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明細書 :画像情報検索表示装置、方法および画像情報検索表示プログラム

発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 特許公報(B2)
特許番号 特許第4441685号 (P4441685)
公開番号 特開2005-339393 (P2005-339393A)
登録日 平成22年1月22日(2010.1.22)
発行日 平成22年3月31日(2010.3.31)
公開日 平成17年12月8日(2005.12.8)
発明の名称または考案の名称 画像情報検索表示装置、方法および画像情報検索表示プログラム
国際特許分類 G06F  17/30        (2006.01)
G06F   3/048       (2006.01)
FI G06F 17/30 310A
G06F 3/048 654A
請求項の数または発明の数 19
全頁数 42
出願番号 特願2004-160067 (P2004-160067)
出願日 平成16年5月28日(2004.5.28)
審査請求日 平成19年2月26日(2007.2.26)
特許権者または実用新案権者 【識別番号】504202472
【氏名又は名称】大学共同利用機関法人情報・システム研究機構
発明者または考案者 【氏名】梶山 朋子
個別代理人の代理人 【識別番号】100083806、【弁理士】、【氏名又は名称】三好 秀和
【識別番号】100101247、【弁理士】、【氏名又は名称】高橋 俊一
【識別番号】100109380、【弁理士】、【氏名又は名称】小西 恵
審査官 【審査官】岩間 直純
参考文献・文献 特開2003-271665(JP,A)
特開平08-297679(JP,A)
岩崎 雅二郎,外,大量画像データベースへの効率的アクセスを可能とする統合画像アクセスインタフェース,情報処理学会論文誌,日本,社団法人情報処理学会,2001年 1月15日,Vol.42,No.SIG1(TOD8),pp.32-42
淡谷 浩平,外,動的な視覚化手法を用いた特許情報検索システム,情報処理学会研究報告,日本,社団法人情報処理学会,2002年 3月29日,Vol.2002,No.32,pp.181-186,(2002-DPS-107-31)
調査した分野 G06F 17/30
G06F 3/048
特許請求の範囲 【請求項1】
情報検索のための検索カテゴリごとに設けられ、表示画面上同心円状に配置された一つ又は複数のキーリングであって、該キーリング上には円周方向に連続量または離散量の検索キーが配置されたキーリングを表示出力するキーリング配置部と、
入力デバイスからの操作入力に従って、前記キーリングのうちの1つを選択するキーリング選択部と、
選択された前記キーリング上の各検索キーの円周上の相対位置を保持しつつ、前記入力デバイスからの操作入力に従って各キーリングを独立に時計廻り又は反時計廻りに回転させるキーリング回転部と、
前記キーリング上所定位置からの前記キーリングの円周方向の回転量に基づいて、情報検索のための検索キーを決定する検索キー決定部と、
選択された検索カテゴリおよび決定された前記検索キーを用いて実行された検索結果を、前記キーリングの回転に伴い前記キーリングの内側に逐次表示出力する検索結果表示部とを具備する
ことを特徴とする情報検索表示装置。
【請求項2】
上記情報検索表示装置は、さらに、
前記リングが示す検索カテゴリの識別子を円周方向に配置したカテゴリリングを表示出力するカテゴリリング表示部と、
入力デバイスからの操作入力に従って、前記カテゴリリングに配置された検索カテゴリの識別子のうちの1つを選択する検索カテゴリ選択部とを具備し、
前記キーリング配置部は、前記検索カテゴリ選択部による前記カテゴリリング上の検索カテゴリの識別子の選択に応答して、選択された検索カテゴリに対応するキーリングを、前記カテゴリリングの同心円内側に表示出力する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報検索表示装置。
【請求項3】
前記キーリング配置部は、前記検索カテゴリ選択部により複数の検索カテゴリが選択された際には、選択された検索カテゴリに対応するキーリングを、表示されているキーリングの同心円内側に表示出力する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報検索表示装置。
【請求項4】
上記情報検索表示装置は、さらに、
検索カテゴリごとに定義された、検索カテゴリの識別子およびキーの最大値および最小値を参照することにより、各検索カテゴリに対応するキーリングを生成するとともに、該キーリング上円周方向に検索キーを配置するキーリング生成部を具備する
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか記載の情報検索表示装置。
【請求項5】
前記検索キー決定部は、前記検索カテゴリ選択部により複数の検索カテゴリが選択された際には、同心円状に表示されたキーリングの順序に基づいて、対応する検索カテゴリの検索における優先順位を決定する
ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか記載の情報検索表示装置。
【請求項6】
上記情報検索表示装置は、さらに、
入力デバイスからの操作入力に従って、指示されたキーリングに付与された前記優先順位を変更するとともに、該キーリングを変更された優先順位に対応する位置に再表示する優先順位変更部を具備する
ことを特徴とする請求項5に記載の情報検索表示装置。
【請求項7】
前記検索キー決定部は、選択されたキーリングに配置された検索キーが、離散量の場合と連続量の場合とともに、前記キーリング上予め定められた所定位置からの前記キーリングの円周方向の回転量に基づいて、情報検索のための検索キーを決定する
ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか記載の情報検索表示装置。
【請求項8】
情報検索のための検索カテゴリごとに設けられ、表示画面上同心円状に配置された一つ又は複数のキーリングであって、該キーリング上には円周方向に連続量または離散量の検索キーが配置され、表示出力されたキーリングの、円周方向の回転量に基づいて、情報検索のための検索キーを決定する検索キー決定部と、
回転された前記キーリングに付与された優先順位および決定された検索キーに基づいて、検索実行で得られた検索結果ごとの重みを算出する重み算出部と、
算出された前記重みの大きい検索結果から順に、表示された前記キーリングの内側中心近傍から円周方向に向かって同心円上に配置する検索結果配置部と、
配置された前記検索結果を、前記キーリングの回転に伴い前記キーリングの内側に逐次表示出力する検索結果表示部とを具備する
ことを特徴とする情報検索表示装置。
【請求項9】
前記検索結果配置部は、前記重みの大きい検索結果から順に、同心円中心からの距離に反比例させた縮小率となるよう、各検索結果の表示出力時の大きさを決定する
ことを特徴とする請求項8に記載の情報検索表示装置。
【請求項10】
前記検索結果表示部は、表示出力された検索結果へのカーソルの近接に応答して、該検索結果を拡大再表示する
ことを特徴とする請求項8または9に記載の情報検索表示装置。
【請求項11】
情報検索のための検索カテゴリごとに設けられ、表示画面上同心円状に配置された一つ又は複数のキーリングであって、該キーリング上には円周方向に連続量または離散量の検索キーが配置され、表示出力されたキーリングの、円周方向の回転量に基づいて、情報検索のための検索キーを決定する検索キー決定部と、
選択された検索カテゴリおよび決定された検索キーを用いて検索を実行し、前記キーリングの回転に伴い前記キーリングの内側に逐次表示されるべき検索結果を得る検索部とを具備する
ことを特徴とする情報検索装置。
【請求項12】
前記検索部は、決定された検索キーが連続量である場合には、決定された検索キーに所定範囲近接する検索キー群を、情報検索のための検索キーとして再定義し、選択された検索カテゴリおよび再定義された前記検索キーを用いて、検索を実行する
ことを特徴とする請求項11に記載の情報検索装置。
【請求項13】
前記検索部は、複数の検索キーが決定された場合には、該複数の検索キーの論理積を用いて検索を実行する
ことを特徴とする請求項11または12に記載の情報検索装置。
【請求項14】
