶する第2の記憶手段と、
前記第2の記憶手段に記憶された前記乗車日と前記列車名とが一致する前記利用者毎に、前記利用者が指定した前記複数の条件に基づいて前記利用者の識別コードをグループ化し、前記複数の条件のうちの少なくとも1の条件が一致するもの同士が近接した座席となるように、前記条件のうち優先順位が高く設定されたものから順に、その条件に基づいて前記利用者の識別コードをグループ分けし、各グループ毎に次に優先順位が高く設定された条件に基づいてさらにグループ分けする処理を優先順位が低く設定された条件まで繰り返し行うことによって各利用者の識別コードを優先順位が設定された複数の条件に基づいてグループ分けし、優先順位が高く設定された条件から順に、各条件に基づいて分けられたグループに対して空間的に隔てられた座席群を割り当て、優先順位が低く設定された条件に基づいて分けられた下位の各グループまで繰り返し座席群を割り当てる座席群割り当て手段と、
前記座席群割り当て手段によりグループ化した結果として、上記所定の日付の所定の時刻に所定の駅を発車する同一の列車を利用する複数の前記利用者の識別コードと、これらの利用者が属するグループの識別番号とからなる利用者グループ分け情報を記憶する第6の記憶手段と、
前記座席群割り当て手段により割り当てた結果として、前記グループの識別番号と、前記座席群割り当て手段により所定の日付の所定の時刻に所定の駅を発車する列車の各グループに割り当てられた座席番号のリストからなる座席区分け情報を記憶する第7の記憶手段と、
第6の記憶手段に記憶された利用者グループ分け情報と第7の記憶手段に記憶された座席区分け情報に基づき、座席群割り当て手段により下位の優先順位に基づいて分けられた下位の各グループに対して割り当てた座席群の各座席を、そのグループに属する各利用者の識別コードに対して割り当てる座席割り当て手段と、
前記座席割り当て手段により割り当てられた前記座席の座席番号と、前記座席が割り当てられた前記利用者の識別コードを対応付けて予約情報として記憶する第3の記憶手段と、
前記第3の記憶手段に記憶された前記予約情報を、前記駅管理装置に配信する第1の配信手段と
を備え、
前記駅管理装置は、
前記座席予約センタから配信された前記予約情報を受信する第2の受信手段と、
前記第2の受信手段によって受信された前記予約情報を記憶する第4の記憶手段と、
前記第4の記憶手段に記憶された前記予約情報を前記改札機に配信する第2の配信手段と
を備え、
前記改札機は、
前記駅管理装置から配信された前記予約情報を受信する第3の受信手段と、
前記第3の受信手段によって受信された前記予約情報を記憶する第5の記憶手段と、
前記利用者が通過したことを検出する検出手段と、
前記利用者の識別コードを認識する認識手段と、
前記認識手段によって認識された前記利用者の前記識別コードが、前記第5の記憶手段に記憶されている前記予約情報に含まれているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段による判定結果に応じて、前記利用者の前記識別コードに対応する前記座席番号を前記予約情報から読み出し、前記利用者に対して前記座席番号の指定座席を発行する発行手段と
を備える
ことを特徴とする座席予約システム。
【請求項2】
利用者が指定した乗車日および列車名と、少なくとも各条件毎に各優先順位に対応する複数の優先順位設定欄が設けられた予約申込書によって利用者が指定した複数の条件とからなる予約申込情報に基づいて、所定の列車の座席を予約する座席予約センタと、各駅に設置された駅管理装置と、各駅に設置された改札機とからなる座席予約システムにおける座席予約方法であって、
前記座席予約センタは、
第1、第2、第3、第6及び第7の記憶手段を備え、
日付および列車名を含む各列車の運行スケジュールを第1の記憶手段に記憶する第1の記憶ステップと、
駅窓口に設けられた発券端末または利用者側のPCから送信される第1の記憶手段に記憶された運行スケジュールから指定された乗車日および列車名と複数の条件とからなる前記予約申込情報を受信する第1の受信ステップと、
前記第1の受信ステップにおいて受信された前記予約申込情報に含まれる前記利用者が指定した前記乗車日と前記列車名と前記複数の条件を、前記利用者に割り当てられた所定の識別コードに対応付けて第2の記憶手段に記憶する第2の記憶ステップと、
前記乗車日と前記列車名とが一致する前記利用者毎に、前記利用者が指定した前記複数の条件に基づいて前記利用者の識別コードをグループ化し、前記複数の条件のうちの少なくとも1の条件が一致するもの同士が近接した座席となるように、前記条件のうち優先順位が高く設定されたものから順に、その条件に基づいて前記利用者の識別コードをグループ分けし、各グループ毎に次に優先順位が高く設定された条件に基づいてさらにグループ分けする処理を優先順位が低く設定された条件まで繰り返し行うことによって各利用者の識別コードを優先順位が設定された複数の条件に基づいてグループ分けし、優先順位が高く設定された条件から順に、各条件に基づいて分けられたグループに対して空間的に隔てられた座席群を割り当て、優先順位が低く設定された条件に基づいて分けられた下位の各グループまで繰り返し座席群を割り当てる座席群割り当てステップと、
前記座席群割り当てステップによりグループ化した結果として、上記所定の日付の所定の時刻に所定の駅を発車する同一の列車を利用する複数の利用者の利用者IDと、これらの利用者が属するグループの識別番号とからなる利用者グループ分け情報を第6の記憶手段に記憶する第6の記憶ステップと、
前記座席群割り当てステップにより割り当てた結果として、前記グループの識別番号と、所定の日付の所定の時刻に所定の駅を発車する列車の各グループに割り当てられた座席の座席番号のリストからなる座席区分け情報を第7の記憶手段に記憶する第7の記憶ステップと、
第6の記憶手段に記憶された利用者グループ分け情報と第7の記憶手段に記憶された座席区分け情報に基づき、前記座席群割り当てステップにより、下位の優先順位に基づいて分けられた下位の各グループに対して割り当てた座席群の各座席を、そのグループに属する各利用者の識別コードに対して割り当てる座席割り当てステップと、
前記座席群割り当てステップにより割り当てられた前記座席の座席番号と、前記座席が割り当てられた前記利用者の識別コードを対応付けて予約情報として第3の記憶手段に記憶する第3の記憶ステップと、
前記第3の記憶手段に記憶された前記予約情報を、前記駅管理装置に配信する第1の配信ステップと
を行い、
前記駅管理装置は、
第4の記憶手段を備え、
前記座席予約センタから配信された前記予約情報を受信する第2の受信ステップと、
前記第2の受信ステップにおいて受信された前記予約情報を第4の記憶手段に記憶する第4の記憶ステップと、
前記第4の記憶手段に記憶された前記予約情報を前記改札機に配信する第2の配信ステップと
を行い、
前記改札機は、
第5の記憶手段を備え、
前記駅管理装置から配信された前記予約情報を受信する第3の受信ステップと、
前記第3の受信ステップにおいて受信された前記予約情報を第5の記憶手段に記憶する第5の記憶ステップと、
前記利用者が通過したことを検出する検出ステップと、
前記利用者の識別コードを認識する認識ステップと、
前記認識ステップにおいて認識された前記利用者の前記識別コードが、前記第5の記憶手段に記憶されている前記予約情報に含まれているか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにおける判定結果に応じて、前記利用者の前記識別コードに対応する前記座席番号を前記予約情報から読み出し、前記利用者に対して前記座席番号の指定座席を発行する発行ステップと
を行う
ことを特徴とする座席予約方法。
【請求項3】
利用者が指定した乗車日および列車名と、少なくとも各条件毎に各優先順位に対応する複数の優先順位設定欄が設けられた予約申込書によって利用者が指定した複数の条件とからなる予約申込情報に基づいて、所定の列車の座席を予約する座席予約センタと、各駅に設置された駅管理装置と、各駅に設置された改札機とからなる座席予約システムにおける座席予約プログラムであって、
第1、第2、第3、第6及び第7の記憶手段を備えた前記座席予約センタに、
