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明細書 :情報配信装置、情報配信方法、情報配信プログラム、情報共有認証装置、情報共有認証方法、情報共有認証プログラム、及び情報共有システム

発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2017-084170 (P2017-084170A)
公開日 平成29年5月18日(2017.5.18)
発明の名称または考案の名称 情報配信装置、情報配信方法、情報配信プログラム、情報共有認証装置、情報共有認証方法、情報共有認証プログラム、及び情報共有システム
国際特許分類 G06F  13/00        (2006.01)
H04M  11/00        (2006.01)
FI G06F 13/00 650A
H04M 11/00 302
請求項の数または発明の数 13
出願形態 OL
全頁数 21
出願番号 特願2015-213111 (P2015-213111)
出願日 平成27年10月29日(2015.10.29)
発明者または考案者 【氏名】大塚 作一
【氏名】中山 翼
【氏名】小野 智司
【氏名】山之上 卓
【氏名】小田 謙太郎
【氏名】下園 幸一
出願人 【識別番号】504258527
【氏名又は名称】国立大学法人 鹿児島大学
個別代理人の代理人 【識別番号】100090273、【弁理士】、【氏名又は名称】國分 孝悦
審査請求 未請求
テーマコード 5B084
5K201
Fターム 5B084AA02
5B084AA16
5B084AA29
5B084AA30
5B084AB06
5B084AB36
5B084BB16
5B084BB17
5B084CA07
5B084DA04
5B084DB08
5B084DC05
5B084DC06
5B084EA47
5B084FA04
5K201AA09
5K201BA05
5K201BC23
5K201CA04
5K201DB02
5K201EB06
5K201EC06
5K201ED04
5K201EE03
5K201EE04
5K201EF01
5K201EF09
要約 【課題】複数端末間で画面共有を行う場合に、複数の各端末に専用デバイスを接続しておく必要がなく、端末操作権限の問題をも回避しつつ、各端末間の画面共有を可能にする。
【解決手段】アクセス制限領域57のフレームバッファ58と、そのバッファ58へのアクセスが可能なデバッグブリッジデーモン機能55と、受信端末に情報を配信する送信アプリ50と、送信アプリ50とデバッグブリッジデーモン機能55の間を中継するデバッグブリッジサーバ機能54とを有する。送信アプリ50はバッファ58の画面情報をサーバ機能54に要求し、サーバ機能54はデバッグブリッジデーモン機能55にバッファ58へのアクセスを要求し、デバッグブリッジデーモン機能55はバッファ58から画面情報を取得してサーバ機能54へ転送し、サーバ機能54は更に送信アプリ50へ転送する。送信アプリ50は画面情報を受信端末へ配信する。
【選択図】図10
特許請求の範囲 【請求項1】
特別な権限の無いアクセスを制限するアクセス制限領域となっている記憶手段と、
前記アクセス制限領域の記憶手段に対するアクセスが可能なアクセス手段と、
一以上の情報端末に対して情報を配信するための送信手段と、
前記送信手段と前記アクセス手段との間を中継する中継手段とを有し、
前記送信手段は、前記記憶手段に記憶されている情報の取得を前記中継手段に要求し、
前記中継手段は、前記送信手段からの要求に応じて、前記アクセス手段に対して前記アクセス制限領域の記憶手段へのアクセスを要求し、
前記アクセス手段は、前記中継手段からの要求に応じて、前記アクセス制限領域の記憶手段にアクセスし、前記記憶手段に記憶されている情報を取得して前記中継手段へ転送し、
前記中継手段は、前記アクセス手段から転送された前記情報を前記送信手段へ転送し、
前記送信手段は、前記中継手段から転送されてきた情報を、前記一以上の情報端末に対して配信することを特徴とする情報配信装置。
【請求項2】
前記アクセス手段は、情報配信装置のオペレーティングシステムに付属して用意されているデバッグブリッジデーモン機能であり、
前記中継手段は、情報配信装置のオペレーティングシステムに付属して用意されているデバッグブリッジサーバ機能であり、
前記送信手段は、情報配信装置のオペレーティングシステムに対する外部アプリケーションであることを特徴とする請求項1に記載の情報配信装置。
【請求項3】
前記アクセス制限領域の前記記憶手段は、表示画面の情報を保持するフレームバッファであり、
前記送信手段は、前記フレームバッファに記憶されている表示画面の情報の取得を前記中継手段に要求し、
前記中継手段は、前記送信手段からの要求に応じて、前記アクセス手段に対して前記フレームバッファへのアクセスを要求し、
前記アクセス手段は、前記中継手段からの要求に応じて、前記フレームバッファにアクセスして、前記フレームバッファに記憶されている表示画面の情報を取得して前記中継手段へ転送し、
前記送信手段は、前記中継手段から転送されてきた前記表示画面の情報を、前記一以上の情報端末に対して配信することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報配信装置。
【請求項4】
所定の情報共有認証装置を接続可能な接続手段を有し、
前記送信手段は、
前記接続手段に前記情報共有認証装置が接続されたとき、前記一以上の情報端末との間で通信を行うための自己の識別情報を前記情報共有認証装置に対して送信し、
前記情報共有認証装置を通じて前記自己の識別情報が前記一以上の情報端末に送信された後に、前記一以上の情報端末から送られてくる各情報端末の識別情報を受信し、
前記情報を配信する際には、前記各情報端末の識別情報に対応した各情報端末へ前記情報を配信することを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の情報配信装置。
【請求項5】
前記中継手段と前記アクセス手段との間はデフォルトの状態では所定の通信方式による通信ができない状態に設定されており、
前記中継手段と前記アクセス手段は、前記接続手段に前記情報共有認証装置が接続されたとき、前記情報共有認証装置からの初期設定処理により前記所定の通信方式による通信が可能な状態に設定されることを特徴とする請求項4に記載の情報配信装置。
【請求項6】
一以上の情報端末に対して情報を配信するための送信手段が、特別な権限の無いアクセスを制限するアクセス制限領域となっている記憶手段に記憶されている情報の取得を中継手段に要求するステップと、
送信手段とアクセス手段との間を中継するための前記中継手段が、前記送信手段からの要求に応じて、アクセス手段に対して前記アクセス制限領域の記憶手段へのアクセスを要求するステップと、
前記アクセス制限領域の記憶手段に対するアクセスが可能となされている前記アクセス手段が、前記中継手段からの要求に応じて、前記アクセス制限領域の記憶手段にアクセスし、前記記憶手段に記憶されている情報を取得して前記中継手段へ転送するステップと、
前記中継手段が、前記アクセス手段から転送された前記情報を前記送信手段へ転送するステップと、
前記送信手段が、前記中継手段から転送されてきた情報を、前記一以上の情報端末に対して配信するステップと
を含むことを特徴とする情報配信方法。
【請求項7】
コンピュータを、
特別な権限の無いアクセスを制限するアクセス制限領域となっている記憶手段に対するアクセスが可能なアクセス手段と、
一以上の情報端末に対して情報を配信するための送信手段と、
前記送信手段と前記アクセス手段との間を中継する中継手段として機能させ、
前記送信手段は、前記記憶手段に記憶されている情報の取得を前記中継手段に要求し、
前記中継手段は、前記送信手段からの要求に応じて、前記アクセス手段に対して前記アクセス制限領域の記憶手段へのアクセスを要求し、