キーリング配置部と、キーリング選択部と、キーリング回転部と、検索キー決定部と、検索結果表示部とを具備する情報検索表示装置が実行する情報検索表示方法であって、
情報検索のための検索カテゴリごとに設けられ、表示画面上同心円状に配置された一つ又は複数のキーリングであって、該キーリング上には円周方向に連続量または離散量の検索キーが配置されたキーリングを表示出力するステップと、
入力デバイスからの操作入力に従って、前記キーリングのうちの1つを選択するステップと、
選択された前記キーリング上の各検索キーの円周上の相対位置を保持しつつ、前記入力デバイスからの操作入力に従って各キーリングを独立に時計廻り又は反時計廻りに回転させるステップと、
前記キーリング上所定位置からの前記キーリングの円周方向の回転量に基づいて、情報検索のための検索キーを決定するステップと、
選択された検索カテゴリおよび決定された前記検索キーを用いて実行された検索結果を、前記キーリングの回転に伴い前記キーリングの内側に逐次表示出力するステップとを含む
ことを特徴とする情報検索表示方法。
【請求項15】
検索キー決定部と、重み算出部と、検索結果配置部と、検索結果表示部とを具備する情報検索表示装置が実行する情報検索表示方法であって、
情報検索のための検索カテゴリごとに設けられ、表示画面上同心円状に配置された一つ又は複数のキーリングであって、該キーリング上には円周方向に連続量または離散量の検索キーが配置され、表示出力されたキーリングの、円周方向の回転量に基づいて、情報検索のための検索キーを決定するステップと、
回転された前記キーリングに付与された優先順位および決定された検索キーに基づいて、検索実行で得られた検索結果ごとの重みを算出するステップと、
算出された前記重みの大きい検索結果から順に、表示された前記キーリングの内側中心近傍から円周方向に向かって同心円上に配置するステップと、
配置された前記検索結果を、前記キーリングの回転に伴い前記キーリングの内側に逐次表示出力するステップとを含む
ことを特徴とする情報検索表示方法。
【請求項16】
検索キー決定部と、検索部とを具備する情報検索方法であって、
情報検索のための検索カテゴリごとに設けられ、表示画面上同心円状に配置された一つ又は複数のキーリングであって、該キーリング上には円周方向に連続量または離散量の検索キーが配置され、表示出力されたキーリングの、円周方向の回転量に基づいて、情報検索のための検索キーを決定するステップと、
選択された検索カテゴリおよび決定された検索キーを用いて検索を実行し、前記キーリングの回転に伴い前記キーリングの内側に逐次表示されるべき検索結果を得るステップとを含む
ことを特徴とする情報検索方法。
【請求項17】
情報検索表示処理をコンピュータに実行させるための情報検索表示処理プログラムであって、該プログラムは、前記コンピュータに、
情報検索のための検索カテゴリごとに設けられ、表示画面上同心円状に配置された一つ又は複数のキーリングであって、該キーリング上には円周方向に連続量または離散量の検索キーが配置されたキーリングを表示出力するキーリング配置処理と、
入力デバイスからの操作入力に従って、前記キーリングのうちの1つを選択するキーリング選択処理と、
選択された前記キーリング上の各検索キーの円周上の相対位置を保持しつつ、前記入力デバイスからの操作入力に従って各キーリングを独立に時計廻り又は反時計廻りに回転させるキーリング回転処理と、
前記キーリング上所定位置からの前記キーリングの円周方向の回転量に基づいて、情報検索のための検索キーを決定する検索キー決定処理と、
選択された検索カテゴリおよび決定された前記検索キーを用いて実行された検索結果を、前記キーリングの回転に伴い前記キーリングの内側に逐次表示出力する検索結果表示処理とを含む
処理を実行させるためのものであることを特徴とする情報検索表示プログラム。
【請求項18】
情報検索表示処理をコンピュータに実行させるための情報検索表示処理プログラムであって、該プログラムは、前記コンピュータに、
情報検索のための検索カテゴリごとに設けられ、表示画面上同心円状に配置された一つ又は複数のキーリングであって、該キーリング上には円周方向に連続量または離散量の検索キーが配置され、表示出力されたキーリングの、円周方向の回転量に基づいて、情報検索のための検索キーを決定する検索キー決定処理と、
回転された前記キーリングに付与された優先順位および決定された検索キーに基づいて、検索実行で得られた検索結果ごとの重みを算出する重み算出処理と、
算出された前記重みの大きい検索結果から順に、表示された前記キーリングの内側中心近傍から円周方向に向かって同心円上に配置する検索結果配置処理と、
配置された前記検索結果を、前記キーリングの回転に伴い前記キーリングの内側に逐次表示出力する検索結果表示処理とを含む
処理を実行させるためのものであることを特徴とする情報検索表示プログラム。
【請求項19】
情報検索処理をコンピュータに実行させるための情報検索処理プログラムであって、該プログラムは、前記コンピュータに、
情報検索のための検索カテゴリごとに設けられ、表示画面上同心円状に配置された一つ又は複数のキーリングであって、該キーリング上には円周方向に連続量または離散量の検索キーが配置され、表示出力されたキーリングの、円周方向の回転量に基づいて、情報検索のための検索キーを決定する検索キー決定処理と、
選択された検索カテゴリおよび決定された検索キーを用いて検索を実行し、前記キーリングの回転に伴い前記キーリングの内側に逐次表示されるべき検索結果を得る検索処理とを含む
処理を実行させるためのものであることを特徴とする情報検索プログラム。
発明の詳細な説明 【技術分野】
【0001】
本発明は、画像情報検索表示装置、方法および画像情報検索表示プログラムに関する。より詳しくは、コンピュータおよび記録媒体を用いてユーザーが例えば画像等の所望の情報を検索する際に、単一のグラフィカル・ユーザー・インターフェースを介して、ユーザーに検索条件を微調整可能に指定させ、検索結果の情報を直感的かつ視覚的に把握可能にブラウジング表示するための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
コンピュータを用いた情報検索において、言語等の離散量を検索条件として指定する場合には、一般的にキーワード検索が利用される。このキーワード検索においては、サーチエンジン等を介して検索条件となるキーワードをキーボード等から入力し、検索条件にマッチしたデータをフィルタリング処理の結果として画面出力する。
【0003】
一方、大きさ、年代等のアナログ値や色彩における明度、彩度等の連続量を検索条件として指定する場合には、図13に示すスライドバー(ないし「スライダー」ともいう。)を用いた検索手法が知られている。このスライドバーを用いた検索においては、検索条件ごとに両端を下限値および上限値とするスライドバー上のカーソルないしポインタをマウス等の入力デバイスを用いて調節し、このポインタをスライドバーに配置された下限値から上限値の間でスライドさせることにより検索条件のキー値を設定する。図13においては、所望する色彩の画像を検索するために、色合い9a、鮮やかさ9b、明るさ9cの3つのスライドバーが画面下方に配置されている。スライドバーにより設定された検索条件にマッチする画像が、画面上方に表示出力される。
【0004】
スライドバーを操作することによって検索条件が設定されるので、連続的に変化する検索条件(キー値)を微調整することが可能となり、また、キーワードとしてはうまく表現できない大きさ等も検索条件として設定することが容易となる利点がある。スライドバーは予め規定された検索条件の下限値と上限値との間のみをスライド可能に構成されているので、ユーザーが誤った検索条件を入力する等のエラー操作を予め排除することもできる。例えば、デジタルカメラについての詳細な知識を有さないユーザーの場合、キーワード検索では、存在しえない2000万画素の解像度を検索条件として、カメラを検索してしまい、検索条件にヒットするカメラが検索結果として得られないという危険性をもたらすが、スライドバーを用いた検索によれば、スライドバーの端部の上限値までポインタを移動しても2000万画素の検索条件値は設定できないので、無駄な検索を不要とすることができる。

【非特許文献1】C.Ahlberg,B.Shneiderman,“Visual Information Seeking:Tight Coupling of Dynamic Query Filters with Starfield Displays,”SIGCHI‘94,pp.313-317,1994.
