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明細書 :地図情報処理装置、ナビゲーションシステム、およびプログラム

発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 特許公報(B2)
特許番号 特許第4431727号 (P4431727)
公開番号 特開2008-039879 (P2008-039879A)
登録日 平成22年1月8日(2010.1.8)
発行日 平成22年3月17日(2010.3.17)
公開日 平成20年2月21日(2008.2.21)
発明の名称または考案の名称 地図情報処理装置、ナビゲーションシステム、およびプログラム
国際特許分類 G09B  29/00        (2006.01)
G06F   3/048       (2006.01)
G09B  29/10        (2006.01)
FI G09B 29/00 A
G06F 3/048 653A
G09B 29/10 A
請求項の数または発明の数 13
全頁数 42
出願番号 特願2006-210641 (P2006-210641)
出願日 平成18年8月2日(2006.8.2)
新規性喪失の例外の表示 特許法第30条第1項適用 平成18年2月24日 インターネットアドレス「http://www.db.soc.i.kyoto-u.ac.jp/DEWS2006/doc/4B-oi2.pdf」に発表
特許法第30条第1項適用 平成18年5月9日 社団法人 情報処理学会主催の「インターナショナル ワークショップ オン ヒューチャーモバイルアンドユビキタスインフォメーションテクノロジーズ」において文書をもって発表
特許法第30条第1項適用 平成18年6月22日 日本データベース学会発行の「日本データベース学会Letters DBSJ Letters Vol5,No.1」に発表
審査請求日 平成21年3月2日(2009.3.2)
特許権者または実用新案権者 【識別番号】592216384
【氏名又は名称】兵庫県
発明者または考案者 【氏名】角谷 和俊
【氏名】平元 綾子
早期審査対象出願または早期審理対象出願 早期審査対象出願
個別代理人の代理人 【識別番号】100115749、【弁理士】、【氏名又は名称】谷川 英和
審査官 【審査官】中澤 言一
参考文献・文献 特開2005-221470(JP,A)
特開2006-139509(JP,A)
特開2006-127117(JP,A)
特開2003-337823(JP,A)
平元綾子,外2名,「移動情報端末における地理オブジェクト表示特性に基づくWeb検索方式」,情報処理学会研究報告 2006-DBS-140(I) [データベースシステム],日本,社団法人情報処理学会,2006年 7月12日,Vol.2006,No.77,p.163-170
平元綾子,外2名,「移動情報端末における地理オブジェクト表示特性に基づくWeb検索方式」,電子情報通信学会技術研究報告 DE2006-22~49 〔データ工学〕,日本,社団法人電子情報通信学会,2006年 7月 5日,Vol.106,No.148,p.133-138
調査した分野 G09B 29/00 - 29/14
G06F 3/048
特許請求の範囲 【請求項1】
地図についての情報である地図情報を格納し得る地図情報格納部と、
前記地図を出力する指示、および前記地図を閲覧する複数の操作である地図閲覧操作列を受け付け受付部と、
前記受付部が地図を出力する指示を受け付けた場合に、前記地図情報を読み出し、地図を出力する地図出力部と、
前記地図閲覧操作列に対応する複数の操作の情報である操作情報列を取得する操作情報列取得部と、
前記操作情報列を用いて、前記地図情報から1以上のキーワードを取得するキーワード取得部と、
前記1以上のキーワードを用いて、情報を検索する検索部と、
前記検索部が検索した情報を出力する情報出力部と、
前記受付部が地図閲覧操作を受け付け場合に、前記地図閲覧操作に応じて地図の出力を変更する地図出力変更部とを具備し、
前記キーワード取得部は、
操作情報列と、取得するキーワードの地図上での範囲についての情報である検索範囲情報の対である検索範囲管理情報を2組以上格納している検索範囲管理情報格納手段と、
前記操作情報列取得部が取得した以上の操作情報である操作情報列に対応する検索範囲情報を前記検索範囲管理情報格納手段から取得する検索範囲情報取得手段と、
前記検索範囲情報取得手段が取得した検索範囲情報に従って、前記地図情報から1以上のキーワードを取得するキーワード取得手段を具備し、
前記地図閲覧操作は、
ズームイン操作(記号[i])、ズームアウト操作(記号[o])、移動操作(記号[m])、センタリング操作(記号[c])を含み、
前記操作情報列は、
m*c+i+([*]は0回以上の繰り返し、[+]は1回以上の繰り返し)の操作列を示す情報であり、任意の一点を指定する操作情報列である単点指定操作情報列、または、
m+o+の操作列を示す情報であり、任意の二以上の点を指定する操作情報列である複数点指定操作情報列、または、
i+c[c*m*]*の操作列を示す情報であり、複数の地点を順に選択する操作情報列である選択指定操作情報列、または、
c+m*o+の操作列を示す情報であり、複数の地点の位置関係を調べる操作情報列である周辺指定操作情報列、または、
o+m+の操作列を示す情報であり、複数地点を移動させていく操作情報列である広域指定操作情報列、または、
前記5種類の操作情報列の組み合わせのいずれかであり、
前記5種類の操作情報列の組み合わせは、
単点指定操作情報列の後に単点指定操作情報列が続き、その後に、当該後の単点指定操作情報列の一部が重複する選択指定操作情報列を有する操作情報列である絞込検索操作情報列と、
選択指定操作情報列の後に複数点指定操作情報列が続き、その後に、当該複数点指定操作情報列の一部が重複する広域指定操作情報列を有する操作情報列である比較検索操作情報列と、
周辺指定操作情報列の後に、選択指定操作情報列が続く操作情報列である経路検索操作情報列のいずれかであり、
前記検索範囲管理情報格納手段は、
絞込検索操作情報列と、ズームイン操作後にセンタリング操作を受け付けた場合またはズームイン操作後に移動操作を受け付けた場合に出力されている地図の中心地点と近傍にある地点である目的地点のキーワードを取得する旨の情報である絞込検索対象情報を対に有する検索範囲情報を少なくとも格納し、
前記検索範囲情報取得手段は、
前記操作情報列取得部が取得した2以上の操作情報である操作情報列が絞込検索操作情報列に対応すると判断した場合に、前記絞込検索対象情報を取得し、
前記キーワード取得手段は、
前記検索範囲情報取得手段が取得した絞込検索対象情報に対応する目的地点のキーワードを少なくとも取得する地図情報処理装置。
【請求項2】
前記絞込検索対象情報は、
ズームイン操作前にセンタリング操作を受け付けた場合に出力されている地図の中心地点と近傍にある地点である目印地点のキーワードを取得する旨の情報も含み、
前記キーワード取得手段は、
前記検索範囲情報取得手段が取得した絞込検索対象情報に対応する目印地点のキーワードをも取得する請求項1記載の地図情報処理装置。
【請求項3】
前記検索範囲管理情報格納手段は、
比較検索操作情報列と、ズームアウト操作後に出力されている地図の領域とズームアウト操作前に出力されている地図の領域の差の領域を示す情報である比較検索対象情報を対に有する検索範囲情報を少なくとも格納し、
前記検索範囲情報取得手段は、
前記操作情報列取得部が取得した2以上の操作情報である操作情報列が比較検索操作情報列に対応すると判断した場合に、前記比較検索対象情報を取得し、
前記キーワード取得手段は、
前記検索範囲情報取得手段が取得した比較検索対象情報に対応するキーワードを少なくとも取得する請求項1記載の地図情報処理装置。
【請求項4】
前記検索範囲管理情報格納手段は、
比較検索操作情報列と、移動操作後に出力されている地図の領域から移動操作前に出力されている地図の領域を除いた領域を示す情報である比較検索対象情報を対に有する検索範囲情報を少なくとも格納し、
前記検索範囲情報取得手段は、
前記操作情報列取得部が取得した2以上の操作情報である操作情報列が比較検索操作情報列に対応すると判断した場合に、前記比較検索対象情報を取得し、
前記キーワード取得手段は、
前記検索範囲情報取得手段が取得した比較検索対象情報に対応するキーワードを少なくとも取得する請求項1記載の地図情報処理装置。
【請求項5】
前記検索部が検索する情報は、インターネット上の複数のWebページであり、
前記キーワード取得手段は、
前記検索範囲情報取得手段が取得した比較検索対象情報に対応するキーワードを取得した場合に一のキーワードのみを取得した場合、さらに、当該一のキーワードと共起度の最大となるキーワードを前記複数のWebページから検索し、取得する請求項3記載の地図情報処理装置。
【請求項6】
前記検索範囲管理情報格納手段は、
経路検索操作情報列と、ズームイン操作またはズームアウト操作を受け付けた場合に出力されている地図の中心地点と近傍にある地点である目的地点のキーワードを取得する旨の情報である経路検索対象情報を対に有する検索範囲情報を少なくとも格納し、
前記検索範囲情報取得手段は、
前記操作情報列取得部が取得した以上の操作情報である操作情報列が経路検索操作情報列に対応すると判断した場合に、前記経路検索対象情報を取得し、
前記キーワード取得手段は、
前記検索範囲情報取得手段が取得した経路検索対象情報に対応する目的地点のキーワードを少なくとも取得する請求項1記載の地図情報処理装置。
【請求項7】
前記経路検索対象情報は、
ズームイン操作前にセンタリング操作を受け付けた場合に出力されている地図の中心地点と近傍にある地点である目印地点のキーワードを取得する旨の情報も含み、
前記キーワード取得手段は、
前記検索範囲情報取得手段が取得した経路検索対象情報に対応する目印地点のキーワードをも取得する請求項6記載の地図情報処理装置。
【請求項8】
前記検索部の検索対象の情報は、インターネット上の1以上のWebページであり、
前記検索部は、
前記受付部が絞込検索操作情報列を受け付けた場合、前記目的地点のキーワードをタイトル内に有し、かつ、前記目印地点のキーワードをページ内に有するWebページを検索する請求項7記載の地図情報処理装置。
【請求項9】
前記地図情報は、地図の図柄を示す地図図柄情報と、地図上の用語と当該用語の位置を示す位置情報を有する用語情報を有し、
前記検索部の検索対象の情報は、インターネット上の1以上のWebページであり、
前記検索部は、
前記目地点のキーワードと前記目印地点のキーワードの両方が含まれる1以上のWebページを取得し、かつ、当該取得した1以上の各Webページから2以上の用語を検出し、当該2以上の用語の位置を示す2以上の位置情報を前記地図情報から取得し、当該2以上の位置情報を用いて、Webページの記述の地理的範囲を示す情報である地理的範囲情報をWebページごとに取得し、当該地理的範囲情報が最も狭い地理的範囲を示すWebページを少なくとも取得する請求項7記載の地図情報処理装置。
【請求項10】
前記検索部は、
前記目地点のキーワードと前記目印地点のキーワードの両方が含まれる1以上のWebページを取得する場合、少なくともどちらか一方のキーワードをWebページのタイトル内に有する1以上のWebページを取得する請求項9記載の地図情報処理装置。
【請求項11】
請求項1から請求項10いずれか記載の地図情報処理装置を具備するナビゲーションシステム。
【請求項12】
記憶媒体に、
地図についての情報である地図情報を格納しており、かつ、
記憶媒体に、
操作情報列と、取得するキーワードの地図上での範囲についての情報である検索範囲情報の対である検索範囲管理情報を2組以上格納しており、かつ、
記憶媒体に、
絞込検索操作情報列と、ズームイン操作後にセンタリング操作を受け付けた場合またはズームイン操作後に移動操作を受け付けた場合に出力されている地図の中心地点と近傍にある地点である目的地点のキーワードを取得する旨の情報である絞込検索対象情報を対に有する検索範囲情報を少なくとも格納しており、
受付部、地図出力部、操作情報列取得部、キーワード取得部、検索部、情報出力部、および地図出力変更部とを用いて実現される地図情報出力方法であって、
前記受付部により、前記地図を出力する指示、および前記地図を閲覧する複数の操作である地図閲覧操作列を受け付け受付ステップと、
前記地図出力部により、前記受付ステップで地図を出力する指示を受け付けた場合に、前記地図情報を読み出し、地図を出力する地図出力ステップと、
前記操作情報列取得部により、前記地図閲覧操作列に対応する複数の操作の情報である操作情報列を取得する操作情報列取得ステップと、
前記キーワード取得部により、前記操作情報列を用いて、前記地図情報から1以上のキーワードを取得するキーワード取得ステップと、
前記検索部により、前記1以上のキーワードを用いて、情報を検索する検索ステップと、
前記情報出力部により、前記検索部が検索した情報を出力する情報出力ステップと、
