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明細書 :触媒、及び反応方法

発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 特許公報(B2)
特許番号 特許第5299974号 (P5299974)
登録日 平成25年6月28日(2013.6.28)
発行日 平成25年9月25日(2013.9.25)
発明の名称または考案の名称 触媒、及び反応方法
国際特許分類 B01J  31/02        (2006.01)
C07C  67/347       (2006.01)
C07C  69/738       (2006.01)
C07C 201/12        (2006.01)
C07C 205/56        (2006.01)
C07B  61/00        (2006.01)
C07B  53/00        (2006.01)
FI B01J 31/02 103Z
C07C 67/347
C07C 69/738 Z
C07C 201/12
C07C 205/56
C07B 61/00 300
C07B 53/00 B
請求項の数または発明の数 24
全頁数 33
出願番号 特願2009-551529 (P2009-551529)
出願日 平成21年1月28日(2009.1.28)
国際出願番号 PCT/JP2009/051322
国際公開番号 WO2009/096409
国際公開日 平成21年8月6日(2009.8.6)
優先権出願番号 2008015906
優先日 平成20年1月28日(2008.1.28)
優先権主張国 日本国(JP)
審査請求日 平成22年7月22日(2010.7.22)
特許権者または実用新案権者 【識別番号】503360115
【氏名又は名称】独立行政法人科学技術振興機構
発明者または考案者 【氏名】小林 修
【氏名】アゴスティーニョ マグノ
【氏名】シュネイダー ウーベ
【氏名】山口 深雪
個別代理人の代理人 【識別番号】100079005、【弁理士】、【氏名又は名称】宇高 克己
審査官 【審査官】磯部 香
参考文献・文献 特開2001-253844(JP,A)
特開2004-269481(JP,A)
David A. EVANS et al.,Chiral Magnesium Bis(sulfonamide) Complexes as Catalysts for the Merged Enolization and Enantioselective Amination of N-Acyloxazolidinones. A Catalytic Approach to theSynthesis of Arylglycines,J. Am. Chem. Soc.,米国,1997年 7月 9日,Vol.119, No.27,p.6452-6453
Hiroaki SASAI et al.,The First Heterobimetallic Multifunctional Asymmetric Catalyst,J. Am. Chem. Soc.,米国,1995年,Vol.117, No.23,p.6194-6198
調査した分野 B01J 31/02
C07C 67/347
C07C 69/738
C07C 201/12
C07C 205/56
C07B 53/00
C07B 61/00
JSTPlus(JDreamIII)
JST7580(JDreamIII)
特許請求の範囲 【請求項1】
下記一般式[II]で表される化合物と下記一般式[III]で表される化合物とを、
MX(M=Ca,Sr又はBa。X=アルコキシド基またはアミド基)と下記一般式[I]で表される化合物とで構成される触媒
の存在下で反応させる
ことを特徴とする反応方法。
一般式[I]
JP0005299974B2_000044t.gif [R,R,R,R10=置換基を有する環状基、又は置換基を有さない環状基。RとR10とは、環を形成する場合と、環を形成しない場合とがある。]
一般式[II]
JP0005299974B2_000045t.gif 一般式[III]
JP0005299974B2_000046t.gif [R,R,R,R=任意の置換基。W,W,W=電子求引性基]
【請求項2】
前記MXがM(ORであり、
前記Rは炭素数が1~10のアルキル基である
ことを特徴とする請求項1の反応方法。
【請求項3】
前記MXがSr(ORである
ことを特徴とする請求項2の反応方法。
【請求項4】
前記Xがヘキサメチルジシラジドである
ことを特徴とする請求項1の反応方法。
【請求項5】
前記環状基が芳香族基である
ことを特徴とする請求項1の反応方法。
【請求項6】
前記一般式[I]で表される化合物と前記化合物MXのMとが配位結合してなる
ことを特徴とする請求項1~請求項5いずれかの反応方法。
【請求項7】
前記R,R,R,RがH又は炭化水素基である
ことを特徴とする請求項1の反応方法。
【請求項8】
前記電子求引性基がエステル基またはカルボニル基である
ことを特徴とする請求項1の反応方法。
【請求項9】
前記一般式[II]で表される化合物がジカルボン酸エステルである
ことを特徴とする請求項1の反応方法。
【請求項10】
前記一般式[II]で表される化合物がマロン酸エステルである
ことを特徴とする請求項1の反応方法。
【請求項11】
前記一般式[III]で表される化合物がエノンである
ことを特徴とする請求項1の反応方法。
【請求項12】
前記反応の溶媒として芳香族炭化水素系の溶媒が用いられる
ことを特徴とする請求項1の反応方法。
【請求項13】
下記一般式[IV]で表される化合物を得る為の反応である
ことを特徴とする請求項1の反応方法。
一般式[IV]
JP0005299974B2_000047t.gif
【請求項14】
下記一般式[II]で表される化合物と下記一般式[III]で表される化合物との反応に用いられる触媒であって、
MX(M=Ca,Sr又はBa。X=アルコキシド基またはアミド基)と、
下記一般式[I]で表される化合物
とで構成される
ことを特徴とする触媒。
一般式[I]
JP0005299974B2_000048t.gif [R,R,R,R10=置換基を有する環状基、又は置換基を有さない環状基。RとR10とは、環を形成する場合と、環を形成しない場合とがある。]
一般式[II]
JP0005299974B2_000049t.gif 一般式[III]
JP0005299974B2_000050t.gif [R,R,R,R=任意の置換基。W,W,W=電子求引性基]
【請求項15】
前記MXがM(ORであり、
前記Rは炭素数が1~10のアルキル基である
ことを特徴とする請求項14の触媒。
【請求項16】
前記MXがSr(ORである
ことを特徴とする請求項15の触媒。
【請求項17】
前記Xがヘキサメチルジシラジドである
ことを特徴とする請求項14の触媒。
【請求項18】
前記環状基が芳香族基である
ことを特徴とする請求項14の触媒。
【請求項19】
前記一般式[I]で表される化合物と前記化合物MXのMとが配位結合してなる
ことを特徴とする請求項14~請求項18いずれかの触媒。
【請求項20】
前記R,R,R,RがH又は炭化水素基である
ことを特徴とする請求項14の触媒。
【請求項21】
前記電子求引性基がエステル基またはカルボニル基である
ことを特徴とする請求項14の触媒。
【請求項22】
前記一般式[II]で表される化合物がジカルボン酸エステルである
ことを特徴とする請求項14の触媒。
【請求項23】
前記一般式[II]で表される化合物がマロン酸エステルである
ことを特徴とする請求項14の触媒。
【請求項24】
前記一般式[III]で表される化合物がエノンである
ことを特徴とする請求項14の触媒。
発明の詳細な説明 【技術分野】
【0001】
本発明は、触媒および反応方法に関する。例えば、マロン酸エステルを求核剤として用いるエノンへの高エナンチオ選択的付加反応の技術に関する。
【背景技術】
【0002】
マロン酸エステルとエノンとの反応が下記の文献に示されている。

【非特許文献1】Park, S.-Y.; Morimoto,H.; Matsunaga, S.; Shibasaki, M. Tetrahedron Lett. 2007, 48, 2815-2818.
【非特許文献2】Chen, C.; Zhu, S.-F.; Wu,X.-Y.; Zhou, Q.-L. Tetrahedron: Asymmetry 2006, 17, 2761-2767.
【非特許文献3】Kumaraswamy, G.; Jena, N.;Sastry, M. N. V.; Rao, G. V.; Ankamma, K. J. Mol. Catal. A 2005, 230, 59-67.
【非特許文献4】Velmathi, S.;Swarnalakshmi, S.; Narasimhan, S. Tetrahedron: Asymmetry 2003, 14, 113-117.
【非特許文献5】Annamalai, V.; DiMauro, E.F.; Carroll, P. J.; Kozlowski, M. C. J. Org. Chem. 2003, 68, 1973-1981.
【非特許文献6】Xu, Y.; Ohori, K.;Ohshima, T.; Shibasaki, M. Tetrahedron 2002, 58, 2585-2588.
【非特許文献7】Kumaraswamy, G.; Sastry,M. N. V.; Jena, N. Tetrahedron Lett. 2001, 42, 8515-8517.
【非特許文献8】Kim, Y. S.; Matsunaga, S.;Das, J.; Sekine, A.; Ohshima, T.; Shibasaki, M. J. Am. Chem. Soc. 2000, 122,6506-6507.
【非特許文献9】End, N.; Macko, L.; Zehnder,M.; Pfaltz, A. Chem. Eur. J. 1998, 4, 818-824.
【非特許文献10】Manickam, G.;Sundararajan, G. Tetrahedron: Asymmetry 1997, 8, 2271-2278.
【非特許文献11】Sasai, H.; Arai, T.;Satow, Y.; Houk, K. N.; Shibasaki, M. J. Am. Chem. Soc. 1995, 117, 6194-8.
【非特許文献12】Wang, Z.; Wang, Q.; Zhang,Y.; Bao, W. Tetrahedron Lett. 2005, 46, 4657-4660.
【非特許文献13】Ooi, T.; Ohara, D.;Fukumoto, K.; Maruoka, K. Org. Lett. 2005, 7, 3195-3197.
【非特許文献14】Dere, R. T.; Pal, R. R.;Patil, P. S.; Salunkhe, M. M. Tetrahedron Lett. 2003, 44, 5351-5353.
【非特許文献15】Kim, D. Y.; Huh, S. C.;Kim, S. M. Tetrahedron Lett. 2001, 42, 6299-6301.
【非特許文献16】Wang, J.; Li, H.; Zu, L.;Jiang, W.; Xie, H.; Duan, W.; Wang, W. J. Am. Chem. Soc. 2006, 128, 12652-12653.
【非特許文献17】Knudsen, K. R.;Mitchell, C. E. T.; Ley, S. V. Chem. Commun. 2006, 66-68.
【非特許文献18】Halland, N.; Aburel, P.S.; Jorgensen, K. A. Angew. Chem., Int. Ed. 2003, 42, 661-665.
【非特許文献19】Yamaguchi, M.;Shiraishi, T.; Hirama, M. J. Org. Chem. 1996, 61, 3520-30.
【非特許文献20】Yamaguchi, M.;Shiraishi, T.; Hirama, M. Angew. Chem., Int. Ed. 1993, 32, 1176-8.