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、例えば、色相や、通年における季節、1日における24時間の時間帯、方角等、循環的な連続量を検索条件とする場合、スライドバーによる検索条件の設定操作は、殊に、以下の問題点を有する。すなわち、検索条件値のデータが循環しているにもかかわらず、スライドバーの右端のさらに右方向に隣接するデータは、スライドバーの左端に配置されてしまうために、このデータを指定する場合、一番右までバーをスライドさせた後、スライドバーの左端までポインタを一気に戻す操作をしなければならない。このため、操作の連続性を損なうとともに、操作の無駄を生じさせる。つまり、操作性および作業効率をともに低下させる要因となる。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてされたものであり、その目的は、検索とブラウジングが統合された単一のグラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)を介して、所望する情報を検索するための検索条件が連続量であるか離散量であるかにかかわらず、所望する画像等の情報の検索条件を連続的かつシームレスな操作によって容易に設定可能とする画像検索方法および装置を提供することにある。
【0007】
また、本発明の他の目的は、検索条件の設定および検索結果の表示出力の双方において、ユーザーが現在の検索条件を可視的に認識しつつ、同時に、検索結果から所望する情報を直感的かつ容易に選別することを可能とする画像表示方法および装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のある特徴によれば、情報検索のための検索カテゴリごとに設けられ、表示画面上同心円状に配置された一つ又は複数のキーリングであって、該キーリング上には円周方向に連続量または離散量の検索キーが配置されたキーリングを表示出力するキーリング配置部と、入力デバイスからの操作入力に従って、前記キーリングのうちの1つを選択するキーリング選択部と、選択された前記キーリング上の各検索キーの円周上の相対位置を保持しつつ、前記入力デバイスからの操作入力に従って各キーリングを独立に時計廻り又は反時計廻りに回転させるキーリング回転部と、前記キーリング上予め定められた所定位置からの前記キーリングの円周方向の回転量に基づいて、情報検索のための検索キーを決定する検索キー決定部と、選択された検索カテゴリおよび決定された前記検索キーを用いて実行された検索結果を、前記キーリングの回転に伴い前記キーリングの内側に逐次表示出力する検索結果表示部とを具備することを特徴とする情報検索表示装置が提供される。
【0009】
本発明の他の特徴によれば、情報検索のための検索カテゴリごとに設けられ、表示画面上同心円状に配置された一つ又は複数のキーリングであって、該キーリング上には円周方向に連続量または離散量の検索キーが配置され、表示出力されたキーリングの、円周方向の回転量に基づいて、情報検索のための検索キーを決定する検索キー決定部と、回転された前記キーリングに付与された優先順位および決定された検索キーに基づいて、検索実行で得られた検索結果ごとの重みを算出する重み算出部と、算出された前記重みの大きい検索結果から順に、表示された前記キーリングの内側中心近傍から円周方向に向かって同心円上に配置する検索結果配置部と、配置された前記検索結果を、前記キーリングの回転に伴い前記キーリングの内側に逐次表示出力する検索結果表示部とを具備することを特徴とする情報検索表示装置が提供される。
【0010】
本発明の他の特徴によれば、情報検索のための検索カテゴリごとに設けられ、表示画面上同心円状に配置された一つ又は複数のキーリングであって、該キーリング上には円周方向に連続量または離散量の検索キーが配置され、表示出力されたキーリングの、円周方向の回転量に基づいて、情報検索のための検索キーを決定する検索キー決定部と、選択された検索カテゴリおよび決定された検索キーを用いて検索を実行し、前記キーリングの回転に伴い前記キーリングの内側に逐次表示されるべき検索結果を得る検索部とを具備することを特徴とする情報検索装置が提供される。
【0011】
本発明の他の特徴によれば、キーリング配置部と、キーリング選択部と、キーリング回転部と、検索キー決定部と、検索結果表示部とを具備する情報検索表示装置が実行する情報検索表示方法であって、情報検索のための検索カテゴリごとに設けられ、表示画面上同心円状に配置された一つ又は複数のキーリングであって、該キーリング上には円周方向に連続量または離散量の検索キーが配置されたキーリングを表示出力するステップと、入力デバイスからの操作入力に従って、前記キーリングのうちの1つを選択するステップと、選択された前記キーリング上の各検索キーの円周上の相対位置を保持しつつ、前記入力デバイスからの操作入力に従って各キーリングを独立に時計廻り又は反時計廻りに回転させるステップと、前記キーリング上予め定められた所定位置からの前記キーリングの円周方向の回転量に基づいて、情報検索のための検索キーを決定するステップと、選択された検索カテゴリおよび決定された前記検索キーを用いて実行された検索結果を、前記キーリングの回転に伴い前記キーリングの内側に逐次表示出力するステップとを含むことを特徴とする情報検索表示方法が提供される。
【0012】
本発明の他の特徴によれば、検索キー決定部と、重み算出部と、検索結果配置部と、検索結果表示部とを具備する情報検索表示装置が実行する情報検索表示方法であって、情報検索のための検索カテゴリごとに設けられ、表示画面上同心円状に配置された一つ又は複数のキーリングであって、該キーリング上には円周方向に連続量または離散量の検索キーが配置され、表示出力されたキーリングの、円周方向の回転量に基づいて、情報検索のための検索キーを決定するステップと、回転された前記キーリングに付与された優先順位および決定された検索キーに基づいて、検索実行で得られた検索結果ごとの重みを算出するステップと、算出された前記重みの大きい検索結果から順に、表示された前記キーリングの内側中心近傍から円周方向に向かって同心円上に配置するステップと、配置された前記検索結果を、前記キーリングの回転に伴い前記キーリングの内側に逐次表示出力するステップとを含むことを特徴とする情報検索表示方法が提供される。
【0013】
本発明の他の特徴によれば、検索キー決定部と、検索部とを具備する情報検索方法であって、情報検索のための検索カテゴリごとに設けられ、表示画面上同心円状に配置された一つ又は複数のキーリングであって、該キーリング上には円周方向に連続量または離散量の検索キーが配置され、表示出力されたキーリングの、円周方向の回転量に基づいて、情報検索のための検索キーを決定するステップと、選択された検索カテゴリおよび決定された検索キーを用いて検索を実行し、前記キーリングの回転に伴い前記キーリングの内側に逐次表示されるべき検索結果を得るステップとを含むことを特徴とする情報検索方法が提供される。
【0014】
本発明の他の特徴によれば、情報検索表示処理をコンピュータに実行させるための情報検索表示処理プログラムであって、該プログラムは、前記コンピュータに、情報検索のための検索カテゴリごとに設けられ、表示画面上同心円状に配置された一つ又は複数のキーリングであって、該キーリング上には円周方向に連続量または離散量の検索キーが配置されたキーリングを表示出力するキーリング配置処理と、入力デバイスからの操作入力に従って、前記キーリングのうちの1つを選択するキーリング選択処理と、選択された前記キーリング上の各検索キーの円周上の相対位置を保持しつつ、前記入力デバイスからの操作入力に従って各キーリングを独立に時計廻り又は反時計廻りに回転させるキーリング回転処理と、前記キーリング上予め定められた所定位置からの前記キーリングの円周方向の回転量に基づいて、情報検索のための検索キーを決定する検索キー決定処理と、選択された検索カテゴリおよび決定された前記検索キーを用いて実行された検索結果を、前記キーリングの回転に伴い前記キーリングの内側に逐次表示出力する検索結果表示処理とを含む処理を実行させるためのものであることを特徴とする情報検索表示プログラムが提供される。
【0015】