前記地図出力変更部により、前記受付ステップで地図閲覧操作を受け付け場合に、前記地図閲覧操作に応じて地図の出力を変更する地図出力変更ステップとを具備し、
前記キーワード取得ステップは、
前記操作情報列取得ステップで取得された以上の操作情報である操作情報列に対応する検索範囲情報を前記記憶媒体から取得する検索範囲情報取得サブステップと、
前記検索範囲情報取得サブステップで取得された検索範囲情報に従って、前記地図情報から1以上のキーワードを取得するキーワード取得サブステップを具備し、
前記地図閲覧操作は、
ズームイン操作(記号[i])、ズームアウト操作(記号[o])、移動操作(記号[m])、センタリング操作(記号[c])を含み、
前記操作情報列は、
m*c+i+([*]は0回以上の繰り返し、[+]は1回以上の繰り返し)の操作列を示す情報であり、任意の一点を指定する操作情報列である単点指定操作情報列、または、
m+o+の操作列を示す情報であり、任意の二以上の点を指定する操作情報列である複数点指定操作情報列、または、
i+c[c*m*]*の操作列を示す情報であり、複数の地点を順に選択する操作情報列である選択指定操作情報列、または、
c+m*o+の操作列を示す情報であり、複数の地点の位置関係を調べる操作情報列である周辺指定操作情報列、または、
o+m+の操作列を示す情報であり、複数地点を移動させていく操作情報列である広域指定操作情報列、または、
前記5種類の操作情報列の組み合わせのいずれかであり、
前記5種類の操作情報列の組み合わせは、
単点指定操作情報列の後に単点指定操作情報列が続き、その後に、当該後の単点指定操作情報列の一部が重複する選択指定操作情報列を有する操作情報列である絞込検索操作情報列と、
選択指定操作情報列の後に複数点指定操作情報列が続き、その後に、当該複数点指定操作情報列の一部が重複する広域指定操作情報列を有する操作情報列である比較検索操作情報列と、
周辺指定操作情報列の後に、選択指定操作情報列が続く操作情報列である経路検索操作情報列のいずれかであり
前記検索範囲情報取得サブステップにおいて、
前記操作情報列取得ステップで取得された2以上の操作情報である操作情報列が絞込検索操作情報列に対応すると判断した場合に、前記絞込検索対象情報を取得し、
前記キーワード取得サブステップにおいて、
前記検索範囲情報取得サブステップで取得された絞込検索対象情報に対応する目的地点のキーワードを少なくとも取得する地図情報処理方法。
【請求項13】
記憶媒体に、
地図についての情報である地図情報を格納しており、かつ、
記憶媒体に、
操作情報列と、取得するキーワードの地図上での範囲についての情報である検索範囲情報の対である検索範囲管理情報を2組以上格納しており、かつ、
記憶媒体に、
絞込検索操作情報列と、ズームイン操作後にセンタリング操作を受け付けた場合またはズームイン操作後に移動操作を受け付けた場合に出力されている地図の中心地点と近傍にある地点である目的地点のキーワードを取得する旨の情報である絞込検索対象情報を対に有する検索範囲情報を少なくとも格納しており、
コンピュータに、
地図を出力する指示、および地図を閲覧する複数の操作である地図閲覧操作列を受け付け受付ステップと、
前記受付ステップにおいて地図を出力する指示を受け付けた場合に、前記地図情報を前記記憶媒体から読み出し、地図を出力する地図出力ステップと、
前記地図閲覧操作列に対応する複数の操作の情報である操作情報列を取得する操作情報列取得ステップと、
前記操作情報列を用いて、格納されている地図情報から1以上のキーワードを取得するキーワード取得ステップと、
前記1以上のキーワードを用いて、情報を検索する検索ステップと、
前記検索ステップで検索した情報を出力する情報出力ステップと、
前記受付ステップで地図閲覧操作を受け付け場合に、前記地図閲覧操作に応じて地図の出力を変更する地図出力変更ステップとを実行させるためのプログラムであり、
前記キーワード取得ステップは、
前記操作情報列取得ステップで取得された以上の操作情報である操作情報列に対応する検索範囲情報を前記記憶媒体から取得する検索範囲情報取得サブステップと、
前記検索範囲情報取得サブステップで取得された検索範囲情報に従って、前記地図情報から1以上のキーワードを取得するキーワード取得サブステップを具備し、
前記地図閲覧操作は、
ズームイン操作(記号[i])、ズームアウト操作(記号[o])、移動操作(記号[m])、センタリング操作(記号[c])を含み、
前記操作情報列は、
m*c+i+([*]は0回以上の繰り返し、[+]は1回以上の繰り返し)の操作列を示す情報であり、任意の一点を指定する操作情報列である単点指定操作情報列、または、
m+o+の操作列を示す情報であり、任意の二以上の点を指定する操作情報列である複数点指定操作情報列、または、
i+c[c*m*]*の操作列を示す情報であり、複数の地点を順に選択する操作情報列である選択指定操作情報列、または、
c+m*o+の操作列を示す情報であり、複数の地点の位置関係を調べる操作情報列である周辺指定操作情報列、または、
o+m+の操作列を示す情報であり、複数地点を移動させていく操作情報列である広域指定操作情報列、または、
前記5種類の操作情報列の組み合わせのいずれかであり、
前記5種類の操作情報列の組み合わせは、
単点指定操作情報列の後に単点指定操作情報列が続き、その後に、当該後の単点指定操作情報列の一部が重複する選択指定操作情報列を有する操作情報列である絞込検索操作情報列と、
選択指定操作情報列の後に複数点指定操作情報列が続き、その後に、当該複数点指定操作情報列の一部が重複する広域指定操作情報列を有する操作情報列である比較検索操作情報列と、
周辺指定操作情報列の後に、選択指定操作情報列が続く操作情報列である経路検索操作情報列のいずれかであり、
前記検索範囲情報取得サブステップにおいて、
前記操作情報列取得ステップで取得された2以上の操作情報である操作情報列が絞込検索操作情報列に対応すると判断した場合に、前記絞込検索対象情報を取得し、
前記キーワード取得サブステップにおいて、
前記検索範囲情報取得サブステップで取得された絞込検索対象情報に対応する目的地点のキーワードを少なくとも取得するように、コンピュータに実行させるためのプログラム。
発明の詳細な説明 【技術分野】
【0001】
本発明は、地図の閲覧操作に対応して、情報を検索する地図情報処理装置等に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のカーナビゲーションシステムなどの地図情報処理装置において、画面上に提示されている地図上の領域に対する関連情報などを提示する機能が実現されている。例えば、現在地からある一定距離以内のガソリンスタンドを検索する機能などである。
【0003】
また、従来の第二の技術であるWeb上のオンライン地図などでも、現在提示されている地域に関する情報(レストラン情報,交通機関など)を付帯情報として提示する機能が提供されている(例えば、非特許文献1参照)。
【0004】
また、従来の第三の技術として、オンライン地図に対する操作により、ユーザは視聴する地図画面領域や縮尺を容易に変更させることができる技術がある(例えば、非特許文献2参照)。
【0005】
また、従来の第四の技術として、現存するWebページの内容に地理的構造を持たせ、実空間の地理座標と対応付けることにより地理的観点からのWeb検索を可能にしている技術がある(非特許文献3、4参照)。
【0006】
また、従来の第五の技術として、ユーザによってサーバへ送られた画像を、付加された位置情報を基に地図上に貼り付けることで情報分布を視覚的に表現している技術がある(非特許文献5参照)。
【0007】
また、従来の第六の技術として、地名・ランドマークと助詞との共起の関係によりBlog内のキーワードを多くの人が旅の目的にする「対象」と、人の「体験」に分けることによりBlog検索をより効率のよいものにしている(非特許文献6参照)。
【0008】
また、従来の第七の技術として、ユーザは地図上に経路を描くことによってその経路に沿ったWeb上の地域情報を受動的に閲覧できる技術がある。この技術を実装したシステムで表示されるWebページはあらかじめ計算された地理的重要度によって決定される。また、地図に対するユーザのズームイン、ズームアウト操作により提示するべき情報の詳細度を変化させている。もし、ユーザがズームアウト操作をしたとすれば,地理的重要度の高いキーワードが含まれるWebページが表示され、ズームイン操作をしたとすれば、ユーザはよりその地域の詳細情報が欲しいとし、地理的重要度の低いキーワードが含まれるWebページを表示している(非特許文献7、8参照)。本技術において、地図に対する単一のユーザ操作のみからユーザの意図を推定し、情報を検索している。
【0009】
また、従来の第八の技術として、ユーザの単一の地図操作から、個人の操作ごとに違う地図画面を提示するシステムがある(非特許文献9参照)。
【0010】
さらに、関連する技術として、後述するMBR(Minimum Bounding Rectangle)の技術がある(非特許文献10参照)。

【非特許文献1】いつもガイド,インターネット<URL:http://www.its-mo.com>
【非特許文献2】高木悟、他1名,「地図情報を利用した情報検索」,情報処理,2000,Vol.41,No.4,pp.357-362
【非特許文献3】平松薫、他1名,「地域情報サービスのための拡張Web 空間」,情報処理学会論文誌、データベース、2000,Vol.41,No.SIG6(TOD7),pp.81-90
【非特許文献4】平松薫、他2名,「時空間構造に基づくWeb 検索の拡張」,第1 回人工知能学会セマンティックWeb とオントロジー研究会,2002,No.SIG-SWO-A201-08 人工知能学会
【非特許文献5】上松大輝、他4名,「場log:Weblog環境における位置情報利用の提案」,第6回セマンティックウェブとオントロジー研究会,2004,No. SIG-SWO-A401-07 人工知能学会
【非特許文献6】倉島健、他2名,「街Blog からの体験表現抽出とその空間的提示手法の提案」,情報処理学会研究報告,2005,Vol.2005,No.67,2005-DBS-137,pp.47-53
【非特許文献7】Taro Tezuka、他1名,「Trajectory-based Presentation of Heterogeneous Spatio-temporal Content」,Web and Wireless Geographical Information Systems - W2GIS2005, Lecture Notes in Computer Science 3833, pp.235-245, Springer-Verlag
【非特許文献8】手塚太郎、他1名,「ウェブからのランドマーク抽出に基づくクエリフリーな地域情報閲覧」DBSJ Letters,2005,Vol.4,No.1,pp.141-144
【非特許文献9】Joe Weakliam、他2名,「Implicit interaction profiling for recommending spatial content」ACM GIS 2005,pp.285-294
【非特許文献10】馬強、他2名,「 ページ内容と位置情報に基づくWeb コンテンツのローカル度検出とその応用」,情報処理学会研究報告,2002,Vol.2002,No.67,2002-DBS-128-69,pp.515-522
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
しかしながら、従来のカーナビゲーションシステムやオンライン地図などの地図情報処理装置においては,現在表示されている地図領域に含まれる関連情報(関連のWebページなど)のみ提示されている。
【0012】
また、非特許文献2から非特許文献9における従来技術では、複数の地図閲覧操作である地図閲覧操作列からユーザの地図操作の意図を推定し、関連情報を入手することができなかった。そのために、ユーザの地図操作に応じた適切な情報の提示ができなかった。
【0013】
そこで、本発明は、ユーザの地図に対する操作列を自動的に検出し、適切な情報を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本第一の発明の地図情報処理装置は、地図についての情報である地図情報を格納し得る地図情報格納部と、前記地図を閲覧する複数の操作である地図閲覧操作列を受け付け受付部と、前記地図閲覧操作列に対応する複数の操作の情報である操作情報列を取得する操作情報列取得部と、前記操作情報列を用いて、前記地図情報から1以上のキーワードを取得するキーワード取得部と、前記1以上のキーワードを用いて、情報を検索する検索部と、前記検索部が検索した情報を出力する情報出力部を具備する地図情報処理装置である。
【0015】
かかる構成により、ユーザの地図に対する操作列を自動的に検出し、適切な情報を提供することができる。
【0016】
また、本第二の発明の地図情報処理装置は、第一の発明に対して、前記受付部は、前記地図を出力する指示をも受け付け、前記受付部が地図を出力する指示を受け付けた場合に、前記地図情報を読み出し、地図を出力する地図出力部と、前記受付部が地図閲覧操作を受け付け場合に、前記地図閲覧操作に応じて地図の出力を変更する地図出力変更部をさらに具備する地図情報処理装置である。
