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原稿傾斜角検出方法及び原稿傾斜角検出装置

国内特許コード P150011730
掲載日 2015年3月30日
出願番号 特願2010-101988
公開番号 特開2011-003181
登録番号 特許第5244850号
出願日 平成22年4月27日(2010.4.27)
公開日 平成23年1月6日(2011.1.6)
登録日 平成25年4月12日(2013.4.12)
優先権データ
  • 200910086666.2 (2009.6.17) CN
発明者
  • 六尾 敏明
  • リー ピンリ
  • ジー イエンヤオ
  • ユエン モンヨウ
出願人
  • 京セラドキュメントソリューションズ株式会社
  • 方正国際軟件(北京)有限公司
  • 北京大学
発明の名称 原稿傾斜角検出方法及び原稿傾斜角検出装置
発明の概要 【課題】一部の画像の傾斜角に基づいて原稿画像の傾斜角を確定する従来の方法が画像を二回走査する必要があり、バッファデータ量が大きく、スピードが遅い問題を解決する原稿傾斜角検出方法を提供すること。
【解決手段】該方法は、原稿を走査して現在の連結領域を取得し、バッファエリアを更新するステップと、更新されたバッファエリア内の連結領域に基づいて傾きを計算して、傾きデータ組を更新するステップと、原稿の走査が終了したか否かを判断するステップと、原稿の走査が終了した場合、傾きデータ組における寄与度の一番高い傾きに基づいて、原稿の傾斜角を算出し、原稿の走査が終了しない場合、原稿の走査を継続するステップと、を含む。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要





従来、原稿傾斜角の検出方法として、直線近似(fitting)方法とハフ(Hough)変換方法がよく知られている。直線近似方法は、一連の点対(x,y)を見つけて直線近似し、該直線の傾きによって傾斜角を得られる方法である。Hough変換方法は、画像における最長の直線を検出して、直線の傾きに基づいて傾斜角を得る方法であり、該方法が応用できる前提は、画像中に長い直線が存在し、直線の傾きと原稿の傾斜角が同一であることとされている。

従来の技術は、ソフトウェアによる実現に関するものであって、ハードウェアによる実現の場合、計算方法が複雑であり、且つハードウェアのコストも高い。同時に、特別な条件に依存する必要がある。例えば、Hough変換方法によって傾斜角を検出する場合、原稿全体のエッジ情報が必要であり、エッジから直線を検出して傾斜角を得られるが、原稿のエッジ情報がない場合、Hough変換検出の結果は保証しにくい。一方、直線近似方法の場合、同じラインの検出結果に依存する必要があって、つまり、同一のラインの文字に基づいて算出した結果のみが正確である可能性がある。

従来、一部の画像の傾斜角に基づいて原稿画像の傾斜角を確定する等の他の原稿傾斜角検出方法が提案されているが、これらの方法は画像全体に対する分析を欠いているので、その精度は保証しにくい。

本発明を実現する際に、発明者は、一部の画像の傾斜角に基づいて原稿画像の傾斜角を確定する従来の方法が画像を二回走査する必要があるので、バッファデータ量が大きくなり、スピードが遅いことを発見した。

産業上の利用分野



本発明は、画像処理分野に関し、具体的には、原稿傾斜角の検出方法及びその装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
原稿を走査して現在の連結領域を取得し、バッファエリアを更新するステップと、
更新された前記バッファエリア内の連結領域に基づいて傾きを計算して、傾きデータ組を更新するステップと、
前記原稿の走査が終了したか否かを判断するステップと、
前記原稿の走査が終了した場合、前記傾きデータ組における寄与度の一番高い傾きに基づいて、前記原稿の傾斜角を算出し、前記原稿の走査が終了しない場合、前記原稿の走査を継続するステップと、
を含み、
前記寄与度の一番高い傾きは、ガウスフィルタ計算法により、前記傾きデータ組に対し処理を行って取得した出現頻度の一番高い傾きであり、
バッファエリアを更新するステップは、
前記現在の連結領域のサイズが正常なものである場合、それをバッファエリアに記憶し、前記バッファエリアのサイズを再び確定するステップを含み、
前記バッファエリアがいっぱいになっていない場合、前記連結領域の正常なサイズは、予め設定された参照サイズを指し、
前記バッファエリアがいっぱいになっている場合、前記連結領域の正常なサイズは、バッファエリアの連結領域に小サイズのフィルタ処理を行った後の連結領域サイズを指すことを特徴とする原稿傾斜角検出方法。

【請求項2】
請求項1において、
前記小サイズのフィルタ処理は、1次元ガウスフィルタ処理であることを特徴とする原稿傾斜角検出方法。

【請求項3】
請求項2において、
前記1次元ガウスフィルタは、5×1の1次元ガウスフィルタであることを特徴とする原稿傾斜角検出方法。

【請求項4】
請求項1において、
前記現在の連結領域をバッファエリアに記憶して、前記バッファエリアのサイズを再び確定するステップは、
前記バッファエリアがいっぱいになっていない場合、前記現在の連結領域を前記バッファエリアに取り組むと共に、前記バッファエリア内の全ての連結領域の位置情報に基づいて、前記バッファエリアの、全ての連結領域を含む最小外接矩形を確定するステップと、
前記バッファエリアがいっぱいになっている場合、バッファエリア内の最初に取り込まれた連結領域を取り出し、前記現在の連結領域を前記バッファエリアに取り込むと共に、前記バッファエリア内の全ての連結領域の位置情報に基づいて、前記バッファエリアの、全ての連結領域を含む最小外接矩形を確定するステップと、
を含むことを特徴とする原稿傾斜角検出方法。