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
マロン酸エステルとエノンとの不斉マイケル付加反応にあっては、従来、高い収率を得る為には、マロン酸エステルを大量に必要とした。かつ、反応時間も長く掛かっていた。この為、従来技術は効率が悪かった。
【0004】
従って、本発明が解決しようとする課題は、例えばマロン酸エステルを大量に必要とせず、かつ、反応時間も短く、効率的な不斉マイケル付加反応の技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記の課題は、
MX(M=Be,Mg,Ca,Sr,Ba又はRa、X=任意の基)と、
下記一般式[I]で表される化合物とで構成される
ことを特徴とする触媒によって解決される。
一般式[I]
JP0005299974B2_000002t.gif [R,R,R,R10=置換基を有する環状基、又は置換基を有さない環状基。RとR10とは、環を形成する場合と、環を形成しない場合とがある。]
【0006】
そして、上記の触媒であって、前記Xがアルコキシド基であることを特徴とする触媒によって解決される。中でも、上記の触媒であって、前記MXがM(OR(M=Mg,Ca,Sr又はBa。R=アルキル基)であることを特徴とする触媒によって解決される。更には、上記の触媒であって、前記MXがM(OR(M=Ca,Sr又はBa。R=炭素数が1~10のアルキル基)であることを特徴とする触媒によって解決される。特に、上記の触媒であって、前記MXがSr(OR(R=炭素数が1~10のアルキル基)であることを特徴とする触媒によって解決される。
【0007】
又、上記の触媒であって、前記Xがアミド基であることを特徴とする触媒によって解決される。特に、上記の触媒であって、前記Xがヘキサメチルジシラジド(HMDS)であることを特徴とする触媒によって解決される。
【0008】
又、上記の触媒であって、前記一般式[I]における前記環状基が芳香族基であることを特徴とする触媒によって解決される。
【0009】
又、上記の触媒であって、前記一般式[I]で表される化合物と前記化合物MXのMとが配位結合してなることを特徴とする触媒によって解決される。
【0010】
上記触媒は、特に、下記一般式[II]で表される化合物と下記一般式[III]で表される化合物との反応に用いられる触媒である。
【0011】
一般式[II]
JP0005299974B2_000003t.gif 一般式[III]
JP0005299974B2_000004t.gif
【0012】
前記R,R,R,Rは任意の置換基である。好ましくは、H又は炭化水素基である。
【0013】
前記W,W,Wは電子求引性基である。好ましくは、エステル基またはカルボニル基である。
【0014】
前記一般式[II]で表される化合物は、特に、ジカルボン酸エステルである。中でも、マロン酸エステルである。
【0015】
前記一般式[III]で表される化合物は、特に、エノンである。
【0016】
又、前記の課題は、前記触媒の存在下で、前記一般式[II]で表される化合物と前記一般式[III]で表される化合物とを反応させることを特徴とする反応方法によって解決される。
【0017】
前記反応の溶液中には、好ましくは、モレキュラーシーブが添加されている。又、前記反応の溶媒としては、好ましくは、芳香族炭化水素系の溶媒が用いられる。
【0018】
そして、上記反応によって、下記一般式[IV]で表される化合物が得られる。
【0019】
一般式[IV]
JP0005299974B2_000005t.gif
【発明の効果】
【0020】
前記一般式[II]の化合物(例えば、マロン酸エステル等のジカルボン酸エステル)と、前記一般式[III]の化合物(例えば、エノン)との不斉マイケル付加反応において、マロン酸エステル等の前記一般式[II]の化合物を大量に必要としない。
【0021】
そして、反応時間も短縮できた。
【0022】
すなわち、効率的に前記一般式[IV]の化合物が得られた。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
本発明は触媒である。特に、前記一般式[II]で表される化合物と前記一般式[III]で表される化合物との反応に用いられる触媒である。前記一般式[II],[III]の前記R,R,R,Rは、任意の置換基である。特に、H又は炭化水素基である。前記一般式[II],[III]の前記W,W,Wは、電子求引性基である。例えば、エステル基、カルボキシル基、カルボニル基、ニトリル基、ニトロ基、水酸基などの電子求引性基である。特に好ましい電子求引性基はエステル基やカルボニル基である。前記一般式[II]の好ましい化合物は、ジカルボン酸エステルである。中でも、マロン酸エステルである。特に、ROOCCHCOOR(R,Rは炭化水素基。特に、炭素数が1~10の炭化水素基。例えば、炭素数が1~6のアルキル基。)で表されるマロン酸エステルである。前記一般式[III]の好ましい化合物は、エノンである。
【0024】
本発明の触媒は化合物Aと化合物Bとで構成される。化合物Aは、MX(Mはアルカリ土類金属の群の中から選ばれる何れかである。Xは任意の基である。)で表される化合物である。化合物Bは、前記一般式[I]で表される化合物である。前記アルカリ土類金属はBe,Mg,Ca,Sr,Ba又はRaである。好ましいアルカリ土類金属はMg,Ca,Sr又はBaである。特に好ましいアルカリ土類金属はCa,Sr又はBaである。中でもSrである。アルカリ土類金属に結合している基Xは如何なる基でも良い。基Xの中でも好ましい基はアルコキシド基である。例えば、炭素数が1~10のアルコキシド基である。更には、炭素数が1~6のアルコキシド基である。例えば、i-プロポキシド基などのプロポキシド基やtert-ブトキシド基などのブトキシド基である。前記アルコキシド基の代わりにアミド基も好ましい基である。例えば、ヘキサメチルジシラジド(HMDS)は、プロポキシド基と同様に特に好ましい基である。すなわち、前記MXとして、ストロンチウムイソプロポキシドを用いた場合は、反応系内で、イソプロパノールが生成する。これに対して、前記MXとして、ストロンチウムヘキサメチルジシラジドを用いた場合は、反応系内で、ヘキサメチルジシラザン(塩基)が生成する。従って、塩基を加えることなく、反応が進行する。よって、塩基が必要な他の反応へ応用できる。又、ヘキサメチルジシラジドを用いると、イソプロポキシドを用いた場合と同様に、高収率、高エナンチオ選択的に反応が進行した。前記一般式[I]のR,R,R,R10は環状基である。この環状基は、置換基を有する場合と、置換基を有さない場合とがある。好ましい環状基は芳香族基である。例えば、フェニル基である。或いは、置換基を有するフェニル基である。尚、RとR10とは、R,R10によって環が形成される場合がある。勿論、環を形成しない場合もある。そして、前記化合物Aと前記化合物Bとで本発明の触媒が構成される。例えば、前記化合物Aと前記化合物Bとを混合することによって、本発明の触媒が構成される。例えば、アルカリ土類金属が前記一般式[I]で表される不斉配位子に配位結合した構造の触媒(本発明の触媒)が構成される。前記化合物Aと前記化合物Bとの好ましい混合割合は、A:B=1:1~2(モル比)である。
【0025】
本発明は、また、反応方法に関する。特に、前記一般式[IV]で表される化合物を得る反応方法に関する。すなわち、前記本発明の触媒の存在下で、前記一般式[II]で表される化合物と前記一般式[III]で表される化合物とを反応させる方法である。触媒量は基質100部に対して0.01~20部である。特に、0.5~10部である。反応温度は0℃~室温で行なわれる。この反応の溶液中には、好ましくは、モレキュラーシーブが添加されている。又、好ましくは、溶媒としてトルエン、キシレン、ベンゼン等の芳香族炭化水素系の溶媒が用いられている。
【0026】
以下、本発明について、更に具体的に説明する。
【0027】
MXで表される化合物Aとして、
カルシウムイソプロポキシド(Ca(O-i-Pr)2)、
ストロンチウムイソプロポキシド(Sr(O-i-Pr)2)、
バリウムブトキシド(Ba(O-t-Bu)2)、
マグネシウムブトキシド(Mg(O-t-Bu)2)
を用いた。
【0028】
Ca(O-i-Pr)2はSigma-Aldrich社より購入されたものである。Sr(O-i-Pr)2,Ba(O-t-Bu)2は高純度化学社より購入されたものである。Mg(O-t-Bu)2はAlfa Aesar社より購入されたものである。
【0029】
本発明になる一般式[I]で表される不斉配位子IIIは、文献(Evans, D. A.; Nelson, S. G. J. Am. Chem.
Soc. 1997, 119, 6452-6453.)に記載の方法で合成されたものである。比較例になる不斉配位子Iは、文献(Lowenthal, R. E.; Abiko, A.; Masamune, S.
Tetrahedron Lett. 1990, 31, 6005-8.)に記載の方法で合成されたものである。比較例になる不斉配位子IIは、文献(Hilgraf, R.; Pfaltz, A. Adv. Synth. Catal.
2005, 347, 61-77)に記載の方法で合成されたものである。
【0030】
Table2に示されるマロン酸エステル1a(RがMeのマロン酸エステル),1b(RがEtのマロン酸エステル),1c(Rがn-Prのマロン酸エステル),1e(Rがn-Buのマロン酸エステル),1f(RがBn(ベンジル基)のマロン酸エステル)は、東京化成社(TCI)から購入されたものである。マロン酸エステル1d(Rがi-Prのマロン酸エステル)は、和光純薬工業社より購入されたものである。
【0031】
Table3に示されるα,β-不飽和カルボニル化合物2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2i,2j,2k,2l,2m,2n,2o,2p,2q,2t,2uはTCI社、Sigma-Aldrich社、lfa Aesar社、Acros社、和光純薬工業社より購入されたものである。Table3に示されるα,β-不飽和カルボニル化合物2rは、文献(Bhagat, S.; Sharma, R.; Sawant, D. M.;
Sharma, L.; Chakraborti, A. K. J. Mol. Catal. A: Chem. 2006, 244, 20-24.)に記載の方法で合成されたものである。Table3に示されるα,β-不飽和カルボニル化合物2sは、文献(Evans, D. A.; Borg, G.; Scheidt, K. A. Angew. Chem.,
Int. Ed. 2002, 41, 3188-3191.)に記載の方法で合成されたものである。尚、上記α,β-不飽和カルボニル化合物2b~2uはTable3のentry1~20に相当する。
【0032】
モレキュラーシーブス(粉末)は、Aldrich社から購入したものを活性化(200°C,<1mmHg,16h)して用いた。
【0033】
トルエンは和光純薬工業社より購入されたものである。そして、このトルエン(無水溶媒)をベンゾフェノンおよびナトリウム存在下で蒸留した。
【0034】
[不斉配位子III]
JP0005299974B2_000006t.gif(1R,2R)-1,2-Diphenylethylene-1,2-bis(2,5-dimethylphenyl)sulfonamide:
1H NMR (600.2MHz, THF-D8,TMS):δ= 7.37 (s, 2H; Ar), 7.06-6.81 (m, 12H; Ar, NH), 6.72-6.67 (m, 4H;
Ar), 4.43 (m, 2H, CH), 2.40 (s, 6H, CH3), 2.14 (s, 6H, CH3); 13C{1H}
NMR (150.9 MHz, THF-D8, TMS): δ= 140.0, 138.2, 136.1,
134.6, 133.2, 132.7, 130.3, 128.7, 128.2, 127.9, 63.3, 20.6, 19.7;[α]21D = +40.27 (c = 1.0 in CHCl3),
for the SS enantiomer of III Evans reported [α]D
= -42 (c = 0.96 in CHCl3).