【0017】
かかる構成により、地図の出力変更も可能となる。
【0018】
また、本第三の発明の地図情報処理装置は、第二の発明に対して、前記キーワード取得部は、操作情報列と、取得するキーワードの地図上での範囲についての情報である検索範囲情報の対である検索範囲管理情報を2組以上格納している検索範囲管理情報格納手段と、前記操作情報取得部が取得した1以上の操作情報である操作情報列に対応する検索範囲情報を前記検索範囲管理情報格納手段から取得する検索範囲情報取得手段と、前記検索範囲情報取得手段が取得した検索範囲情報に従って、前記地図情報から1以上のキーワードを取得するキーワード取得手段を具備する地図情報処理装置である。
【0019】
かかる構成により、操作情報列のパターンに合致したキーワードの検索範囲を定義でき、適切にユーザの地図操作意図に合致した情報を提供することができる。
【0020】
また、本第四の発明の地図情報処理装置は、第三の発明に対して、前記地図閲覧操作は、ズームイン操作(記号[i])、ズームアウト操作(記号[o])、移動操作(記号[m])、センタリング操作(記号[c])を含み、前記操作情報列は、m*c+i+([*]は0回以上の繰り返し、[+]は1回以上の繰り返し)の操作列を示す情報であり、任意の一点を指定する操作情報列である単点指定操作情報列と、m+o+の操作列を示す情報であり、任意の二以上の点を指定する操作情報列である複数点指定操作情報列と、i+c[c*m*]*の操作列を示す情報であり、複数の地点を順に選択する操作情報列である選択指定操作情報列と、c+m*o+の操作列を示す情報であり、複数の地点の位置関係を調べる操作情報列である周辺指定操作情報列と、o+m+の操作列を示す情報であり、複数地点を移動させていく操作情報列である広域指定操作情報列と、または、前記5種類の操作情報列の組み合わせのいずれかである地図情報処理装置である。
【0021】
かかる構成により、適切にユーザの地図操作意図に合致した情報を提供することができる。
【0022】
また、本第五の発明の地図情報処理装置は、第四の発明に対して、前記5種類の操作情報列の組み合わせは、単点指定操作情報列の後に単点指定操作情報列が続き、その後に、当該後の単点指定操作情報列の一部が重複する選択指定操作情報列を有する操作情報列である絞込検索操作情報列と、選択指定操作情報列の後に複数点指定操作情報列が続き、その後に、当該複数点指定操作情報列の一部が重複する広域指定操作情報列を有する操作情報列である比較検索操作情報列と、周辺指定操作情報列の後に、選択指定操作情報列が続く操作情報列である経路検索操作情報列のいずれかである地図情報処理装置である。
【0023】
かかる構成により、さらに適切にユーザの地図操作意図に合致した情報を提供することができる。
【0024】
また、本第六の発明の地図情報処理装置は、第五の発明に対して、前記検索範囲管理情報格納手段は、絞込検索操作情報列と、ズームイン操作後にセンタリング操作を受け付けた場合またはズームイン操作後に移動操作を受け付けた場合に出力されている地図の中心地点と近傍にある地点である目的地点のキーワードを取得する旨の情報である絞込検索対象情報を対に有する検索範囲情報を少なくとも格納し、前記検索範囲情報取得手段は、前記操作情報取得部が取得した2以上の操作情報である操作情報列が絞込検索操作情報列に対応すると判断した場合に、前記絞込検索対象情報を取得し、前記キーワード取得手段は、前記検索範囲情報取得手段が取得した絞込検索対象情報に対応する目的地点のキーワードを少なくとも取得する地図情報処理装置である。
【0025】
かかる構成により、絞込検索の意図に合致した情報を取得できる。
【0026】
また、本第七の発明の地図情報処理装置は、第六の発明に対して、前記絞込検索対象情報は、ズームイン操作前にセンタリング操作を受け付けた場合に出力されている地図の中心地点と近傍にある地点である目印地点のキーワードを取得する旨の情報も含み、前記キーワード取得手段は、前記検索範囲情報取得手段が取得した絞込検索対象情報に対応する目印地点のキーワードをも取得する地図情報処理装置である。
【0027】
かかる構成により、絞込検索の意図に合致した情報を取得できる。
【0028】
また、本第八の発明の地図情報処理装置は、第五の発明に対して、前記検索範囲管理情報格納手段は、比較検索操作情報列と、ズームアウト操作後に出力されている地図の領域とズームアウト操作前に出力されている地図の領域の差の領域を示す情報である比較検索対象情報を対に有する検索範囲情報を少なくとも格納し、前記検索範囲情報取得手段は、前記操作情報取得部が取得した2以上の操作情報である操作情報列が比較検索操作情報列に対応すると判断した場合に、前記比較検索対象情報を取得し、前記キーワード取得手段は、前記検索範囲情報取得手段が取得した比較検索対象情報に対応するキーワードを少なくとも取得する地図情報処理装置である。
【0029】
かかる構成により、比較検索の意図に合致した情報を取得できる。
【0030】
また、本第九の発明の地図情報処理装置は、第五の発明に対して、前記検索範囲管理情報格納手段は、比較検索操作情報列と、移動操作後に出力されている地図の領域から移動操作前に出力されている地図の領域を除いた領域を示す情報である比較検索対象情報を対に有する検索範囲情報を少なくとも格納し、前記検索範囲情報取得手段は、前記操作情報取得部が取得した2以上の操作情報である操作情報列が比較検索操作情報列に対応すると判断した場合に、前記比較検索対象情報を取得し、前記キーワード取得手段は、前記検索範囲情報取得手段が取得した比較検索対象情報に対応するキーワードを少なくとも取得する地図情報処理装置である。
【0031】
かかる構成により、比較検索の意図に合致した情報を取得できる。
【0032】
また、本第十の発明の地図情報処理装置は、第八の発明に対して、前記検索部が検索する情報は、インターネット上の複数のWebページであり、前記キーワード取得手段は、前記検索範囲情報取得手段が取得した比較検索対象情報に対応するキーワードキーワードを取得した場合に一のキーワードのみを取得した場合、さらに、当該一のキーワードと共起度の最大となるキーワードを前記複数のWebページから検索し、取得する地図情報処理装置である。
【0033】
かかる構成により、比較検索の意図に合致した情報を取得できる。
【0034】
また、本第十一の発明の地図情報処理装置は、第五の発明に対して、前記検索範囲管理情報格納手段は、経路検索操作情報列と、ズームイン操作またはズームアウト操作を受け付けた場合に出力されている地図の中心地点と近傍にある地点である目的地点のキーワードを取得する旨の情報である経路検索対象情報を対に有する検索範囲情報を少なくとも格納し、前記検索範囲情報取得手段は、前記操作情報取得部が取得した1以上の操作情報である操作情報列が経路検索操作情報列に対応すると判断した場合に、前記経路検索対象情報を取得し、前記キーワード取得手段は、前記検索範囲情報取得手段が取得した経路検索対象情報に対応する目的地点のキーワードを少なくとも取得する地図情報処理装置である。
【0035】
かかる構成により、経路検索の意図に合致した情報を取得できる。
【0036】
また、本第十二の発明の地図情報処理装置は、第十一の発明に対して、前記経路検索対象情報は、ズームイン操作前にセンタリング操作を受け付けた場合に出力されている地図の中心地点と近傍にある地点である目印地点のキーワードを取得する旨の情報も含み、前記キーワード取得手段は、前記検索範囲情報取得手段が取得した経路検索対象情報に対応する目印地点のキーワードをも取得する地図情報処理装置である。
【0037】
かかる構成により、経路検索の意図に合致した情報を取得できる。
【0038】
また、本第十三の発明の地図情報処理装置は、第一の発明に対して、前記操作情報取得部は、2以上の一連の操作情報である操作情報列を取得し、かつ、所定の条件に合致した場合に、自動的に取得する一の操作情報列を終了し、前記キーワード取得部は、前記一の操作情報列を用いて、前記地図情報から1以上のキーワードを取得する地図情報処理装置である。
【0039】
かかる構成により、ユーザの地図操作の区切りを自動的に取得でき、さらに適切な情報検索が可能となる。
【0040】
また、本第十四の発明の地図情報処理装置は、第十三の発明に対して、前記所定の条件は、移動操作における移動距離が予め決められた閾値より大きい場合である地図情報処理装置である。
【0041】
かかる構成により、ユーザの地図操作の区切りを自動的に取得でき、さらに適切な情報検索が可能となる。
【0042】
また、本第十五の発明の地図情報処理装置は、第一の発明に対して、前記検索部の検索対象の情報は、インターネット上の1以上のWebページである地図情報処理装置である。
【0043】
かかる構成により、Web上の情報格納装置から適切な情報を検索できる。
【0044】
また、本第十六の発明の地図情報処理装置は、第十二の発明に対して、前記検索部の検索対象の情報は、インターネット上の1以上のWebページであり、前記検索部は、前記受付部が絞込検索操作情報列を受け付けた場合、前記目的地点のキーワードをタイトル内に有し、かつ、前記目印地点のキーワードをページ内に有するWebページを検索する地図情報処理装置である。
【0045】
かかる構成により、適切なWebページを取得できる。
【0046】
また、本第十七の発明の地図情報処理装置は、第十二の発明に対して、前記地図情報は、地図の図柄を示す地図図柄情報と、地図上の用語と当該用語の位置を示す位置情報を有する用語情報を有し、前記検索部の検索対象の情報は、インターネット上の1以上のWebページであり、前記検索部は、前記目印地点のキーワードと前記目印地点のキーワードの両方が含まれる1以上のWebページを取得し、かつ、当該取得した1以上の各Webページから2以上の用語を検出し、当該2以上の用語の位置を示す2以上の位置情報を前記地図情報から取得し、当該2以上の位置情報を用いて、Webページの記述の地理的範囲を示す情報である地理的範囲情報をWebページごとに取得し、当該地理的範囲情報が最も狭い地理的範囲を示すWebページを少なくとも取得する
【0047】
かかる構成により、適切なWebページを取得できる。
【0048】
また、本第十八の発明の地図情報処理装置は、第十七の発明に対して、前記検索部は、前記目印地点のキーワードと前記目印地点のキーワードの両方が含まれる1以上のWebページを取得する場合、少なくともどちらか一方のキーワードをWebページのタイトル内に有する1以上のWebページを取得する
【0049】
かかる構成により、さらに適切なWebページを取得できる。
【発明の効果】
【0050】
本発明による地図情報処理装置によれば、ユーザの地図に対する操作列を自動的に検出し、適切な情報を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0051】
以下、地図情報処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態)
【0052】
図1は、本実施の形態における地図情報処理システムの概念図である。地図情報処理システムは、地図情報処理装置11と1以上の情報格納装置12を有する。
【0053】
図2は、本実施の形態における地図情報処理システムのブロック図である。地図情報処理装置11は、地図情報格納部1101、受付部1102、地図出力部1103、地図出力変更部1104、操作情報列取得部1105、キーワード取得部1106、検索部1107、情報出力部1108を具備する。
【0054】
キーワード取得部1106は、検索範囲管理情報格納手段11061、検索範囲情報取得手段11062、キーワード取得手段11063を具備する。
【0055】
情報格納装置12は、地図情報処理装置11により検索され得る情報を格納しており、地図情報処理装置11からの要求に従って、情報を読み出し、当該情報を地図情報処理装置11に送信する。情報とは、例えば、Webページや、データベースに格納されているレコードなどであり、そのデータタイプや形式は問わない。情報格納装置12は、Webページを保持しているWebサーバや、データベースを具備するデータベースサーバなどである。
【0056】
地図情報格納部1101は、地図についての情報である地図情報を格納し得る。地図情報格納部1101の地図情報は、他の装置から取得した情報でも良いし、予め地図情報処理装置11に格納されている情報でも良い。地図情報は、例えば、地図の図柄を示す地図図柄情報と、用語と当該用語の地図上での位置を示す位置情報を有する用語情報を有する。地図図柄情報は、例えば、地図を構成するビットマップまたはグラフデータなどである。用語とは、地図上に表記されている地名や、建物や名勝や場所の名称などの文字列を有する。また、位置情報は、地図上の経度、緯度を有する情報や、二次元平面上のX,Y座標値などである。また、地図情報は、ISOのkiwi地図データフォーマットであっても良い。また、地図情報は、好ましくは、縮尺ごとに地図図柄情報と、用語情報を有する。地図情報格納部1101は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