前記アクセス手段は、前記中継手段からの要求に応じて、前記アクセス制限領域の記憶手段にアクセスし、前記記憶手段に記憶されている情報を取得して前記中継手段へ転送し、
前記中継手段は、前記アクセス手段から転送された前記情報を前記送信手段へ転送し、
前記送信手段は、前記中継手段から転送されてきた情報を、前記一以上の情報端末に対して配信することを特徴とする情報配信プログラム。
【請求項8】
複数の情報端末の間で情報共有が行われる際に、前記情報共有が行われるグループを形成する各情報端末を認証する情報共有認証装置であって、
前記情報端末と接続可能な接続手段と、
前記複数の情報端末のうち、情報を配信する側となる送信端末が前記接続手段に接続されたとき、当該送信端末に対して、情報配信のための所定の初期化設定を行う初期化設定手段と、
前記接続手段に接続されている前記送信端末から、当該送信端末の識別情報を取得する取得手段と、
前記複数の情報端末のうち、前記送信端末から配信される情報を受信する側となる受信端末が前記接続手段に接続されたとき、前記送信端末の識別情報を前記受信端末へ送信する識別情報送信手段と
を有することを特徴とする情報共有認証装置。
【請求項9】
前記初期化設定手段は、前記送信端末に対する前記初期化設定として、前記配信する情報を前記送信端末の中で取得するための通信経路の通信方式を所定の通信方式に設定することを特徴とする請求項8に記載の情報共有認証装置。
【請求項10】
前記初期化設定手段は、前記情報共有が行われるグループが形成される際に、前記複数の情報端末のうち、情報配信のためのアプリケーションが起動された情報端末が前記接続手段に接続されたとき、当該情報端末を前記送信端末として前記初期化設定を行い、
前記識別情報送信手段は、前記送信端末が前記接続手段から外された後に、前記情報配信のためのアプリケーションが起動されていない情報端末が前記接続手段に接続されたとき、当該情報端末を前記受信端末として、当該受信端末へ前記送信端末の識別情報を送信することを特徴とする請求項8又は9に記載の情報共有認証装置。
【請求項11】
複数の情報端末の間で情報共有が行われる際に、前記情報共有が行われるグループを形成する各情報端末を認証する情報共有認証方法であって、
前記複数の情報端末のうちで情報を配信する側となる送信端末が接続手段に接続されたとき、初期化設定手段が、当該送信端末に対して、情報配信のための所定の初期化設定を行うステップと、
取得手段が、前記接続手段に接続されている前記送信端末から、当該送信端末の識別情報を取得するステップと、
前記複数の情報端末のうち、前記送信端末から配信される情報を受信する側となる受信端末が前記接続手段に接続されたとき、識別情報送信手段が、前記送信端末の識別情報を前記受信端末へ送信するステップと
を含むことを特徴とする情報共有認証方法。
【請求項12】
コンピュータを、
情報共有が行われるグループを形成する複数の情報端末のうち、情報を配信する側となる送信端末が接続手段に接続されたとき、当該送信端末に対して、情報配信のための所定の初期化設定を行う初期化設定手段と、
前記接続手段に接続されている前記送信端末から、当該送信端末の識別情報を取得する取得手段と、
前記複数の情報端末のうち、前記送信端末から配信される情報を受信する側となる受信端末が前記接続手段に接続されたとき、前記送信端末の識別情報を前記受信端末へ送信する識別情報送信手段と
して機能させることを特徴とする情報共有認証プログラム。
【請求項13】
複数の情報端末の間で情報共有が行われる際に、前記情報共有が行われるグループを形成する各情報端末を認証する情報共有認証装置と、
前記複数の情報端末のうち情報を配信する側となる送信端末と、
前記複数の情報端末のうち前記送信端末から配信される情報を受信する側となる受信端末とを有する情報共有システムであって、
前記情報共有認証装置は、前記情報端末と接続可能な接続手段と、前記送信端末が前記接続手段に接続されたとき、当該送信端末に対して情報配信のための所定の初期化設定を行う初期化設定手段と、前記接続手段に接続されている前記送信端末から当該送信端末の識別情報を取得する取得手段と、前記受信端末が前記接続手段に接続されたとき、前記送信端末の識別情報を前記受信端末へ送信する識別情報送信手段とを有し、
前記送信端末は、特別な権限の無いアクセスを制限するアクセス制限領域となっている記憶手段と、前記アクセス制限領域の記憶手段に対するアクセスが可能なアクセス手段と、前記受信端末に対して情報を配信するための送信手段と、前記送信手段と前記アクセス手段との間を中継する中継手段とを有し、前記送信手段は、前記記憶手段に記憶されている情報の取得を前記中継手段に要求し、前記中継手段は、前記送信手段からの要求に応じて、前記アクセス手段に対して前記アクセス制限領域の記憶手段へのアクセスを要求し、前記アクセス手段は、前記中継手段からの要求に応じて、前記アクセス制限領域の記憶手段にアクセスして、前記記憶手段に記憶されている情報を取得して前記中継手段へ転送し、前記中継手段は、前記アクセス手段から転送された前記情報を前記送信手段へ転送し、前記送信手段は、前記中継手段から転送されてきた情報を、前記受信端末に対して配信し、
前記受信端末は、前記情報共有認証装置から受信した前記送信端末の識別情報に基づいて、自己の識別情報を前記送信端末へ送信した後、前記送信端末から配信された情報を受信する
ことを特徴とする情報共有システム。
発明の詳細な説明 【技術分野】
【0001】
本発明は、情報端末間で画面情報等を共有する際の情報配信装置、情報配信方法、情報配信プログラム、情報共有認証装置、情報共有認証方法、情報共有認証プログラム、及び情報共有システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年は、いわゆるスマートフォンやタブレット端末等の情報端末が広く普及しており、例えば複数人が同時に、端末内の資料を画面上で閲覧したり、端末のアプリケーションの紹介や発表等を行ったりするような状況も多くなりつつある。ただし、複数人が同時に一台の情報端末の画面を見ることは難しく、また操作性も損なわれる。
【0003】
一方、複数の端末間で画面を共有する技術として、特許文献1には、画面共有を行う画面共有端末と通信端末との間で、通話網を介した通話の受発信を初めとする認証によって端末を相互に簡便に特定し、更に、受信した画面データを通信端末に転送させることで、通信端末と通信可能に接続された電子機器を利用した画面共有を可能とする技術が開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、画面上に書き込まれる描画オブジェクトを共有し合う1以上の画面共有端末を有し、それら画面共有端末は、共有される描画オブジェクトを記述する情報と、その作成主体を識別する主体識別情報とを保存する保存手段と、上記画面に対する入力操作に応答して、事前登録された操作イベントを検出するイベント検出手段と、上記操作イベントに対応する描画オブジェクトの主体識別情報に応じた他の画面共有端末に対し、操作内容を含むメッセージを発行する発行手段と、他の画面共有端末からメッセージを受信して、事前指定された表示条件にて、操作内容を表す画面表示を画面上に行う画像変換手段を有することにより、複数の端末間で表示画面を共有して手書きなどにより書き込みを行いながら、遠隔会議等を行う技術が開示されている。
【0005】
また、特許文献3には、画面共有サーバが、表示元端末から配信された画面データをネットワーク経由で受信し、その画面データをネットワーク経由で1台以上のクライアント端末に配信する画面データ中継手段を備えるように構成し、これにより、表示元端末が、処理性能の低い組込み機器である場合でも、多くのクライアント端末と効率的に画面を共有することを可能にする技術が開示されている。
【先行技術文献】
【0006】