日付および列車名を含む各列車の運行スケジュールを第1の記憶手段に記憶する第1の記憶ステップと、
駅窓口に設けられた発券端末または利用者側のPCから送信される第1の記憶手段に記憶された運行スケジュールから指定された乗車日および列車名と複数の条件とからなる前記予約申込情報を受信する第1の受信ステップと、
前記第1の受信ステップにおいて受信された前記予約申込情報に含まれる前記利用者が指定した前記乗車日と前記列車名と前記複数の条件を、前記利用者に割り当てられた所定の識別コードに対応付けて第2の記憶手段に記憶する第2の記憶ステップと、
前記乗車日と前記列車名とが一致する前記利用者毎に、前記利用者が指定した前記複数の条件に基づいて前記利用者の識別コードをグループ化し、前記複数の条件のうちの少なくとも1の条件が一致するもの同士が近接した座席となるように、前記条件のうち優先順位が高く設定されたものから順に、その条件に基づいて前記利用者の識別コードをグループ分けし、各グループ毎に次に優先順位が高く設定された条件に基づいてさらにグループ分けする処理を優先順位が低く設定された条件まで繰り返し行うことによって各利用者の識別コードを優先順位が設定された複数の条件に基づいてグループ分けし、優先順位が高く設定された条件から順に、各条件に基づいて分けられたグループに対して空間的に隔てられた座席群を割り当て、優先順位が低く設定された条件に基づいて分けられた下位の各グループまで繰り返し座席群を割り当てる座席群割り当てステップと、
前記座席群割り当てステップによりグループ化した結果として、上記所定の日付の所定の時刻に所定の駅を発車する同一の列車を利用する複数の利用者の利用者IDと、これらの利用者が属するグループの識別番号とからなる利用者グループ分け情報を第6の記憶手段に記憶する第6の記憶ステップと、
前記座席群割り当てステップにより割り当てた結果として、前記グループの識別番号と、所定の日付の所定の時刻に所定の駅を発車する列車の各グループに割り当てられた座席の座席番号のリストからなる座席区分け情報を第7の記憶手段に記憶する第7の記憶ステップと、
第6の記憶手段に記憶された利用者グループ分け情報と第7の記憶手段に記憶された座席区分け情報に基づき、前記座席群割り当てステップにより、下位の優先順位に基づいて分けられた下位の各グループに対して割り当てた座席群の各座席を、そのグループに属する各利用者の識別コードに対して割り当てる座席割り当てステップと、
前記座席群割り当てステップにより割り当てられた前記座席の座席番号と、前記座席が割り当てられた前記利用者の識別コードを対応付けて予約情報として第3の記憶手段に記憶する第3の記憶ステップと、
前記第3の記憶手段に記憶された前記予約情報を、前記駅管理装置に配信する第1の配信ステップと
を実行させ、
第4の記憶手段を備えた前記駅管理装置に、
前記座席予約センタから配信された前記予約情報を受信する第2の受信ステップと、
前記第2の受信ステップにおいて受信された前記予約情報を第4の記憶手段に記憶する第4の記憶ステップと、
前記第4の記憶手段に記憶された前記予約情報を前記改札機に配信する第2の配信ステップと
を実行させ、
第5の記憶手段を備えた前記改札機に、
前記駅管理装置から配信された前記予約情報を受信する第3の受信ステップと、
前記第3の受信ステップにおいて受信された前記予約情報を第5の記憶手段に記憶する第5の記憶ステップと、
前記利用者が通過したことを検出する検出ステップと、
前記利用者の識別コードを認識する認識ステップと、
前記認識ステップにおいて認識された前記利用者の前記識別コードが、前記第5の記憶手段に記憶されている前記予約情報に含まれているか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにおける判定結果に応じて、前記利用者の前記識別コードに対応する前記座席番号を前記予約情報から読み出し、前記利用者に対して前記座席番号の指定座席を発行する発行ステップと
を実行させる
ことを特徴とする座席予約プログラム。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、座席予約システムおよび座席予約方法、並びに座席予約プログラムに関し、特に、列車等の輸送機関の座席を予約する座席予約システムおよび座席予約方法、並びに座席予約プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の座席予約システムにおいては、利用者が乗車日と利用区間と列車名と発車時刻を指定すると、指定された乗車日、利用区間、列車名、及び発車時刻に対応する列車に、指定席の空きがあるか否かがチェックされ、空きがある場合には所定の指定席が割り当てられ、座席予約が完了する。例えば、利用者が禁煙席を指定した場合、禁煙の指定席の空きがあるか否かがチェックされ、空きがあるとき、所定の禁煙の指定席が割り当てられる。指定席券が発券される場合、その指定席券には、乗車日、利用区間、列車名、発車時刻、及び割り当てられた指定席の座席番号が印刷されている。
また、入場又は出場した駅、年月日、時刻、累積移動距離、利用回数等の移動履歴を顧客のICカードに蓄積し、サービス提供者が、ICカードに記録されている移動履歴に応じて提供可能なサービスを顧客に提示するものもある(例えば、特許文献1参照)。
また、顧客が列車の指定席の予約を1つ要求することにより、システム側で後続列車の指定席の予約が自動的に行われ、大まかな搭乗時刻しか定まっていない顧客でも簡易かつ迅速に指定席を取得することができるものもある(例えば、特許文献2参照)。
また、一等席又は二等席、禁煙車両又は喫煙車両、窓際又は通路側等の趣向情報を予め顧客に割り当てられた会員符号に対応付けて記憶しておき、予約時にこの趣向情報に応じて座席を割り当てることにより、予約する度に趣向情報を指定するという煩雑な手続きを省略できるようにしたものもある(例えば、特許文献3参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001-331720号公報(図1)
【特許文献2】
特開2002-92107号公報(図1)
【特許文献3】
特開2002-175354号公報(図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の座席予約システムにおいては、予め禁煙車両と喫煙車両が決められており、禁煙車両の座席が予約で一杯になると、禁煙を希望する利用者であっても喫煙車両の指定席が割り当てられる場合があり、長時間我慢を強いられることとなる。逆に、喫煙車両の座席が予約で一杯になると、喫煙を希望する利用者であっても、禁煙車両の指定席が割り当てられる場合があり、長時間禁煙を強いられることとなる。
【0005】
また、小さい子供がいる家族連れの利用者は、周りがビジネスマンであると気兼ねしたり、席に座っていても居心地の悪い思いをする場合がある。逆に、ビジネスマンは、周りに子供連れの家族がいるとうるさく感じたり、不愉快な思いをする場合が少なくない。行楽客とビジネスマンの間にも同様の問題がある。また、飲酒している利用者と、飲酒していない利用者との間にも同様の問題がある。また、携帯電話で通話している利用者と、携帯電話による通話が気になる利用者の間にも同様の問題がある。
【0006】
また、女性専用列車のように、周りが女性だけのほうがよいという希望を持つ女性の利用者もいるが、現状の座席予約システムではこのような希望を叶えることはできない。