本発明の他の特徴によれば、情報検索表示処理をコンピュータに実行させるための情報検索表示処理プログラムであって、該プログラムは、前記コンピュータに、情報検索のための検索カテゴリごとに設けられ、表示画面上同心円状に配置された一つ又は複数のキーリングであって、該キーリング上には円周方向に連続量または離散量の検索キーが配置され、表示出力されたキーリングの、円周方向の回転量に基づいて、情報検索のための検索キーを決定する検索キー決定処理と、回転された前記キーリングに付与された優先順位および決定された検索キーに基づいて、検索実行で得られた検索結果ごとの重みを算出する重み算出処理と、算出された前記重みの大きい検索結果から順に、表示された前記キーリングの内側中心近傍から円周方向に向かって同心円上に配置する検索結果配置処理と、配置された前記検索結果を、前記キーリングの回転に伴い前記キーリングの内側に逐次表示出力する検索結果表示処理とを含む処理を実行させるためのものであることを特徴とする情報検索表示プログラムが提供される。
【0016】
本発明の他の特徴によれば、情報検索処理をコンピュータに実行させるための情報検索処理プログラムであって、該プログラムは、前記コンピュータに、
情報検索のための検索カテゴリごとに設けられ、表示画面上同心円状に配置された一つ又は複数のキーリングであって、該キーリング上には円周方向に連続量または離散量の検索キーが配置され、表示出力されたキーリングの、円周方向の回転量に基づいて、情報検索のための検索キーを決定する検索キー決定処理と、選択された検索カテゴリおよび決定された検索キーを用いて検索を実行し、前記キーリングの回転に伴い前記キーリングの内側に逐次表示されるべき検索結果を得る検索処理とを含む処理を実行させるためのものであることを特徴とする情報検索プログラムが提供される。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、検索とブラウジングが統合された単一のグラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)を介して、所望する情報を検索するための検索条件が連続量であるか離散量であるかにかかわらず、所望する画像等の情報の検索条件を連続的かつシームレスな操作によって容易に設定可能となる。
【0018】
さらに、検索条件の設定および検索結果の表示出力の双方において、ユーザーが現在の検索条件を可視的に認識しつつ同時に所望する検索結果を直感的かつ容易に選択することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
【0020】
(1)本実施形態に係る画像情報検索表示装置の構成
図1は、本実施形態に係る画像情報検索表示装置の構成を示す。本実施形態に係る画像情報検索表示装置1は、入力制御部11と、候補抽出部12と、候補制御部13と、検索処理部14と、出力制御部15と、属性定義情報16と、状態情報17と、画像属性データベース18とを具備する。
【0021】
入力制御部11は、マウス等の入力デバイスからなる入力部2から入力されたカーソルないしポインタの位置情報およびリングの識別子(例えばリング名)を受け付け、この入力された位置情報によって、状態情報17に記憶されている現在の検索条件のキー値を更新する。併せて、入力制御部11は、本実施形態に係るカテゴリリングおよびキーリング(後述)の表示出力、該カテゴリリングおよびキーリングに対する選択、回転等の操作入力等の入出力制御を、出力制御部15とともに行う。
【0022】
なお、本実施形態においては、検索属性とは、例えば「色」、「画像サイズ」等の検索のための項目をいい、この検索属性のキーないし検索キーとは、各検索属性のキー値(例えば画像サイズであれば1,975バイト等)をいい、この検索属性+キーを以って、画像属性データベース18を検索する際の検索条件と以下称する。
【0023】
状態情報17には、1つあるいは複数の検索属性としてそれぞれ現在設定されている検索属性のキー値が記憶されている。この検索条件値は、後述するとおり、各キーリング(後述)に設定された優先度と、キーの中心値とを少なくとも含む。
【0024】
候補抽出部12は、状態情報17に記憶された現在設定されている検索条件(検索属性)のキー値を読み取り、属性定義情報16を参照して検索キー幅(後述)を決定し、決定された検索キー幅にあるキー値をキーとして画像属性データベース18を参照して、設定された検索属性のキー値にマッチする画像情報の識別子を表示出力候補として抽出する。
【0025】
属性定義情報16は、検索属性名(検索カテゴリ名)、該属性名ごとのキー値の最小値および最大値、該属性の種別(循環連続量か、非循環連続量か、離散量か等)、該属性をカテゴリーリング(後述)上どの表示色で表示するか、等を含み、好ましくは検索属性名ごと1レコードが構成され、内蔵メモリあるいは内蔵・外部記録媒体に格納されたテーブルとして参照される。
【0026】
図5は、画像属性データベース18に格納される画像属性情報の一例を示す。画像属性データベース18は、検索対象となる情報ごとに、検索属性の属性値が記録されている。図5に示す画像属性データベース18においては、画像ファイル名(1.gif,2.gif,3.gif・・・)ごとに、検索属性である色、雰囲気、縦横比、サイズの属性値が記録されている。画像属性データベース18は、例えばRDBなどの表形式のデータとして構成されることが好ましいが、本実施形態はこれに限られることなく、候補抽出部12が決定した検索キー値をキーとしてマッチする画像情報の識別子が検索されることが可能である形式であればよい。
【0027】
検索処理部14は、候補抽出部12によって抽出された表示出力候補のそれぞれに対して重み付けを行う。
【0028】
出力制御部15は、検索処理部14によって決定された表示出力候補である画像情報のそれぞれに対する重みに従って、各画像情報の表示出力における表示位置および大きさを決定する。表示位置および大きさからなる配置が決定された画像情報は、表示部3によって、ディスプレイデバイス等に表示出力される。表示出力されるべき各画像は、フォルダー等に格納されてもよく、あるいはサーチロボット等によって予め収集格納された遠隔データとしてあってもよい。
【0029】
候補制御部13は、表示出力された画像情報がマウス等のポインティングデバイスによってポイントされた、ないしカーソルが接した画像情報が入力制御部11によって検出されると、検出された画像情報を拡大して再表示する。
【0030】
(2)本実施形態におけるGUI
図2は、本実施形態における情報検索および表示出力におけるGUIを構成するリング表示手段の初期画面の一例を示す。検索初期画面においては、検索属性の識別子(例えば検索属性名)をリング上に円周方向に配置して表示したカテゴリリング20が表示されている。本実施形態における情報検索方法においては、本来、マウス等単一の指示手段による操作のみで検索を実行することを目的としている。このため、カテゴリリング20上には、画像属性データベース18に定義された各画像情報に付与された検索属性の全部または一部が、表示されている。図2においては、画像検索属性として、画像の縦横比201、サイズ202、色203、雰囲気204が表示されており、ユーザーはリング上に表示されたこれら検索属性をマウス等の指示手段によって選択入力する。
【0031】
なお、図2に示した本実施形態の一例においては、ユーザーが指示入力すべき検索属性は、カテゴリリング20上に、予め配置されるとともに検索属性名が表示されているが、本実施形態における検索属性の指定手法は、これに限定されるものではない。例えば、カテゴリリング20を別段設けることなく、検索属性入力画面に、検索属性名の表示とともに選択入力可能なボタンのフィールドを検索属性ごとに設けてもよく、検索属性名自体を選択可能に一覧表示してもよい。
【0032】
図3Aは、図2において、カテゴリリング20上の縦横比の表示箇所をクリック等により選択指示した後の表示画面の一例を示す。カテゴリリング20上の縦横比の表示箇所をクリック等により選択指示すると、カテゴリリング20の内側に、検索属性「縦横比」についてのキーリング30が表示される。キーリング30には、検索属性のキーがリング上円周方向に整列配置されている。同時にキーリング30上には、表示されたキーリングが有するキー値(検索属性値)が直感的に把握可能なように、検索キー値を概略示す表現(キーワード)が表示されてよい。図3においては、検索属性「縦横比」の検索属性値を示す「正方形302」、「横長303」、「縦長304」が表示され、キーリング30の内側には、そのキーを持つ画像が表示される。指定された検索キーに最も近い検索属性値を持つ画像、すなわちもっともマッチングスコアの高い画像30a1は、リング同心円中心に表示される。
【0033】