【0035】
[Complex A]
JP0005299974B2_000007t.gif Complex A は Sr(O-i-Pr)2 (0.15
mmol) を1当量の配位子IIIと重THF (0.75 mL) 中で2時間撹拌して調製した。
【0036】
1H NMR (600.2 MHz, THF-D8,
TMS):δ=7.40-6.60 (br m, 16H; Ar), 4.40 (br m, 2H; CH),
3.86-3.79 (m, 2H; CH free i-PrOH), 3.43 (d, 3JHH = 3.6 Hz, 2H; OH free i-PrOH),
2.53 (br s, 6H; CH3), 1.44 (br s, 6H; CH3), 1.06 (d, JHH
= 6.1 Hz, 12H; CH3 free i-PrOH ); 13C{1H} NMR
(150.9 MHz, THF-D8, TMS):δ=145.6, 144.8,
134.9, 134.2, 131.6, 130.8, 129.7, 127.7, 125.9, 69.4, 63.6 (free i-PrOH), 25.9
(free i-PrOH), 21.1, 20.3.
【0037】
[Complex B]
JP0005299974B2_000008t.gif Complex B は1当量のジメチルマロネート(1a, 17μL) をcomplex Aを含むTHF(H=D) に加えて調製した。
【0038】
そして、溶液状態でNMR観測を行った。13C{1H} NMR (150.9 MHz,
THF-D8, TMS) selected data:δ=174.6 (COO,
coordinated malonate), 68.8 (NCH, ligand), 64.6 (CH2, malonate),
63.6 (free i-PrOH), 49.7 (OCH3, malonate), 25.9 (free i-PrOH), 20.6
(CH3, ligand), 19.8 (CH3, ligand).
【0039】
[原料の調製法]
JP0005299974B2_000009t.gif
【0040】
3-(5-Methylfuran-2-yl)-1-phenylprop-2-en-1-one
文献(Bhagat, S.; Sharma, R.; Sawant, D. M.; Sharma, L.; Chakraborti, A.
K. J. Mol. Catal. A: Chem. 2006, 244, 20-24.)に記載の方法で調製された。
(収率63%)。黄色固体。Mp 57-61 ℃:IR [cm-1]
(KBr): 1580, 1520, 1367, 1016:1H NMR (600.2 MHz, CDCl3,
TMS):δ= 8.05-8.01 (m, 2H), 7.58-7.46 (m, 4H), 7.38 (d,
JHH = 15.2 Hz, 1H), 6.62 (d, JHH = 3.4 Hz, 1H), 6.13 (d,
JHH = 3.4 Hz, 1H), 2.39 (s, 3H); 13C{1H} NMR
(150.9 MHz, CDCl3, TMS): δ= 189.8, 155.9,
150.3, 138.4, 132.5, 130.8, 128.5, 128.4, 118.3, 117.5, 109.4, 109.3, 14.0:ESI-HRMS
(m/z) calcd. for C14H13O2 ((M+H)+):
213.0916, found: 213.0924, calcd. for C14H12O2Na
((M+Na)+): 235.0735, found: 235.0732.
【0041】
JP0005299974B2_000010t.gif3-Phenyl-1-(1H-pyrrol-1-yl)prop-2-en-1-one
文献(Evans, D. A.; Borg, G.; Scheidt, K. A. Angew. Chem., Int. Ed. 2002,
41, 3188-3191.)に記載の方法で調製された。
白色固体, Mp 101-105 ℃:IR [cm-1] (KBr): 1689, 1624, 1468, 1352:1H
NMR (495.1 MHz, CDCl3, TMS):δ= 7.99 (d, JHH
= 15.5 Hz, 1H), 7.64-7.60 (m, 2H), 7.48-7.41 (m, 5H), 7.14 (d, JHH =
15.5 Hz, 1H), 6.36 (appearance of t, JHH = 2.4 Hz, 2H); 13C{1H}
NMR (150.9 MHz, CDCl3, TMS): δ=162.9, 147.5,
134.2, 130.9, 129.0, 128.4, 119.3, 115.7, 113.4.
【0042】
[触媒的不斉マイケル反応の一般操作]
30 mLのフラスコを加熱乾燥した。このフラスコに、Sr(O-i-Pr)2
(0.015 mmol)、前記配位子III(0.018 mmol)、及びモレキュラーシーブスMS 4A (100 mg)のトルエン(1.0 mL) 懸濁液を入れた。そして、室温下で2時間撹拌した。
【0043】
この後、ジエチルマロネート(0.36 mmol)のトルエン(1.0 mL)溶液、及びchalcone (0.30 mmol)のトルエン(1.0 mL)溶液を、順に、加えた。
【0044】
TLCで反応終了を確認した後、飽和塩化アンモニウム水溶液NH4Cl (10 mL)を加えた。そして、塩化メチレン(CH2Cl2,
10 mL)を加え、有機層を分離し、水層から塩化メチレンCH2Cl2(15
mL x 3)で抽出した。
【0045】
有機層を合わせて無水硫酸ナトリウムで乾燥した。
【0046】
濾過および減圧濃縮後に、粗生成物を分取薄層クロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=4/1)で精製した。これにより、目的化合物が得られた。
【0047】
エナンチオ選択性は目的化合物のHPLC分析により決定した。
【0048】
尚、上記反応式は下記のTable1~Table3に示されている。
【0049】
JP0005299974B2_000011t.gifDimethyl
2-(3-oxo-1,3-diphenylpropyl)malonate (table 2, entry 1)
上記操作に準じて合成された。
収率65%。白色固体, Mp 77-80 ℃:IR [cm-1]
(KBr): 1730, 1680, 1239, 1157:1H NMR (600.2 MHz, CDCl3,
TMS):δ= 7.91-7.88 (m, 2H; Ar), 7.55-7.50 (m, 1H; Ar),
7.44-7.39 (m, 2H; Ar), 7.27-7.22 (m, 4H; Ar), 7.20-7.15 (m, 1H; Ar), 4.22-4.16
(m, 1H; CH), 3.88-3.85 (m, 1H; CH), 3.72 (s, 3H, CH3), 3.56-3.46 (m,
5H; CH2, CH3), 13C{1H} NMR (150.9
MHz, CDCl3, TMS): δ= 197.5, 168.7, 168.1,
140.4, 136.8, 133.1, 128.5, 128.5, 128.1 (from intensity corresponds to 2
peaks), 127.2, 57.3, 52.6, 42.3, 40.7:HPLC (Chiralpak AS-H, hexane/i-propanol =
19/1, flow rate 0.5mL/min,λ= 254 nm):tmajor
= 38.7 min, tminor = 46.3 min, ee = 94%:[α]21D
= +27.37 (c = 2.0 in CHCl3), literature value reported by Shibasaki7
for the S enantiomer [α]24D =
+25.64 (c = 2.0 in CHCl3, 77% ee); ESI-HRMS (m/z) calcd. for C20H20O5Na
((M+Na)+): 363.1208, found: 363.1282.
【0050】
JP0005299974B2_000012t.gifDiethyl
2-(3-oxo-1,3-diphenylpropyl)malonate (table 2, entry 2)
上記操作に準じて合成された。
収率97%。白色固体, Mp 62-66 ℃:IR [cm-1]
(KBr): 1731, 1685, 1288, 1241:1H NMR (600.2 MHz, CDCl3,
TMS):δ= 7.90-7.86 (m, 2H; Ar), 7.52-7.49 (m, 1H; Ar),
7.42-7.38 (m, 2H; Ar), 7.28-7.21 (m, 4H; Ar), 7.17-7.13 (m, 1H; Ar), 4.24-4.14
(m, 3 H; CH, OCH2), 3.94 (q, 3JHH = 7.1 Hz, 2H; OCH2),
3.83 (d, 3JHH = 9.6 Hz, 1H; CH), ABM spin system (A = B = M = H, δ= 3.54, δ= 3.46, 2JAB
= 16.6, 3JAM = 4.4, 3JBM = 9.1 Hz,
2H; CH2), 1.23 (t, 3JHH = 7.1 Hz, 3H; CH3),
1.00 (t, 3JHH = 7.1 Hz, 3H; CH3); 13C{1H}
NMR (150.9 MHz, CDCl3, TMS):δ= 197.5, 168.4,
167.1, 140.5, 136.8, 133.0, 128.5, 128.4, 128.2, 128.1, 127.1, 61.6, 61.3,
57.6, 42.6, 40.8, 14.0, 13.8:HPLC (Chiralpak AS-H, hexane/i-propanol = 19/1,
flow rate 0.5 mL/min, λ= 254 nm):tmajor =
28.1 min, tminor = 31.8 min, ee = 97%
[α]22D = +19.39 (c =
1.0 in CHCl3), [α]19D
= +6.35 (c = 2.5 in benzene), literature value reported by Koga9 for
the S enantiomer [α]25D = +5.4 (c
= 2.61 in benzene, 82% ee):ESI-HRMS (m/z) calcd. for C22H24O5Na
((M+Na)+): 391.1521, found: 391.1502.
【0051】
JP0005299974B2_000013t.gifDipropyl
2-(3-oxo-1,3-diphenylpropyl)malonate (table 2, entry 3)
上記操作に準じて合成された。
収率92%。白色固体, Mp 55-58 ℃:IR [cm-1]
(KBr): 1725, 1686, 1293, 1241, 1168:1H NMR (600.2 MHz, CDCl3,
TMS):δ= 7.89-7.87 (m, 2H; Ar), 7.52-7.49 (m, 1H; Ar),
7.42-7.38 (m, 2H; Ar), 7.28-7.21 (m, 4H; Ar), 7.17-7.13 (m, 1H; Ar), 4.19 (t d,
3JHH = 4.5, 3JHH = 9.4 Hz, 1H; CH),
4.14-4.05 (m, 2H; OCH2), 3.87-3.83 (m, 3H; CH, OCH2), ABM
spin system (A = B = M = H, δ= 3.54, δ= 3.47, 2JAB = 16.7, 3JAM
= 4.6, 3JBM = 9.1 Hz, 2H; CH2), 1.63
(appearance of sext, 3JHH = 7.1 Hz, 2H; CH2CH3),
1.47-1.37 (m, 2H; CH2CH3), 0.90 (t, 3JHH
= 7.3 Hz, 3H; CH3), 0.77 (t, 3JHH = 7.5 Hz,
3H; CH3); 13C{1H} NMR (150.9 MHz, CDCl3,
TMS): δ= 197.6, 168.5, 167.9, 140.6, 136.9, 133.0,
128.5, 128.4, 128.2, 128.1, 127.1, 67.2, 66.9, 57.6, 42.6, 40.8, 21.8, 21.6,
10.3, 10.2:HPLC (Chiralpak AS-H, hexane/i-propanol = 100/1, flow rate 0.5
mL/min, λ= 254 nm): tmajor = 47.2 min, tminor
= 52.0 min, ee = 99%:[α]21D =
+24.29 (c = 1.0 in CHCl3); ESI-HRMS (m/z) calcd. for C24H28O5Na
((M+Na)+): 419.1834, found: 419.1865.