【特許文献1】特開2014-215778号公報
【特許文献2】特開2013-65125号公報
【特許文献3】特開2011-100270号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、OS(Operating System)にANDROID(登録商標)を使用したスマートフォンやタブレット端末等の情報端末において、例えばいわゆる画面ミラーリングのような画面共有を行う場合の専用デバイスとしてはCHROMECAST(国際登録商標)が知られている。この専用デバイスを接続している情報端末間では画面ミラーリングが可能となるが、例えば複数の情報端末間で画面ミラーリングを行うような場合には、それら複数の情報端末に各々接続する複数の専用デバイスが必要になってしまう。
【0008】
また、このOSを使用した情報端末において、例えば画面共有を行うためには端末のスクリーンショットを取得する必要があり、スクリーンショットを取得するためにはフレームバッファにアクセスしなければならないが、フレームバッファにアクセスするには、root権限を取得する必要がある。しかしながら、root権限つまり端末操作権限を端末ユーザ等に取得させることは、故障や安全上のリスクを考えると好ましくない。
【0009】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、複数端末間で画面共有を行う場合に、複数の各端末にそれぞれ専用デバイスを接続しておく必要がなく、また、端末操作権限の問題をも回避しつつ、各端末間の画面共有を可能にする情報配信装置、情報配信方法、情報配信プログラム、情報共有認証装置、情報共有認証方法、情報共有認証プログラム、及び情報共有システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の情報配信装置は、特別な権限の無いアクセスを制限するアクセス制限領域となっている記憶手段と、前記アクセス制限領域の記憶手段に対するアクセスが可能なアクセス手段と、一以上の情報端末に対して情報を配信するための送信手段と、前記送信手段と前記アクセス手段との間を中継する中継手段とを有し、前記送信手段は、前記記憶手段に記憶されている情報の取得を前記中継手段に要求し、前記中継手段は、前記送信手段からの要求に応じて、前記アクセス手段に対して前記アクセス制限領域の記憶手段へのアクセスを要求し、前記アクセス手段は、前記中継手段からの要求に応じて、前記アクセス制限領域の記憶手段にアクセスし、前記記憶手段に記憶されている情報を取得して前記中継手段へ転送し、前記中継手段は、前記アクセス手段から転送された前記情報を前記送信手段へ転送し、前記送信手段は、前記中継手段から転送されてきた情報を、前記一以上の情報端末に対して配信することを特徴とする。
【0011】
また、本発明の情報配信方法は、一以上の情報端末に対して情報を配信するための送信手段が、特別な権限の無いアクセスを制限するアクセス制限領域となっている記憶手段に記憶されている情報の取得を中継手段に要求するステップと、送信手段とアクセス手段との間を中継するための中継手段が、前記送信手段からの要求に応じて、アクセス手段に対して前記アクセス制限領域の記憶手段へのアクセスを要求するステップと、前記アクセス制限領域の記憶手段に対するアクセスが可能となされているアクセス手段が、前記中継手段からの要求に応じて、前記アクセス制限領域の記憶手段にアクセスし、前記記憶手段に記憶されている情報を取得して前記中継手段へ転送するステップと、前記中継手段が、前記アクセス手段から転送された前記情報を前記送信手段へ転送するステップと、前記送信手段が、前記中継手段から転送されてきた情報を、前記一以上の情報端末に対して配信するステップとを含むことを特徴とする。
【0012】
また、本発明の情報配信プログラムは、コンピュータを、特別な権限の無いアクセスを制限するアクセス制限領域となっている記憶手段に対するアクセスが可能なアクセス手段と、一以上の情報端末に対して情報を配信するための送信手段と、前記送信手段と前記アクセス手段との間を中継する中継手段として機能させ、前記送信手段は、前記記憶手段に記憶されている情報の取得を前記中継手段に要求し、前記中継手段は、前記送信手段からの要求に応じて、前記アクセス手段に対して前記アクセス制限領域の記憶手段へのアクセスを要求し、前記アクセス手段は、前記中継手段からの要求に応じて、前記アクセス制限領域の記憶手段にアクセスし、前記記憶手段に記憶されている情報を取得して前記中継手段へ転送し、前記中継手段は、前記アクセス手段から転送された前記情報を前記送信手段へ転送し、前記送信手段は、前記中継手段から転送されてきた情報を、前記一以上の情報端末に対して配信することを特徴とする。
【0013】
また、本発明の情報共有認証装置は、複数の情報端末の間で情報共有が行われる際に、前記情報共有が行われるグループを形成する各情報端末を認証する情報共有認証装置であって、前記情報端末と接続可能な接続手段と、前記複数の情報端末のうち、情報を配信する側となる送信端末が前記接続手段に接続されたとき、当該送信端末に対して、情報配信のための所定の初期化設定を行う初期化設定手段と、前記接続手段に接続されていて前記送信端末から、当該送信端末の識別情報を取得する取得手段と、前記複数の情報端末のうち、前記送信端末から配信される情報を受信する側となる受信端末が前記接続手段に接続されたとき、前記送信端末の識別情報を前記受信端末へ送信する識別情報送信手段とを有することを特徴とする。
【0014】
また、本発明の情報共有認証方法は、複数の情報端末の間で情報共有が行われる際に、前記情報共有が行われるグループを形成する各情報端末を認証する情報共有認証方法であって、前記複数の情報端末のうちで情報を配信する側となる送信端末が接続手段に接続されたとき、初期化設定手段が、当該送信端末に対して、情報配信のための所定の初期化設定を行うステップと、取得手段が、前記接続手段に接続されていて前記送信端末から、当該送信端末の識別情報を取得するステップと、前記複数の情報端末のうち、前記送信端末から配信される情報を受信する側となる受信端末が前記接続手段に接続されたとき、識別情報送信手段が、前記送信端末の識別情報を前記受信端末へ送信するステップとを含むことを特徴とする。
【0015】
また、本発明の情報共有認証プログラムは、コンピュータを、情報共有が行われるグループを形成する複数の情報端末のうち、情報を配信する側となる送信端末が接続手段に接続されたとき、当該送信端末に対して、情報配信のための所定の初期化設定を行う初期化設定手段と、前記接続手段に接続されていて前記送信端末から、当該送信端末の識別情報を取得する取得手段と、前記複数の情報端末のうち、前記送信端末から配信される情報を受信する側となる受信端末が前記接続手段に接続されたとき、前記送信端末の識別情報を前記受信端末へ送信する識別情報送信手段として機能させることを特徴とする。
【0016】
また、本発明の情報共有システムは、複数の情報端末の間で情報共有が行われる際に、前記情報共有が行われるグループを形成する各情報端末を認証する情報共有認証装置と、前記複数の情報端末のうち情報を配信する側となる送信端末と、前記複数の情報端末のうち前記送信端末から配信される情報を受信する側となる受信端末とを有する情報共有システムである。そして、前記情報共有認証装置は、前記情報端末と接続可能な接続手段と、前記送信端末が前記接続手段に接続されたとき、当該送信端末に対して情報配信のための所定の初期化設定を行う初期化設定手段と、前記接続手段に接続されていて前記送信端末から当該送信端末の識別情報を取得する取得手段と、前記受信端末が前記接続手段に接続されたとき、前記送信端末の識別情報を前記受信端末へ送信する識別情報送信手段とを有することを特徴とする。前記送信端末は、特別な権限の無いアクセスを制限するアクセス制限領域となっている記憶手段と、前記アクセス制限領域の記憶手段に対するアクセスが可能なアクセス手段と、前記受信端末に対して情報を配信するための送信手段と、前記送信手段と前記アクセス手段との間を中継する中継手段とを有し、前記送信手段は、前記記憶手段に記憶されている情報の取得を前記中継手段に要求し、前記中継手段は、前記送信手段からの要求に応じて、前記アクセス手段に対して前記アクセス制限領域の記憶手段へのアクセスを要求し、前記アクセス手段は、前記中継手段からの要求に応じて、前記アクセス制限領域の記憶手段にアクセスして、前記記憶手段に記憶されている情報を取得して前記中継手段へ転送し、前記中継手段は、前記アクセス手段から転送された前記情報を前記送信手段へ転送し、前記送信手段は、前記中継手段から転送されてきた情報を、前記受信端末に対して配信することを特徴とする。前記受信端末は、前記情報共有認証装置から受信した前記送信端末の識別情報に基づいて、自己の識別情報を前記送信端末へ送信し、前記送信端末から配信された情報を受信することを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、複数端末間で画面共有を行う場合に、複数の各端末にそれぞれ専用デバイスを接続しておく必要がなく、また、端末操作権限の問題をも回避しつつ、各端末間の画面共有が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】実施形態の複数の情報端末と認証装置により画面共有のグループが形成される情報共有システムの概略構成例を示す図である。
【図2】情報端末の内部のハードウェア構成例を示す図である。
【図3】認証装置の内部のハードウェア構成例を示す図である。
【図4】認証装置のCPUがプログラムを実行することにより実現される機能のブロック図である。
【図5】送信端末のCPUがプログラムを実行することにより実現される機能のブロック図である。
【図6】受信端末のCPUがプログラムを実行することにより実現される機能のブロック図である。
【図7】本実施形態の情報共有システムにおいて画面共有のためのグループが形成される際の認証装置と送信端末と受信端末のフローチャートである。
【図8】情報端末が送信端末に設定されて表示画面の情報を受信端末へ配信することになるまでの画面遷移例を示す図である。
【図9】情報端末が受信端末に設定されて送信端末から配信されてきた画面の情報を表示するまでの画面遷移例を示す図である。
【図10】送信端末の送信アプリとデバッグブリッジ機能とアクセス制限領域の関係説明に用いる図である。
【図11】デバッグブリッジサーバ機能の起動後、そのデバッグブリッジサーバ機能における、送信アプリからのキャプチャ画像要求受信に応じたキャプチャ画像の取得と転送の詳細なフローチャートである。
【図12】送信端末におけるサーバプログラムの起動とキャプチャ画像の転送、送信端末から受信端末へのキャプチャ画像の配信の詳細なフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0019】
<実施形態の情報共有システムによる情報共有の概要説明>
図1には、本発明の一実施形態の情報共有システムの一概略構成例を示す。本実施形態の情報共有システムは、それぞれが送信側と受信側に成り得る複数の情報端末10(1)~10(n)と、これらの各情報端末間で画面情報等を共有可能にするためのグループを生成する際に各情報端末10(1)~10(n)に順に接続される情報共有認証装置1(以下、認証装置1とする。)とを有している。