なお、本実施形態における「リング」とは、円状の形状に限定されるものではなく、たとえば、楕円状等の広義の環状体、さらには多角形状等で閉ループを構成するものも含む。およそ閉ループを構成する形状であれば、殊に循環連続量の検索キー設定に適するとともに、非循環連続量ないし離散量の検索キーの場合と同一の操作インターフェースを提供可能とする。
【0034】
本実施形態における「キー」とは、検索に使用される条件値であり、これを後述する操作によって調節することにより、表示出力すべき検索結果画像のフィルタリングを行う。図3Aにおいて、画像検索の検索キーとして用いられるキー値は、キーリング30の下部、すなわち時計6時の位置301にある値が、入力制御部11に入力される。あるいは、検索キーとして決定されるキーは、キーリング30上予め定められた位置であれば、いかなる位置のキーを検索キーとして決定してもよい。このキーは、マウス等の入力デバイスからの操作入力により、キーリング30を回転させることによって調節される。
【0035】
キーリング30上に予め円周方向に配置された各検索キーが、その円周上の相対位置を保持されつつ、キーリング30は、それぞれ独立に時計廻り又は反時計廻りに回転操作される。すなわち、キーリング30上の所定位置を基準位置として、キーリング30を回転操作することによって得られる基準位置からの円周方向の回転量(基準位置からの移動量または円心に対する角度)に基づいて、所定位置(例えば時計6時の位置301)に位置するキーの値が調整され、決定される。
【0036】
検索条件が離散量である場合、キーは1度分であればよいが、連続量である場合には、位置301の左右にある程度の幅を持たせる。連続量を検索条件とする場合には、微妙に異なる前後の情報も検索条件として重要であり、検索キーに幅を持たせた曖昧検索を行い、抽出された画像情報をより多くブラウジング出力した方が好ましいからである。
【0037】
キーを調節するためには、マウスのホイールをクリックした後、該ホイールを回転させるか、あるいはキーリング30をドラッグして回転させる。本実施形態においては、キーリング30の時計回り回転は、ホイールを手前に回転させるか、左ドラッグにより実現し、反時計回り回転は、その逆の操作に設定したが、本発明に係るカテゴリリング20およびキーリング30の操作はこれに限定されることなく、いかなる操作によって実現されてもよい。各キーリングは、キーリング30上に配置された各検索キーの円周上の相対位置を保持しつつ、それぞれ独立に回転操作可能に構成されている。
【0038】
図3Bないし図3Dは、図3Aのキーリング30を、反時計回りに回転させ、検索条件「縦横比」のキーが1:1近傍である画像、すなわちより正方形に近い形状を有する画像がブラウジング表示された状態を示す。
【0039】
図3Eないし図3Gは、図3Dのキーリング30を、さらに反時計回りに回転させ、検索条件「縦横比」のキーとして、より横長である形状を有する画像がブラウジング表示された状態を示す。なお、本実施形態において、「ブラウジング表示」とは、走査検索のための表示を意味し、多数の画像を同一画面に縮小画像として一括表示したり、短時間中に順次表示することをいう。
【0040】
なお、カテゴリリング20上の複数の検索属性を順次選択指示すれば、複数のキーを指定することができるが、この場合、後続で選択指示されたキーリングは、先行して選択指示されたキーリングの内側に表示される。すなわち、複数のキーを指定した場合でも、キーリング数が増えるだけであり、統一した表示インターフェースが提供される。
【0041】
本実施形態においては、最初に指定されたキーほど、検索における優先順位が高いキーであると判断できるため、外側に位置するキーリングほど検索における重みを大きく設定した。この優先順位は、リングの表示順を入れ替えることで変更することができる。例えば、本実施形態においては、キーリングを右クリックすると、当該キーリングのキーの優先順位を1つ増加させる。複数のキーを選択可能とし、かつこれら複数のキーに設定された優先順位も変更可能とすることによって、検索キーの動的階層構造を生成し、抽出すべき情報を絞り込んでいく。
【0042】
キーリングを複数表示することにより、複数のキーを用いたAND検索が実行される。本実施形態においては、キーが複数指定され、かつキーが連続量である場合には、キーリングの個数に比例して、キー幅(キーの範囲)を適宜拡張することにより、曖昧検索を実行する。例えば、キーリングが1つだけ選択されている場合には、キー幅を例えば3度分としていれば、キーリングが3つ選択されている場合には、キー幅を9度分に変更する。これは、キーリングを増やすごとに、一定の検索条件でフィルタリングを実行してしまうと、リング内側に表示すべき表示候補の数が極端に少なくなる場合があり、また、僅かにキーから外れてしまった本来所望する情報がブラウジング表示されずにユーザーが見失ってしまう場合があるためである。
【0043】
図3Aないし図3Gに示すように、キーリング30の円周方向の回転量に基づいて決定されたキーによりフィルタリングされた画像情報は、キーリングの内側に、キーリングの回転に伴い逐次表示される。複数の画像情報の配置、すなわち各画像情報の表示位置および表示の大きさは、キーとその優先順位による重み付けによって並べた1次元情報によって決定される。表示画像情報は、内側(好ましくは同心円中心近傍)から外側に、同心円上に配置されると共に、情報の表示上の大きさは、中心からの距離に反比例させる。本実施形態においては、キーによりフィルタリングされた情報は、大量の候補が得られた場合であっても、所定の表示最大数の閾値(後述)の範囲内の数であれば、すべて表示される。これにより、ユーザーは、どれだけの候補が得られたかを一瞬で直感的に把握できるとともに、候補が多すぎる場合には、別のキーを指定することができる。このように大量の候補が得られた場合には、1つずつの情報は、非常に小さく表示されてしまうため、本実施形態においては、表示された情報(例えば図3における30a1~30a7)にカーソルを合わせると、当該情報が拡大表示され、ユーザーが当該情報の内容を視認することができる。
【0044】
(3)本実施形態における画像情報検索表示処理詳細
以下、Webページのフリー素材の検索を例題として、本実施形態に係る情報検索表示処理の詳細を説明する。なお、以下の例題においては、検索対象を画像ファイルとし、検索属性が循環連続量である場合を主に説明するが、本実施形態において検索表示対象とできる情報は、もとより画像ファイルに限定されることはなく、検索属性には、循環連続量の他、非循環連続量、離散量のいずれをも用いることができることは言うまでもない。
【0045】
(3-1)画像属性の定義
まず、キーとなる属性についての属性定義情報16、および検索対象となる画像情報の画像属性データベース18を定義する。
【0046】
画像において、一番重要な要素は色で、一般的にRGB Color Modelが利用される。これは、Red,Green,Blueの基本色の強度によって1つの色を表現するものであるが、本実施形態は、人間にとってより自然であるHSB Color Model(Hue-色相、Saturation-彩度、Brightness-明度)を採用した。
【0047】
このHSB Color Modelを用いてシステムを構築した。色相、明度、彩度を直接カテゴリとするより、より直感的で分かりやすいよう、色相、明度、彩度に手を加えて、新たな検索属性「色」、「雰囲気」、「縦横比」、「サイズ」を作成した。なお、検索属性は任意のキーで作成可能であり、色相、明度、彩度を直接検索キーとしてもよい。検索属性「色」は、HSBモデルにおける色相および明度から計算され、「雰囲気」は、明度および彩度から計算され、「縦横比」は画像の幅と高さから計算され、「サイズ」は画像サイズから計算される。
【0048】
<色属性>
図6は、各画像における特徴色の決定手順を示す。まず、RGB(Red,Green,Blue)空間を51×51×51に分割し(ステップS81)、各ピクセルを該当する分割空間に登録する(ステップS81)。そして、属しているピクセルが最も多い分割空間内の平均RGB値を、その画像の特徴色とする。
【0049】
本実施形態においては、特徴色を複数色指定することが可能であり、例えば図5に示す画像属性テーブルでは、ファイル名「1.gif」の「色」は、1.13398693、0.9375というように、各画像ファイルごとに、2つの特徴色について色属性値が定義されている。本実施形態においては、平坦な画像を除いて、特徴色が似ないよう、なるべく同じ色に属さない色を次の特徴色として選択する。まず、2色目以降、次にピクセルが多く属している分割空間の平均RGB値を選択する。ここで、表1を利用する。