【0052】
JP0005299974B2_000014t.gifDiisopropyl
2-(3-oxo-1,3-diphenylpropyl)malonate (table 2, entry 7)
上記操作に準じて合成された。
収率83%。白色固体, Mp 69-71 ℃; IR [cm-1]
(KBr): 1725, 1685, 1283, 1239, 1106; 1H NMR (600.2 MHz, CDCl3,
TMS):δ= 7.90-7.86 (m, 2H; Ar), 7.52-7.48 (m, 1H; Ar),
7.40 (br t, 3JHH = 7.7 Hz, 2H; Ar), 7.27-7.19 (m, 4H;
Ar), 7.16-7.12 (m, 1H; Ar), 5.07 (sept, 3JHH = 6.2 Hz,
1H; CH), 4.79 (sept, 3JHH = 6.3 Hz, 1H; CH), 4.16 (t d, 3JHH
= 9.7, 3JHH = 4.1 Hz, 1H; CH), 3.78 (d, 3JHH = 9.7 Hz,
1H; CH), ABM spin system (A = B = M = H,δ=
3.53,δ= 3.43, 2JAB =
16.5, 3JAM = 4.1, 3JBM = 9.7 Hz,
2H; CH2), 1.23 (d, 3JHH = 6.3 Hz, 6H; CH3),
1.04 (d, 3JHH = 6.2 Hz, 3H; CH3), 0.96 (d, 3JHH
= 6.2 Hz, 3H; CH3); 13C{1H} NMR (150.9 MHz,
CDCl3, TMS): δ= 197.6, 167.9, 167.2, 140.5,
136.9, 133.0, 128.5, 128.4, 128.3, 128.1, 127.0, 69.2, 68.8, 57.9, 42.9, 40.7,
21.7, 21.5, 21.3, 21.3; HPLC (Chiracel OD-H, hexane/i-propanol = 9/1, flow rate
0.5 mL/min, λ= 254 nm): tmajor = 12.4 min, tminor
= 13.7 min, ee = 89%; [α]22D =
+21.27 (c = 1.0 in CHCl3); ESI-HRMS (m/z) calcd. for C24H28O5Na
((M+Na)+): 419.1834, found: 419.1898.
【0053】
JP0005299974B2_000015t.gifDibutyl
2-(3-oxo-1,3-diphenylpropyl)malonate8 (table 2, entry 8)
上記操作に準じて合成された。
収率85%。無色液体; IR [cm-1] (neat): 1733,
1687, 1254, 1223, 1158; 1H NMR (600.2 MHz, CDCl3, TMS):δ= 7.90-7.87 (m, 2H; Ar), 7.52-7.48 (m, 1H; Ar), 7.41-7.38 (m, 2H;
Ar), 7.28-7.2o (m, 4H; Ar), 7.17-7.13 (m, 1H; Ar), 4.21-4.09 (m, 3H; CH, OCH2),
3.92-3.84 (m, 3H; CH, OCH2), ABM spin system (A = B = M = H, δ= 3.54, δ = 3.46, 2JAB
= 16.7, 3JAM = 4.5, 3JBM = 9.3 Hz,
2H; CH2), 1.61-1.55 (m, 2H; CH2), 1.41-1.30 (m, 4H; CH2),
1.22-1.15 (m, 2H; CH2), 0.89 (t, 3JHH = 7.3
Hz, 3H; CH3), 0.82 (t, 3JHH = 7.3 Hz, 3H; CH3);
13C{1H} NMR (150.9 MHz, CDCl3, TMS): δ= 197.5, 168.5, 167.8, 140.6, 136.9, 133.0, 128.5, 128.4, 128.2,
128.1, 127.1, 65.5, 65.2, 57.6, 42.6, 40.8, 30.5, 30.3, 19.0, 18.9, 13.6, 13.6;
HPLC (Chiralpak AS-H, hexane/i-propanol = 100/1, flow rate 1.0 mL/min, λ = 254 nm): tmajor = 28.2 min, tminor = 29.9
min, ee = 96%; [α]22D = +19.65 (c
= 1.0 in CHCl3); ESI-HRMS (m/z) calcd. for C26H32O5Na
((M+Na)+): 447.2147, found: 447.2145, calcd. for C26H33O5 ((M+H)+):
425.2328, found: 425.2316.
【0054】
JP0005299974B2_000016t.gifDibenzyl
2-(3-oxo-1,3-diphenylpropyl)malonate11 (table 2, entry 9)
上記操作に準じて合成された。
収率85%。白色固体, Mp 89-92 ℃; IR [cm-1]
(KBr): 1735, 1682, 1230, 1154; 1H NMR (600.2 MHz, CDCl3,
TMS): δ = 7.82-7.77 (m, 2H; Ar), 7.52-7.47 (m, 1H; Ar),
7.39-7.35 (m, 2H; Ar), 7.29-7.13 (m, 13H; Ar), 7.07-7.04 (m, 2H; Ar), 5.18-5.09
(m, 2H; OCH2), 4.90 (s, 2H; OCH2), 4.25-4.19 (m, 1H; CH),
3.97-3.92 (m, 1H; CH), 3.47-3.42 (m, 2H; CH2); 13C{1H}
NMR (150.9 MHz, CDCl3, TMS): δ = 197.3,
168.0, 167.5, 140.3, 136.7, 135.1, 135.0, 133.0, 128.5, 128.4, 128.3, 128.1,
128.0, 127.2, 67.3, 67.1, 57.5, 42.2, 40.7; HPLC (Chiralpak AS-H,
hexane/i-propanol = 19/1, flow rate 0.5 mL/min, λ = 254
nm): tmajor = 56.3 min, tminor = 63.7 min, ee = 84%; [α]21D = +17.55 (c = 1.0 in CHCl3);
ESI-HRMS (m/z) calcd. for C32H28O5Na
((M+Na)+): 515.1834, found: 515.1847.
【0055】
JP0005299974B2_000017t.gifDipropyl
2-(1-(2-chlorophenyl)-3-oxo-3-phenylpropyl)malonate (table 3, entry 1)
上記操作に準じて合成された。
収率76%。無色液体; IR [cm-1] (neat): 1730,
1687, 1266, 1227, 1160, 738; 1H NMR (600.2 MHz, CDCl3,
TMS): δ = 7.94-7.90 (m, 2H; Ar), 7.54-7.49 (m, 1H; Ar),
7.41 (appearance of br t, 3JHH = 7.8 Hz, 2H; Ar),
7.34-7.30 (m, 2H; Ar),7.16-7.09 (m, 2H; Ar), 4.66 (t d, 3JHH
= 8.8, 3JHH = 4.3 Hz, 1H; CH), 4.13-4.00 (m, 3H; CH, OCH2),
3.94 (t, 3JHH = 6.7 Hz, 2H; OCH2), ABM spin
system (A = B = M = H, δ = 3.71, δ= 3.62, 2JAB = 17.2, 3JAM
= 9.1, 3JBM = 4.3 Hz, 2H; CH2), 1.63-1.45 (m,
4H; CH2CH3), 0.86 (t, 3JHH = 7.3
Hz, 3H; CH3), 0.83 (t, 3JHH = 7.5 Hz, 3H; CH3);
13C{1H} NMR (150.9 MHz, CDCl3, TMS): δ = 197.5, 168.4, 167.9, 137.9, 136.8, 134.1, 133.1, 130.1, 129.4,
128.5, 128.2, 128.1, 126.8, 67.1, 67.1, 55.2, 40.3, 37.4, 21.8, 21.7, 10.2,
10.2; HPLC (Chiracel OJ-H, hexane/i-propanol = 9/1, flow rate 0.5 mL/min, λ = 254 nm): tmajor = 20.5 min, tminor = 26.6
min, ee = 92%; [α]22D = +41.20 (c
= 1.0 in CHCl3), ESI-HRMS (m/z) calcd. for C24H27ClO5Na
((M+Na)+): 453.1445, found: 453.1437.
【0056】
JP0005299974B2_000018t.gifDipropyl
2-(1-(4-chlorophenyl)-3-oxo-3-phenylpropyl)malonate (table 3, entry 2)
上記操作に準じて合成された。
収率93%。白色固体, Mp 91-94 ℃; IR [cm-1]
(KBr): 1727, 1686, 1239; 1H NMR (600.2 MHz, CDCl3, TMS): δ = 7.88 (br d, 3JHH = 7.2 Hz, 2H; Ar), 7.52
(appearance of br t, 3JHH = 7.3 Hz, 1H; Ar), 7.41 (t, 3JHH
= 7.8 Hz, 2H; Ar), 7.23-7.19 (m, 4H; Ar), 4.19-4.05 (m, 3H; CH, OCH2),
3.88 (t, 3JHH = 6.6 Hz, 2H; OCH2), 3.82 (d, 3JHH
= 9.5 Hz, 1H; CH), ABM spin system (A = B = M = H, δ = 3.53, δ= 3.45, 2JAB
= 17.0, 3JAM = 4.2, 3JBM = 9.5 Hz,
2H; CH2), 1.64 (appearance of sext, 3JHH = 7.2
Hz, 2H; CH2CH3), 1.50-1.41 (m, 2H; CH2CH3),
0.90 (t, 3JHH = 7.3 Hz, 3H; CH3), 0.79 (t, 3JHH
= 7.5 Hz, 3H; CH3); 13C{1H} NMR (150.9 MHz,
CDCl3, TMS): δ = 197.3, 168.2, 167.7, 139.1,
136.7, 133.2, 132.9, 129.7, 128.6, 128.5, 128.0, 67.3, 67.1, 57.4, 42.4, 40.2,
21.8, 21.7, 10.3, 10.2; HPLC (Chiracel OJ-H, hexane/i-propanol = 19/1, flow
rate 0.3 mL/min, λ = 254 nm): tmajor = 47.8
min, tminor = 54.8 min, ee = 97%; [α]22D
= +24.09 (c = 1.0 in CHCl3); ESI-HRMS (m/z) calcd. for C24H27ClO5Na
((M+Na)+): 453.1445, found: 453.1486.