【0020】
図1の各情報端末10(1)~10(n)は、一例として、いわゆるスマートフォンやタブレット端末等の携帯情報端末である。認証装置1は、例えば各情報端末10(1)~10(n)が各々備えているレセプタクル側接続端子に対して接続可能なプラグ側接続端子を備えている。これら接続端子としては、一例として、いわゆるマイクロUSB端子を挙げることができる。なお、以下の説明では、各情報端末10(1)~10(n)をそれぞれ個々に区別しない場合には情報端末10と表記し、また、情報を配信する情報配信装置側となった情報端末10については送信端末10Tと表記し、情報を受信する側となった一以上の情報端末10については受信端末10Rと表記する。

【0021】
図2には、本実施形態の情報端末10の概略的な内部構成例を示す。この図2に示す情報端末10は、主要な構成として、CPU20、RAM21、ROM22、ネットワークI/F23、アンテナ24、ディスプレイコントローラ25、ディスプレイ26、タッチパネルコントローラ27、タッチパネルI/F28、マイクロUSBI/Fコントローラ29、マイクロUSBI/F30等を有している。これら各構成は、内部バスを介して接続されており、この内部バスを介して互いにデータのやり取りを行うことができるようにされている。

【0022】
情報端末10のRAM21は、CPU20の演算領域やディスプレイ26への画面表示のためのフレームバッファ等のようなメモリ領域として利用される。CPU20は、ROM22に格納されたプログラムに従い、RAM21をワークメモリとして用いて、情報端末10の各部を制御し、また各種情報処理と演算を行う。ROM22は、OS(オペレーティングシステム)と、OSに対する外部アプリケーションの一つである本実施形態に係る情報配信プログラムである送信プログラム(以下、送信アプリとする。)と、受信プログラム(以下、受信アプリとする。)とを含む各種プログラム、この情報端末の識別情報、画像データや音声データ、その他の各種データなどを格納している。

【0023】
ネットワークI/F23は、携帯電話網等の無線通信ネットワーク、Wi-Fi通信やBluetooth(登録商標)通信等の近距離無線通信ネットワークのためのインターフェイス部であり、アンテナ24が接続されている。アンテナ24は、携帯電話網等の無線通信用と近距離無線通信用の両方のアンテナを有している。

【0024】
ディスプレイ26は、CPU20による制御の下で、ディスプレイコントローラ25により生成されるGUI(Graphical User Interface)用の表示画像などを表示する。この場合、CPU20は、プログラムにしたがってGUI用の表示画像をディスプレイコントローラ25に生成させ、そのGUI用の表示画像を一旦フレームバッファに記憶させる。その後、フレームバッファに記憶された表示画像が読み出されてディスプレイ26に送られることにより、ディスプレイ26にはGUIの画面表示がなされる。

【0025】
タッチパネルI/F28は、いわゆるタッチパネルである。タッチパネルコントローラ27は、ユーザによるタッチパネルI/F28へのタッチ操作に応じた操作信号を生成してCPU20へ送る。マイクロUSBI/F30は、前述したマイクロUSB接続端子である。マイクロUSBI/Fコントローラ29は、CPU20による制御の下で、マイクロUSBI/F30を介して信号の送受信を行う。

【0026】
図3には、本実施形態の認証装置1の概略的な内部構成例を示す。この図3に示す認証装置は、主要な構成として、CPU40、RAM41、ROM42、USBI/Fコントローラ43、USBI/F44、マイクロUSBI/Fコントローラ45、マイクロUSBI/F46、ライトニング(Lightning:登録商標)I/Fコントローラ47、ライトニングI/F48等を有している。これら各構成は、内部バスを介して接続されており、この内部バスを介して互いにデータのやり取りを行うことができるようにされている。