【表1】
JP0004441685B2_000002t.gif

【0050】
表1は、人間がどの範囲を同じ色として認識するのかを一例として示す。
【0051】
図6において、次に、一番多くのピクセルが登録されている分割空間(s)の平均RGB値(c)を選択し(ステップS83)、表1において以前に選択した特徴色と一致しない場合(ステップS84N)、この平均RGB値(c)を特徴色とする。その後、ステップS83に戻り、さらに特徴色を選択してもよい。一方、表1において以前に選択した特徴色と一致する場合(ステップS84Y)、ピクセルが登録されている分割空間が残っている限り(ステップS85Y、S86)、次におくのピクセルが登録されている分割空間(s)の平均RGB値(c)を選択し(ステップS83)、その後ステップS84ないしステップS88の処理を繰り返す。
【0052】
なお、RGB値から、HSBへの変換は、以下の式(1.1ないし1.8)で行う。ここで、RGB空間における3原色の各値をr,g,b(0≦r,g,b≦1)の、HSB空間での3要素の値をそれぞれH,S,Bとする。
【数1】
JP0004441685B2_000003t.gif

【0053】
再び図5を参照すると、図5は、本実施形態における画像属性データベース18の定義内容の一例を示す。HSBにおける色相は、黒や白が含まれないため、初心者ユーザが検索キーとして用いるには困難を伴う。そこで、本実施形態においては、例えば図11Cの「色」キーリング40左側部に示すように、「色」キーの赤の間に、白から黒へ変化する部分を付け加え、直感的に分かりやすく表示した。本実施形態における色Cは、特徴色のRGB値をr,g,b(0≦r,g,b≦255)、HSB値をH,S,B(0≦H,S,B≦1)とすると、以下の式(1.9)で求められる。
【数2】
JP0004441685B2_000004t.gif

【0054】
<雰囲気属性>
また、雰囲気Mは、以下の式で求められる。
【数3】
JP0004441685B2_000005t.gif

【0055】
<サイズ、縦横比の属性>
サイズとしては、画像ファイルのサイズをバイト数で表す。また、縦横比Vは、画像の高さをH、幅をWとすると、以下の式で求めることができる。
【数4】
JP0004441685B2_000006t.gif

【0056】
縦横比を利用することにより、横長の背景画像を簡単に探すことができる。また、サイズを利用すると、軽い画像という条件でフィルタリングを行うことが可能である。
【0057】
画像属性データベース18への定義とともに、属性定義情報16に対して、検索属性ごとに、検索属性名、キーの最大値および最小値、属性の種別(循環連続量か、非循環連続量か、離散量か、等)、検索属性をカテゴリリング20上に表示する際の表示色等が定義される。
【0058】
なお、本実施形態に係る情報検索表示装置1内に、この属性定義情報16中の検索属性名およびキーの最大値および最小値を参照することにより、各検索属性名に対応するキーリング30を自動的に生成するとともに、該キーリング30上に円周方向に、すなわち環状にキーを配置するキーリング生成部が備えられてもよい。
【0059】
(3-2)キーとなる値の抽出処理
図4、図6ないし図9は、本実施形態に係る画像情報検索表示処理を実行するためのソフトウエアとして、ROM等に格納されるプログラムの一例の流れを示すフローチャートである。このプログラムは、例えばJava(登録商標)等の言語で記述されており、このプログラム(例えばアプレット)に従って、CPUは画像検索およびブラウジング表示の処理を実行する。しかしながら、本実施形態に係る画像情報検索表示処理を実行するプログラムを記述する言語ないし手法はこれに限られるものではなく、例えばC,C++等の高水準言語を用いて記述されてもよい。RAMには、入力部2から指定入力された検索キー、操作種別、状態情報17等が格納されるとともに、その一部分は、ディスプレイメモリとして使用される。
【0060】
図4において、入力制御部11は、まずマウス等の指示手段が行った操作を検出する(ステップS10)。検出された操作が、キーリングの優先度変更(例えばキーリングの右クリック操作による)であった場合、指定されたリングを検出し(ステップS11)、当該キーリングの現在の優先度を検出して変更(例えば優先順位を1増加する)し(ステップS12)、当該リングの変更された優先度を状態情報17に対して更新出力する(ステップS19)。検出された操作が、キーリングの追加(例えば、カテゴリリングの検索属性表示箇所近傍のクリック)であった場合、指定された検索属性を検出し(ステップS13)、当該検索属性に対応するキーリングの優先度を検出し(ステップS14)、キーの現在の中心値(例えばキーリング中時計6時の位置の値)を検出し(ステップS16)、キーリングの識別子と優先度およびキーの中心値を状態情報17に対して更新出力する(ステップS19)。検出された操作が、キーリングの回転(例えば、キーリングのホイール回転)であった場合、指定されたキーリングを検出し(ステップS15)、キーの現在の中心値(例えばキーリング中時計6時の位置の値)を検出し(ステップS16)、キーリングのキーの中心値を状態情報17に対して更新出力する(ステップS19)。検出された操作が、キーリングの削除(例えば、キーリングをクリックする操作)であった場合、指定されたキーリングを検出する(ステップS17)、当該検索属性に対応するキーリングの優先度を検出し(ステップS14)、キーの現在の中心値(例えばキーリング中時計6時の位置の値)を検出し(ステップS16)、当該リングの識別子についての状態情報17中のデータを削除する(ステップS19)。
【0061】
(3-3)表示候補抽出処理
図7において、候補抽出部12は、まず処理対象のキーリングを1つ選択する(ステップS20)。選択されたキーリングに設定された検索属性が連続量であれば(ステップS21Y)、上記したとおり、表示されているキーリングの数に従って、キーの幅(例えば、表示されているリングが1つであれば3度、2つであれば6度)を決定する(ステップS22)。検索属性が連続量である場合にはキー幅の設定後、離散量である場合にはキー幅を決定することなく、決定されたキーを検索条件として画像属性データベース18を検索し(ステップS23)、キーにマッチした画像候補をRAM等の一次記憶メモリ等に登録する(ステップS24)。その後、処理対象であったキーリング以外で表示されているリングを次の処理対象として設定し、ステップS20からS24までの処理を繰り返す(ステップS25)。なお、ステップS21からS24までの処理は、表示されているリングすべてにつき、同時並行的に実行されてもよく、この場合には、図7のステップS20およびステップS25の処理は省略される。最後に、複数のキーが指定された場合には、キーリングの数と登録回数が等しい候補を抽出することで、すべてのキーにマッチした候補をAND検索の結果として出力する(ステップS26)。
【0062】
なお、図7に示すフローチャートにおいては、複数の検索属性が指定された場合にすべてのキーをAND条件(すべてのキーの論理積)で検索した結果を、候補抽出部12が出力する例であるが、本実施形態における候補抽出処理はこれに限定されるものではない。検索属性の種別に応じて、すべてのキーまたは一部のキーをOR条件(論理和)で検索してもよく、例えば、殊に検索キーが離散量である場合、概念等が類似する用語同士の関連を記述する辞書を記憶するデータベース等の記憶手段を備え、この辞書を参照することにより、類似する用語群を抽出し、これらと検索キーとの論理和をとることにより、新たな検索条件を生成してもよい。
【0063】
(3-4)候補の重み決定処理
次に、本実施形態においては、画像を表示する際、キーとその優先順位による重みづけに基づいて、ディスプレイ装置上の配置を決定する。キーは、上述のとおり、例えば以下のように設定できる。
【0064】
・離散量の場合、リングの下部にある値を用いる。
【0065】
・連続量の場合、リングの下部から左右2度ずつ、計5度範囲にある値を用いる。
【0066】
・複数キーを指定する場合、連続量に限り、リングの個数とキーの角度を比例させる。
【0067】