【0057】
JP0005299974B2_000019t.gifDipropyl
2-(1-(4-fluorophenyl)-3-oxo-3-phenylpropyl)malonate (table 3, entry 3)
上記操作に準じて合成された。
収率92%。白色固体, Mp 35-38 ℃; IR [cm-1]
(neat): 1733, 1687, 1510, 1226, 1161, 739; 1H NMR (600.2 MHz, CDCl3,
TMS): δ = 7.91-7.87 (m, 2H;
Ar), 7.52 (appearance of br t, 3JHH = 7.5 Hz, 1H; Ar),
7.42 (t, 3JHH = 7.8 Hz, 2H; Ar), 7.27-7.23 (m, 2H; Ar),
6.92 (appearance of br t, 3JHH = 8.7 Hz, 2H; Ar),
4.20-4.06 (m, 3H; CH, OCH2), 3.87 (t, 3JHH =
6.8 Hz, 2H; OCH2), 3.82 (d, 3JHH = 9.6 Hz, 1H;
CH), ABM spin system (A = B = M = H, δ= 3.53, δ= 3.44, 2JAB = 16.6, 3JAM
= 4.3, 3JBM = 9.6 Hz, 2H; CH2), 1.64
(appearance of sext, 3JHH = 7.0 Hz, 2H; CH2CH3),
1.50-1.40 (m, 2H; CH2CH3), 0.91 (t, 3JHH
= 7.5 Hz, 3H; CH3), 0.79 (t, 3JHH = 7.5 Hz,
3H; CH3); 13C{1H} NMR (150.9 MHz, CDCl3,
TMS): δ= 197.4, 168.3, 167.8, 161.8 (d, JCF
= 245.4 Hz), 136.8, 136.3, 133.1, 129.9 (d, JCF = 7.9 Hz), 128.6,
128.1, 115.2 (d, JCF = 21.2 Hz), 67.3, 67.0, 57.6, 42.6, 40.1, 21.8,
21.7, 10.3, 10.2; HPLC (Chiracel OJ-H, hexane/i-propanol = 19/1, flow rate 0.3
mL/min, λ = 254 nm): tmajor = 50.7 min, tminor
= 63.1 min, ee = 98%; [α]21D =
+25.21 (c = 1.0 in CHCl3); ESI-HRMS (m/z) calcd. for C24H27FO5Na
((M+Na)+): 437.1740, found: 437.1728.
【0058】
JP0005299974B2_000020t.gifDipropyl
2-(1-(4-methoxyphenyl)-3-oxo-3-phenylpropyl)malonate (table 3, entry 4)
上記操作に準じて合成された。
収率80%。白色固体, Mp 41-44 ℃; IR [cm-1]
(KBr): 1729, 1678, 1511, 1243, 1162; 1H NMR (600.2 MHz, CDCl3,
TMS): δ = 7.89 (br d, 3JHH = 7.1
Hz, 2H; Ar), 7.50 (appearance of br t, 3JHH = 7.5 Hz, 1H;
Ar), 7.40 (t, 3JHH = 7.8 Hz, 2H; Ar), 7.17 (d, 3JHH
= 8.7 Hz, 2H; Ar), 6.76 (d, 3JHH = 8.5 Hz, 2H; Ar),
4.16-4.05 (m, 3H; CH, OCH2), 3.86 (t, 3JHH =
6.6 Hz, 2H; OCH2), 3.82 (d, 3JHH = 9.6 Hz, 1H;
CH), 3.72 (s, 3H; OCH3), ABM spin system (A = B = M = H, δ= 3.51, δ= 3.42, 2JAB
= 16.5, 3JAM = 4.2, 3JBM = 9.5 Hz,
2H; CH2), 1.64 (appearance of sext, 3JHH = 7.1
Hz, 2H; CH2CH3), 1.50-1.40 (m, 2H; CH2CH3),
0.91 (t, 3JHH = 7.5 Hz, 3H; CH3), 0.79 (t, 3JHH
= 7.5 Hz, 3H; CH3); 13C{1H} NMR (150.9 MHz,
CDCl3, TMS): δ= 197.7, 168.5, 167.9, 158.6,
136.9, 133.0, 132.5, 129.2, 128.5, 128.1, 113.8, 67.2, 66.9, 57.8, 55.1, 42.8,
40.2, 21.8, 21.7, 10.3, 10.2; HPLC (Chiracel OJ-H, hexane/i-propanol = 9/1,
flow rate 1.5 mL/min, λ
= 254 nm): tmajor = 17.6 min, tminor = 11.0 min, ee >
99%; [α]21D = +17.51 (c = 1.0 in CHCl3);
ESI-HRMS (m/z) calcd. for C25H30O6Na ((M+Na)+):
449.1940, found: 449.1939.
【0059】
JP0005299974B2_000021t.gifDipropyl
2-(1-(4-nitrophenyl)-3-oxo-3-phenylpropyl)malonate (table 3, entry 5)
上記操作に準じて合成された。
収率98%。白色固体, Mp 82-86 ℃; IR [cm-1] (KBr):
1726, 1686, 1519, 1346, 1239, 1151; 1H NMR (600.2 MHz, CDCl3,
TMS): δ= 8.12-8.09 (m, 2H; Ar), 7.90-7.87 (m, 2H; Ar),
7.56-7.49 (m, 3H; Ar), 7.45-7.41 (m, 2H; Ar), 4.31 (t d, 3JHH
= 4.3, 3JHH = 9.4 Hz, 1H; CH), 4.17-4.07 (m, 2H; OCH2),
3.93-3.86 (m, 3H; CH, OCH2), ABM spin system (A = B = M = H, δ= 3.61, δ= 3.55, 2JAB
= 17.3, 3JAM = 4.2, 3JBM = 9.5 Hz,
2H; CH2), 1.64 (appearance of sext, 3JHH = 7.0
Hz, 2H; CH2CH3), 1.52-1.43 (m, 2H; CH2CH3),
0.91 (t, 3JHH = 7.3 Hz, 3H; CH3), 0.80 (t, 3JHH
= 7.4 Hz, 3H; CH3); 13C{1H} NMR (150.9 MHz,
CDCl3, TMS): δ= 196.8, 167.9, 167.4, 148.6,
147.0, 136.5, 133.4, 129.4, 128.7, 128.0, 123.6, 67.5, 67.3, 56.9, 42.0, 40.4,
21.8, 21.7, 10.2, 10.2; HPLC (Chiracel OJ-H, hexane/i-propanol = 9/1, flow rate
1.0 mL/min, λ = 254 nm): tmajor
= 28.5 min, tminor = 41.2 min, ee = 96%; [α]22D
= +31.37 (c = 1.0 in CHCl3); ESI-HRMS (m/z) calcd. for C24H27NO7Na
((M+Na)+): 464.1685, found: 464.1644.
【0060】
JP0005299974B2_000022t.gifDipropyl
2-(1-(3-nitrophenyl)-3-oxo-3-phenylpropyl)malonate (table 3, entry 6)
上記操作に準じて合成された。
収率94%。無色液体; IR [cm-1] (neat): 1731,
1686, 1638, 1532, 1352, 1265, 738; 1H NMR (600.2 MHz, CDCl3,
TMS): δ= 8.18 (t, JHH = 1.9 Hz, 1H; Ar),
8.04 (d d, JHH = 1.8 Hz, JHH = 8.2 Hz, 1H; Ar), 7.89 (br
d, JHH = 7.2 Hz, 2H; Ar), 7.71 (br d, JHH = 7.8 Hz, 1H;
Ar), 7.54 ((br t, JHH = 7.3 Hz, 1H; Ar), 7.46-7.41 (m, 3H; Ar), 4.32
(t d, 3JHH = 4.3, 3JHH = 9.3 Hz,
1H; CH), 4.17-4.08 (m, 2H; OCH2), 3.92-3.88 (m, 3H; CH, OCH2),
ABM spin system (A = B = M = H, δ= 3.63, δ= 3.57, 2JAB = 17.4, 3JAM
= 4.4, 3JBM = 9.4 Hz, 2H; CH2), 1.64
(appearance of sext, 3JHH = 7.1 Hz, 2H; CH2CH3),
1.52-1.41 (m, 2H; CH2CH3), 0.91 (t, 3JHH
= 7.5 Hz, 3H; CH3), 0.79 (t, 3JHH = 7.4 Hz,
3H; CH3); 13C{1H} NMR (150.9 MHz, CDCl3,
TMS): δ= 196.9, 168.0, 167.5, 148.2, 143.1, 136.5,
135.3, 133.4, 129.3, 128.7, 128.0, 123.1, 122.2, 67.5, 67.2, 57.0, 42.1, 40.2,
21.8, 21.7, 10.2, 10.1; HPLC (Chiralpak AD-H, hexane/i-propanol = 9/1, flow
rate 1.0 mL/min, λ = 254 nm): tmajor = 48.9
min, tminor = 32.1 min, ee = 94%; [α]23D
= +31.81 (c = 1.0 in CHCl3); ESI-HRMS (m/z) calcd. for C24H27NO7Na
((M+Na)+): 464.1685, found: 464.1658.
【0061】
JP0005299974B2_000023t.gifDipropyl
2-(1,3-bis(4-fluorophenyl)-3-oxopropyl)malonate (table 3, entry 7)
上記操作に準じて合成された。
収率91%。無色液体; IR [cm-1] (neat): 1732,
1686, 1600, 1510, 1228, 1157; 1H NMR (600.2 MHz, CDCl3,
TMS): δ= 7.94-7.91 (m, 2H; Ar), 7.26-7.22 (m, 2H; Ar),
7.11-7.06 (m, 2H; Ar), 6.95-6.90 (m, 2H; Ar), 4.18-4.06 (m, 3H; CH, OCH2),
3.86 (t, 3JHH = 6.6 Hz, 2H; OCH2), 3.81 (d, 3JHH
= 9.6 Hz, 1H; CH), 3.72 (s, 3H; OCH3), ABM spin system (A = B = M =
H, δ= 3.50, δ= 3.38, 2JAB = 16.4, 3JAM
= 4.2, 3JBM = 9.6 Hz, 2H; CH2), 1.64
(appearance of sext, 3JHH = 7.1 Hz, 2H; CH2CH3),
1.50-1.40 (m, 2H; CH2CH3), 0.91 (t, 3JHH
= 7.5 Hz, 3H; CH3), 0.79 (t, 3JHH = 7.4 Hz,
3H; CH3); 13C{1H} NMR (150.9 MHz, CDCl3,
TMS): δ= 195.9, 168.4, 167.8, 165.8 (d, JCF
= 254.7 Hz), 161.7 (d, JCF = 245.7 Hz), 136.1, 133.2, 130.8 (d, JCF
= 9.0 Hz), 129.9 (d, JCF = 7.9 Hz), 115.7 (d, JCF = 21.8
Hz), 115.3 (d, JCF = 21.3 Hz), 67.3, 67.1, 57.6, 42.6, 40.2, 21.9,
21.7, 10.3, 10.2; HPLC (Chiralpak AS-H, hexane/i-propanol = 9/1, flow rate 0.5
mL/min, λ = 254 nm): tmajor = 20.3 min, tminor
= 23.4 min, ee = 96%; [α]22D =
+21.56 (c = 1.0 in CHCl3); ESI-HRMS (m/z) calcd. for C24H26F2O5Na
((M+Na)+): 455.1646, found: 455.1668.