【0027】
認証装置1のRAM41は、CPU40の演算領域や情報端末の識別情報等を記憶するためのメモリ領域などに利用される。CPU40は、ROM42に格納された情報共有認証プログラムに従い、RAM41をワークメモリとして用いて、認証装置1の各部を制御し、また各種情報処理と演算を行う。ROM42は、情報端末との間の通信制御プログラムを含む各種プログラム、この認証装置1の識別情報、その他の各種データなどを格納している。

【0028】
マイクロUSBI/F46は、前述したマイクロUSB接続端子である。マイクロUSBI/Fコントローラ45は、CPU40による制御の下で、マイクロUSBI/F46を介して信号の送受信を行う。また、認証装置1は、様々なタイプの情報端末との接続を考慮して、いわゆるUSB端子とライトニング端子も備えている。USBI/F44は、USB接続端子であり、USBI/Fコントローラ43は、CPU40による制御の下で、USBI/F44を介して信号の送受信を行う。ライトニングI/F48は、ライトニング接続端子であり、ライトニングI/Fコントローラ47は、CPU40による制御の下で、ライトニングI/F48を介して信号の送受信を行う。

【0029】
以下、図1に示した各情報端末10(1)~10(n)のうち、例えば情報端末10(1)が送信端末10Tとなり、残りの情報端末10(2)~10(n)が受信端末10Rとなって、それら各情報端末10(1)~10(n)の間で画面情報等の共有を可能にするグループが生成される例を挙げて説明する。

【0030】
図4には、本実施形態の情報共有システムにおいて、画面情報等の共有を行う送信端末10Tと受信端末10Rのグループを生成する際に、認証装置1のCPU40がROM42の情報共有認証プログラムを実行することにより実現される機能をブロックとして示している。また、図5には、画面情報等の共有において送信端末10Tに設定された情報端末のROM22のOSと送信アプリ50をCPU20が実行することにより実現される機能ブロックを示し、図6には、画面情報等の共有において受信端末10Rに設定される情報端末のROM22のOSと受信アプリ60をCPU20が実行することにより実現される機能ブロックを示している。なお、図5に示した送信端末10Tの機能ブロックのうち、デバッグブリッジ機能53の詳細については、これら図4~図5と以下の図7~図9の説明が終わった後に述べる。

【0031】
また、図7には、本実施形態の情報共有システムにおいて、図1の情報端末10(1)が送信端末10Tに設定され、また、図1の情報端末10(2)~10(n)が受信端末10Rに設定される際の、認証装置1と送信端末10T(情報端末10(1))と受信端末10R(情報端末10(2)~10(n))のフローチャートを示す。なお、図7に示すフローチャートにおいて、認証装置1の処理は、図4に示したCPU40において機能ブロックとして実現される認証部71と端末初期化設定部72が実行し、送信端末10Tの処理は、図5に示したCPU20において機能ブロックとして実現される認証部51が実行し、受信端末10Rの処理は、図6に示したCPU20において機能ブロックとして実現される認証部63が実行する。

【0032】
また、図8には、図1の情報端末10(1)が送信端末10Tに設定される際の当該送信端末10Tにおける画面遷移例と、送信端末10Tが表示画面のデータを受信端末10Rへ配信する際の画面遷移例を示している。図9には、図1の情報端末10(2)~10(n)が受信端末10Rに設定される際の当該受信端末10Rにおける画面遷移例と、受信端末10Rが送信端末10Tから配信されてきた画面情報を受信して画面上に表示する際の画面遷移例を示している。

【0033】
なお、前述した送信アプリ50、受信アプリ60、各認証部51,63,71、端末初期化設定部72、表示部62、デバッグブリッジ機能53の各部は、実際にはCPU20がプログラムを実行することにより実現されるが、それら各部のうち何れがどの処理を行っているのかを明確にするため、以下、必要に応じて、それら各部を主体として説明を行う。

【0034】
先ず、図1に示した各情報端末10(1)~10(n)のうち情報端末10(1)に対し、例えばタッチパネルを介したユーザ操作により、送信アプリの起動指示操作の入力がなされたとする。このように送信アプリの起動指示操作が入力されると、情報端末10(1)のCPU20は、図7のステップS1の処理として、送信アプリ50を起動させる。送信アプリ50が起動すると、情報端末10(1)のCPU20は、例えば図8(a)に示すように、ディスプレイ26の画面上に認証装置の接続をユーザに要求するメッセージを表示させる。なお、このときの情報端末10(1)のCPU20は、ディスプレイ26の画面上に、認証装置の設定終了をユーザがタッチ操作で入力する際に使用される仮想ボタン(以下、認証装置設定終了ボタン12とする。)も表示させる。この認証装置設定終了ボタン12に対するタッチ入力がなされた場合、情報端末10(1)のCPU20は、送信アプリを終了させる。

【0035】
そして、情報端末10(1)のレセプタクル側接続端子に対して、認証装置1のプラグ側接続端子が挿入されると、認証装置1の認証部71は、図7のステップS10の処理として、情報端末10(1)との間の接続処理を実行する。認証装置1との接続がなされると、情報端末10(1)の送信アプリ50は、図7のステップS2の処理として、自己の識別情報を認証装置1へ送信する。この識別情報を受け取った認証装置1は、その識別情報をRAM41に記憶するとともに、端末初期化設定部72により情報端末10(1)を送信端末10Tに設定する。なお、端末初期化設定部72による送信端末10Tの設定処理には、後述するデバッグブリッジ機能53の設定処理が含まれている。デバッグブリッジ機能53の設定処理の詳細については後に説明する。また、識別情報を認証装置1へ送信した後の送信端末10TのCPU20は、図8(b)に示すように、ディスプレイ26の画面上に、認証装置の準備が完了したこと、及び、認証装置の取り外しをユーザに要求するメッセージを表示する。

【0036】
その後、送信端末10Tから認証装置1が取り外されると、認証装置1は、認証部71により、図7のステップS11の処理として、接続解除処理を実行する。また、認証装置1が取り外されると、送信端末10TのCPU20は、図8(c)に示すように、ディスプレイ26の画面上に、別の新たな認証装置による接続、又は、認証装置設定終了ボタン12による終了指示をユーザに要求するメッセージを表示する。なお、別の新たな認証装置による接続がなされた場合、送信端末10Tの送信アプリ50は、その新たな認証装置に対して、ステップS2における識別情報の送信処理を実行することになる。このように、本実施形態においては、送信端末10Tに対して、複数の認証装置の接続を可能にすることにより、画面共有のためのグループを複数設定可能となされている。

【0037】
また、このときの送信端末10TのCPU20は、ディスプレイ26の画面上に、認証装置設定終了ボタン12も表示させる。そして、送信端末10TのCPU20は、ユーザにより認証装置設定終了ボタン12へのタッチ入力がなされると、別の認証装置による新たな接続がなされないと判断して、送信端末としての初期設定処理を完了させる。

【0038】
初期設定処理が完了した送信端末10TのCPU20は、図8(d)に示すように、ディスプレイ26の画面上に、画面の共有を開始することをユーザがタッチ操作で入力する際に使用される仮想ボタン(以下、画面共有開始ボタン13とする。)と、画面共有を一時的に停止することをユーザがタッチ操作で入力する際に使用される仮想ボタン(以下、共有一時停止ボタン14とする。)と、送信アプリを終了することをユーザがタッチ操作で入力する際に使用される仮想ボタン(以下、アプリ終了ボタン15とする。)とを表示させる。

