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ドキュメント保護の方法

国内特許コード P150011633
掲載日 2015年3月30日
出願番号 特願2008-528317
公表番号 特表2009-507406
登録番号 特許第4503679号
出願日 平成18年4月29日(2006.4.29)
公表日 平成21年2月19日(2009.2.19)
登録日 平成22年4月30日(2010.4.30)
国際出願番号 CN2006000855
国際公開番号 WO2007025423
国際出願日 平成18年4月29日(2006.4.29)
国際公開日 平成19年3月8日(2007.3.8)
優先権データ
  • 200510095849.2 (2005.9.2) CN
発明者
  • チー ウェンファ
  • シェ ジチュエン
  • ヤン ビン
  • ディン シャオホン
  • ドゥオン ジャン
出願人
  • 北大方正集▲団▼有限公司
  • 北京北大方正▲電▼子有限公司
  • 北京大学
発明の名称 ドキュメント保護の方法
発明の概要 本発明は、ドキュメントのためのコピー防止方法に関し、安全なドキュメント保護の技術分野に属する。従来技術においては、重要なドキュメント、特に機密ドキュメントは、セキュリティーのためにそれらのドキュメントの所有者によって一般にコピーを禁止されている。しかし、現在のテクノロジーは、依然として機密ドキュメントの不正なコピーの問題を根本的に解決することができない。本発明の方法は、オリジナルの画像の下に認証陰影を形成する。コピー装置内に組み込まれているプログラムを使用することによって、ドキュメント内にマークがあるかどうかが判定され、その結果、ドキュメントを合法的にコピーすることができる。本発明の方法は、ドキュメント内の透かしをすばやく正確に検出して、コピー防止対象ドキュメントの不正なコピーを根本的に阻止することができる。結果として、機密ドキュメントのセキュリティーが大幅に高まる。さらに、この方法は、実施するのが容易であり、余分なハードウェア記憶領域をまったく必要としない。
従来技術、競合技術の概要



画像処理およびデジタル撮像のテクノロジーが急増するのに伴って、さまざまな種類の高性能のデジタルカラーコピー装置が現れている。それらのデジタル撮像装置は、金融紙幣(financial note)、有価証券、重要な証明書、機密ドキュメントなどを非常に忠実にコピーすることができる。結果として、コピーからオリジナルを見分けることが非常に困難な場合がある。コピー機が、典型的な例である。現代のコピー機は、高度な機能を用いて高品質のコピーを作成する高い能力を有し、それらのうちのいくつかは、インテリジェントな編集機能を有し、その他のピアとの通信を実現している。いくつかの高性能のコピー機は、紙幣のコピーを作成することもできる。そのようなコピー機は、さまざまなドキュメントを高品質にコピーすることができ、それによって、転写の作業負荷が大幅に減り、効率が高まる。しかし、コピー機のこの機能によって、重要なドキュメントのセキュリティーに関する問題が生じる。すなわち、機密ドキュメントが、伝送中に容易にコピーされて、セキュリティーが失われるおそれがある。そしてコピー機は、機密を漏らしたり盗んだりするための便利なツールとなる。近年では、税関によって途中で押収された機密ドキュメントのほとんどがコピーである。このことは、明らかにこの問題の深刻さを示している。高性能のスキャナ、ファクシミリ機、デジタルカメラ、ならびに高精細度のその他の撮像装置にも、同じリスクが伴う。この問題を解決するためには、機密事項の管理およびコントロールを増強することに加えて、機密事項に関して忠実度の高い画像コピー機能を最もよく抑制するようにコピー防止テクノロジーを開発する必要がある。