【0007】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、利用者の状況や趣向に応じて利用者をグループ分けし、利用者が改札を通る時点で各グループ毎に区分された座席の中の所定の座席を割り当てることにより、状況や趣向が似ている利用者同士が近接した座席に配置されるようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の座席予約システムは、利用者が指定した乗車日および列車名と、少なくとも各条件毎に各優先順位に対応する複数の優先順位設定欄が設けられた予約申込書によって利用者が指定した複数の条件とからなる予約申込情報に基づいて、所定の列車の座席を予約する座席予約センタと、各駅に設置された駅管理装置と、各駅に設置された改札機とからなる座席予約システムであって、前記座席予約センタは、各列車の日付および列車名を含む運行スケジュールを記憶する第1の記憶手段と、駅窓口に設けられた発券端末または利用者側のPCから送信される第1の記憶手段に記憶された運行スケジュールから指定された列車日および列車名と複数の条件とからなる前記予約申込情報を受信する第1の受信手段と、前記第1の受信手段によって受信された前記予約申込情報に含まれる前記利用者が指定した前記乗車日と前記列車名と前記複数の条件を、前記利用者に割り当てられた所定の識別コードに対応付けて記憶する第2の記憶手段と、前記第2の記憶手段に記憶された前記乗車日と前記列車名とが一致する前記利用者毎に、前記利用者が指定した前記複数の条件に基づいて前記利用者の識別コードをグループ化し、前記複数の条件のうちの少なくとも1の条件が一致するもの同士が近接した座席となるように、前記条件のうち優先順位が高く設定されたものから順に、その条件に基づいて前記利用者の識別コードをグループ分けし、各グループ毎に次に優先順位が高く設定された条件に基づいてさらにグループ分けする処理を優先順位が低く設定された条件まで繰り返し行うことによって各利用者の識別コードを優先順位が設定された複数の条件に基づいてグループ分けし、優先順位が高く設定された条件から順に、各条件に基づいて分けられたグループに対して空間的に隔てられた座席群を割り当て、優先順位が低く設定された条件に基づいて分けられた下位の各グループまで繰り返し座席群を割り当てる座席群割り当て手段と、前記座席群割り当て手段によりグループ化した結果として、上記所定の日付の所定の時刻に所定の駅を発車する同一の列車を利用する複数の前記利用者の識別コードと、これらの利用者が属するグループの識別番号とからなる利用者グループ分け情報を記憶する第6の記憶手段と、前記座席群割り当て手段により割り当てた結果として、前記グループの識別番号と、前記座席群割り当て手段により所定の日付の所定の時刻に所定の駅を発車する列車の各グループに割り当てられた座席番号のリストからなる座席区分け情報を記憶する第7の記憶手段と、第6の記憶手段に記憶された利用者グループ分け情報と第7の記憶手段に記憶された座席区分け情報に基づき、座席群割り当て手段により下位の優先順位に基づいて分けられた下位の各グループに対して割り当てた座席群の各座席を、そのグループに属する各利用者の識別コードに対して割り当てる座席割り当て手段と、前記座席割り当て手段により割り当てられた前記座席の座席番号と、前記座席が割り当てられた前記利用者の識別コードを対応付けて予約情報として記憶する第3の記憶手段と、前記第3の記憶手段に記憶された前記予約情報を、前記駅管理装置に配信する第1の配信手段とを備え、前記駅管理装置は、前記座席予約センタから配信された前記予約情報を受信する第2の受信手段と、前記第2の受信手段によって受信された前記予約情報を記憶する第4の記憶手段と、前記第4の記憶手段に記憶された前記予約情報を前記改札機に配信する第2の配信手段とを備え、前記改札機は、前記駅管理装置から配信された前記予約情報を受信する第3の受信手段と、前記第3の受信手段によって受信された前記予約情報を記憶する第5の記憶手段と、前記利用者が通過したことを検出する検出手段と、前記利用者の識別コードを認識する認識手段と、前記認識手段によって認識された前記利用者の前記識別コードが、前記第5の記憶手段に記憶されている前記予約情報に含まれているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に応じて、前記利用者の前記識別コードに対応する前記座席番号を前記予約情報から読み出し、前記利用者に対して前記座席番号の指定座席を発行する発行手段とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の座席予約方法は、利用者が指定した乗車日および列車名と、少なくとも各条件毎に各優先順位に対応する複数の優先順位設定欄が設けられた予約申込書によって利用者が指定した複数の条件とからなる予約申込情報に基づいて、所定の列車の座席を予約する座席予約センタと、各駅に設置された駅管理装置と、各駅に設置された改札機とからなる座席予約システムにおける座席予約方法であって、前記座席予約センタは、第1、第2、第3、第6及び第7の記憶手段を備え、日付および列車名を含む各列車の運行スケジュールを第1の記憶手段に記憶する第1の記憶ステップと、駅窓口に設けられた発券端末または利用者側のPCから送信される第1の記憶手段に記憶された運行スケジュールから指定された乗車日および列車名と複数の条件とからなる前記予約申込情報を受信する第1の受信ステップと、前記第1の受信ステップにおいて受信された前記予約申込情報に含まれる前記利用者が指定した前記乗車日と前記列車名と前記複数の条件を、前記利用者に割り当てられた所定の識別コードに対応付けて第2の記憶手段に記憶する第2の記憶ステップと、前記乗車日と前記列車名とが一致する前記利用者毎に、前記利用者が指定した前記複数の条件に基づいて前記利用者の識別コードをグループ化し、前記複数の条件のうちの少なくとも1の条件が一致するもの同士が近接した座席となるように、前記条件のうち優先順位が高く設定されたものから順に、その条件に基づいて前記利用者の識別コードをグループ分けし、各グループ毎に次に優先順位が高く設定された条件に基づいてさらにグループ分けする処理を優先順位が低く設定された条件まで繰り返し行うことによって各利用者の識別コードを優先順位が設定された複数の条件に基づいてグループ分けし、優先順位が高く設定された条件から順に、各条件に基づいて分けられたグループに対して空間的に隔てられた座席群を割り当て、優先順位が低く設定された条件に基づいて分けられた下位の各グループまで繰り返し座席群を割り当てる座席群割り当てステップと、前記座席群割り当てステップによりグループ化した結果として、上記所定の日付の所定の時刻に所定の駅を発車する同一の列車を利用する複数の利用者の利用者IDと、これらの利用者が属するグループの識別番号とからなる利用者グループ分け情報を第6の記憶手段に記憶する第6の記憶ステップと、前記座席群割り当てステップにより割り当てた結果として、前記グループの識別番号と、所定の日付の所定の時刻に所定の駅を発車する列車の各グループに割り当てられた座席の座席番号のリストからなる座席区分け情報を第7の記憶手段に記憶する第7の記憶ステップと、第6の記憶手段に記憶された利用者グループ分け情報と第7の記憶手段に記憶された座席区分け情報に基づき、前記座席群割り当てステップにより、下位の優先順位に基づいて分けられた下位の各グループに対して割り当てた座席群の各座席を、そのグループに属する各利用者の識別コードに対して割り当てる座席割り当てステップと、前記座席群割り当てステップにより割り当てられた前記座席の座席番号と、前記座席が割り当てられた前記利用者の識別コードを対応付けて予約情報として第3の記憶手段に記憶する第3の記憶ステップと、前記第3の記憶手段に記憶された前記予約情報を、前記駅管理装置に配信する第1の配信ステップとを行い、前記駅管理装置は、第4の記憶手段を備え、前記座席予約センタから配信された前記予約情報を受信する第2の受信ステップと、前記第2の受信ステップにおいて受信された前記予約情報を第4の記憶手段に記憶する第4の記憶ステップと、前記第4の記憶手段に記憶された前記予約情報を前記改札機に配信する第2の配信ステップとを行い、前記改札機は、第5の記憶手段を備え、前記駅管理装置から配信された前記予約情報を受信する第3の受信ステップと、前記第3の受信ステップにおいて受信された前記予約情報を第5の記憶手段に記憶する第5の記憶ステップと、前記利用者が通過したことを検出する検出ステップと、前記利用者の識別コードを認識する認識ステップと、前記認識ステップにおいて認識された前記利用者の前記識別コードが、前記第5の記憶手段に記憶されている前記予約情報に含まれているか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップにおける判定結果に応じて、前記利用者の前記識別コードに対応する前記座席番号を前記予約情報から読み出し、前記利用者に対して前記座席番号の指定座席を発行する発行ステップとを行うことを特徴とする。