【0057】
受付部1102は、ユーザから各種の指示や操作を受け付ける。各種の指示や操作とは、例えば、地図を出力する指示や地図を閲覧する操作である地図閲覧操作などである。地図閲覧操作とは、ズームイン操作(ズームイン操作を、以下、記号[i]で表す場合がある。)、ズームアウト操作(ズームアウト操作を、以下、記号[o]で表す場合がある。)、移動操作(移動操作を、以下、記号[m]で表す場合がある。)、センタリング操作(センタリング操作を、以下、記号[c]で表す場合がある。)などである。また、複数の地図閲覧操作を地図閲覧操作列という。各種の指示や操作の入力手段は、キーボードやマウスやメニュー画面やタッチパネルによるもの等、何でも良い。受付部1102は、マウス等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
【0058】
地図出力部1103は、受付部1102が地図を出力する指示を受け付けた場合に、地図情報格納部1101から地図情報を読み出し、地図を出力する。地図出力部1103は、地図図柄情報のみを読み出し、出力しても良いことは言うまでもない。ここで、出力とは、ディスプレイへの表示、プリンタへの印字、音出力、外部の装置への送信等を含む概念である。地図出力部1103は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。地図出力部1103は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
【0059】
地図出力変更部1104は、受付部1102が地図閲覧操作を受け付け場合に、地図閲覧操作に応じて地図の出力を変更する。「地図の出力を変更する」とは、地図出力部1103に地図の出力の変更を指示することも含む。
【0060】
さらに具体的には、地図出力変更部1104は、受付部1102がズームイン操作を受け付けた場合に、出力されている地図をズームインし、受付部1102がズームアウト操作を受け付けた場合に、出力されている地図をズームアウトする。また、地図出力変更部1104は、受付部1102が移動操作を受け付けた場合に、出力されている地図を、操作に従って移動する。さらに、地図出力変更部1104は、受付部1102がセンタリング操作を受け付けた場合に、出力されている地図の指示された地点が画面の中央になるように、画面を移動する。地図出力変更部1104の処理は公知技術であるので、詳細な説明を省略する。地図出力変更部1104は、変更後の地図を特定する情報(例えば、地図の縮尺と、出力されている地図の中心地点の位置情報など)をバッファに書き込む処理を行っても良い。なお、変更後の地図を特定する情報を、適宜、「出力地図特定情報」という。
【0061】
地図出力変更部1104は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。地図出力変更部1104の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
【0062】
操作情報列取得部1105は、地図閲覧操作列に対応する操作の情報である操作情報列を取得する。操作情報列取得部1105は、2以上の一連の操作情報である操作情報列を取得し、かつ、所定の条件に合致した場合に、自動的に取得する一の操作情報列を終了させる。操作情報列には、例えば、以下のものがある。まず、操作情報列の例として、「m*c+i+」の操作列を示す情報であり、任意の一点を指定する操作情報列である単点指定操作情報列がある。なお、ここで、[*]は0回以上の繰り返し、[+]は1回以上の繰り返し、を意味する。また、操作情報列の例として、「m+o+」の操作列を示す情報であり、任意の二以上の点を指定する操作情報列である複数点指定操作情報列がある。また、操作情報列の例として、「i+c[c*m*]*」の操作列を示す情報であり、複数の地点を順に選択する操作情報列である選択指定操作情報列がある。また、操作情報列の例として、「c+m*o+」の操作列を示す情報であり、複数の地点の位置関係を調べる操作情報列である周辺指定操作情報列がある。また、操作情報列の例として、「o+m+」の操作列を示す情報であり、複数地点を移動させていく操作情報列である広域指定操作情報列がある。さらに、上記の5種類の操作情報列(単点指定操作情報列、複数点指定操作情報列、選択指定操作情報列、周辺指定操作情報列、広域指定操作情報列)の組み合わせの操作列がある。
【0063】
また、5種類の操作情報列の組み合わせについて、以下の絞込検索操作情報列、比較検索操作情報列、および経路検索操作情報列などが例として挙げられる。絞込検索操作情報列とは、単点指定操作情報列の後に単点指定操作情報列が続き、その後に、当該後の単点指定操作情報列の一部が重複する選択指定操作情報列を有する操作情報列である。比較検索操作情報列は、選択指定操作情報列の後に複数点指定操作情報列が続き、その後に、当該複数点指定操作情報列の一部が重複する広域指定操作情報列を有する操作情報列である。経路検索操作情報列は、周辺指定操作情報列の後に、選択指定操作情報列が続く操作情報列である。
【0064】
また、上記における一の操作情報列の区切りを示す所定の条件の例は、移動操作における移動距離が予め決められた閾値より大きい場合がある。また、所定の条件の例は、受付部1102が一定時間操作を受け付けなかったことである。また、所定の条件の例は、受付部1102が、ユーザからの地図操作終了の指示(電源オフを含む)を受け付けたことである。
【0065】
操作情報列取得部1105は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。操作情報列取得部1105の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
【0066】
キーワード取得部1106は、操作情報列を用いて、地図情報から1以上のキーワードを取得する。キーワード取得部1106は、操作情報列取得部1105が取得した一の操作情報列を用いて、地図情報格納部1101の地図情報から1以上のキーワードを取得する。キーワード取得部1106は、通常、地図情報が有する用語情報から用語を取得する。用語とキーワードは同意義である。操作情報列からキーワードを取得するアルゴリズムの例の詳細は、後述する。キーワード取得部1106は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。キーワード取得部1106の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
【0067】
検索範囲管理情報格納手段11061は、2以上の操作情報である操作情報列と、取得するキーワードの地図上での範囲についての情報である検索範囲情報の対である検索範囲管理情報を2組以上格納している。検索範囲情報は、取得するキーワードを特定する情報や、キーワードの取得方法を示す情報でも良い。検索範囲管理情報とは、例えば、絞込検索操作情報列と、ズームイン操作後にセンタリング操作を受け付けた場合またはズームイン操作後に移動操作を受け付けた場合に出力されている地図の中心地点と近傍にある地点である目的地点のキーワードを取得する旨の情報である絞込検索対象情報を対に有する情報である。また、検索範囲管理情報とは、例えば、比較検索操作情報列と、ズームアウト操作後に出力されている地図の領域とズームアウト操作前に出力されている地図の領域の差の領域を示す情報である比較検索対象情報を対に有する情報である。また、検索範囲管理情報とは、例えば、比較検索操作情報列と、移動操作後に出力されている地図の領域から移動操作前に出力されている地図の領域を除いた領域を示す情報である比較検索対象情報を対に有する情報である。また、検索範囲管理情報とは、例えば、経路検索操作情報列と、ズームイン操作またはズームアウト操作を受け付けた場合に出力されている地図の中心地点と近傍にある地点である目的地点のキーワードを取得する旨の情報である経路検索対象情報を対に有する情報である。さらに、絞込検索対象情報は、ズームイン操作後にセンタリング操作を受け付けた場合またはズームイン操作後に移動操作を受け付けた場合に出力されている地図の中心地点と近傍にある地点である目的地点のキーワードを取得する旨の情報である。絞込検索対象情報は、ズームイン操作前にセンタリング操作を受け付けた場合に出力されている地図の地名を示す目印地点のキーワードを取得する旨の情報も含んでも良い。なお、目的地点とは、ユーザが地図上で探したい地点である。目印地点とは、目的地点に到着するまでの目印となる地点である。
【0068】
検索範囲管理情報格納手段11061は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
【0069】
検索範囲情報取得手段11062は、操作情報列取得部1105が取得した1以上の操作情報である操作情報列に対応する検索範囲情報を検索範囲管理情報格納手段11061から取得する。さらに具体的には、検索範囲情報取得手段11062は、操作情報列取得部1105が取得した1以上の操作情報である操作情報列が絞込検索操作情報列に対応すると判断した場合に、絞込検索対象情報を取得する。また、検索範囲情報取得手段11062は、操作情報列取得部1105が取得した1以上の操作情報である操作情報列が比較検索操作情報列に対応すると判断した場合に、比較検索対象情報を取得する。さらに、検索範囲情報取得手段11062は、操作情報列取得部1105が取得した1以上の操作情報である操作情報列が経路検索操作情報列に対応すると判断した場合に、経路検索対象情報を取得する。検索範囲情報取得手段11062が、例えば、ソフトウェアで実現されている場合、絞込検索対象情報は、絞込検索を行う関数名でも良い。同様に、比較検索対象情報は、比較検索を行う関数名でも良い。同様に、経路検索対象情報は、経路検索を行う関数名でも良い。
【0070】
検索範囲情報取得手段11062は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。検索範囲情報取得手段11062の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
【0071】
キーワード取得手段11063は、検索範囲情報取得手段11062が取得した検索範囲情報に従って、地図情報から1以上のキーワードを取得する。キーワード取得手段11063は、検索範囲情報取得手段11062が取得した絞込検索対象情報に対応する目的地点のキーワードを少なくとも取得する。キーワード取得手段11063は、検索範囲情報取得手段11062が取得した絞込検索対象情報に対応する目印地点のキーワードである地名をも取得する。キーワード取得手段11063は、検索範囲情報取得手段11062が取得した比較検索対象情報に対応するキーワードを少なくとも取得する。キーワード取得手段11063は、検索範囲情報取得手段11062が取得した経路検索対象情報に対応する目的地点のキーワードを少なくとも取得する。キーワード取得手段11063は、検索範囲情報取得手段11062が取得した経路検索対象情報に対応する目印地点のキーワードである地名をも取得する。キーワード取得手段11063のキーワード取得処理の具体例の詳細については後述する。また、目的地点のキーワードとは、目的地点を特定できるであろうキーワードである。目印地点のキーワードとは、目的印点を特定できるであろうキーワードである。
【0072】
キーワード取得手段11063は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。キーワード取得手段11063の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
【0073】
検索部1107は、1以上のキーワードを用いて、情報を検索する。ここで、情報とは、インターネット上のWebページであることが好適である。また、情報は、データベース内の情報等でも良い。検索部1107は、例えば、受付部1102が絞込検索操作情報列を受け付けた場合、目的地点のキーワードをタイトル内に有し、かつ、目印地点のキーワードをページ内に有するWebページを検索することは好適である。検索部1107は、目印地点のキーワードと目印地点のキーワードの両方が含まれる1以上のWebページを取得し、かつ、当該取得した1以上の各Webページから2以上の用語を検出し、当該2以上の用語の位置を示す2以上の位置情報を地図情報から取得し、当該2以上の位置情報を用いて、Webページの記述の地理的範囲を示す情報である地理的範囲情報をWebページごとに取得し、当該地理的範囲情報が最も狭い地理的範囲を示すWebページを少なくとも取得することは好適である。検索部1107は、目的地点のキーワードと目印地点のキーワードの両方が含まれる1以上のWebページを取得する場合、少なくともどちらか一方のキーワードをWebページのタイトル内に有する1以上のWebページを取得することは好適である。検索部1107は、例えば、Webページを取得しても良いし、いわゆるWeb検索エンジンにキーワードを渡して、当該Web検索エンジンを起動し、Web検索エンジンの検索結果を受け付けても良い。