図8において、検索処理部14は、表示されているキーリングが複数の場合(ステップS41Y)、各リングに対する重みWを決定する(ステップS42)。表示されているキーリングが1つ(すなわち、検索キーが1つの場合)の場合(ステップS41N)、当該リングに対する重みWは1に設定される(ステップS43)。次に、候補抽出部12によって抽出された候補を1つ選択し、当該候補の重みwgtを0と置く(ステップS44)。次に、当該候補である画像情報について、画像属性データベース18中のテーブルに定義されている属性ごとに(ステップS45)、図3においてはキーリングの時計6時の位置で決定されるキーの中心値と、当該候補について定義されている属性値との距離dを求める(ステップS46)。次に、d*wをwgtに加える(ステップS47)。ステップS45からS47の処理を、当該候補のすべての属性について繰り返し行い(ステップS48)、その後、ステップS45からステップS48までの処理を、すべての候補について重みwgtが計算されるまで繰り返し行う(ステップS49)。
【0068】
すなわち、キーリングの個数をk,外側からj番目のリングの下部の値をkj、あるキーリングRjにおける1度分の値をdj、ある画像Imgiにおけるキーリングjに対する値をdi,jとすれば、Imgiの重みWiは以下の式で表すことができる。
【数5】
JP0004441685B2_000007t.gif

【0069】
なお、本実施形態においては、重要な検索キーほど先に選択されるとの知見に基づき、外側のキーリングに配置されたキーの重みを増しているが、反対に内側のキーリングに配置されたキーの重みを増すこともできる。この場合には、上記式(2)の右辺の-を削除すればよい。
【0070】
(3-5)候補の表示上の配置決定処理
本実施形態においては、上記重み決定処理によって算出された重みwgtが大きい候補から順に、リングの内側から外側(円周方向)に向かって同心円上に配置されるとともに、各候補の画像の大きさを、中心からの距離に反比例させた縮小率を持つ大きさとして表示される。すなわち、上記重みwgtは、各候補について定義された属性値と検索キーとの関連度を検索属性ごとに総和し、検索属性に対応するキーリングの重みwを考慮して算出したスコア(関連度)を意味するものであり、該スコアの大きい順に、表示画面中央に、かつ大きく表示することによって、ユーザーが、検索キーによりマッチした候補から順に、容易かつ直感的に視認可能とする。さらに、隣接する候補画像は、互いに類似する属性値が定義された類似画像となるため、画像の表示位置により類似性を把握することができる。
【0071】
図9において、出力制御部15は、すべての候補をそのwgtでソートする(ステップS51)。候補抽出部13によって抽出された候補の総数が、所定の表示上限数より多い場合には(ステップS52Y)、さらに、候補数を表示上限数まで削減する(ステップS53)。この表示上限数は、通常のユーザーがディスプレイ装置上目視可能な数であればよいが、例えば250に設定される。次に、得られた候補数に基づいて、各候補(画像)の表示幅を決定し(ステップS54)、表示位置を決定する(ステップS55)。
【0072】
図10は、本実施形態における各候補の表示幅および表示位置の決定手法を示す。図10において、Oは円の中心、Rは候補表示領域の半径、wは中心画像(図3における30a1~7)の幅、mは最外画像の幅、aは半径方向に隣接する画像間の空白をそれぞれ示す。0周目から1、2、・・・、n周目と外側に配置されるにつれて、画像幅はaずつ変化する。各画像の表示幅は、w=m+na(0周目)、w-a=m+(n-1)a(1周目)、w-2a=m+(n-2)a(2周目)、・・・、w-na=m(n周目)となる。
【0073】
同心円中心Oから、0,1,・・・n周目と画像を、次式にしたがって配置する。
【数6】
JP0004441685B2_000008t.gif

【0074】
これらの2式より、
【数7】
JP0004441685B2_000009t.gif

【0075】
となる。
【0076】
i周目における表示位置riは、i週目における画像の中心点とOとの距離riであり、次式で定義される。
【数8】
JP0004441685B2_000010t.gif

【0077】
i周目(中心を0周目とする)における同心円上に配置される画像の枚数cは、次式で定義され、蜂の巣状に配置される。
【数9】
JP0004441685B2_000011t.gif

【0078】
i週目におけるj番目の画像の中心点(x,y)は、次式で定義される。
【数10】
JP0004441685B2_000012t.gif

【0079】
(3-6)拡大表示処理
候補制御部13において、ブラウジング表示された画像にカーソルが近接すると、カーソルの位置情報と該位置近傍に表示された画像の画像識別子(画像ファイル名でよい)とに基づいて、当該画像を拡大再表示する。この拡大表示は、縮小表示率を1として現画像の大きさのまま表示してもよく、さらに所定倍率で拡大してもよい。この拡大表示画像を視認することで、当該画像が所望する画像であるか否かの判断を容易にすることができる。また、拡大画像と併せて、画像属性データベース中の属性値を必要に応じて表示してもよい。
【0080】
(4)キーリングの操作手順
図11Aは、カテゴリリング20から縦横比がクリックされ、カテゴリリング20の内側に縦横比キーリング30が表示された状態を示す。キー値301は、正方形302に属するキー値領域に位置し、現在指定されているキーを持つ画像30a、30b、30c等がそれぞれリング内側に同心円上に配置表示される。キーリング30をホイール回転し、キー値301を、横長303に属するキー領域近傍に移動すると、ブラウジング表示される画像は、横長の形状のものに変化する(図11B)。図11Bの状態において、さらにカテゴリリング20上で色をクリックすると、縦横比キーリング30の内側に、色キーリング40が表示され、縦横比のキーおよび色のキーの双方を持つ画像が、リング内側に表示される(図11C)。図11Cの状態において、さらにカテゴリリング20上で「雰囲気」をクリックすると、色キーリング40の内側に、雰囲気キーリング50が表示され、縦横比のキー、色のキーおよび雰囲気のキーのすべてにマッチする画像が、リング内側に表示される(図11D)。カテゴリを多数選択するにつれて、表示されるキーリングが増え、ブラウジング表示される候補数は少なくなる。図11Dの状態において、縦横比キーリング30をクリックすると、該縦横比キーリング30が削除されるとともに、縦横比をキーから除いて再度候補検索処理が実行されるため、多様な縦横比の画像がブラウジング表示される(図11E)。図11Eの状態において、雰囲気キーリング50を右クリックすると、雰囲気リング50が色リング40の外側に移動表示されるとともに、雰囲気キーの重みを増加させて再度候補検索処理が実行されるため、雰囲気を主要な検索キーとした画像がブラウジング表示される(図11F)。
【0081】
図12は、本実施形態による画像検索表示装置の構成を示すブロック図である。図12に示されるコンピュータ装置である画像検索表示装置100において、CPU101は、ROM104および/またはハードディスクドライブ106に格納されたプログラムに従い、RAM105を一次記憶用ワークメモリとして利用して、システム全体を制御する。さらに、CPU101は、マウス102aまたはキーボード102を介して入力されるユーザの指示に従い、ハードディスクドライブ106に格納されたプログラムに基づき、本実施形態に係る画像検索表示処理を実行する。ディスプレイインタフェイス103には、CRTやLCDなどのディスプレイが接続され、CPU101が実行する画像検索表示処理の入力待ち受け画面、処理経過や検索結果などが表示される。リムーバブルメディアドライブ107は、主に、リムーバブルメディアからハードディスクドライブ106へファイルを書き込んだり、ハードディスクドライブ106から読み出したファイルをリムーバブルメディアへ書き込む場合に利用される。リムーバブルメディアとしては、フロッピディスク(FD)、CD-ROM、CD-R、CD-R/W、DVD-ROM、DVD-R、DVD-R/W、DVD-RAMやMO、あるいはメモリカード、CFカード、スマートメディア、SDカード、メモリスティックなどが利用可能である。
【0082】
プリンタインタフェイス108には、レーザビームプリンタやインクジェットプリンタなどのプリンタが接続される。ネットワークインタフェイス109は、コンピュータ装置をネットワーク12へ接続するためのインターフェースである。
【0083】