請求項3に記載の座席予約プログラムは、利用者が指定した乗車日および列車名と、少なくとも各条件毎に各優先順位に対応する複数の優先順位設定欄が設けられた予約申込書によって利用者が指定した複数の条件とからなる予約申込情報に基づいて、所定の列車の座席を予約する座席予約センタと、各駅に設置された駅管理装置と、各駅に設置された改札機とからなる座席予約システムにおける座席予約プログラムであって、第1、第2、第3、第6及び第7の記憶手段を備えた前記座席予約センタに、日付および列車名を含む各列車の運行スケジュールを第1の記憶手段に記憶する第1の記憶ステップと、駅窓口に設けられた発券端末または利用者側のPCから送信される第1の記憶手段に記憶された運行スケジュールから指定された乗車日および列車名と複数の条件とからなる前記予約申込情報を受信する第1の受信ステップと、前記第1の受信ステップにおいて受信された前記予約申込情報に含まれる前記利用者が指定した前記乗車日と前記列車名と前記複数の条件を、前記利用者に割り当てられた所定の識別コードに対応付けて第2の記憶手段に記憶する第2の記憶ステップと、前記乗車日と前記列車名とが一致する前記利用者毎に、前記利用者が指定した前記複数の条件に基づいて前記利用者の識別コードをグループ化し、前記複数の条件のうちの少なくとも1の条件が一致するもの同士が近接した座席となるように、前記条件のうち優先順位が高く設定されたものから順に、その条件に基づいて前記利用者の識別コードをグループ分けし、各グループ毎に次に優先順位が高く設定された条件に基づいてさらにグループ分けする処理を優先順位が低く設定された条件まで繰り返し行うことによって各利用者の識別コードを優先順位が設定された複数の条件に基づいてグループ分けし、優先順位が高く設定された条件から順に、各条件に基づいて分けられたグループに対して空間的に隔てられた座席群を割り当て、優先順位が低く設定された条件に基づいて分けられた下位の各グループまで繰り返し座席群を割り当てる座席群割り当てステップと、前記座席群割り当てステップによりグループ化した結果として、上記所定の日付の所定の時刻に所定の駅を発車する同一の列車を利用する複数の利用者の利用者IDと、これらの利用者が属するグループの識別番号とからなる利用者グループ分け情報を第6の記憶手段に記憶する第6の記憶ステップと、前記座席群割り当てステップにより割り当てた結果として、前記グループの識別番号と、所定の日付の所定の時刻に所定の駅を発車する列車の各グループに割り当てられた座席の座席番号のリストからなる座席区分け情報を第7の記憶手段に記憶する第7の記憶ステップと、第6の記憶手段に記憶された利用者グループ分け情報と第7の記憶手段に記憶された座席区分け情報に基づき、前記座席群割り当てステップにより、下位の優先順位に基づいて分けられた下位の各グループに対して割り当てた座席群の各座席を、そのグループに属する各利用者の識別コードに対して割り当てる座席割り当てステップと、前記座席群割り当てステップにより割り当てられた前記座席の座席番号と、前記座席が割り当てられた前記利用者の識別コードを対応付けて予約情報として第3の記憶手段に記憶する第3の記憶ステップと、前記第3の記憶手段に記憶された前記予約情報を、前記駅管理装置に配信する第1の配信ステップとを実行させ、第4の記憶手段を備えた前記駅管理装置に、前記座席予約センタから配信された前記予約情報を受信する第2の受信ステップと、前記第2の受信ステップにおいて受信された前記予約情報を第4の記憶手段に記憶する第4の記憶ステップと、前記第4の記憶手段に記憶された前記予約情報を前記改札機に配信する第2の配信ステップとを実行させ、第5の記憶手段を備えた前記改札機に、前記駅管理装置から配信された前記予約情報を受信する第3の受信ステップと、前記第3の受信ステップにおいて受信された前記予約情報を第5の記憶手段に記憶する第5の記憶ステップと、前記利用者が通過したことを検出する検出ステップと、前記利用者の識別コードを認識する認識ステップと、前記認識ステップにおいて認識された前記利用者の前記識別コードが、前記第5の記憶手段に記憶されている前記予約情報に含まれているか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップにおける判定結果に応じて、前記利用者の前記識別コードに対応する前記座席番号を前記予約情報から読み出し、前記利用者に対して前記座席番号の指定座席を発行する発行ステップとを実行させることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の座席予約システムの一実施の形態の構成例を示すブロック図である。同図に示すように、本実施の形態は、列車の運行スケジュールや各列車の座席の予約状況等を記憶し、駅構内の窓口に設置された発券端末4、又は利用者側のパーソナルコンピュータ(PC)5からの要求に応じて座席予約を行い、利用者を識別するための利用者IDと座席番号等からなる座席情報を対応付けた予約情報を作成し、後述する駅管理サーバ2に配信するセンタシステム1と、センタシステム1から配信された予約情報を受信し、記憶するとともに、この予約情報を各改札機3に配信する各駅毎に設けられた駅管理サーバ2と、利用者からの要求に応じてセンタシステム1に座席を要求し、座席予約を行い、座席予約券を発券する各駅の窓口に設けられた発券端末4と、各駅に設けられた改札機3と、インターネット6を介してセンタシステム1が提供するホームページにアクセスし、座席予約を行う利用者側のPC5等により構成されている。センタシステム1と駅管理サーバ2とは専用回線等で接続されており、駅管理サーバ2と改札機3とはLAN(local area network)等のネットワークで接続されている。また、発券端末4とセンタシステム1とは、専用回線等で接続されている。
【0010】
センタシステム1と駅管理サーバ2とは専用回線等を介して予約情報や後述する発券済み情報等を送受信することができるようになっている。駅管理サーバ2と改札機3とは、LAN等のネットワークを介して予約情報や発券済み情報等を送受信することができるようになっている。また、各駅の窓口の発券端末4は専用回線等を介してセンタシステム1と接続し、指定席の予約を行うことができるようになっている。また、利用者側のPC5は、インターネット6を介してセンタシステム1が提供するホームページにアクセスし、列車の運行スケジュールや予約状況を取得して画面に表示したり、所望の列車の座席を予約することができるようになっている。
【0011】
センタシステム1は、図2に示すように、列車の運行スケジュールを記憶する記憶装置13と、発券端末4やPC5等から送信されてきた予約申込情報を記憶する記憶装置14と、記憶装置14に記憶されている予約申込情報に含まれる利用者が指定した各種条件に基づいて、同一の列車に乗り合わせる利用者を1又は複数のグループに分け、グループ分けされた各利用者の利用者IDとグループの識別番号と、上記列車の列車名及び発車時刻等を対応付けて利用者区分け情報として記憶する記憶装置15と、各グループに対応して上記列車の各座席を複数の座席群に区分けし、区分けされた座席群の座席番号と、列車名及び発車時刻等を対応付けて座席区分け情報として記憶する記憶装置16と、各部を制御するとともに、各グループに属する各利用者に対して、各グループに対応する座席群の中の所定の座席を割り当て、予約情報を作成する制御部11と、予約情報を記憶する記憶装置17と、改札機3より駅管理サーバ2を介して送信されてきた発券済み情報を記憶する記憶装置18と、発券端末4、PC5、及び駅管理サーバ2と予約情報や発券済み情報等の送受信を行う通信制御部12等により構成されている。
【0012】
記憶装置13に記憶されている運行スケジュールは、日付、運行区間、列車名、各停車駅における発車時刻及び到着時刻等のデータからなる。記憶装置14に記憶されている予約申込情報は、図3に示すように、例えば、利用者を識別するための利用者IDを示すデータと、乗車日を示すデータと、乗車する列車名を示すデータと、利用区間を示すデータと、利用者が指定した各種条件を示すデータ等からなる。通常、予約申込情報は座席予約した利用者の数だけ存在する。
【0013】