【0074】
検索部1107は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。検索部1107の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
【0075】
情報出力部1108は、検索部1107が検索した情報を出力する。ここで、出力とは、ディスプレイへの表示、プリンタへの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積等を含む概念である。情報出力部1108は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。情報出力部1108は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
【0076】
次に、地図情報処理装置の動作について図3から図8のフローチャートを用いて説明する。
【0077】
(ステップS301)受付部1102は、ユーザから指示を受け付けたか否かを判断する。指示を受け付ければステップS302に行き、指示を受け付けなければステップS301に戻る。
【0078】
(ステップS302)地図出力部1103は、ステップS301で受け付けた指示が地図の出力指示であるか否かを判断する。地図の出力指示であればステップS303に行き、地図の出力指示でなければステップS305に行く。
【0079】
(ステップS303)地図出力部1103は、地図情報格納部1101から地図情報を構成する地図図柄情報を読み出す。
【0080】
(ステップS304)地図出力部1103は、ステップS303で読み出した地図図柄情報を出力する。
【0081】
(ステップS305)地図出力部1103は、ステップS301で受け付けた指示が地図閲覧操作であるか否かを判断する。地図の地図閲覧操作であればステップS306に行き、地図の地図閲覧操作でなければステップS313に行く。
【0082】
(ステップS306)操作情報列取得部1105は、ステップS301で受け付けた地図閲覧操作に対応する操作情報を取得する。
【0083】
(ステップS307)地図出力変更部1104は、地図閲覧操作に応じて地図の出力を変更する。
【0084】
(ステップS308)地図出力変更部1104は、ステップS306で取得した操作情報と、ステップS307で出力された地図を特定する情報である出力地図特定情報を対にしてバッファに格納する。出力地図特定情報は、例えば、地図の縮尺を示すIDである縮尺ID、出力される地図の中心点を示す位置情報(例えば、経度、緯度の情報を有する)を有する。出力地図特定情報は、縮尺IDと、出力される地図の矩形の左上の位置情報、右下の位置情報でも良い。なお、地図出力変更部1104が、操作情報と、出力地図特定情報を対にしてバッファに格納しても良い。出力地図特定情報は、例えば、地図の縮尺を特定する情報と、出力地図の中心地点の位置情報であっても良いし、出力された地図のビットマップと、出力地図の中心地点の位置情報であっても良い。
【0085】
(ステップS309)キーワード取得部1106は、キーワード取得処理を行う。キーワード取得処理の詳細については、図4から図7のフローチャートを用いて説明する。
【0086】
(ステップS310)検索部1107は、ステップS309でキーワードを取得できたか否かを判断する。キーワードを取得できればステップS311、キーワードを取得できなければステップS301に戻る。
【0087】
(ステップS311)検索部1107は、ステップS309で取得したキーワードを用いて、情報格納装置12から情報を検索する。かかる検索処理の例の詳細について、図8のフローチャートを用いて説明する。
【0088】
(ステップS312)情報出力部1108は、ステップS311で検索した情報を出力する。
【0089】
(ステップS313)地図出力部1103は、ステップS301で受け付けた指示が処理を終了する終了指示であるか否かを判断する。終了指示であればステップS314に行き、終了指示でなければステップS301に行く。
【0090】
(ステップS314)バッファ内のキーワードや操作情報等の情報をクリアする。処理を終了する。
【0091】
次に、キーワード取得処理について図4のフローチャートを用いて説明する。
【0092】
(ステップS401)検索範囲情報取得手段11062は、操作情報列が格納されているバッファから操作情報列を読み出す。
【0093】
(ステップS402)検索範囲情報取得手段11062は、ステップS401で読み出した操作情報列を用いて、検索範囲情報を取得する処理である検索範囲情報取得処理を行う。検索範囲情報取得処理については、図5のフローチャートを用いて説明する。
【0094】
(ステップS403)キーワード取得手段11063は、ステップS402で検索範囲情報を取得できたか否かを判断する。検索範囲情報を取得できればステップS404に行き、検索範囲情報を取得できなければ上位関数にリターンする。
【0095】
(ステップS404)キーワード取得手段11063は、ステップS402で取得した検索範囲情報を用いてキーワードを取得する処理を実行する。かかるキーワード取得処理について、図6、図7のフローチャートを用いて説明する。上位関数にリターンする。
【0096】
次に、ステップS402の検索範囲情報取得処理については、図5のフローチャートを用いて説明する。
【0097】
(ステップS501)検索範囲情報取得手段11062は、カウンタiに1を代入する。
【0098】
(ステップS502)検索範囲情報取得手段11062は、検索範囲管理情報格納手段11061に、i番目の検索範囲管理情報が存在するか否かを判断する。i番目の検索範囲管理情報が存在すればステップS503に行き、i番目の検索範囲管理情報が存在しなければ上位関数にリターンする。
【0099】
(ステップS503)検索範囲情報取得手段11062は、i番目の検索範囲管理情報を、検索範囲管理情報格納手段11061から読み出す。
【0100】
(ステップS504)検索範囲情報取得手段11062は、カウンタjに1を代入する。
【0101】
(ステップS505)検索範囲情報取得手段11062は、操作情報列のバッファに、j番目の操作情報が存在するか否かを判断する。j番目の操作情報が存在すればステップS506に行き、j番目の操作情報が存在しなければステップS511に行く。
【0102】
(ステップS506)検索範囲情報取得手段11062は、操作情報列のバッファから、j番目の操作情報を読み出す。
【0103】
(ステップS507)検索範囲情報取得手段11062は、i番目の検索範囲管理情報が示す操作列のパターンに、j番目までの操作情報列が合致するか否かを判断する。
【0104】
(ステップS508)検索範囲情報取得手段11062は、j番目までの操作情報列が合致すればステップS509に行き、合致しなければステップS510に行く。
【0105】
(ステップS509)検索範囲情報取得手段11062は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS505に戻る。
【0106】
(ステップS510)検索範囲情報取得手段11062は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS502に戻る。
【0107】
(ステップS511)検索範囲情報取得手段11062は、i番目の検索範囲管理情報を取得する。上位関数にリターンする。
【0108】
次に、ステップS404の検索範囲情報を用いてキーワードを取得する処理について図6、図7のフローチャートを用いて説明する。
【0109】
(ステップS601)キーワード取得手段11063は、検索範囲情報が絞込検索操作情報列に対する情報であるか否か(絞込検索であるか否か)を判断する。前記条件を満たせばステップS602に行き、条件を満たさなければステップS610に行く。
【0110】
(ステップS602)キーワード取得手段11063は、バッファ内の操作情報列がズームイン操作[i]後に、センタリング操作[c]が行われたことを示す操作情報列であるか否かを判断する。かかる条件に合致すればステップS603に行き、合致しなければステップS609に行く。
【0111】
(ステップS603)キーワード取得手段11063は、センタリング操作[c]に対応する地図情報を読み込む。
【0112】
(ステップS604)キーワード取得手段11063は、ステップS603で読み込んだ地図情報が有する地図図柄情報の中心地点の位置情報を取得する。キーワード取得手段11063は、操作情報列が有する操作情報と対に格納されている中心地点の位置情報を読み出しても良いし、地図図柄情報の領域を示す情報(例えば、地図図柄情報の左上の位置情報と右下の位置情報)から中心地点の位置情報を算出しても良い。
【0113】
(ステップS605)キーワード取得手段11063は、ステップS604で取得した中心地点の位置情報に最も近い位置情報と対になる用語を、ステップS603で読み込んだ地図情報が有する用語情報から、目的地点のキーワードとして取得する。
【0114】
(ステップS606)キーワード取得手段11063は、バッファ内の操作情報列から、以前の操作情報であり、最近のセンタリング操作[c]の際の地図情報を取得する。
【0115】
(ステップS607)キーワード取得手段11063は、ステップS606で取得した地図情報が有する地図図柄情報の中心地点の位置情報を取得する。
【0116】
(ステップS608)キーワード取得手段11063は、ステップS607で取得した中心地点の位置情報に最も近い位置情報と対になる用語を、ステップS606で読み込んだ地図情報が有する用語情報から、目印地点のキーワードとして取得する。上位関数にリターンする。
【0117】
(ステップS609)キーワード取得手段11063は、バッファ内の操作情報列がズームイン操作[i]後に、移動操作[m]が行われたことを示す操作情報列であるか否かを判断する。かかる条件に合致すればステップS603に行き、合致しなければ上位関数にリターンする。
【0118】
(ステップS610)キーワード取得手段11063は、検索範囲情報が比較検索操作情報列に対する情報であるか否かを判断する。前記条件を満たせばステップS611に行き、条件を満たさなければステップS621に行く。
【0119】
(ステップS611)キーワード取得手段11063は、バッファ内の操作情報列が有する最後の操作情報がズームアウト操作[o]であるか否かを判断する。かかる条件に合致すればステップS612に行き、合致しなければステップS618に行く。
【0120】
(ステップS612)キーワード取得手段11063は、最後の操作情報が示すズームアウト操作[o]直後の地図情報を、バッファ内の情報から取得する。
【0121】
(ステップS613)キーワード取得手段11063は、当該ズームアウト操作[o]直前の地図情報を、バッファ内の情報から取得する。
【0122】
(ステップS614)キーワード取得手段11063は、ステップS611で取得した地図情報が示す領域とステップS612で取得した地図情報が示す領域との差分の領域を示す情報を取得する。
【0123】
(ステップS615)キーワード取得手段11063は、ステップS614で取得した領域を示す情報により識別される領域内のキーワードを、地図情報格納部1101の用語情報から取得する。かかる領域内キーワード取得処理の詳細について、図7のフローチャートを用いて説明する。
【0124】
(ステップS616)キーワード取得手段11063は、ステップS615で取得したキーワードが一つか否かを判断する。キーワードが一つであればステップS617に行き、キーワードが一つでなければ上位関数にリターンする。
【0125】
(ステップS617)キーワード取得手段11063は、ステップS615で取得した一つのキーワードと最も共起度が高いキーワードを、情報格納装置12から抽出する。通常、キーワード取得手段11063は、1以上の情報格納装置12が格納している複数のWebページから、ステップS615で取得した一つのキーワードと最も共起度が高いキーワードを抽出する。ここで、あるキーワードと最も共起度が高いキーワードを複数のファイル(例えば、Webページ)から抽出する技術は、公知の技術であるので、詳細な説明を省略する。上位関数にリターンする。
【0126】
(ステップS618)キーワード取得手段11063は、最後の操作情報が示す移動操作[m]直後の地図情報を、バッファ内の情報から取得する。
【0127】
(ステップS619)キーワード取得手段11063は、最後の操作情報が示す移動操作[m]直前の地図情報を、バッファ内の情報から取得する。
【0128】