【0039】
次に、前述のようにして送信端末10Tの初期設定処理が完了した後、図1の残りの情報端末10(2)~10(n)のうち例えば情報端末10(2)のレセプタクル側接続端子に対して、認証装置1のプラグ側接続端子が挿入されると、認証装置1の認証部71は、図7のステップS12の処理として、情報端末10(2)との間の接続処理を実行する。認証装置1との接続がなされると、情報端末10(2)のCPU20は、図7のステップS20の処理として、受信アプリ60を起動させる。

【0040】
そして、情報端末10(2)において受信アプリ60が起動すると、認証装置1の端末初期化設定部72は、図7のステップS13の識別情報送信処理として、当該情報端末10(2)に対して送信端末10Tの識別情報を送信するとともに、この情報端末10(2)を受信端末10Rに設定する。送信端末10Tの識別情報を受信した情報端末10(2)のCPU20は、図7のステップS21の処理として、自己の識別情報をネットワークI/F23を介した無線通信により送信端末10Tへ送信させる。これにより、受信端末10R(情報端末10(2))は、後に送信端末10Tから配信されてくる画面情報等を受信可能な受信端末としての初期設定処理が完了する。また、このときの送信端末10Tでは、認証部51において、その認証情報を送信してきた受信端末10Rを、後に画面情報を配信する際の配信先の受信端末の一つとして認証する。その後、受信端末10R(情報端末10(2))から認証装置1が取り外されると、認証装置1の認証部71は、図7のステップS14の処理として、接続解除処理を実行する。

【0041】
以下、情報端末10(2)の場合と同様にして、図1の残りの各情報端末10(3)以降の各情報端末に対して、順番に受信端末としての初期設定処理が行われ、最後の情報端末10(n)のレセプタクル側接続端子に対して、認証装置1のプラグ側接続端子が挿入されると、認証装置1の認証部71は、図7のステップS15の処理として、情報端末10(n)との間の接続処理を実行する。認証装置1との接続がなされると、情報端末10(n)のCPU20は、図7のステップS30の処理として、受信アプリ60を起動させる。

【0042】
そして、情報端末10(n)の受信アプリ60が起動すると、認証装置1の端末初期化設定部72は、図7のステップS16の識別情報送信処理として、当該情報端末10(n)に対して送信端末10Tの識別情報を送信するとともに、この情報端末10(n)を受信端末10Rに設定する。送信端末10Tの識別情報を受信した受信端末10RのCPU20は、図7のステップS31の処理として、自己の識別情報をネットワークI/F23を介した無線通信により送信端末10Tへ送信させる。これにより、受信端末10R(情報端末10(n))は、送信端末10Tから配信されてくる画面情報等を受信可能な受信端末としての初期設定処理が完了する。また、このときの送信端末10Tでは、認証部51において、その認証情報を送信してきた受信端末10R(情報端末10(n))を、後に画面情報を配信する際の配信先の受信端末の一つとして認証する。その後、受信端末10R(情報端末10(n))から認証装置1が取り外されると、認証装置1の認証部71は、図7のステップS17の処理として、接続解除処理を実行する。

【0043】
図9(a)は、前述のように情報端末10(2)~10(n)がそれぞれ受信端末10Rとして初期設定された場合に、各受信端末10Rのディスプレイ26の画面上に表示されるメッセージの一例を示している。具体的には、受信端末10RのCPU20は、ディスプレイ26の画面上に、認証装置の準備が完了したこと、及び、認証装置の取り外しをユーザに要求するメッセージを表示させる。そして、受信端末10RのCPU20は、認証装置1が取り外されると、図8(b)に示すように、ディスプレイ26の画面上に、図8(d)の例と同様な画面共有開始ボタン13と、共有一時停止ボタン14と、アプリ終了ボタン15とを表示させる。

【0044】
そして、送信端末10Tにおいて図8(d)の画面共有開始ボタン13に対するタッチ入力がユーザ(例えば送信端末10Tのユーザ)によりなされた場合、当該送信端末10Tでは、送信アプリ50が、後述するデバッグブリッジ機能53を介してディスプレイ26の表示画像のキャプチャ画像データを取得し、さらにサーバ部52が、そのキャプチャ画像データを、認証部51において配信先として認証されている各受信端末10Rに対して配信する。

【0045】
ここで、サーバ部52は、送信端末10Tの送信アプリ50と連動したサーバプログラムをCPU20が実行することにより実現される。このサーバ部52におけるサーバプログラムとしては、例えばいわゆるウェブソケットサーバと同様の機能を実現するプログラムを挙げることができる。そして、サーバ部52は、後述するようにしてデバッグブリッジ機能53が取得したキャプチャ画像データを、送信アプリ50の認証部51が保持している受信端末の識別情報のリストに対応した受信端末10Rへ配信する。なお、サーバ部52におけるキャプチャ画像データの配信処理の詳細については後述する。

【0046】
一方、受信端末10Rにおいても同様に図9(b)の画面共有開始ボタン13に対するタッチ入力がユーザ(各受信端末10Rのユーザ)によりなされた場合、当該受信端末10Rでは、受信アプリ60が、送信端末10Tから配信されてきたキャプチャ画像データを受信し、また認証部63が、そのキャプチャ画像データが送信端末10Tから配信されてきたものであるか認証し、そして送信端末10Tからのキャプチャ画像データであると認証されると、表示部62が、そのキャプチャ画像をディスプレイ26に表示させる。具体例を挙げると、例えば図8(e)及び図9(d)のような表示画面のスクリーンショットの画像(画面のキャプチャ画像)が、送信端末10Tのサーバ部52を介して配信されてきた場合、各受信端末10Rでは、図8(g)及び図9(c)に示すように、その配信されてきた画像を、表示部62によりディスプレイ26の画面上に表示することになる。

【0047】
また、送信端末10TのCPU20は、画面共有の処理が実行されている際に、図8(f)に示すようにディスプレイ26の画面上部等に配置されている通知バー16をユーザがタッチすると、ディスプレイ26の画面を図8(d)の画面に遷移させる。そして、送信端末10TのCPU20は、図8(d)の画面において、ユーザが例えば共有一時停止ボタン14をタッチすると送信アプリの実行を一時的に停止させ、また、ユーザが例えばアプリ終了ボタン15をタッチすると送信アプリ50を終了させる。

【0048】
一方、受信端末10RのCPU20は、画面共有の処理が実行されている際、ディスプレイ26の画面下部に、図9(c)に示すように受信アプリ画面(図9(b)の画面)へ戻ることをユーザが指示するための戻るボタン17が表示させる。この戻るボタン17がユーザによりタッチされると、受信端末10RのCPU20は、ディスプレイ26の画面表示を、図9(b)の画面に戻す。そして、受信端末10RのCPU20は、図9(b)の画面において、ユーザが例えば共有一時停止ボタン14をタッチすると受信アプリ60の実行を一時的に停止させ、また、ユーザが例えばアプリ終了ボタン15をタッチすると受信アプリ60を終了させる。