利用者IDは、利用者が磁気券(座席予約券)41(図6)を利用する場合には、磁気券41に記録されたIDとされ、ICカード42(図6)を利用する場合には、ICカード42に予め割り当てられ、ICカード42を構成する図示せぬメモリに予め記憶されているIDとされる。また、PC5を利用する場合には、利用者に対して割り当てられたIDとされる。
【0014】
駅窓口において利用者が、図4に示すような予約申込書に必要事項(乗車日、列車名、利用区間、氏名、人数、条件)を記入して座席を予約すると、窓口担当者によって発券端末4に入力された予約申込情報が、発券端末4からセンタシステム1に送信される。この時点では、予約申込情報には利用者IDは含まれていない。センタシステム1は、予約申込情報に利用者IDを付加し、これを予約申込情報として記憶装置14に記憶させる。そして、予約申込情報に含まれる各条件を満たす座席が確保可能な場合、利用者ID、乗車日、発車時刻、利用区間、及び列車名等からなる情報(発券情報)を発券端末4に送信する。発券端末4は、センタシステム1より送信されてきた利用者ID、乗車日、発車時刻、利用区間、及び列車名等の発券情報を記録した磁気券41を発券する。この時点では、磁気券41に具体的な座席番号は記録されない。後述するように、磁気券41を改札機3に挿入したとき、磁気券41の利用者IDに対応する座席番号を含む座席情報が記録される。
【0015】
また、PC5を用いてインターネット6を介してセンタシステム1が提供するホームページにアクセスし、図4の予約申込書の記載内容に対応するデータをセンタシステム1に送信すると、センタシステム1は、PC5から送られてきたデータを満足する座席の確保が可能な場合、このデータに利用者IDを付加して予約申込情報として記憶装置14に記憶させ、この利用者IDを予約番号としてPC5に送信する。利用者は、駅窓口においてこの予約番号を告げると、窓口担当者によって発券端末4に入力された予約番号が、発券端末4からセンタシステム1に送信される。センタシステム1は、記憶装置14からこの予約番号に対応する乗車日、発車時刻、利用区間、及び列車名等を読み出し、発券端末4に送信する。発券端末4は、センタシステム1から送信されてきた乗車日、発車時刻、利用区間、及び列車名等のデータと利用者IDを記録した座席予約券を発行し、利用者に提供する。
【0016】
利用者が指定する各種条件には、優先順位を設定することができ、図3の例では、第1の条件が最も優先順位が高いとされ、第7の条件が最も優先順位が低いとされる。
【0017】
図4は、利用者が駅窓口において予約申込情報を申告するときに使用される予約申込書の例を示している。予約申込書には、乗車日を指定する欄と、列車名を指定する欄と、利用区間を指定する欄と、氏名(団体の場合は代表者の氏名)を記入する欄と、利用人数を記入する欄と、各種条件を指定する欄とからなる。この例では、7つの条件(条件A乃至条件G)を指定することができるようになっている。即ち、禁煙希望(条件A)、携帯電話使用希望(条件B)、飲酒希望(条件C)、女性専用車両希望(条件D)、子供不可希望(条件E)、ビジネス目的(条件F)、行楽目的(条件G)等の条件を指定することができる。各条件A乃至Gには優先順位を設定するための欄が設けられており、指定したい各条件毎に希望する優先順位の欄にチェックを入れることにより、希望する条件を指定するとともに、指定した各条件に優先順位を設定することができる。また、複数の条件に同一の優先順位を設定しないようにすることができる。
【0018】
例えば、禁煙希望(条件A)に対応する第1の優先順位の欄をチェックすると、禁煙希望(条件A)が最も優先順位の高い条件として設定される。また、例えば、携帯電話使用希望(条件B)に対応する第2の優先順位の欄をチェックすると、携帯電話使用希望(条件B)が禁煙希望(条件A)の次に優先順位の高い条件として設定される。以下同様に、第3の優先順位以降の欄をチェックすることにより、最大で7つの条件を優先順位を付けて指定することができる。利用者によって申告された予約申込情報は、利用者IDが付加されて記憶装置14に記憶される。
【0019】
図5は、駅管理サーバ2の構成例を示すブロック図である。同図に示すように、駅管理サーバ2は、センタシステム1と専用回線等を介して予約情報や発券済み情報等を示す各種データの送受信を行う通信制御部22と、制御部21の制御下、通信制御部22を介して受信された予約情報を記憶する記憶装置23と、制御部21の制御下、通信制御部22を介して受信された発券済み情報を記憶する記憶装置24と、通信制御部22、記憶装置23、及び記憶装置24を制御する制御部21とを備えている。センタシステム1より配信され、記憶装置23に記憶された予約情報は、制御部21の制御下、通信制御部22を介して改札機3に配信されるようになっている。
【0020】
センタシステム1から配信され、駅管理サーバ2の記憶装置23に記憶された予約情報は、例えば、利用者IDを示すデータと、区間(乗車駅名及び降車駅名)を示すデータと、乗車日を示すデータと、列車名を示すデータと、発車時刻を示すデータと、座席番号を示すデータとからなる。
【0021】
図6は、改札機3の構成例を示すブロック図である。同図に示すように、改札機3は、各部を制御する制御部31と、駅管理サーバ2と予約情報や発券済み情報等を示す各種データを送受信する通信制御部32と、磁気券41やICカード42に記録されている利用者IDを読み出すとともに、その利用者IDに対して割り当てられた座席番号を含む座席情報を、磁気券41には磁気的に書き込み、ICカード42には電気的に書き込む読み出し/書き込み部33と、利用者に対して割り当てられた座席番号を含む座席情報を印刷した備忘録43を発行する発行部34と、利用者に対して割り当てられた座席番号を含む座席情報を表示する表示部35と、制御部31の制御下、通信制御部32を介して受信された予約情報を記憶する記憶装置36と、発券済み情報を記憶する記憶装置37とから構成されている。
【0022】
次に、図7に示したフローチャートを参照して、センタシステム1の処理手順について説明する。まず最初に、ステップS1において、制御部11により、発券端末4又はPC5から送信されてきた予約申込情報が通信制御部12を介して受信されたか否かが判定される。その結果、発券端末4又はPC5から送信されてきた予約申込情報が受信されていないと判定された場合、ステップS9に進む。一方、発券端末4又はPC5から送信されてきた予約申込情報が受信されたと判定された場合、ステップS2に進む。
【0023】
ステップS2においては、制御部11により、通信制御部12を介して受信された予約申込情報が記憶装置14に供給され、記憶される。このとき、利用者IDが予約申込情報に付加される。ただし、予約申込情報に含まれる乗車日、列車名、利用区間を満たす座席を予約することができないときは、その旨を発券端末4又はPC5に通知し、その予約申込情報を廃棄する。次に、ステップS3に進み、制御部11により、少なくともいずれかの列車において、予約申込が可能な時刻(例えば、発車時刻から所定時間だけ前の時刻)が過ぎ、予約申込が終了したか否かが判定される。その結果、どの列車においても予約申込が終了していないと判定された場合、ステップS9に進む。一方、少なくともいずれかの列車において予約申込が終了したと判定された場合、ステップS4に進む。ステップS4においては、制御部11は、記憶装置14に記憶された予約申込情報を読み出し、予約申込情報に基づいて、予約の申込を行った利用者を、同一の乗車日の同一の時刻に同一の列車を利用する利用者毎に分ける。
【0024】
次に、ステップS5において、制御部11は、同一の乗車日に同一の列車に乗り合わせる利用者を、予約申込情報に含まれる各条件に基づいて複数のグループにグループ分けする。そして、複数のグループにグループ分けした各グループの利用者の利用者IDを示す利用者グループ分け情報を記憶装置15に記憶させる。利用者グループ分け情報は、例えば、所定の日付の所定の時刻に所定の駅を発車する同一の列車を利用する複数の利用者の利用者IDと、これらの利用者が属するグループの識別番号とからなる。
【0025】