なお、本実施形態に係る画像検索表示装置における入力部2は、マウス102aあるいはキーボード102に限定されることなく、任意のポインティングデバイス、例えばトラックボール、トラックパッド、タブレットなどを適宜用いることができる。携帯情報端末を本実施形態に係る画像検索表示装置として用いる場合には、入力部2をボタンやモードダイヤル等で構成してもよい。
【0084】
また、図12に示した本実施形態に係る画像検索表示装置のハードウエア構成は一例に過ぎず、その他の任意のハードウエア構成を用いることができることはいうまでもない。
【0085】
殊に、本実施形態に係る画像検索表示処理は、上記コンピュータ端末装置100あるいはPDA等の携帯情報端末装置等によって実現されてもよく、コンピュータ端末装置等とサーバー装置とをBluetooth(登録商標)等の無線、あるいはインターネット(TCP/IP)、公共電話網(PSTN)、統合サービス・ディジタル網(ISDN)等の有線通信回線で相互接続した、インターネットあるいは任意の周知のローカル・エリア・ネットワーク(LAN)またはワイド・エリア・ネットワーク(WAN)からなるネットワークシステムによって実現されてもよい。端末装置とサーバー装置とを接続したシステムによって本実施形態に係る画像検索表示処理を実現する場合には、例えば、画像情報および/または画像属性データベースの記憶保持、ならびにこれらへの検索処理をサーバー装置において稼動するプログラムが実行し、ユーザーからの情報検索のための指示入力および検索結果のブラウジング処理のみをWebブラウザを搭載したクライアント装置が実行してもよい。あるいは、サーバー装置上で稼動するポータルサイトプログラムが、本実施形態に係る画像検索表示処理の全部または一部を実行してもよい。
【0086】
コンピュータ端末装置100上で稼動するWebブラウザ上のフォームを使用して、ユーザーが検索条件等のデータをサーバー装置に送信できる。あるいは、本実施形態に係る画像検索表示処理の全部または一部を記述するJava(登録商標)アプレット等のアプレットを、ネットワークを介してサーバー装置からWebブラウザ上にダウンロードし、ブラウザのウインドウに埋め込ませて実行させることができる。
【0087】
以上のとおり、本実施形態によれば、検索とブラウジングが統合された単一のグラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)を介して、所望する情報を検索するための検索条件が連続量であるか離散量であるかにかかわらず、所望する画像等の情報の検索条件を連続的(シームレス)な操作によって容易に設定可能となる。さらに、検索条件の設定および検索結果の表示出力の双方において、ユーザーが現在の検索条件を可視的に認識しつつ同時に所望する検索結果を直感的かつ容易に選択することが可能となる。したがって、殊に、画像処理について特別な知識を持たないユーザーに対して、直感的で分かりやすい検索表示インターフェースを提供可能である点で有益である。
【0088】
本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらすすべての実施形態をも含む。さらに、本発明の範囲は、請求項1により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、すべての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画されうる。
【図面の簡単な説明】
【0089】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像情報検索表示装置の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る画像情報検索表示装置に表示される検索初期画面の一例を示す図である。
【図3A】本発明の一実施形態に係る画像情報検索表示装置において、キーリングを回転操作した際の検索結果表示の遷移を示す図である。
【図3B】本発明の一実施形態に係る画像情報検索表示装置において、キーリングを回転操作した際の検索結果表示の遷移を示す図である。
【図3C】本発明の一実施形態に係る画像情報検索表示装置において、キーリングを回転操作した際の検索結果表示の遷移を示す図である。
【図3D】本発明の一実施形態に係る画像情報検索表示装置において、キーリングを回転操作した際の検索結果表示の遷移を示す図である。
【図3E】本発明の一実施形態に係る画像情報検索表示装置において、キーリングを回転操作した際の検索結果表示の遷移を示す図である。
【図3F】本発明の一実施形態に係る画像情報検索表示装置において、キーリングを回転操作した際の検索結果表示の遷移を示す図である。
【図3G】本発明の一実施形態に係る画像情報検索表示装置において、キーリングを回転操作した際の検索結果表示の遷移を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る画像情報検索表示装置における入力制御部が実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施形態に係る画像情報検索表示装置における画像属性データベースに格納される画像属性情報の一例を示す図である。
【図6】本発明の一実施形態の画像属性情報定義における特徴色決定処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施形態に係る画像情報検索表示装置における候補抽出部が実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施形態に係る画像情報検索表示装置における検索処理部が実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明の一実施形態に係る画像情報検索表示装置における出力制御部が実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図10】本発明の一実施形態に係る画像情報検索表示装置における出力制御部が実行する画像情報の表示上の配置決定処理の一例を説明する図である。
【図11A】本発明の一実施形態に係る画像情報検索表示装置において、キーリングを各種操作した際の検索結果表示の遷移を示す図である。
【図11B】本発明の一実施形態に係る画像情報検索表示装置において、キーリングを各種操作した際の検索結果表示の遷移を示す図である。
【図11C】本発明の一実施形態に係る画像情報検索表示装置において、キーリングを各種操作した際の検索結果表示の遷移を示す図である。
【図11D】本発明の一実施形態に係る画像情報検索表示装置において、キーリングを各種操作した際の検索結果表示の遷移を示す図である。
【図11E】本発明の一実施形態に係る画像情報検索表示装置において、キーリングを各種操作した際の検索結果表示の遷移を示す図である。
【図11F】本発明の一実施形態に係る画像情報検索表示装置において、キーリングを各種操作した際の検索結果表示の遷移を示す図である。
【図12】本発明の一実施形態に係る画像情報検索表示装置のハードウエア構成の一例を示す図である。
【図13】従来技術におけるスライドバーを用いた情報検索処理が提供する検索表示画面の一例を示す図である。
図面
【図1】
0
【図2】
1
【図3A】
2
【図3B】
3
【図3C】
4
【図3D】
5
【図3E】
6
【図3F】
7
【図3G】
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【図4】
9
【図5】
10
【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11A】
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【図11B】
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【図11C】
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【図11D】
19
【図11E】
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【図11F】
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【図12】
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【図13】
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