【0062】
JP0005299974B2_000024t.gifDipropyl
2-(3-(4-fluorophenyl)-1-(4-methoxyphenyl)-3-oxopropyl)malonate (table 3, entry
8)
上記操作に準じて合成された。
収率81%。白色固体, Mp 60-63 ℃; IR [cm-1]
(neat): 1731, 1686, 1599, 1514, 1266, 1251, 1157, 739; 1H NMR (600.2
MHz, CDCl3, TMS): δ= 7.94-7.91 (m, 2H; Ar), 7.18-7.15
(m, 2H; Ar), 7.07 (appearance of br t, 3JHH = 8.6 Hz, 2H;
Ar), 6.78-6.75 (m, 2H; Ar), 4.15-4.05 (m, 3H; CH, OCH2), 3.87 (t, 3JHH
= 6.7 Hz, 2H; OCH2), 3.82 (d, 3JHH = 9.6 Hz,
1H; CH), ABM spin system (A = B = M = H, δ=
3.53, δ= 3.40, 2JAB =
16.7, 3JAM = 4.3, 3JBM = 9.6 Hz,
2H; CH2), 1.68-1.61 (m, 2H; CH2CH3), 1.50-1.40
(m, 2H; CH2CH3), 0.91 (t, 3JHH =
7.5 Hz, 3H; CH3), 0.79 (t, 3JHH = 7.4 Hz, 3H;
CH3); 13C{1H} NMR (150.9 MHz, CDCl3,
TMS): δ= 196.2, 168.6, 167.9, 165.7 (d, JCF
= 254.6 Hz), 158.6, 133.4, 132.3, 130.8 (d, JCF = 9.2 Hz), 129.2, 115.6
(d, JCF = 21.8 Hz), 113.9, 67.2, 67.0, 57.8, 55.1, 42.7, 40.3, 21.9,
21.7, 10.3, 10.2; HPLC (Chiracel OD-H, hexane/i-propanol = 19/1, flow rate 0.5
mL/min, λ = 254 nm): tmajor
= 33.0 min, tminor = 29.4 min, ee > 99%; [α]21D
= +16.28 (c = 1.0 in CHCl3); ESI-HRMS (m/z) calcd. for C25H29FO6Na
((M+Na)+): 467.1846, found: 467.1852.
【0063】
JP0005299974B2_000025t.gifDipropyl
2-(1-(3,4-dimethoxyphenyl)-3-(4-fluorophenyl)-3-oxopropyl)malonate (table 3,
entry 9)
上記操作に準じて合成された。
収率61%。無色液体; IR [cm-1] (neat): 1728,
1686, 1598, 1519, 1265, 746, 705; 1H NMR (600.2 MHz, CDCl3,
TMS): δ = 7.95-7.91 (m, 2H; Ar), 7.11-7.06 (m, 2H; Ar),
6.79-6.72 (m, 3H; Ar), 4.16-4.05 (m, 3H; CH, OCH2), 3.88 (t, 3JHH
= 6.6 Hz, 2H; OCH2), 3.84 (d, 3JHH = 9.6 Hz,
1H; CH), 3.82 (s, 3H; OCH3), 3.80 (s, 3H; OCH3), ABM spin
system (A = B = M = H, δ= 3.50, δ= 3.39, 2JAB = 16.3, 3JAM
= 4.3, 3JBM = 9.4 Hz, 2H; CH2), 1.64
(appearance of sext, 3JHH = 7.1 Hz, 2H; CH2CH3),
1.51-1.41 (m, 2H; CH2CH3), 0.91 (t, 3JHH
= 7.4 Hz, 3H; CH3), 0.80 (t, 3JHH = 7.4 Hz,
3H; CH3); 13C{1H} NMR (150.9 MHz, CDCl3,
TMS): δ= 196.3, 168.5, 167.9, 165.7 (d, JCF
= 254.8 Hz), 148.7, 148.1, 133.4, 132.9, 130.8 (d, JCF = 9.2 Hz),
120.0, 115.6 (d, JCF = 21.8 Hz), 111.9, 111.2, 67.2, 67.0, 57.7,
55.9, 55.8, 42.7, 40.7, 21.9, 21.7, 10.3, 10.2; HPLC (Chiralpak AS-H,
hexane/i-propanol = 9/1, flow rate 1.0 mL/min, λ = 254
nm): tmajor = 16.4 min, tminor = 14.0 min, ee = 96%; [α]22D = +17.02 (c = 0.8 in CHCl3);
ESI-HRMS (m/z) calcd. for C26H31FO7Na ((M+Na)+):
497.1951, found: 497.1966.
【0064】
JP0005299974B2_000026t.gifDipropyl
2-(1-(4-chlorophenyl)-3-(4-fluorophenyl)-3-oxopropyl)malonate (table 3, entry
10)
上記操作に準じて合成された。
収率97%。白色固体, Mp 69-71 ℃; IR [cm-1]
(KBr): 1730, 1685, 1600, 1300, 1238, 1157; 1H NMR (600.2 MHz, CDCl3, TMS): δ= 7.94-7.90 (m, 2H; Ar), 7.21 (br s, 4H; Ar), 7.11-7.07 (m, 2H; Ar),
4.17-4.05 (m, 3H; CH, OCH2), 3.88 (t, 3JHH =
6.7 Hz, 2H; OCH2), 3.82 (d, 3JHH = 9.6 Hz, 1H;
CH), ABM spin system (A = B = M = H, δ=
3.53, δ= 3.41, 2JAB =
16.6, 3JAM = 4.2, 3JBM = 9.6 Hz,
2H; CH2), 1.64 (appearance of sext, 3JHH = 7.1
Hz, 2H; CH2CH3), 1.51-1.41 (m, 2H; CH2CH3),
0.91 (t, 3JHH = 7.3 Hz, 3H; CH3), 0.78 (t, 3JHH
= 7.5 Hz, 3H; CH3); 13C{1H} NMR (150.9 MHz,
CDCl3, TMS): δ= 195.7, 168.3, 167.7, 165.8
(d, JCF = 255.0 Hz), 139.0, 133.2, 133.0, 130.8 (d, JCF =
9.1 Hz), 129.7, 128.6, 115.7 (d, JCF = 21.9 Hz), 67.3, 67.1, 57.3,
42.3, 21.8, 21.7, 10.2, 10.2; HPLC (Chiracel OD-H, hexane/i-propanol = 19/1,
flow rate 0.5 mL/min, λ = 254 nm): tmajor =
22.8 min, tminor = 20.1 min, ee = 97%; [α]20D
= +20.30 (c = 1.0 in CHCl3); ESI-HRMS (m/z) calcd. for C24H26ClFO5Na
((M+Na)+): 471.1350, found: 471.1350.
【0065】
JP0005299974B2_000027t.gifDipropyl
2-(1-(2-chlorophenyl)-3-(4-fluorophenyl)-3-oxopropyl)malonate (table 3, entry
11)
上記操作に準じて合成された。
収率80%。無色液体; IR [cm-1] (neat): 1732,
1686, 1599, 1265, 1232, 1156, 738, 705; 1H NMR (600.2 MHz, CDCl3,
TMS): δ= 7.97-7.94 (m, 2H; Ar), 7.34-7.28 (m, 2H; Ar),
7.16-7.06 (m, 4H; Ar), 4.64 (t d, 3JHH = 5.5, 3JHH
= 8.3 Hz, 1H; CH), 4.12-4.01 (m, 3H; CH, OCH2), 3.94 (t, 3JHH
= 6.6 Hz, 2H; OCH2), ABM spin system (A = B = M = H, δ= 3.64, δ= 3.60, 2JAB
= 16.7, 3JAM = 8.1, 3JBM = 5.1 Hz,
2H; CH2), 1.60 (appearance of sext, 3JHH = 7.1
Hz, 2H; CH2CH3), 1.55-1.45 (m, 2H; CH2CH3),
0.87 (t, 3JHH = 7.3 Hz, 3H; CH3), 0.83 (t, 3JHH
= 7.4 Hz, 3H; CH3); 13C{1H} NMR (150.9 MHz,
CDCl3, TMS): δ= 196.0, 168.4, 167.9, 165.7
(d, JCF = 254.8 Hz), 137.7, 134.1, 133.3, 130.8 (d, JCF =
9.3 Hz), 130.1, 129.3, 128.3, 126.8, 115.6 (d, JCF = 21.8 Hz), 67.2,
67.1, 55.2, 40.4, 37.5, 21.8, 21.7, 10.2, 10.2; HPLC (Chiralpak AD-H,
hexane/i-propanol = 9/1, flow rate 1.0 mL/min, λ = 254
nm): tmajor = 39.9 min, tminor = 16.8 min, ee = 93%; [α]22D = +35.13 (c = 1.0 in CHCl3);
ESI-HRMS (m/z) calcd. for C24H26ClFO5Na
((M+Na)+): 471.1350, found: 471.1335.