(ステップS620)キーワード取得手段11063は、ステップS618で取得した地図情報が示す領域とステップS619で取得した地図情報が示す領域から、キーワードが存在し得る領域を示す情報を取得する。移動操作[m]が比較検索のトリガになった場合のキーワードの領域についての説明は後述する。ステップS615に行く。
【0129】
(ステップS621)キーワード取得手段11063は、検索範囲情報が経路検索操作情報列に対する情報であるか否かを判断する。前記条件を満たせばステップS622に行き、条件を満たさなければ上位関数にリターンする。
【0130】
(ステップS622)キーワード取得手段11063は、ズームアウト操作[o]後のズームイン操作[i]の直後の画面情報を取得する。
【0131】
(ステップS623)キーワード取得手段11063は、ステップS622で取得した画面情報が有する地図図柄情報の中心地点の位置情報を取得する。
【0132】
(ステップS624)キーワード取得手段11063は、キーワード取得手段11063は、ステップS623で取得した中心地点の位置情報に最も近い位置情報と対になる用語を、ステップS622で読み込んだ地図情報が有する用語情報からキーワードを取得する。
【0133】
(ステップS625)キーワード取得手段11063は、ズームアウト操作[o]後のズームイン操作[i]から、最も近い過去の絞込検索において、目印地点のキーワードをキーワードとして取得する。上位関数にリターンする。
【0134】
次に、ステップS615の領域内キーワード取得処理について図7のフローチャートを用いて説明する。
【0135】
(ステップS701)キーワード取得手段11063は、カウンタiに1を代入する。
【0136】
(ステップS702)キーワード取得手段11063は、対応する地図情報が有する用語情報中に、i番目の用語が存在するか否かを判断する。i番目の用語が存在すればステップS703に行き、i番目の用語が存在しなければ上位関数にリターンする。
【0137】
(ステップS703)キーワード取得手段11063は、カウンタjに1を代入する。
【0138】
(ステップS704)キーワード取得手段11063は、j番目の領域が存在するか否かを判断する。j番目の用語が存在すればステップS705に行き、j番目の用語が存在しなければステップS708に行く。なお、各領域は、通常、矩形の領域である。
【0139】
(ステップS705)キーワード取得手段11063は、i番目の用語がj番目の領域内に存在する用語であるか否かを判断する。なお、キーワード取得手段11063は、例えば、i番目の用語と対になる位置情報(例えば、(a,b))を読み出し、当該位置情報がj番目の領域((a,b),(a,b))で表される領域((a,b)は矩形の左上の点、(a,b)は矩形の右下の点)内の点か否かを判断する。つまり、キーワード取得手段11063は、「a<=a<=a」かつ「b<=b<=b」を満たせば、i番目の用語がj番目の領域内に存在すると判断し、上記を満たさなければi番目の用語がj番目の領域外に存在する、と判断する。
【0140】
(ステップS706)キーワード取得手段11063は、i番目の用語がj番目の領域内に存在すればステップS707に行き、i番目の用語がj番目の領域内に存在しなければステップS709に行く。
【0141】
(ステップS707)キーワード取得手段11063は、i番目の用語をキーワードとして登録する。ここで、登録とは、所定のメモリ上に格納することである。ステップS708に行く。
【0142】
(ステップS708)キーワード取得手段11063は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS702に戻る。
【0143】
(ステップS709)キーワード取得手段11063は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS704に戻る。
【0144】
次に、ステップS311の検索処理の例の詳細について図8のフローチャートを用いて説明する。
【0145】
(ステップS801)検索部1107は、検索範囲情報が絞込検索操作情報列に対する情報であるか否か(絞込検索であるか否か)を判断する。前記条件を満たせばステップS802に行き、条件を満たさなければステップS808に行く。
【0146】
(ステップS802)検索部1107は、カウンタiに1を代入する。
【0147】
(ステップS803)検索部1107は、1以上の情報格納装置12を検索し、i番目の情報(例えば、Webページ)が存在するか否かを判断する。i番目の情報が存在すればステップS804に行き、i番目の情報が存在しなければ上位関数にリターンする。
【0148】
(ステップS804)検索部1107は、メモリ上存在する目的地点のキーワードと、目印地点のキーワードを取得し、i番目の情報が、目的地点のキーワードをタイトル内(例えば、<title>タグ内)に含み、目印地点のキーワードを内部(例えば、<body>タグ内)に含むか否かを判断する。
【0149】
(ステップS805)検索部1107は、ステップS804における判断結果が、条件に合致するとの判断の場合はステップS806に行き、合致しないとの判断の場合はステップS807に行く。
【0150】
(ステップS806)検索部1107は、i番目の情報を出力する情報として登録する。
【0151】
(ステップS807)検索部1107は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS803に戻る。
【0152】
(ステップS808)検索部1107は、検索範囲情報が比較検索操作情報列に対する情報であるか否かを判断する。前記条件を満たせばステップS809に行き、条件を満たさなければステップS817に行く。
【0153】
(ステップS809)検索部1107は、カウンタiに1を代入する。
【0154】
(ステップS810)検索部1107は、1以上の情報格納装置12を検索し、i番目の情報(例えば、Webページ)が存在するか否かを判断する。i番目の情報が存在すればステップS811に行き、i番目の情報が存在しなければステップS816に行く。
【0155】
(ステップS811)検索部1107は、メモリ上存在する2つのキーワードを取得し、i番目の情報が、一方のキーワードをタイトル内(例えば、<title>タグ内)に含み、他方のキーワードを内部(例えば、<body>タグ内)に含むか否かを判断する。
【0156】
(ステップS812)検索部1107は、ステップS810における判断結果が、条件に合致するとの判断の場合はステップS813に行き、合致しないとの判断の場合はステップS815に行く。
【0157】
(ステップS813)検索部1107は、i番目の情報のMBRを取得する。MBR(Minimum Bounding Rectangle)とは、i番目の情報(例えば、Webページ)から、用語情報が有する2以上の用語を検索し、当該検索した2以上の用語の2以上の位置情報から、i番目の情報が話題にしている領域を示す情報であり、例えば、検索した2以上の用語に対応する2以上の位置情報の最も離れた2つの位置情報で構成される矩形の領域である。かかる場合、MBRは、2点(例えば、左上の位置情報、右下の位置情報)で識別される矩形領域の情報である。なお、MBRについては、上記の非特許文献10に記載されている。
【0158】
(ステップS814)検索部1107は、i番目の情報とMBR(例えば、2点の位置情報)を登録する。
【0159】
(ステップS815)検索部1107は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS810に戻る。
【0160】
(ステップS816)検索部1107は、登録した(メモリ上に存在する)情報とMBRの対を読み出し、MBRが最小の情報を取得し、出力する情報として登録する。なお、MBRが2点の位置情報で特定される矩形領域である場合、当該矩形領域の面積の大きさを比較し、最小の面積のMBRと対になる情報(例えば、Webページ)を取得する技術は公知技術であるので、詳細な説明を省略する。
【0161】
(ステップS817)検索部1107は、検索範囲情報が経路検索操作情報列に対する情報であるか否かを判断する。前記条件を満たせばステップS818に行き、条件を満たさなければ上位関数にリターンする。
【0162】
(ステップS818)検索部1107は、カウンタiに1を代入する。
【0163】
(ステップS819)検索部1107は、1以上の情報格納装置12を検索し、i番目の情報(例えば、Webページ)が存在するか否かを判断する。i番目の情報が存在すればステップS820に行き、i番目の情報が存在しなければステップS823に行く。
【0164】
(ステップS820)検索部1107は、i番目の情報のMBRを取得する。
【0165】
(ステップS821)検索部1107は、i番目の情報とMBR(例えば、2点の位置情報)を登録する。
【0166】
(ステップS822)検索部1107は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS819に戻る。
【0167】
(ステップS823)検索部1107は、操作情報列のバッファにおける、ズームアウト操作[o]直後のズームイン操作[i]直後の画面情報を取得する。
【0168】
(ステップS824)検索部1107は、ステップS823で取得した画面情報が有する地図図柄情報が示す地図の中心地点の位置情報を取得する。
【0169】
(ステップS825)検索部1107は、一つ前の経路検索における画面情報が有する地図図柄情報が示す地図の中心地点の位置情報を取得する。
【0170】
(ステップS826)検索部1107は、ステップS824で取得した地点の位置情報、ステップS825で取得した地点の位置情報で構成されるMBRと、最も近いMBRを有する情報を取得し、出力する情報として登録する。なお、この場合、検索部1107は、ステップS821で登録したMBRと情報の対の集合を検索し、ステップS824で取得した地点の位置情報、ステップS825で取得した地点の位置情報で構成されるMBRと、最も近いMBRを有する情報を取得する。
【0171】
なお、図8のフローチャートにおいて、検索処理の例の詳細を説明した。しかし、検索処理は、いわゆる公知のWebの検索エンジンに、キーワードを渡して、検索エンジンを実行する処理のみをしても良い。
【0172】
また、検索部1107は、キーワード取得手段11063が取得したキーワードからSQL文を構成し、SQL文によりデータベースを検索する処理を行っても良い。なお、SQL文の構成にあたって、キーワードの組み合わせ方法(AND,ORの利用方法)は問わない。
【0173】
以下、本実施の形態における地図情報処理装置11の具体的な動作について説明する。地図情報処理装置11を有する地図情報処理システムの概念図は図1である。本地図情報処理装置11は、ここでは、ユーザが地図を操作することで、検索を意識することなく、地図の操作意図に合ったWeb情報を自動的に取得することが出来る。また、本具体例では、地図操作の意味のある操作列をチャンクと呼ぶこととする。
【0174】
まず、地図情報格納部1101は、図9に示す地図図柄情報を保持している。地図図柄情報は、地図の縮尺を識別する情報(縮尺A、縮尺B、など)と対に格納されている。
また、地図情報格納部1101は、図10に示す用語情報を保持している。つまり、地図情報格納部1101は、縮尺の違いごとに地図図柄情報と、縮尺の違いごとに用語情報を格納している。
【0175】
検索範囲管理情報格納手段11061は、図11に示す原子操作チャンク管理表、図12に示す複合操作チャンク管理表を格納している。原子操作チャンクは、ユーザの意図抽出のための操作列の最小単位である。原子操作チャンク管理表は、「ID」「意図識別情報」「ユーザ操作」「記号」の属性を有する。「ID」は、レコードを識別する情報であり、表におけるレコード管理のために存在する。「意図識別情報」は、5種類の原子操作チャンクを識別する情報である。原子操作チャンクは、単点指定、複数点指定、選択指定、周辺指定、および広域指定の5種類ある。単点指定は、旅行先の宿泊施設を探すように、対象を一意に決定しズームインさせていく操作である。複数点指定は、宿泊施設の周りの土産物屋がどこにあるのかを探すように、特定の対象からズームアウトさせていく操作である。選択指定は、旅行先の観光地を順に選んでいくように、複数地点をセンタリングしていく操作である。周辺指定は、行きたい観光地同士の位置関係を調べるように、複数地点を一画面に表示できるようズームアウトさせていく操作である。広域指定は、自分の住む街と旅行先の距離はどのくらいかを調べるように、複数点を移動させていく操作である。「ユーザ操作」は、ユーザが地図閲覧操作をする場合の操作情報列を示す。「記号」は、原子操作チャンクを識別する記号である。
【0176】