【0049】
前述したように本実施形態の情報共有システムにおいては、認証装置1は、送信アプリ50が起動された状態の情報端末10(1)を送信端末10Tに設定すると共に当該送信端末10Tの識別情報を取得し、その後に順番に接続された各情報端末10(2)~10(n)に対して受信アプリ60を起動させると共に送信端末10Tの識別情報を送信してそれら各情報端末10(2)~10(n)を受信端末10Rに設定する。また、送信端末10Tの識別情報を認証装置1から受け取った各受信端末10Rは、それぞれ自己の識別情報を送信端末10Tへ送信する。その後、それら送信端末10Tと受信端末10Rにおいて画面共有開始ボタン13のタッチ操作がなされると、送信端末10Tは、自己の表示画面のデータを各受信端末10Rに配信し、各受信端末10Rはその表示画面の画像をディスプレイ26の画面上に表示する。本実施形態の情報共有システムは、このようにして画面共有を実現している。

【0050】
<デバッグブリッジ機能を用いた画面共有の説明>
ところで、本実施形態の情報共有システムにおいて前述のような画面共有を実現するためには、送信端末10Tは、表示画面のスクリーンショットつまり表示画面のキャプチャ画像を取得する必要がある。また、表示画面のキャプチャ画像を取得するためには、RAM21のフレームバッファに対するアクセスが必要になる。ただし、本実施形態の送信端末10TのOSとして例えばANDROID(登録商標)が用いられている場合、フレームバッファにアクセスするためには、root権限を取得しなければならないが、root権限をユーザ等に取得させることは故障や安全上のリスクを考えると好ましくない。

【0051】
このようなことから、本実施形態において、送信端末10TのCPU20は、送信アプリ50を介して、OSに用意されている以下に説明するデバッグブリッジ機能53を中継機能として用いることにより、root権限を用いずにフレームバッファから表示画面のデータを取得し、その表示画面のデータを受信端末10Rへ配信させるようにしている。本実施形態の場合、送信端末10TのCPU20は、画面共有を実現するための中継機能として、ANDROIDのOSに用意されているデバッグブリッジ機能53、具体的にはADB(Android Debug Bridge)と称されている機能を、送信アプリ50を介して利用する。

【0052】
図10には、本実施形態の送信端末10Tが表示画面のキャプチャ画像を取得する場合における、デバッグブリッジ機能53と、送信アプリ50と、root権限がなければアクセスが制限される領域(以下、アクセス制限領域57とする。)との関係を示している。アクセス制限領域57とフレームバッファ58は、RAM21の一部のメモリ領域である。

【0053】
この図10の例において、デバッグブリッジ機能53は、デバッグブリッジサーバ機能54とデバッグブリッジデーモン機能55を有している。デバッグブリッジデーモン機能55は、OSに付属してバックグラウンドプロセスとして動作するプログラムによる機能であり、アクセス制限領域57のフレームバッファ58に対するアクセスが可能となされている。同様に、デバッグブリッジサーバ機能54は、OSに付属してバックグラウンドプロセスとして動作するプログラムによる機能であり、デバッグブリッジデーモン機能55に対する通信が可能となされている。また、デバッグブリッジサーバ機能54は、root権限を必要とせずに、送信アプリ50を含む外部のアプリケーションからの通信を受け付け可能となされている。すなわち、デバッグブリッジサーバ機能54は、送信アプリ50とデバッグブリッジデーモン機能55との間の中継手段として動作する。

【0054】
このため、本実施形態の送信端末10Tにおいて、アクセス制限領域57のフレームバッファ58内に保持されている画面キャプチャ画像のデータを取得する場合には、送信アプリ50はデバッグブリッジサーバ機能54に対してキャプチャ画像を要求し、デバッグブリッジサーバ機能54はデバッグブリッジデーモン機能55に対してキャプチャ画像を要求し、更にデバッグブリッジデーモン機能55はアクセス制限領域57のフレームバッファ58に対するアクセスを実行して、当該フレームバッファ58からキャプチャ画像データを取得する。そして、デバッグブリッジデーモン機能55はフレームバッファ58から取得したキャプチャ画像データをデバッグブリッジサーバ機能54へ転送し、更に、デバッグブリッジサーバ機能54は当該キャプチャ画像データを送信アプリ50へ転送する。このように、本実施形態の送信端末10Tにおいて、送信アプリ50は、デバッグブリッジ機能53内のデバッグブリッジサーバ機能54とデバッグブリッジデーモン機能55を中継することにより、アクセス制限領域57のフレームバッファ58内に保持されているキャプチャ画像データを取得している。

【0055】
<デバッグブリッジ機能を介したキャプチャ画像取得の流れ>
図11には、デバッグブリッジサーバ機能54が起動し、その後、送信アプリ50からのキャプチャ画像要求に応じて、デバッグブリッジ機能53がフレームバッファ58からキャプチャ画像のデータを取得して、そのキャプチャ画像データを送信アプリ50へ転送するまでの、当該デバッグブリッジ機能53における処理のフローチャートを示す。

【0056】
送信端末10TのCPU20は、図11のフローチャートのステップS70として、デバッグブリッジ機能53のデバッグブリッジサーバ機能54を起動させる。なお、デバッグブリッジ機能53及びデバッグブリッジサーバ機能54が既に起動しているような場合には、ステップS70の起動処理は行わなくてもよい。

【0057】
次に、図11のステップS71において、送信アプリ50から接続要求を受信すると、CPU20は、デバッグブリッジサーバ機能54とデバッグブリッジデーモン機能55との間は所定の通信方式による通信が可能な状態になっているか否か、より具体的にはTCP(Transmission Control Protocol)による通信が可能な状態になっているか否かを判定する。そして、CPU20は、ステップS71において、TCPによる通信が可能な状態になっていると判定した場合には、ステップS74に処理を進める。

【0058】
一方、ステップS72においてTCPによる通信が可能できない状態であると判定した場合、CPU20は、ステップS73として、デバッグブリッジデーモン機能55をTCP通信が可能な状態に設定した後、ステップS74へ処理を進める。なお、デバッグブリッジサーバ機能54とデバッグブリッジデーモン機能55との間の通信経路においては、現状ではTCPを用いた通信を行うようになされているが、デフォルトの設定状態ではTCPによる通信ができない状態に設定されている。このため、ステップS73の処理は、デフォルトの設定状態を変更して、TCPによる通信を可能にするために行われる。このデフォルトの設定状態(TCP通信ができない設定状態)からTCP通信可能な状態への設定変更は、例えば認証装置1が送信端末10Tに接続された際に、認証装置1内に用意されているデバッグブリッジサーバ機能から当該送信端末10TのCPU20を介したデバッグブリッジ機能53への通信により行われる。すなわち、前述した認証装置1の端末初期化設定部72による初期設定は、このステップS73におけるデフォルトの設定状態からTCP通信可能な状態への設定変更が含まれている。

【0059】
その後、送信アプリ50からキャプチャ画像要求が送信されてくると、デバッグブリッジ機能53のデバッグブリッジサーバ機能54は、ステップS74において、そのキャプチャ画像要求を受信する。

【0060】
ステップS74にて送信アプリ50から送られてきたキャプチャ画像要求を受信すると、デバッグブリッジサーバ機能54は、ステップS75において、デバッグブリッジデーモン機能55に対してキャプチャ画像要求を送信する。

【0061】
ステップS74にてデバッグブリッジサーバ機能54から送られてきたキャプチャ画像要求を受信すると、デバッグブリッジデーモン機能55は、ステップS76において、フレームバッファ58からキャプチャ画像データを取得する。