【0066】
JP0005299974B2_000028t.gifDipropyl
2-(1-(4-fluorophenyl)-3-oxo-3-p-tolylpropyl)malonate (table 3, entry 12)
上記操作に準じて合成された。
収率90%。白色固体, Mp 64-67 ℃; IR [cm-1]
(KBr): 1727, 1673, 1606, 1513, 1296, 1242, 836; 1H NMR (600.2 MHz,
CDCl3, TMS): δ= 7.78 (d, 3JHH
= 8.2 Hz, 2H; Ar), 7.27-7.20 (m, 4H; Ar), 6.93-6.89 (m, 2H; Ar), 4.20-4.05 (m,
3H; CH, OCH2), 3.86 (t, 3JHH = 6.6 Hz, 2H; OCH2),
3.82 (d, 3JHH = 9.6 Hz, 1H; CH), ABM spin system (A = B =
M = H, δ= 3.49, δ= 3.41, 2JAB = 16.6, 3JAM
= 4.2, 3JBM = 9.5 Hz, 2H; CH2), 2.37 (s, 3H;
CH3), 1.64 (appearance of sext, 3JHH = 7.1 Hz,
2H; CH2CH3), 1.49-1.40 (m, 2H; CH2CH3),
0.91 (t, 3JHH = 7.5 Hz, 3H; CH3), 0.79 (t, 3JHH
= 7.4 Hz, 3H; CH3); 13C{1H} NMR (150.9 MHz,
CDCl3, TMS): δ = 197.0, 168.3, 167.8, 161.8
(d, JCF = 245.3 Hz), 143.9, 136.3, 134.3, 129.9 (d, JCF =
7.6 Hz), 129.2, 128.2, 115.2 (d, JCF = 21.3 Hz), 67.2, 67.0, 57.6,
42.4, 40.2, 21.8, 21.6, 21.5, 10.2, 10.1; HPLC (Chiralpak AS-H,
hexane/i-propanol = 9/1, flow rate 0.5 mL/min, λ = 254
nm): tmajor = 30.8 min, tminor = 33.5 min, ee = 98%; [α]21D = +24.25 (c = 1.0 in CHCl3);
ESI-HRMS (m/z) calcd. for C25H29FO5Na ((M+Na)+):
451.1897, found: 451.1859.
【0067】
JP0005299974B2_000029t.gifDipropyl
2-(3-(4-chlorophenyl)-3-oxo-1-phenylpropyl)malonate (table 3, entry 13)
上記操作に準じて合成された。
収率98%。無色液体; IR [cm-1] (neat): 1731,
1687, 1589, 1265, 743, 703; 1H NMR (600.2 MHz, CDCl3,
TMS): δ = 7.84-7.81 (m, 2H; Ar), 7.39-7.36 (m, 2H; Ar),
7.26-7.21 (m, 4H; Ar), 7.17-7.14 (m, 1H; Ar), 4.18-4.05 (m, 3H; CH, OCH2),
3.87-3.84 (m, 3H; CH, OCH2), ABM spin system (A = B = M = H, δ= 3.53, δ= 3.42, 2JAB
= 16.6, 3JAM = 4.4, 3JBM = 9.4 Hz,
2H; CH2), 1.63 (appearance of sext, 3JHH = 7.0
Hz, 2H; CH2CH3), 1.47-1.38 (m, 2H; CH2CH3),
0.90 (t, 3JHH = 7.5 Hz, 3H; CH3), 0.77 (t, 3JHH
= 7.4 Hz, 3H; CH3); 13C{1H} NMR (150.9 MHz,
CDCl3, TMS): δ = 196.5, 168.5, 167.8, 140.3,
139.4, 135.2, 129.6, 128.8, 128.5, 128.2, 127.2, 67.2, 67.0, 57.5, 42.6, 40.9,
21.8, 21.6, 10.3, 10.2; HPLC (2 x Chiracel OJ-H, hexane/i-propanol = 9/1, flow
rate 0.5 mL/min, λ = 254 nm): tmajor = 76.2
min, tminor = 68.8 min, ee = 99%; [α]21D
= +17.53 (c = 1.0 in CHCl3); ESI-HRMS (m/z) calcd. for C24H27ClO5Na
((M+Na)+): 453.1445, found: 453.1418.
【0068】
JP0005299974B2_000030t.gifDipropyl
2-(3-(4-fluorophenyl)-3-oxo-1-phenylpropyl)malonate (table 3, entry 14)
上記操作に準じて合成された。
収率92%。無色液体; IR [cm-1] (neat): 1731,
1686, 1599, 1265, 1157, 745, 703; 1H NMR (600.2 MHz, CDCl3,
TMS): δ= 7.94-7.90 (m, 2H; Ar), 7.27-7.21 (m, 4H; Ar),
7.18-7.14 (m, 1H; Ar), 7.09-7.05 (m, 2H; Ar), 4.19-4.05 (m, 3H; CH, OCH2),
3.87-3.83 (m, 3H; CH, OCH2), ABM spin system (A = B = M = H, δ= 3.53, δ= 3.43, 2JAB
= 16.5, 3JAM = 4.3, 3JBM = 9.5 Hz,
2H; CH2), 1.63 (appearance of sext, 3JHH = 7.0
Hz, 2H; CH2CH3), 1.47-1.38 (m, 2H; CH2CH3),
0.90 (t, 3JHH = 7.3 Hz, 3H; CH3), 0.77 (t, 3JHH
= 7.3 Hz, 3H; CH3); 13C{1H} NMR (150.9 MHz,
CDCl3, TMS): δ= 196.1, 168.5, 167.8, 165.7
(d, JCF = 254.5 Hz), 140.4, 133.3, 130.8 (d, JCF = 9.2
Hz), 128.5, 128.2, 127.2, 115.6 (d, JCF = 21.9 Hz), 67.2, 67.0,
57.6, 42.5, 40.9, 21.8, 21.7, 10.3, 10.2; HPLC (Chiracel OJ-H,
hexane/i-propanol = 19/1, flow rate 0.5 mL/min, λ = 254
nm): tmajor = 41.0 min, tminor = 56.7 min, ee = 99%; [α]22D = +21.69 (c = 1.0 in CHCl3);
ESI-HRMS (m/z) calcd. for C24H27FO5Na ((M+Na)+):
437.1740, found: 437.1729.
【0069】
JP0005299974B2_000031t.gifDipropyl
2-(3-(4-methoxyphenyl)-3-oxo-1-phenylpropyl)malonate (table 3, entry 15)
上記操作に準じて合成された。
収率85%。白色固体, Mp 63-65 ℃; IR [cm-1]
(neat): 1731, 1677, 1602, 1265, 1171, 739, 702; 1H NMR (600.2 MHz,
CDCl3, TMS): δ= 7.89-7.86 (m, 2H; Ar),
7.27-7.20 (m, 4H; Ar), 7.16-7.12 (m, 1H; Ar), 6.89-6.86 (m, 2H; Ar), 4.17 (t d,
3JHH = 4.6, 3JHH = 9.5 Hz, 1H; CH),
4.14-4.05 (m, 2H; OCH2), 3.87-3.83 (m, 3H; CH, OCH2),
3.82 (s, 3H; OCH3), ABM spin system (A = B = M = H, δ= 3.45, δ= 3.40, 2JAB
= 16.3, 3JAM = 4.5, 3JBM = 9.4 Hz,
2H; CH2), 1.63 (appearance of sext, 3JHH = 7.1
Hz, 2H; CH2CH3), 1.47-1.37 (m, 2H; CH2CH3),
0.90 (t, 3JHH = 7.5 Hz, 3H; CH3), 0.77 (t, 3JHH
= 7.4 Hz, 3H; CH3); 13C{1H} NMR (150.9 MHz,
CDCl3, TMS): δ= 196.1, 168.5, 167.9, 163.4,
140.6, 130.4, 130.0, 128.4, 128.2, 127.1, 113.7, 67.2, 66.9, 57.7, 55.4, 42.3,
41.0, 21.8, 21.6, 10.3, 10.2; HPLC (Chiracel OD-H, hexane/i-propanol = 19/1,
flow rate 0.5 mL/min, λ = 254 nm): tmajor =
40.4 min, tminor = 47.3 min, ee = 99%; [α]20D
= +20.73 (c = 1.0 in CHCl3); ESI-HRMS (m/z) calcd. for C25H30O6Na
((M+Na)+): 449.1940, found: 449.1944.
【0070】
JP0005299974B2_000032t.gifDipropyl
2-(3-oxo-1,3-di(thiophen-2-yl)propyl)malonate (table 3, entry 16)
上記操作に準じて合成された。
収率73%。ベージュ色液体; IR [cm-1] (neat):
1734, 1663, 1416, 1265, 736, 704; 1H NMR (600.2 MHz, CDCl3,
TMS): δ= 7.75-7.73 (m, 1H; Ar), 7.61-7.58 (m, 1H; Ar),
7.11-7.08 (m, 2H; Ar), 6.93-6.91 (m, 1H; Ar), 6.86-6.83 (m, 1H; Ar), 4.53-4.48
(m, 1H; CH), 4.14-4.05 (m, 2H; OCH2), 3.99-3.93 (m, 2H; OCH2),
3.90 (d, 3JHH = 8.4 Hz, 1H; CH), 3.48 (d, 3JHH
= 6.8 Hz, 2H; CH2), 1.64 (appearance of sext, 3JHH
= 7.1 Hz, 2H; CH2CH3), 1.56-1.48 (m, 2H; CH2CH3),
0.91 (t, 3JHH = 7.3 Hz, 3H; CH3), 0.84 (t, 3JHH
= 7.3 Hz, 3H; CH3); 13C{1H} NMR (150.9 MHz,
CDCl3, TMS): δ= 190.1, 168.1, 167.7, 144.1,
143.3, 133.8, 132.1, 128.1, 126.6, 125.9, 124.2, 67.3, 67.2, 57.8, 43.8, 36.3,
21.8, 21.7, 10.3, 10.2; HPLC (Chiralpak AS-H, hexane/i-propanol = 9/1, flow
rate 1.0 mL/min, λ = 254 nm): tmajor = 12.7
min, tminor = 17.3 min, ee = 97%; [α]21D
= +22.21 (c = 1.0 in CHCl3), ESI-HRMS (m/z) calcd. for C20H24O5S2Na
((M+Na)+): 431.0963, found: 431.0922.
【0071】
JP0005299974B2_000033t.gifDipropyl
2-(1-(5-methylfuran-2-yl)-3-oxo-3-phenylpropyl)malonate (table 3, entry 17)
上記操作に準じて合成された。
収率71%。黄色液体; IR [cm-1] (neat): 1735,
1686, 1265, 750; 1H NMR (600.2 MHz, CDCl3, TMS): δ= 7.95 (br d, JHH = 7.4 Hz, 2H; Ar), 7.58-7.51 (m, 1H;
Ar), 7.47-7.41 (m, 2H; Ar), 5.95 (br s, 1H; Ar), 5.76 (br s, 1H; Ar), 4.29-4.23
(m, 1H; CH), 4.14-3.90 (m, 5H; CH, OCH2, OCH2), 3.58-3.41
(m, 2H; CH2), 2.17 (s, 3H, CH3), 1.68-1.53 (m, 4H; CH2CH3,
CH2CH3), 0.95-0.85 (m, 6H; CH3, CH3);
13C{1H} NMR (150.9 MHz, CDCl3, TMS): δ = 197.5, 168.2, 168.0, 151.6, 151.0, 136.8, 133.1, 128.5, 128.1,
107.7, 106.1, 67.1, 67.1, 55.3, 39.8, 34.4, 21.8, 21.8, 13.5, 10.3, 10.3; HPLC
(Chiralpak AD-H, hexane/i-propanol = 19/1, flow rate 0.5 mL/min, λ = 254 nm): tmajor = 40.8 min, tminor = 37.2
min, ee = 96%; [α]21D
= +9.82 (c = 1.0 in CHCl3); ESI-HRMS (m/z) calcd. for C23H28O6Na
((M+Na)+): 423.1784, found: 423.1777.