また、ここでの地図情報処理装置11において、原子操作チャンク同士が結合した複合操作チャンクを識別することにより、ユーザの意図を含んだ情報の検索を実現する。複合操作チャンク管理表は、かかる検索実現のための管理表である。複合操作チャンク管理表は、「ID」「意図識別情報」「原子操作チャンクの組み合わせ」「トリガ」「ユーザ操作」の属性を有する。「ID」は、レコードを識別する情報であり、表におけるレコード管理のために存在する。「意図識別情報」は、3種類の複合操作チャンクを識別する情報である。「原子操作チャンクの組み合わせ」は、原子操作チャンクの組み合わせ方法についての情報である。ここでの原子操作チャンクの結合方法は、3種類ある。「overlaps」は、繋がり部分の操作が等しい結合方法である。「meets」は、繋がり部分の操作が違う結合方法である。「after」は、操作の間に他の操作を含んでいても良いことを示す結合方法である。「トリガ」は、キーワードを見つけるトリガを示す。「a include_in B」は、チャンクBに含まれる操作aを意味する。「a just_after b」は、操作bの直後に行われる操作aを意味する。つまり、「a just_after b」は、操作bの直後に行われる操作aがトリガとなることを示す。また、「ユーザ操作」は、ユーザが地図閲覧操作をする場合の操作情報列を示す。ここで、検索範囲管理情報格納手段11061が格納している操作情報列は、例えば、図12の「ユーザ操作」であり、検索範囲情報は、図12の「意図識別情報」である。なお、地図情報処理装置11のキーワード取得手段11063は、例えば、「意図識別情報」の値に対応する関数を実行し、キーワードを取得する。
【0177】
複合操作チャンクの検索には絞込検索、比較検索、および経路検索の3種類がある。絞込検索は、任意の地点を一箇所定め、そこを検索対象とする最も基本的な検索である。比較検索は、任意地点同士の関係を判定する検索であり、例えば、旅行先の宿泊施設と最寄り駅の位置関係はどうなっているのかなどを検索する場合などである。経路検索は、ユーザが経路を辿る検索であり、例えば、最寄り駅から宿泊施設までの道なりに何があり、どう行けばいいのかを検索する場合などである。
【0178】
また、地図情報処理システムを構成する1以上の情報格納装置12は、多数のWebページを格納している、とする。
【0179】
以上の状況において、地図を閲覧する複数の操作である地図閲覧操作列から、情報検索に用いるキーワードを取得し、Webページを検索するまでの具体的な動作例について説明する。
(具体例1)
【0180】
具体例1において、絞込検索の場合の情報検索、出力について述べる。絞込検索において、ユーザはズームイン操作をし、検索地点を決定させるため、キーワードの取得のトリガは、例えば、ズームイン操作[i]である。また、絞込検索において、ズームイン操作後の移動操作[m]やセンタリング操作[c]が、例えば、キーワードの取得のトリガとなる。
【0181】
まず、キーワードの取得に至るまでの処理である、地図閲覧操作列からユーザの操作意図を抽出する処理について述べる。地図閲覧操作にはズーミング操作(ズームイン操作[i]、ズームアウト操作[o])と移動操作(移動操作[m]、センタリング操作[c])があり、ユーザが意図を持って地図操作を行う際には、ある程度決まった操作列を検出することが出来る。例えば、沖縄に旅行に行こうと思い首里城を地図で表示させるには、まず沖縄が画面中央に来るように地図画面を移動させ、それからズームイン操作や移動操作で首里城を表示していく。また、首里城の最寄り駅を地図画面で探すには首里城からズームアウト操作で一番近い駅を探し、探し当てた駅と首里城を一つの画面に表示させると考えられる。
【0182】
まず、ユーザは、地図情報処理装置11を起動し、地図の出力指示を入力する。すると、受付部1102は、地図の出力指示を受け付け、地図出力部1103は、地図情報を地図情報格納部1101から読み出し、例えば、図13に示すように出力する。なお、地図情報は、情報格納装置12や他の装置が元々格納していても良いし、地図情報処理装置11が保持していても良い。また、図13の画面の右側は、京都府の地図である。また、図13の左側は、検索部1107が検索した情報が出力される領域である。また、図13において、「ズームイン」ボタン、「ズームアウト」ボタン、上下左右の矢印ボタンが存在する。「ズームイン」ボタンの押下により操作情報[i]が発生し、「ズームアウト」ボタンの押下により操作情報[o]が発生し、上下左右の矢印ボタンの押下により操作情報[m]が発生し、地図情報の任意の位置の押下により、当該押下された位置へのセンタリングの操作情報[c]が発生する、とする。
【0183】
次に、ユーザは、「ズームイン」ボタンの押下、「センタリング」操作、「ズームイン」ボタンの押下、「ズームイン」ボタンの押下と、次々に地図の操作を行った、とする。かかる状況を図14に示す。図14において、(a)から(e)に、矢印の順に、地図の出力が遷移していく。なお、図14において、矢印の横の情報([i]または[c])は、操作情報である。
【0184】
そして、ユーザが図14に示すような地図操作を行った場合に、操作情報列取得部1105は、受け付けた地図閲覧操作に対応する操作情報を取得し、バッファに一時格納する。また、地図出力変更部1104は、地図閲覧操作に応じて地図の出力を変更する。そして、地図出力変更部1104は、変更後の地図情報(例えば、出力する地図の縮尺を識別する情報や、出力地図の中心地点の位置情報)を取得し、バッファに格納する。すると、図15に示すようなバッファを得る。バッファには、「操作情報」「地図情報」「中心位置」「検索」「キーワード」が対応付けて、格納される。「検索」は、上記のユーザの意図であり、「絞込検索」「比較検索」「経路検索」のいずれかが入り得る。「キーワード」は、キーワード取得手段11063が取得したキーワードが入り得る。
【0185】
次に、キーワード取得部1106は、受付部1101がユーザから地図操作を受け付ける毎に、キーワードの取得を試みるが、操作情報列がキーワード取得のトリガに合致せず、これまで、キーワードを取得できない。
【0186】
そして、ユーザは、さらにセンタリング操作[c]を行ったとする。次に、地図出力変更部1104は、地図閲覧操作に応じて地図の出力を変更する。そして、地図出力変更部1104は、変更後の地図情報(例えば、出力する地図の縮尺を識別する情報や、出力地図の中心地点の位置情報)を取得し、バッファに格納する。次に、操作情報列取得部1105は、[iciic]という操作情報列を得る。
【0187】
次に、キーワード取得手段11063は、[iciic]という操作情報列から、図12の表を検索し、「絞込検索」に合致すると判断する。つまり、ここで、操作情報列がキーワード取得のトリガに合致した、こととなる。そして、キーワード取得手段11063は、最後の[c]に対応する縮尺ID「縮尺D」、中心位置の情報(XD2,YD2)を取得する。
【0188】
次に、キーワード取得手段11063は、中心位置の情報(XD2,YD2)を取得する。そして、キーワード取得手段11063は、縮尺ID「縮尺D」に対応する用語情報を検索し、位置情報(XD2,YD2)に最も近い用語「北野天満宮」を取得した、とする。
【0189】
次に、キーワード取得手段11063は、バッファ内の操作情報列から、以前の操作情報であり、最近のセンタリング操作[c]の際の縮尺ID「縮尺B」および中心位置(XB2,YB2)を取得する。
【0190】
次に、キーワード取得手段11063は、「縮尺B」に対応する用語情報を検索し、位置情報(XB2,YB2)に最も近い用語「上京区」を取得する。
【0191】
以上の処理により、キーワード取得手段11063は、キーワード「北野天満宮,上京区」を取得できた。なお、キーワード「北野天満宮」は、目的地点のキーワードであり、「上京区」は目印地点のキーワードである。なお、キーワード取得手段11063は、バッファ内に、検索「絞込検索」、キーワード「北野天満宮,上京区」を書き込む。かかるバッファ内のデータを図16に示す。また、図16において、キーワード「(1)北野天満宮」の(1)は目的地点のキーワード、キーワード「(2)上京区」の(2)は目印地点のキーワードであることを示す。
【0192】
次に、キーワード「北野天満宮,上京区」を用いて、Webページを検索する処理について述べる。検索部1107は、検索範囲情報が絞込検索操作情報列を有する(絞込検索である)と判断し、Webページのタイトル内(<title>タグ内)に「北野天満宮」を含み、Webページの内部(<body>タグ内)に「上京区」を含むページを取得し、図17に示すように、情報出力部1108は、画面の右側に「北野天満宮」のホームページを出力する。
(具体例2)
【0193】
具体例2において、比較検索の場合の情報検索、出力について述べる。比較検索において、ユーザはズームアウト[o]、または移動操作[m]をし、複数の任意地点を画面に提示すると考えられるため、キーワードの取得のトリガは、通常、ズームアウト[o]、または移動操作[m]となる。
【0194】
図16のバッファの状態から、ユーザは、移動操作[m]、ズームアウト操作[o]を続けて行った、とする。
【0195】
次に、操作情報列取得部1105は、受け付けた地図閲覧操作に対応する操作情報を取得し、バッファに一時格納する。また、地図出力変更部1104は、地図閲覧操作に応じて地図の出力を変更する。そして、地図出力変更部1104は、変更後の地図情報(例えば、出力する地図の縮尺を識別する情報や、出力地図の中心地点の位置情報)を取得し、バッファに格納する。
【0196】
次に、キーワード取得手段11063は、[iciicmo]という操作情報列から、図12の表を検索し、「比較検索」に合致すると判断する。そして、最後の[o]に対応する縮尺ID「縮尺C」、中心位置の情報(XC2,YC2)を取得する。
【0197】
次に、キーワード取得手段11063は、ズームアウト操作[o]前の縮尺ID「縮尺D」、中心位置の情報(XD3,YD3)を取得する。そして、キーワード取得手段11063は、地図情報(「縮尺C」、(XC2,YC2))が示す領域[Olast]と地図情報(「縮尺D」、(XD3,YD3))が示す領域[Olast-1]との差分の領域[R(o)]を示す情報を取得する。かかる概念図を図19に示す。図19において、ズームアウト後の領域から、ズームアウト前の領域の差分の領域である網掛け部分が、キーワードが存在し得る領域[R(o)]である。つまり、「[R(o)]=[Olast]-[Olast-1]」である。
【0198】
次に、キーワード取得手段11063は、地図情報格納部1101の用語情報が有する位置情報で特定される地点の中で、領域[R(o)]内に含まれる地点があるか否かを判断する。そして、キーワード取得手段11063は、その地点の位置情報に対応する用語をキーワードとして取得する。ここで、キーワード取得手段11063は、キーワード「金閣寺」を取得した、とする。
【0199】
次に、キーワード取得手段11063は、先に取得した目的地点のキーワード「北野天満宮」を取得する。
【0200】
以上のように、キーワード取得手段11063は、比較検索において、キーワード「金閣寺,北野天満宮」を取得できた。
【0201】
次に、検索部1107は、キーワード「金閣寺」と「北野天満宮」を含み、MBRが最小のWebページを、情報格納装置12から検索する。そして、情報出力部1108は、検索部1107が検索したWebページを、図20に示すように出力する。
【0202】
なお、比較検索において、最後の操作情報が移動操作[m]である場合、最後の移動操作後の地図情報を(mlast)とし、移動前の地図情報を(mlast-1)とすると、少なくとも一つのキーワードが含まれている地図範囲(R(m))は、「R(m)=mlast-(mlast ∩ mlast-1)となる。また、比較対象物は出来るだけ大きく表したいというユーザ心理から、比較対象となるキーワードは「R(m0)=R(m)∪R(m')」の領域に存在する、と考えられる。ただし、ここで、R(m')とは、R(m)を地図上の中心から反転させた範囲を示している。この地図範囲を図で表すと、図21の{斜線部分A∩斜線部分B}となる。これらの地図範囲が、キーワードが存在する範囲である。図21において、出力される地図が、左側の大きな矩形から右側の大きな矩形に移動したことを示す。R(m)の領域は図21の「A」であり、R(m')の領域は図21の「B」である。キーワードが存在し得る領域(R(m0))は、「A」または「B」の領域となる。
(具体例3)
【0203】
具体例2において、経路検索の場合の情報検索、出力について述べる。経路検索において、ユーザはズームアウト操作[o]で大体の道順を確認しながらズームイン操作[i]をし、自ら辿る経路をセンタリング[c]させながら移動させていく、と考えられるため、確認操作(ズームアウト操作[o]後のズームイン操作[i]が確認操作となる)の後のセンタリング操作[c]が、通常、キーワードの取得のトリガとなる。
なる
【0204】
図18のバッファの状態から、ユーザは、センタリング操作[c]、ズームアウト操作[o]、ズームイン操作[i]、センタリング操作[c]を続けて行った、とする。
【0205】
次に、操作情報列取得部1105は、受け付けた地図閲覧操作に対応する操作情報を取得し、バッファに一時格納する。また、地図出力変更部1104は、地図閲覧操作に応じて地図の出力を変更する。そして、地図出力変更部1104は、変更後の地図情報(例えば、出力する地図の縮尺を識別する情報や、出力地図の中心地点の位置情報)を取得し、バッファに格納する。