従来技術においては、機密ドキュメントがコピーされるのを防止するためにコピー防止用の陰影(copy-protected shade)の付いた特定の紙を使用する方法が開示されている。追加の電子透かし情報が、オリジナルの画像データ内に埋め込まれる。具体的には、コピー防止用の陰影の層が、印刷用紙上に事前に印刷され、「コピー」、「無効」、「コピー禁止」などの隠された言葉が、その陰影内に事前に埋め込まれる。ドキュメントが不正にコピーされると、それらの言葉が浮き出て、それによって、コピーをはっきりと見分けることができる。心理学的に言えば、この方法は、ある程度の偽造対策(anti-counterfeiting)を提供し、たとえばチケットまたは重要事項のコピーは、検査する人によって容易に識別される。しかし、それらの機密ドキュメントに関しては、コピー上の警告以外に、ドキュメントの漏洩が重視される。したがって、このような方法は、ドキュメントがコピーされるのを根本的には防止しない。





従来技術の別の方法においては、機密ドキュメント上に印刷されている機密性を示す特定のマークを検査して、コピー防止の対象となるドキュメントを識別する。一般的には、機密ドキュメントがそのような特定のマークを付けて印刷されて、その機密性が示される。入力されたオリジナルが特定のドキュメントであるということが識別しやすいならば、機密ドキュメントは、コピーを防止される。しかし、機密ドキュメントが「機密」などの特定の機密マークを有している場合には、それらの特定の機密マークを紙切れで覆うことによって、そのドキュメントを容易に打ち破ることができる。したがって、この方法もやはり、機密ドキュメントを完全に保護することはできない。





さらに、パターンマッチングを使用することによる別の類似の方法があり、入力された画像データが、事前に保存されていた特定のマークと比較される。入力された画像データが、事前に保存されていた特定のマークとマッチする場合には、その入力された画像は特別なドキュメントであると結論付けられる。したがって、有価証券や通貨などの特別なドキュメントを認識することができる。この方法は、特定のドキュメントに関して事前に保存された基準パターンデータ(reference pattern data)を必要とする。しかし、実際には、静的なデータである基準パターンデータを膨大な数の機密ドキュメントに当てはめることは非常に困難である。もちろん、機密ドキュメントを保護するためにその他のパターンマッチングソリューション(pattern matching solution)を使用することもできる。しかし、すべてのパターンマッチングソリューションは、基本単位(basic unit)に関する基準パターンを事前に保存するために多大なハードウェア記憶領域を必要とする。基本単位のための保存される基準パターンが増えるに伴って、必要とされるハードウェア記憶領域も増える。機密ドキュメントが角度を変えてコピーされるのを防止するためには、それに応じて、ハードウェアストレージが、コピー防止機能を備えたドキュメントを正しく識別するためにさまざまな角度で基準パターンの特定の情報を保存することが必要である。ここでパターンマッチング技術が適用されるため、オリジナルの保護されたドキュメントがコピー用に拡大または縮小されると、隠された特定の情報は、多くの場合、この方法を使用することによって正しく識別することはできない。さらに、上述の方法は、非常に複雑であり、多大なハードウェア記憶領域を必要とし、一般には、実行するために、コンピュータによってアクセス可能なストレージ媒体または特別な画像処理デバイスを必要とする。このような方法においては、受信される入力画像は、スキャナによって取得され、次いで特定のデバイスによって処理される。コピーするために機密ドキュメントを不正に拡大または縮小する目的で高性能のコピー機が使用される場合には、上述したこれらの方法は、役に立たなくなる。したがって、これらの方法もやはり、機密ドキュメントがコピーされるのを根本的に防止することはできない。