次に、ステップS6において、制御部11は、各グループに対して座席を割り当てる。各グループに割り当てる座席は、可能であれば車両単位で割り当ててもよいし、所定のエリア内の所定数の座席からなる座席群を割り当てるようにしてもよい。各グループに対して割り当てられた座席は、座席区分け情報として記憶装置16に記憶される。座席区分け情報は、例えば、グループの識別番号と、所定の日付の所定の時刻に所定の駅を発車する列車の、各グループに割り当てられた座席の座席番号のリストからなる。
【0026】
次に、ステップS7において、制御部11は、各グループの利用者に対して、ステップS6において各グループに対して割り当てられた座席群の中の所定の座席を割り当てる。次に、制御部11は、各利用者の利用者IDと、その利用者に対して割り当てられた座席番号を含む座席情報とからなる予約情報を作成する。座席情報は、例えば、座席番号と、列車名と、乗車日と、乗車時刻と、利用区間等からなり、予約情報は、利用者IDと座席情報とからなる。
【0027】
次に、ステップS8において、制御部11は、ステップS7において作成した予約情報を記憶装置17に記憶させるとともに、通信制御部12を介して専用回線等を経由して駅管理サーバ2に配信する。ステップS8の処理が終了するか、又はステップS3において予約申込が終了していないと判定されるか、又はステップS1において予約申込情報が受信されていないと判定された場合、ステップS9に進み、制御部11により、駅管理サーバ2から送信されてきた発券済みの座席番号、列車名、乗車日等からなる発券済み情報が通信制御部12を介して受信されたか否かが判定される。
【0028】
発券済み情報が受信されていないと判定された場合、ステップS11に進む。一方、発券済み情報が受信されたと判定された場合、ステップS10に進み、制御部11により、通信制御部12を介して受信された発券済み情報が記憶装置18に供給され、一旦記憶される。そして、制御部11は、発券済み情報に基づいて、記憶装置17に記憶されている予約情報のうち、発券済みの指定席券に対応する座席の座席番号を含む予約情報を抹消するとともに、発券済みの座席に対応する予約情報を抹消するよう駅管理サーバ2に指示する。
【0029】
ステップS10の処理が終了するか、又はステップS9において発券済み情報が受信されていないと判定された場合、ステップS11に進む。
【0030】
ステップS11においては、制御部11により、センタシステム1がメンテナンス等により電源がオフされるなどして処理の終了が指示されたか否かが判定される。その結果、処理の終了が指示されていないと判定された場合、ステップS1に戻り、ステップS1以降の処理が繰り返し実行される。一方、処理の終了が指示されたと判定された場合、本処理を終了する。
【0031】
次に、図8のフローチャートを参照して、駅管理サーバ2の処理手順について説明する。まず最初に、ステップS21において、駅管理サーバ2の制御部21によって、センタシステム1より配信された予約情報が、通信制御部22を介して受信されたか否かが判定される。その結果、センタシステム1より配信された予約情報が、通信制御部22を介して受信されていないと判定された場合、ステップS24に進む。一方、センタシステム1より配信された予約情報が、通信制御部22を介して受信されたと判定された場合、ステップS22に進む。
【0032】
ステップS22において、制御部21は、通信制御部22を介して受信された予約情報を、記憶装置23に供給し、記憶させる。次に、ステップS23において、制御部21は、記憶装置23に記憶された予約情報を読み出し、通信制御部22を介して改札機3に配信する。
【0033】
ステップS23の処理が終了するか、又はステップS21において予約情報が受信されていないと判定された場合、ステップS24に進み、制御部21は、通信制御部22を介して、改札機3より送信されてきた発券済みの指定席券の座席番号と、その指定席券を受け取った利用者の利用者ID等からなる発券済み情報が受信されたか否かが判定される。
【0034】
その結果、発券済み情報が受信されていないと判定された場合、ステップS27に進む。一方、発券済み情報が受信されたと判定された場合、ステップS25に進む。ステップS25においては、制御部21の制御により、通信制御部22を介して受信された発券済み情報が記憶装置24に供給され、記憶させる。次に、ステップS26において、制御部21は、記憶装置24に記憶されている発券済み情報を通信制御部22を介して専用回線等を経由してセンタシステム1に送信する。
【0035】
ステップS26の処理が終了するか、又はステップS24において発券済み情報が受信されていないと判定された場合、ステップS27に進み、制御部21によって、センタシステム1から、発券済み情報に基づいて、発券済みの指定席券に対応する座席の座席番号を含む予約情報を抹消するよう指示されたか否かが判定される。その結果、発券済みの指定席券に対応する座席の座席番号を含む予約情報を抹消するよう指示されていないと判定された場合、ステップS30に進む。一方、発券済みの指定席券に対応する座席の座席番号を含む予約情報を抹消するよう指示されたと判定された場合、ステップS28に進む。
【0036】
ステップS28においては、制御部21は、記憶装置24に記憶されている発券済み情報に基づいて、記憶装置23に記憶されている予約情報のうち、発券済みの指定席券に対応する座席の座席番号を含む予約情報を抹消する。次に、ステップS29において、制御部21は、記憶装置24に記憶されている発券済み情報を、駅構内の全ての改札機3に配信し、発券済みの指定席券に対応する座席の座席番号を含む予約情報を抹消するよう指示する。
【0037】
ステップS29における処理が終了するか、又はステップS27において、センタシステム1から発券済みの指定席券に対応する座席の座席番号を含む予約情報を抹消するよう指示されていないと判定された場合、ステップS30に進み、制御部21により、駅管理サーバ2がメンテナンス等により電源がオフされるなどして処理の終了が指示されたか否かが判定される。その結果、処理の終了が指示されていないと判定された場合、ステップS21に戻り、ステップS21以降の処理が繰り返し実行される。一方、処理の終了が指示されたと判定された場合、本処理を終了する。
【0038】
次に、図9のフローチャートを参照して、改札機3の処理手順について説明する。まず最初に、ステップS41において、制御部31により、駅管理サーバ2から配信された予約情報が、通信制御部32を介して受信されたか否かが判定される。その結果、予約情報が受信されていないと判定された場合、ステップS43に進む。一方、予約情報が受信されたと判定された場合、ステップS42に進む。
【0039】
ステップS42においては、制御部31により、通信制御部32を介して受信された予約情報が記憶装置36に供給され、記憶される。ステップS42の処理が終了するか、又はステップS41において予約情報が受信されていないと判定された場合、ステップS43に進む。
【0040】
ステップS43においては、制御部31により、磁気記録面を有する磁気券(切符)41が改札機3の図示せぬ挿入口に挿入されたか否かが判定される。磁気券41が改札機3の挿入口に挿入されていないと判定された場合、ステップS49に進む。一方、磁気券41が改札機3の挿入口に挿入されたと判定された場合、ステップS44に進む。
【0041】
ステップS44においては、制御部31の制御下、読み出し/書き込み部33により、磁気券41の磁気記録面に磁気的に記録されている利用者IDが読み出される。次に、ステップS45において、制御部31により、ステップS44において磁気券41から読み出された利用者IDを含む予約情報が、記憶装置36に記憶されているか否かが判定される。その結果、磁気券41の利用者IDを含む予約情報が記憶装置36に記憶されていないと判定された場合、ステップS46において通常の改札処理を行い、ステップS49に進む。一方、磁気券41の利用者IDを含む予約情報が記憶装置36に記憶されていると判定された場合、ステップS47に進む。
【0042】
ステップS47において、制御部31は、磁気券41に記録されている利用者IDに対応する座席番号を含む座席情報を、その利用者IDを含む予約情報から読み出し、この座席情報を磁気券41に書き込むよう読み出し/書き込み部33に指令する。この指令を受けた読み出し/書き込み部33は、磁気券41に記憶されている利用者IDに対応する座席情報を磁気券41の磁気記録面に記録する。これにより、実質的に利用者IDに対応する利用者に対して所定の座席番号の指定座席の指定席券を発券したことになる。