【請求項5】
請求項4において、
前記バッファエリアの連結領域に基づいて傾きを計算して傾きデータ組を更新するステップは、
目標連結領域とその周りの連結領域との間の傾きを計算するステップと、
前記傾きが予め設定された傾き範囲内にあって、且つ対応する連結領域と前記目標連結領域との距離が距離閾値より小さい場合、前記傾きを傾きデータ組に記録するステップと、を含むことを特徴とする原稿傾斜角検出方法。

【請求項6】
請求項5において、
前記傾き範囲は(-tanα、tanα)であって、傾き閾値tanαの範囲は(0、tan6°)であ
って、
前記距離閾値は、前記目標連結領域を通過すると共に傾きが前記傾き閾値である直線と前記バッファエリアの最小外接矩形の上下境界水平線との二つの交点から前記目標連結領域までの距離の最大値であることを特徴とする原稿傾斜角検出方法。

【請求項7】
請求項5において、
前記バッファエリアがいっぱいになっていない場合、前記目標連結領域は、前記現在の連結領域であって、
前記バッファエリアがいっぱいになっている場合、前記目標連結領域は前記バッファエリアの真中に位置する連結領域であることを特徴とする原稿傾斜角検出方法。

【請求項8】
請求項5において、
前記傾きデータ組における寄与度の一番高い傾きに基づいて前記原稿の傾斜角を計算して取得するステップは、
精度の要求に応じて、ガウスフィルタ処理のサイズを確定し、対応するガウスフィルタを生成するステップと、
前記ガウスフィルタによって前記傾きデータ組に対して二回のガウスフィルタ処理を行って、出現頻度の一番高い傾きを取得するステップと、
前記傾きに基づいて前記原稿の傾斜角を計算するステップと、
を含むことを特徴とする原稿傾斜角検出方法。

【請求項9】
原稿を走査して現在の連結領域を取得し、バッファエリアを更新する走査モジュールと、前記バッファエリア内の全ての連結領域に基づいて傾きを計算して傾きデータ組を更新する計算モジュールと、
前記走査モジュールによる原稿の走査が終了したか否かを判断する判断モジュールと、
前記原稿の走査が終了した場合、前記傾きデータ組における寄与度の一番高い傾きに基づいて、前記原稿の傾斜角を算出するフィルタモジュールと、
を含み、
前記走査モジュールは、前記連結領域のサイズが正常なものであるか否かを判断する第1
の判断ユニットと、前記バッファエリアがいっぱいになっているか否かを判断する第2の判断ユニットとを含み、
前記バッファエリアがいっぱいになっていない場合、前記連結領域の正常なサイズは、予め設定された参照サイズであって、
前記バッファエリアがいっぱいになっている場合、前記連結領域の正常なサイズは、バッファエリアの連結領域に小サイズのフィルタ処理を行った後の連結領域のサイズであることを特徴とする原稿傾斜角検出装置。

【請求項10】
請求項9において、
前記寄与度の一番高い傾きは、ガウスフィルタ計算法により前記傾きデータ組に対し処理を行って取得した出現頻度の一番高い傾きであることを特徴とする原稿傾斜角検出装置。

【請求項11】
請求項9において、
前記計算モジュールは、バッファエリアにおける目標連結領域とその周りの連結領域との間の傾きを計算し、前記傾きが予め設定された傾き範囲内にあって、且つそれに対応する連結領域と前記目標連結領域との距離が距離閾値より小さい場合、前記傾きを傾きデータ組に記録することを特徴とする原稿傾斜角検出装置。

【請求項12】
請求項11において、
前記バッファエリアがいっぱいになっていない場合、前記目標連結領域は、前記現在の連結領域であって、
前記バッファエリアがいっぱいになっている場合、前記目標連結領域は、前記バッファエリアの真中に位置する連結領域であることを特徴とする原稿傾斜角検出装置。

【請求項13】
請求項10において、
前記フィルタモジュールは、
精度の要求に応じて、ガウスフィルタ処理のサイズを確定し、対応するガウスフィルタを生成する生成ユニットと、
前記生成ユニットにより生成された前記ガウスフィルタに基づいて、前記計算モジュールにより取得された傾きデータ組に対して二回のガウスフィルタ処理を行って、出現頻度の一番高い傾きを取得する第2の計算ユニットと、
前記第2の計算ユニットにより取得された傾きに基づいて、前記原稿の傾斜角を計算する
第3の計算ユニットと、
を含むことを特徴とする原稿傾斜角検出装置。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2010101988thum.jpg
出願権利状態 登録
分野
  • 物理学
  • 電気
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