【0072】
JP0005299974B2_000034t.gifDipropyl
2-(3-oxo-1-phenyl-3-(1H-pyrrol-1-yl)propyl)malonate (table 3, entry 18)
上記操作に準じて合成された。
収率93%。白色固体, Mp 88-91 ℃; IR [cm-1]
(KBr): 1716, 1471, 1280, 1229, 1172, 748; 1H NMR (600.2 MHz, CDCl3,
TMS): δ= 7.30-7.25 (m, 6H; Ar), 7.22-7.18 (m, 1H; Ar),
6.26-6.23 (m, 2H; Ar), 4.16-4.06 (m, 3H; CH, OCH2), 3.88-3.84 (m,
3H; CH, OCH2), ABM spin system (A = B = M = H, δ= 3.45, δ= 3.29, 2JAB
= 16.3, 3JAM = 4.2, 3JBM = 9.7 Hz,
2H; CH2), 1.64 (appearance of sext, 3JHH = 7.2
Hz, 2H; CH2CH3), 1.48-1.39 (m, 2H; CH2CH3),
0.90 (t, 3JHH = 7.5 Hz, 3H; CH3), 0.78 (t, 3JHH
= 7.5 Hz, 3H; CH3); 13C{1H} NMR (150.9 MHz,
CDCl3, TMS): δ = 168.3, 168.2, 167.6, 139.6,
128.6, 128.1, 127.5, 119.1, 113.1, 67.3, 67.1, 57.2, 41.1, 38.7, 21.8, 21.6,
10.2, 10.2; HPLC (Chiralpak AS-H, hexane/i-propanol = 19/1, flow rate 0.5
mL/min, λ = 254 nm): tmajor = 24.4 min, tminor
= 31.2 min, ee = 99%; [α]20D =
+16.38 (c = 1.0 in CHCl3); ESI-HRMS (m/z) calcd. for C22H27NO5Na
((M+Na)+): 408.1787, found: 408.1755.
【0073】
JP0005299974B2_000035t.gifDipropyl
2-(3-oxo-1,5-diphenylpent-4-enyl)malonate (table 3, entry 19)
上記操作に準じて合成された。
収率75%。白色固体, Mp 69-73 ℃; IR [cm-1]
(KBr): 1731, 1646, 1227, 1163, 705; 1H NMR (600.2 MHz, CDCl3,
TMS): δ= 7.51-7.46 (m, 3H; Ar), 7.37-7.34 (m, 3H; Ar),
7.29-7.23 (m, 4H; Ar), 7.19-7.14 (m, 1H; Ar), 7.14 (d, 3JHH
= 16.4, 1H; Ar), 4.16-4.07 (m, 3H; CH, OCH2), 3.87-3.81 (m, 3H; CH,
OCH2), ABM spin system (A = B = M = H, δ= 3.20, δ= 3.16, 2JAB
= 16.1, 3JAM = 4.6, 3JBM = 9.2 Hz,
2H; CH2), 1.65 (appearance of sext, 3JHH = 7.1
Hz, 2H; CH2CH3), 1.48-1.38 (m, 2H; CH2CH3),
0.92 (t, 3JHH = 7.5 Hz, 3H; CH3), 0.77 (t, 3JHH
= 7.3 Hz, 3H; CH3); 13C{1H} NMR (150.9 MHz,
CDCl3, TMS): δ = 197.4, 168.4, 167.8, 142.8,
140.4, 134.5, 130.4, 128.9, 128.4, 128.3, 128.2, 127.2, 126.0, 67.2, 66.9,
57.6, 44.8, 41.0, 21.9, 21.6, 10.3, 10.2; HPLC (Chiralpak AS-H,
hexane/i-propanol = 9/1, flow rate 1.0 mL/min, λ = 254
nm): tmajor = 11.8 min, tminor = 14.4 min, ee = 86%; [α]22D = +14.56 (c = 1.0 in CHCl3);
ESI-HRMS (m/z) calcd. for C26H30O5Na ((M+Na)+):
445.1991, found: 445.1975.
【0074】
JP0005299974B2_000036t.gifDipropyl
2-(5-oxo-1,5-diphenylpent-1-en-3-yl)malonate (table 3, entry 20)
上記操作に準じて合成された。
収率46%。白色固体, Mp 42-45 ℃; IR [cm-1]
(KBr): 1728, 1682, 1234, 754, 692; 1H NMR (600.2 MHz, CDCl3,
TMS): δ= 7.98-7.94 (m, 2H; Ar), 7.56-7.52 (m, 1H; Ar),
7.47-7.43 (m, 2H; Ar), 7.29-7.22 (m, 4H; Ar), 7.20-7.16 (m, 1H; Ar), 6.46 (d, 3JHH
= 15.8 Hz, 1H; Ar), 6.25 (dd, 3JHH = 15.8, 3JHH
= 9.0 Hz, 1H; Ar), 4.15-4.00 (m, 4H; OCH2, OCH2), 3.78
(d, 3JHH = 7.5 Hz, 1H; CH), 3.73-3.67 (m, 1H; CH), ABM
spin system (A = B = M = H, δ= 3.40, δ= 3.27, 2JAB = 16.8, 3JAM
= 4.9, 3JBM = 7.9 Hz, 2H; CH2), 1.68-1.55 (m,
4H; CH2CH3, CH2CH3), 0.92 (t, 3JHH
= 7.5 Hz, 3H; CH3), 0.87 (t, 3JHH = 7.5 Hz,
3H; CH3); 13C{1H} NMR (124.5 MHz, CDCl3,
TMS): δ= 198.0, 168.4, 168.3, 137.0, 136.9, 133.1,
132.6, 128.6, 128.5, 128.4, 128.2, 127.5, 126.4, 67.1, 67.0, 55.7, 41.3, 38.8,
21.9, 21.8, 10.3, 10.3; HPLC (Chiralpak AS-H, hexane/i-propanol = 40/1, flow
rate 0.5 mL/min, λ = 254 nm): tmajor = 32.5
min, tminor = 38.0 min, ee = 97%; [α]21D
= +1.20 (c = 1.0 in CHCl3); ESI-HRMS (m/z) calcd. for C26H30O5Na
((M+Na)+): 445.1991, found: 445.1988, C26H31O5
((M+H)+): 423.2171, found: 423.2150.
【0075】
JP0005299974B2_000037t.gif
JP0005299974B2_000038t.gif
JP0005299974B2_000039t.gif
【0076】
[マロン酸エステルのカルコンへのMichael付加]
0.015mmolのストロンチウムヘキサメチルジシラジド(Sr(HMDS))、0.015mmolのリガンド、及び100mgのモレキュラーシーブ4Aを、1mLのトルエンに懸濁し、アルゴン雰囲気下において、室温で2時間撹拌した。この後、0.36mmolのマロン酸ジノルマルプロピルエステルのトルエン溶液(1mL)、及びカルコン(0.3mmol)のトルエン溶液を加えた。反応終了(反応終了は薄相クロマトグラフィーにより確認)後、反応溶液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えた。更に、ジクロロメタンを加えて有機相を分離した。そして、水相をジクロロメタンで抽出した。有機相をまとめ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。この後、硫酸ナトリウムを濾別し、減圧下で溶媒を留去した。そして、粗精製物を分取薄層クロマトグラフィーにより精製した。
【0077】
このようにして得られた目的物(精製物)の鏡像体過剰率を高速液体クロマトグイラフィーにより決定した。
【0078】
尚、Sr(HMDS)はWasterhausenが報告した方法(Inorg.chem.,
1991,30,96-101)により合成されたものである。リガンドはEvansらが報告した方法(J.Am.Chem.Soc.,1997,119,6452-6453)により合成されたものである。カルコン類は東京化成工業社および和光純薬工業社より購入されたものである。
【0079】
JP0005299974B2_000040t.gifDipropyl
2-((1-oxo-1,2,3,4-tetrahydronaphthalen-2-yl)(phenyl)methyl)malonate (table 5): Colorless oil; IR [cm-1] (neat): 1747, 1731,
1682, 1600, 1455, 1266, 1221, 1155, 1059, 743, 702; NMR (600.2 MHz, CDCl3,
TMS): d = 8.01-7.97 (m, 1H; Ar), 7.41-7.37 (m, 1H; Ar), 7.32-7.11 (m, 7H;
Ar), 4.98 (d, 3JHH = 12.0 Hz, 1H; CHe),
4.14-4.00 (m, 2H; OCH2), 3.85-3.75 (m, 3H; CHd, OCH2),
3.11 (d t, 3JHH = 12.9, 3JHH
= 4.1 Hz, 1H; CHc), 2.99-2.92 (m, 1H; CHa), 2.86-2.81 (m,
1H; CHa), 2.15-2.10 (m, 1H; CHb), 1.86 (appearance q d, 3JHH
= 12.9, JHH = 4.2 Hz, 1H; CHb), 1.60 (appearance
of sext, 3JHH = 7.1 Hz, 2H; CH2CH3),
1.40-1.32 (m, 2H; CH2CH3), 0.89 (t, 3JHH
= 7.3 Hz, 3H; CH3), 0.74 (t, 3JHH = 7.5
Hz, 3H; CH3); 13C{1H} NMR (150.9 MHz, CDCl3,
TMS): d = 198.8, 169.2, 168.7, 143.6, 139.3, 133.3, 133.2, 129.5, 128.4,
128.2, 127.3, 127.0, 126.5, 67.0, 66.7, 54.9, 49.6, 47.7, 29.5, 27.8, 21.8, 21.6,
10.2, 10.2; HPLC (Chiralpak AS-H, hexane/i-propanol = 40/1, flow rate 0.5
mL/min, l = 254 nm): tmajor = 16.5 min, tminor = 19.6
min, ee = 96%, tmajor = 23.3 min, tminor = 26.3 min; [a]21D
= + 59.52 (c = 1.0 in CHCl3); ESI-HRMS (m/z) calcd. for C26H30O5Na
[(M+Na)+]: 445.1991, found: 445.2042.

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