【0062】
そして、デバッグブリッジデーモン機能55は、ステップS77において、キャプチャ画像データをデバッグブリッジサーバ機能54へ転送し、次いで、デバッグブリッジサーバ機能54は、ステップS78において、そのキャプチャ画像データを送信アプリ50へ転送する。

【0063】
その後、送信端末10TのCPU20は、ステップS79において、送信アプリ50の終了等による画面共有の処理を終了させるか否か判定し、画面共有の処理を終了させない場合にはステップS74へ処理を戻し、一方、画面共有の処理を終了させる場合にはステップS80へ処理を進める。

【0064】
ステップS80においては、送信端末10TのCPU20は、例えば端末シャットダウンとなるまで、デバッグブリッジ機能53におけるTCP接続可能な状態を維持し、その後は待機状態となる。

【0065】
<画面共有時の送信アプリと受信アプリの処理及びサーバプログラムの説明>
図12には、例えば表示画面のキャプチャ画像の共有がなされている際の送信アプリ50(送信端末10T)と受信アプリ60(受信端末10R)の処理、及び、前述したサーバ部52の処理の詳細なフローチャートを示す。

【0066】
図12において、送信端末10TのCPU20は、前述したように送信アプリ50が起動されると、ステップS41として、前述のサーバプログラム(サーバ部52)を起動させる。サーバ部52が起動すると、送信アプリ50は、ステップS42として、受信端末10Rの識別情報のリストをサーバ部52へ渡す。

【0067】
その後、送信アプリ50は、ステップS51において、前述したようにしてデバッグブリッジ機能53を介してキャプチャ画像のデータを取得すると、ステップS52として、そのキャプチャ画像データを圧縮する。なお、デバッグブリッジ機能53がフレームバッファ58から取得したキャプチャ画像データは、圧縮されていないRAW(生)画像データであるため、ステップS52において、送信アプリ50は、そのRAW画像データを比較的データサイズの小さなJPEG画像データに変換する。そして、送信アプリ50は、ステップS53において、そのJPEG画像データに変換されたキャプチャ画像データを、サーバ部52へ送信する。

【0068】
一方、受信端末10Rの受信アプリ60は、ステップS61としてキャプチャ画像の配信要求を送信端末10Tへ送信する。この受信アプリ60によるキャプチャ画像の配信要求はサーバ部52により受け取られ、このときのサーバ部52は、ステップS54として、キャプチャ画像データを受信端末10Rへ配信させる。

【0069】
受信端末10Rの受信アプリ60は、送信端末10Tから配信されてきたキャプチャ画像データを受け取ると、ステップS62として、表示部62によりJPEGのキャプチャ画像から表示用の画像を生成して、ディスプレイ26の画面上に表示させる。

【0070】
前述したような送信アプリ50におけるステップS51~S53までの処理とサーバ部52におけるステップS54の処理、及び、受信アプリ60におけるステップS61,S62の処理は、送信アプリ50が画面共有処理を終了するまで、ループ処理S43として繰り返される。

【0071】
その後、送信アプリ50は、ユーザからの終了指示等が入力された場合、画面共有処理を終了させるとともに、ステップS44として、サーバ部52には画面共有終了通知を送る。これにより、サーバ部52の処理は終了する。また、サーバ部52の処理が終了する際には、その終了通知が受信端末10R側にも送られ、これにより受信アプリ60も処理を終了する。

【0072】
以上説明したように、本実施形態の情報共有システムによれば、一つの認証装置1を各情報端末10(1)~10(n)に対して順に接続して情報共有のためのグループを形成し、また、共有する情報を配信する送信端末10Tは、特別な端末操作権限を用いなければアクセスできない領域の情報を、中継機能を用いることで、特別な端末操作権限無しに取得して、受信端末10Rに配信可能となされている。したがって、本実施形態によれば、複数端末間で画面共有を行う場合に、複数の各情報端末にそれぞれ専用デバイスを接続しておく必要がなく、また、端末操作権限(root権限)の問題をも回避しつつ、各端末間の画面共有が可能となる。

【0073】
<その他の実施形態>
前述した図7のフローチャートの例では、情報端末10(2)のステップS21において、情報端末10(2)は自己の識別情報を送信端末10T(情報端末10(1))に対してのみ送信したが、例えば接続されている認証装置1に対しても自己の識別情報を送信してもよい。この場合の認証装置1は、その後、別の情報端末(例えばステップS16等で情報端末10(n))と接続された際に、送信端末10T(情報端末10(1))の識別情報と共に、それ以前の接続でそれぞれ取得した他の情報端末(図7の例では情報端末10(2)等)の全ての識別情報を送信するようにしてもよい。このように、認証装置1が、それぞれ接続した各情報端末10の識別情報を取得し、その後に接続された情報端末に対してそれら取得した識別情報を送信した場合、それらの識別情報を受け取った情報端末は、相互にネットワークI/F23を介した無線通信等による接続が可能となる。これにより、前述の情報端末10(1)以外の他の情報端末10(2)~10(n)の何れかが新たに送信端末10Tとなる場合でも、画面共有を行うグループ内における各情報端末の識別情報の再送信を行う必要がなくなる。

【0074】
また、本実施形態では、認証装置1の接続を介することで、各情報端末10(1)~10(n)の間で情報共有を行うグループが生成されたが、認証装置1の接続を介することなく情報共有のグループが生成される場合も本発明に含まれる。例えば、携帯電話網等のネットワークやインターネット等を介して、各端末の識別情報を暗号化等した上で相互に送受信することで、情報共有のグループを生成してもよい。

【0075】
また、本実施形態では、情報端末10は、認証装置1が接続された際に前述したような画面共有のための初期設定がなされるが、例えば電源投入時やユーザ操作による送信アプリ或いは受信アプリの起動時に自動的に画面共有に必要な初期設定がなされ、画面共有を行う相手端末の識別情報のみを、前述のようなネットワーク等を介して取得するようになされていてもよい。

【0076】
その他、前述の実施形態では、情報端末としてスマートフォンやタブレット端末等の携帯情報端末を例に挙げたが、本発明は、前述した送信アプリ、中継機能、受信アプリ等を有するのであれば、例えば携帯型等のナビゲーション装置や、携帯型ゲーム機、腕時計型端末、ヘッドマウントディスプレイ、その他のウェアラブル端末、パーソナルコンピュータ等の各種情報端末にも適用可能である。

【0077】
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。すなわち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記録媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。このプログラム及び当該プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、本発明に含まれる。

【0078】
なお、上述した本発明の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【符号の説明】
【0079】
1:認証装置、10(1)~10(n):情報端末、10T:送信端末、10R:受信端末、20,40:CPU、21,41:RAM、22,42:ROM、23:ネットワークI/F、25:ディスプレイコントローラ、26:ディスプレイ、27:タッチパネルコントローラ、28:タッチパネルI/F、29,45:マイクロUSBI/Fコントローラ、30,46:マイクロUSBI/F、43:USBI/Fコントローラ、44:USBI/F、47:ライトニングI/Fコントローラ、48:ライトニングI/F、50:送信アプリ、51,63,71:認証部、52:サーバ部、53:デバッグブリッジ機能、62:表示部、72:端末初期化設定部
図面
【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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