【0043】
次に、ステップS48において、制御部31は、ステップS47において発券した指定座席の座席番号を含む座席情報と、この座席情報に対応する利用者IDとを発券済み情報として駅管理サーバ2に送信する。
【0044】
ステップS48の処理が終了した場合、又はステップS46の処理が終了した場合、又はステップS43において磁気券41が改札機3の挿入口に挿入されていないと判定された場合、ステップS49に進む。
【0045】
ステップS49においては、制御部31により、読み出し/書き込み部33を介して、ICカード42が改札機3を通過しようとしているか否かが判定される。即ち、読み出し/書き込み部33は、常に所定の信号を電波により発信しており、ICカード42からこの信号に対する応答信号を受信したとき、ICカード42が改札機3を通過しようとしていると判断し、制御部31に通知するようになっている。
【0046】
ICカード42は、いわゆる非接触ICカードである。このICカード42は、上記利用者IDや座席情報等の各種データを記憶するメモリと、改札機3の読み出し/書き込み部33と無線で通信を行うRF回路と、アンテナと、メモリ及びRF回路を制御する制御部等から構成されている。
【0047】
ステップS49において、制御部31により、ICカード42が改札機3を通過しようとしていないと判定された場合、ステップS55に進む。一方、制御部31により、ICカード42が改札機3を通過しようとしていると判定された場合、ステップS50に進む。
【0048】
ステップS50においては、制御部31の制御下、読み出し/書き込み部33により、ICカード42に記憶されている利用者IDが読み出される。次に、ステップS51において、制御部31により、ICカード42から読み出された利用者IDを含む予約情報が記憶装置36に記憶されているか否かが判定される。その結果、ICカード42に記憶されている利用者IDを含む予約情報が記憶装置36に記憶されていないと判定された場合、ステップS52において通常の改札処理を行い、ステップS55に進む。一方、ICカード42に記憶されている利用者IDを含む予約情報が記憶装置36に記憶されていると判定された場合、ステップS53に進む。
【0049】
ステップS53において、制御部31は、ICカード42に記憶されている利用者IDに対応する座席番号を含む座席情報を、その利用者IDを含む予約情報から読み出し、この座席情報をICカード42に書き込むよう読み出し/書き込み部33に指令する。この指令を受けた読み出し/書き込み部33は、ICカード42に記憶されている利用者IDに対応する座席情報をICカード42のメモリに書き込む。これにより、実質的に利用者IDに対応する利用者に対して所定の座席番号の指定座席の指定席券を発券したことになる。
【0050】
次に、ステップS54において、制御部31は、ステップS53において発券した指定座席の座席番号を含む座席情報と、この座席情報に対応する利用者IDとを発券済み情報として駅管理サーバ2に送信する。そして、この発券済み情報を記憶装置37に記憶させる。
【0051】
ステップS54の処理が終了した場合、又はステップS52の処理が終了した場合、又はステップS49においてICカード42が改札機3を通過しようとしていないと判定された場合、ステップS55に進み、制御部31により、改札機3がメンテナンス等により電源がオフされるなどして処理の終了が指示されたか否かが判定される。その結果、処理の終了が指示されていないと判定された場合、ステップS41に戻り、ステップS41以降の処理が繰り返し実行される。一方、処理の終了が指示されたと判定された場合、本処理を終了する。
【0052】
図10は、図7のステップS4において、制御部11が、各利用者をグループ分けする方法を示している。ここでは一例として、各利用者が、第1の条件と第2の条件とを指定し、この第1の条件と第2の条件に基づいて、各利用者をグループ分けする場合について説明する。ただし、第1の条件は第2の条件より優先順位が高いものとする。
【0053】
第1の条件、又は第2の条件として指定可能な条件は、条件A乃至条件Gであるとする。この場合、利用者は、例えば、第1の条件として条件Aを指定し、第2の条件として条件Cを指定することができる。第1の条件として指定された条件Aの方が、第2の条件として指定された条件Cより優先順位が高い。
【0054】
まず、第1の条件として条件Aを指定した利用者を抽出し、グループ#1とする。次に、第1の条件として条件Bを指定した利用者を抽出し、グループ#2とする。次に、第1の条件として条件Cを指定した利用者を抽出し、グループ#3とする。次に、第1の条件として条件Dを指定した利用者を抽出し、グループ#4とする。次に、第1の条件として条件Eを指定した利用者を抽出し、グループ#5とする。次に、第1の条件として条件Fを指定した利用者を抽出し、グループ#6とする。次に、第1の条件として条件Gを指定した利用者を抽出し、グループ#7とする。
【0055】
次に、グループ#1に属する各利用者のうち、第2の条件として条件Bを指定した利用者をグループ#11とする。次に、グループ#1に属する各利用者のうち、第2の条件として条件Cを指定した利用者をグループ#12とする。次に、グループ#1に属する各利用者のうち、第2の条件として条件Dを指定した利用者をグループ#13とする。次に、グループ#1に属する各利用者のうち、第2の条件として条件Eを指定した利用者をグループ#14とする。次に、グループ#1に属する各利用者のうち、第2の条件として条件Fを指定した利用者をグループ#15とする。次に、グループ#1に属する各利用者のうち、第2の条件として条件Gを指定した利用者をグループ#16とする。
【0056】
同様に、グループ#2に属する各利用者のうち、第2の条件として条件Aを指定した利用者をグループ#21とする。次に、グループ#2に属する各利用者のうち、第2の条件として条件Cを指定した利用者をグループ#22とする。次に、グループ#2に属する各利用者のうち、第2の条件として条件Dを指定した利用者をグループ#23とする。次に、グループ#2に属する各利用者のうち、第2の条件として条件Eを指定した利用者をグループ#24とする。次に、グループ#2に属する各利用者のうち、第2の条件として条件Fを指定した利用者をグループ#25とする。次に、グループ#2に属する各利用者のうち、第2の条件として条件Gを指定した利用者をグループ#26とする。
【0057】
以下、同様に、グループ#3乃至#7について、第2の条件に基づいてさらにグループ分けする。さらに、第2の条件より優先順位の低い第3の条件が加わる場合も同様にして、各利用者をさらに小さなグループにグループ分けすることができる。
【0058】
このようにしてグループ分けされた各利用者に対して、座席が割り当てられるのであるが、座席の割り当ては、まず、各グループに対して行われる。即ち、最初のグループ#1乃至#7のそれぞれに対して、例えば、1車両が割り当てられる。次に、グループ#1に対応する車両において、グループ#11乃至#16に対して、1又は複数の座席からなる座席群がそれぞれ割り当てられる。以下同様に、グループ#2に対応する車両において、下位のグループであるグループ#21乃至#26に対して1又は複数の座席からなる座席群がそれぞれ割り当てられ、グループ#3に対応する車両において、下位のグループであるグループ#31乃至#36に対して1又は複数の座席からなる座席群がそれぞれ割り当てられ、グループ#4に対応する車両において、下位のグループであるグループ#41乃至#46に対して1又は複数の座席からなる座席群がそれぞれ割り当てられ、グループ#5に対応する車両において、下位のグループであるグループ#51乃至#56に対して1又は複数の座席からなる座席群がそれぞれ割り当てられ、グループ#6に対応する車両において、下位のグループであるグループ#61乃至#66に対して1又は複数の座席からなる座席群がそれぞれ割り当てられ、グループ#7に対応する車両において、下位のグループであるグループ#71乃至#76に対して1又は複数の座席からなる座席群がそれぞれ割り当てられる。そして、最後に、各利用者に対して、その利用者が属する最下位のグループの座席群の中の所定の座席が割り当てられる。ここでは、グループ#1乃至#7のそれぞれに対して1車両を割り当てるようにしたが、勿論、必ずしも1車両を割り当てる必要はなく、利用者の人数によっては車両単位ではなく、特定のエリアを割り当てたり、複数の車両を割り当てたりすることもできる。