【0206】
次に、キーワード取得手段11063は、[iciicmocoic]という操作情報列から、図12の表を検索し、「経路検索」に合致することを取得する。そして、最後の[c]に対応する縮尺ID「縮尺C」、中心位置の情報(XC5,YC5)を取得する。
【0207】
次に、キーワード取得手段11063は、地図情報格納部1101の、縮尺ID「縮尺C」に対応する用語情報が有する位置情報で特定される地点の中で、中心位置の情報(XC5,YC5)も最も近い位置情報と対になる用語「北野白梅町」をキーワードとして取得する。次に、キーワード取得手段11063は、一つ前の絞込検索の目的地点のキーワード「北野天満宮」も取得する。以上の処理より、図22のバッファの内容を得る。
【0208】
そして、以上により、キーワード取得手段11063は、経路索において、キーワード「北野白梅町,北野天満宮」が取得できた。
【0209】
次に、検索部1107は、情報格納装置12の各情報を取得し、取得した各情報のMBRを算出する。
【0210】
次に、検索部1107は、キーワード「北野白梅町,北野天満宮」からキーワードのMBRを算出し、当該キーワードのMBRと最も近いMBRを有する情報を出力する情報として決定する。
【0211】
そして、情報出力部1108は、検索部1107が取得した情報(Webページ)を、図23に示すように出力する。
【0212】
以上、本実施の形態によれば、ユーザの地図に対する操作列を自動的に検出し、適切な情報を提供することできる。
【0213】
また、本実施の形態によれば、操作情報列として、原子操作チャンク、複合操作チャンクを、具体的に規定し、特定の複合操作チャンクに合致した場合に、キーワードを取得することにより、タイミング良く、効果的にキーワードを取得でき、ユーザ所望の情報を得ることができた。
【0214】
なお、本実施の形態によれば、地図情報処理装置を具備するナビゲーションシステムを構成できる。かかるナビゲーションシステムによれば、例えば、ドライブ中に、自動的に所望の情報(Webページなど)を得ることができ、ドライブを強力に支援できる。
【0215】
また、本実施の形態において、操作情報列の具体例として、単点指定操作情報列、複数点指定操作情報列、選択指定操作情報列、周辺指定操作情報列、広域指定操作情報列、または、5種類の操作情報列の組み合わせ(絞込検索操作情報列、比較検索操作情報列、経路検索操作情報列)を示した。そして、本実施の形態において、上記各操作情報列に対するキーワード取得のトリガの例を明示した。しかし、キーワードを取得する場合の操作情報列や、キーワード取得のトリガは上述に限らない。
【0216】
また、本実施の形態において、地図情報処理装置は、地図閲覧操作列を処理して、情報を検索するだけの装置であり、地図の表示や表示変更は他の装置が行っても良い。かかる場合の地図情報処理装置は、地図についての情報である地図情報を格納し得る地図情報格納部と、前記地図を閲覧する複数の操作である地図閲覧操作列を受け付け受付部と、前記地図閲覧操作列に対応する複数の操作の情報である操作情報列を取得する操作情報列取得部と、前記操作情報列を用いて、前記地図情報から1以上のキーワードを取得するキーワード取得部と、前記1以上のキーワードを用いて、情報を検索する検索部と、前記検索部が検索した情報を出力する情報出力部を具備する地図情報処理装置、である。また、この地図情報処理装置において、地図情報格納部の地図は、外部装置に存在し、地図情報処理装置が外部装置から地図情報を取得する処理を行っても良い。
【0217】
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD-ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における地図情報処理装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータに、地図を閲覧する複数の操作である地図閲覧操作列を受け付け受付ステップと、前記地図閲覧操作列に対応する複数の操作の情報である操作情報列を取得する操作情報列取得ステップと、前記操作情報列を用いて、格納されている地図情報から1以上のキーワードを取得するキーワード取得ステップと、前記1以上のキーワードを用いて、情報を検索する検索ステップと、前記検索ステップで検索した情報を出力する情報出力ステップを実行させるためのプログラム、である。
【0218】
また、上記プログラムにおいて、前記受付ステップにおいて、前記地図を出力する指示をも受け付け、コンピュータに、前記受付ステップにおいて地図を出力する指示を受け付けた場合に、前記地図情報を読み出し、地図を出力する地図出力ステップと、前記受付ステップで地図閲覧操作を受け付け場合に、前記地図閲覧操作に応じて地図の出力を変更する地図出力変更ステップをさらに実行させるためのプログラムであることは好適である。
【0219】
また、上記プログラムにおいて、操作情報列と、取得するキーワードの地図上での範囲についての情報である検索範囲情報の対である検索範囲管理情報を2組以上格納しており、前記キーワード取得ステップにおいて、前記操作情報取得ステップで取得した1以上の操作情報である操作情報列に対応する検索範囲情報を得する検索範囲情報取得ステップと、
前記検索範囲情報取得ステップで取得した検索範囲情報に従って、前記地図情報から1以上のキーワードを取得するキーワード取得ステップを具備する、ことは好適である。
【0220】
また、上記各実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
【0221】
また、図24は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の地図情報処理装置を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図24は、このコンピュータシステム340の概観図であり、図25は、コンピュータシステム340のブロック図である。
【0222】
図24において、コンピュータシステム340は、FD(Flexible Disk)ドライブ、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)ドライブを含むコンピュータ341と、キーボード342と、マウス343と、モニタ344とを含む。
【0223】
図25において、コンピュータ341は、FDドライブ3411、CD-ROMドライブ3412に加えて、CPU(Central Processing Unit)3413と、CPU3413、CD-ROMドライブ3412及びFDドライブ3411に接続されたバス3414と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM(Read-Only Memory)3415と、CPU3413に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM(Random Access Memory)3416と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3417とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ341は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
【0224】
コンピュータシステム340に、上述した実施の形態の地図情報処理装置の機能を実行させるプログラムは、CD-ROM3501、またはFD3502に記憶されて、CD-ROMドライブ3412またはFDドライブ3411に挿入され、さらにハードディスク3417に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ341に送信され、ハードディスク3417に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3416にロードされる。プログラムは、CD-ROM3501、FD3502またはネットワークから直接、ロードされても良い。
【0225】
プログラムは、コンピュータ341に、上述した実施の形態の地図情報処理装置の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム340がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
【0226】
また、上記各実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよく、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。なお、上記各実施の形態における地図情報処理装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、
【0227】
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信する送信ステップや、情報を受信する受信ステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
【0228】
また、上記プログラムは、サーバなどからダウンロードされることによって実行されてもよく、所定の記録媒体(例えば、CD-ROMなどの光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)に記録されたプログラムが読み出されることによって実行されてもよい。
【0229】
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
【0230】
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段(情報送信部など)は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
【0231】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0232】
以上のように、本発明にかかる地図情報処理装置は、ユーザの地図に対する操作列を自動的に検出し、適切な情報を提供することができる、という効果を有し、ナビゲーションシステム等として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0233】
【図1】実施の形態における地図情報処理システムを示す図
【図2】同地図情報処理システムのブロック図
【図3】同地図情報処理装置の動作について説明するフローチャート
【図4】同キーワード取得処理の動作について説明するフローチャート
【図5】同検索範囲情報取得処理の動作について説明するフローチャート
【図6】同キーワード取得処理の詳細動作について説明するフローチャート
【図7】同キーワード取得処理の詳細動作について説明するフローチャート
【図8】同検索処理について説明するフローチャート
【図9】同地図図柄情報を示す図
【図10】同用語情報を示す図
【図11】同原子操作チャンク管理表を示す図
【図12】同複合操作チャンク管理表を示す図
【図13】同地図情報処理装置の出力例を示す図
【図14】同地図出力の遷移例を示す図
【図15】同バッファ内のデータ構造例を示す図
【図16】同バッファ内のデータ構造例を示す図
【図17】同検索部が検索した情報の例を示す図
【図18】同バッファ内のデータ構造例を示す図
【図19】同キーワードを取得する領域を説明する図
【図20】同地図情報処理装置の出力例を示す図
【図21】同キーワードを取得する領域を説明する図
【図22】同バッファ内のデータ構造例を示す図
【図23】同地図情報処理装置の出力例を示す図
【図24】同地図情報処理装置を実現するコンピュータシステムの概観図
【図25】同地図情報処理装置を実現するコンピュータシステムのブロック図
【符号の説明】
【0234】
11 地図情報処理装置
12 情報格納装置
1101 受付部
1101 地図情報格納部
1102 受付部
1103 地図出力部
1104 地図出力変更部
1105 操作情報列取得部
1106 キーワード取得部
1107 検索部
1108 情報出力部
11061 検索範囲管理情報格納手段
11062 検索範囲情報取得手段
11063 キーワード取得手段
図面
【図1】
0
【図2】
1
【図3】
2
【図4】
3
【図5】
4
【図6】
5
【図7】
6
【図8】
7
【図10】
8
【図11】
9
【図12】
10
【図15】
11
【図16】
12
【図18】
13
【図22】
14
【図24】
15
【図25】
16
【図9】
17
【図13】
18
【図14】
19
【図17】
20
【図19】
21
【図20】
22
【図21】
23
【図23】
24