産業上の利用分野



本発明は、安全なドキュメント保護テクノロジーに関し、詳細には、ドキュメント保護の方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
コピー防止対象ドキュメントを検出する方法であって、
前記ドキュメントがコピーされる際に、コピー装置によって前記ドキュメントのデジタル化された画像ファイルを取得するステップと、
前記ドキュメントが認証陰影の層を含むかを検出するステップであって、前記認証陰影は背景パターンエリア及びマークエリアを含み、前記背景パターンエリアはドットによって形成され、前記マークエリアは、マークの形状及び位置関係検出される透かしを構成するように前記マークによって形成され、該検出するステップは、さらに、
a)スキャニングを開始するための開始ポイントとして前記デジタル化された画像ファイルにおける特定の画像の左上の隅を選択するステップと、
b)ドットが前記スキャンニングによって検出された場合には、さらに、前記ドットの周囲の領域をスキャンして、前記検出されたドットの周囲に位置する他の4つのドットがあるかを検出し、前記4つのドットが検出された場合には、前記検出されたドットと前記他の4つのドットのそれぞれとの間における4つのオフセットベクトルをそれぞれ記録し、前記4つのドットが検出されない場合には、前記検出されたドットを捨てて次のドットを探すためにステップa)に戻る、ステップと、
c)ドットが検出されなかった場合、または前記デジタル化された画像ファイルをスキャンした後にドットを囲む他の4つのドットが検出されなかった場合には、検出をやめて、前記ドキュメント内には透かしが存在しないと結論付けるステップと、
d)前記4つのオフセットベクトルが取得された場合に、前記4つのオフセットベクトルの4つの方向にそれぞれ前記特定の画像の全てを再びスキャンし前記ドット前記マークを形成するポイントとそれぞれ表すシンボルによって構築される二次元アレイを取得し、前記透かしが前記ドキュメントに含まれているかを判定するために、前記透かしを構築する特定の形状を有するマーク及び位置関係が前記アレイ内に存在するかを判定するステップと、
前記透かしが検出された場合には、前記ドキュメントをコピーするのを禁止するステップ、または透かしが検出されなかった場合には、前記ドキュメントをコピーするステップと
を含むことを特徴とする方法。

【請求項2】
前記背景パターンエリアは、ハーフトーン画像であることを特徴とする請求項1に記載の方法。

【請求項3】
前記認証陰影の前記背景パターンエリアは、3%~20%の範囲のグレーレベルを有するハーフトーン画像であることを特徴とする請求項2に記載の方法。

【請求項4】
前記認証陰影の前記背景パターンエリアは、30lpi~90lpiの範囲のハーフトーンカウントを有するハーフトーン画像であることを特徴とする請求項2に記載の方法。

【請求項5】
前記コピー装置は、300dpi、400dpi、600dpi、または1200dpiの解像度を有する専用の撮像デバイスを含むことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の方法。

【請求項6】
前記方法を実行するためのプログラムは、ASICの設計を介して前記コピー装置内に取り付けられており、浮動小数点計算および乗算/除算の演算を必要としないことを特徴とする請求項1に記載の方法。

【請求項7】
記マークを形成するポイントは白色のポイントであることを特徴とする請求項1に記載の方法。

【請求項8】
特定の形状を有するマーク及び位置関係が存在するかを判定する前記ステップは、
i)前記アレイ内で、前記白色のポイントによって形成されている結合ゾーンを探すステップと、
ii)すべての結合ゾーンの中心の位置を記録するステップと、
iii)前記結合ゾーンの形状、および前記中心の位置どうしの間における位置関係を識別して、前記透かしが存在するかどうかを判定するステップと
をさらに含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。

【請求項9】
前記透かしが存在する場合には、前記コピー装置は、前記画像ファイルを出力せずに、破壊された画像ファイル、または不正なコピーの証拠が添付された前記ファイルを出力することを特徴とする請求項1に記載の方法。

【請求項10】
ドキュメント保護の方法であって、
コピー防止対象のドキュメントのオリジナル画像の下に認証陰影の層を形成するステップであって、前記認証陰影は背景パターンエリア及びマークエリアを含み、前記背景パターンエリアはドットによって形成され、前記マークエリアは、マークの形状及び位置関係検出される透かしを構成するように前記マークによって形成される、ステップと、
請求項1から9のいずれかに記載された前記方法を実行することが可能なコピー防止対象ドキュメント検出プログラムを実行するステップと、
を備えることを特徴とする方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 登録
分野
  • 電気
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