【0059】
図11は、予約申込書の他の例を示している。この例では、各条件に対して優先順位を文字で指定する優先順位指定欄が設けられている。従って、指定したい条件に対して、優先順位を表す数字(「1」、「2」、・・・「7」等)を対応する優先順位指定欄に記入する。例えば、第1希望の条件が「禁煙希望」(条件A)であり、第2希望の条件が「携帯電話使用希望」(条件B)であり、第3希望の条件が「ビジネス目的」(条件F)である場合、条件Aの「禁煙希望」の優先順位指定欄に「1」を指定し、条件Bの「携帯電話使用希望」の優先順位指定欄に「2」を指定し、条件Fの「ビジネス目的」の優先順位指定欄に「3」を指定する。このような指定をすることにより、禁煙席で、携帯電話の使用が可能な、周りがビジネス目的の利用者が集まった座席を予約することができる。
【0060】
次に、予約申込情報に、複数の利用者が隣同士または向かい合わせの座席となることを希望するデータが含まれる場合の処理について説明する。この処理は、例えば、予約申込書の利用者の人数を指定する項目に所望の人数を記入し、予約申込情報に利用者の人数を追加することにより行われる。このとき、センタシステム1の制御部11は、上記複数の利用者に対応する利用者IDを互いに関連付けて記憶装置14に記憶させておく。そして、利用者IDが互いに関連付けられた利用者同士が隣同士又は向かい合わせの座席となるように座席の割り当てを行う。
【0061】
また、改札機3は、磁気券41が印刷面を有する場合、座席情報を磁気記録面に記録するとき、図示せぬ印刷処理部が印刷面に座席情報を印刷するようにすることもできる。或いは、発行部34が、座席情報を印刷した備忘録43を発行するようにすることもできる。備忘録43の発行は、利用者が磁気券41を使用する場合だけでなく、ICカード42を使用する場合に発行してもよい。
【0062】
また、改札機3が磁気券41又はICカード42に書き込んだ座席情報を、表示部35に表示して、利用者に座席番号を含む座席情報を知らせるようにすることもできる。これにより、利用者は、割り当てられた指定座席の座席番号を改札機3を通過するときに簡単に知ることができる。また、ICカード42に表示装置を設け、座席情報を表示することもできる。
【0063】
また、駅構内、又は列車内に、磁気券41及びICカード42に記録されている利用者IDを読み出し、その利用者IDに対して割り当てられた座席番号を含む座席情報等を改札機3から取得して所定の表示装置に表示する機能を有する座席表示装置を設置することもできる。これにより、利用者は、自分の座席を簡単に確認することができる。
【0064】
なお、上記実施の形態においては、本発明を列車の座席予約に適用する場合について説明したが、高速バスや航空機の座席予約にも適用することができる。
【0065】
また、上記実施の形態においては、駅管理サーバ2は、各改札機3から送信されてきた発券済み情報を一旦センタシステム1に送り、その後、センタシステム1から発券済み情報に対応する予約情報の抹消が指示されたとき、該当する予約情報を記憶装置23から抹消するようにしたが、各改札機3から送信されてきた発券済み情報を駅管理サーバ2が受信した段階で、この発券済み情報に対応する予約情報を記憶装置23から抹消し、この発券済み情報をセンタシステム1に送信するようにしてもよい。この場合、センタシステム1は駅管理サーバ2に対して発券済み情報に対応する予約情報の抹消を指示する必要がなくなり、専用回線等のトラヒックを軽減することができる。
【0066】
また、上記実施の形態においては、磁気券41及びICカード42を用いる場合について説明したが、利用者ID等の情報を表すバーコードを印刷等により記録した紙片等の記録媒体を用いることも可能である。その場合、改札機3に、バーコードを読み取るバーコードリーダを設けるようにする必要がある。
【0067】
また、上記実施の形態においては、指定可能な条件の数を7としたが、これに限定されるものではない。
【0068】
また、上記実施の形態の構成及び動作は例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができることは言うまでもない。
【0069】
【発明の効果】
以上の如く、本発明に係る座席予約システムおよび座席予約方法、並びに座席予約プログラムによれば、座席予約センタは、各列車の運行スケジュールを記憶し、予約申込情報を受信し、受信された予約申込情報に含まれる利用者が指定した乗車日と列車名と条件を、利用者に割り当てられた所定の識別コードに対応付けて記憶し、乗車日と列車名とが一致する利用者毎に、利用者が指定した複数の条件に基づいて利用者をグループ化し、複数の条件のうちの少なくとも1の条件が一致または類似するもの同士が近接した座席となるように、条件のうち優先順位が高く設定されたものから順に、その条件に基づいて利用者をグループ分けし、各グループ毎に次に優先順位が高く設定された条件に基づいてさらにグループ分けする処理を優先順位が低く設定された条件まで繰り返し行うことによって各利用者を優先順位が設定された複数の条件に基づいてグループ分けし、優先順位が高く設定された条件から順に、各条件に基づいて分けられたグループに対して空間的に隔てられた座席群を割り当て、優先順位が低く設定された条件に基づいて分けられた下位の各グループまで繰り返し座席群の割り当てを行い、下位の優先順位に基づいて分けられた下位の各グループに対して割り当てた座席群の各座席を、そのグループに属する各利用者に対して割り当て、割り当てられた座席の座席番号と、座席が割り当てられた利用者の識別コードを対応付けて予約情報として記憶し、記憶された予約情報を、駅管理装置に配信する。駅管理装置は、座席予約センタから配信された予約情報を受信し、受信された予約情報を記憶し、記憶された予約情報を改札機に配信する。改札機は、駅管理装置から配信された予約情報を受信し、受信された予約情報を記憶し、利用者が通過したことを検出し、利用者の識別コードを認識し、認識された利用者の識別コードが、記憶されている予約情報に含まれているか否かを判定し、判定結果に応じて、利用者の識別コードに対応する座席番号を予約情報から読み出し、利用者に対して座席番号の指定座席を発行するようにしたので、利用者の状況や趣向に応じて利用者をグループ分けし、利用者が改札機を通る時点で各グループ毎に区分された座席の中の所定の座席を割り当てることができ、状況や趣向が似ている利用者同士が近接した座席に配置されるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の座席予約システムの一実施の形態の全体の構成例を示す図である。
【図2】センタシステムの構成例を示すブロック図である。
【図3】予約申込情報の構成例を示す図である。
【図4】予約申込書の構成例を示す図である。
【図5】駅管理サーバの構成例を示すブロック図である。
【図6】改札機の構成例を示すブロック図である。
【図7】センタシステムの処理手順を説明するためのフローチャートである。
【図8】駅管理サーバの処理手順を説明するためのフローチャートである。
【図9】改札機の処理手順を説明するためのフローチャートである。
【図10】利用者をグループ分けする方法を説明するための図である。
【図11】予約申込書の他の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 センタシステム
2 駅管理サーバ
3 改札機
4 発券端末
5 PC
6 インターネット
11,21,31 制御部
12,22,32 通信制御部
13,14,15,16,17,18,23,24,36,37 記憶装置
33 読み出し/書き込み部
34 発行部
35 表示部
41 磁気券
42 ICカード
43 備忘録
図面
【図1】
0
【図2】
1
【図3】
2
【図4】
3
【図5】
4
【図6】
5
【図7】
6
【図8】
7
【図9】
8
【図10】
9
【図11】
10