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2,2’,6,6’-四置換アミノホスフィン配位子及びその合成方法

国内特許コード P150011666
掲載日 2015年3月30日
出願番号 特願2009-523140
公表番号 特表2010-500295
登録番号 特許第5208939号
出願日 平成19年8月10日(2007.8.10)
公表日 平成22年1月7日(2010.1.7)
登録日 平成25年3月1日(2013.3.1)
国際出願番号 CN2007002407
国際公開番号 WO2008019598
国際出願日 平成19年8月10日(2007.8.10)
国際公開日 平成20年2月21日(2008.2.21)
優先権データ
  • 200610029881.5 (2006.8.10) CN
発明者
  • 張 万斌
  • 謝 芳
  • 房 芳
出願人
  • 上海交通大学
発明の名称 2,2’,6,6’-四置換アミノホスフィン配位子及びその合成方法
発明の概要 本発明は、2,2’,6,6’-四置換アミノホスフィン配位子及びその合成方法に関わる。配位子の骨格構造は下記に示される。この配位子は、2,6-ジニトロクロロベンゼンを出発原料として用い、これをカップリングして2,2’,6,6’-テトラニトロビフェニルを得る第一ステップと、パラジウム/炭素の存在下に2,2’,6,6’-テトラニトロビフェニルに水素を加えることによって、2,2’,6,6’-テトラアミノビフェニルを得る第二ステップと、2,2’,6,6’-テトラアミノビフェニルとホスフィンハライドを反応させて、2,2’,6,6’-四置換アミノホスフィンを得る第三ステップとを含む方法で製造される。本発明の配位子そのものはアキラルな化合物であり、その配位子の合成方法が簡単なものである。この配位子は、最終的に外部からキラリティを導入することによって、単一のコンフィグレーションのビメタルのキラル触媒に変換される。この配位子は、金属触媒を用いた多くの種類の不斉反応に用いられ、高い反応活性と立体選択性を有する。


従来技術、競合技術の概要



不斉触媒の反応方式は単一の鏡像体のキラル薬物を得る優れた手段である。少量のキラル触媒から多量のキラル化合物を得ることができ、有用でない化合物生成を低下させることができるか、又は防ぐことができるため、環境保護に有利であるうえ、高い「原子利用率」を達成することもでき、更にラセミ体の煩雑な分割を避けることもできる。





高選択性と高触媒性を持つキラル触媒の設計と合成は、不斉触媒合成の肝心な部分である。遷移金属を用いた触媒の不斉反応において、金属と配位するキラル配位子は反応活性と鏡像体選択性に決定的な役割を果たす。





キラル軸を持つ配位子BINAPが誕生以来、ビフェニル或はビナフチルアルカンの骨格を持つ配位子が注目を集めている。その主たる理由は、柔軟な結合を持つビフェニル或はビナフチルアルカンの骨格が軸方向に沿って自在的に回転できるため、それから誘導される触媒系が、その分野においてもかなり良い結果を得ているからである。





一方、多くの不斉触媒反応系は一つの触媒中心だけを有し、基質と試薬をそれと配位させることにより活性化する。配位子がキラル環境の影響を受けて、熱力学的に安定的な遷移状態が形成され、最終的に不斉の誘導を実現することになる。最近、ビメタルの配位子に多大な注目が集られている。ビメタルの配位子は、有機金属の新しい骨格であり、二つ金属の協調によって機能を発揮し、多くの反応に優れた化学的な選択性と鏡像体選択性を提供している。従って、軸性キラリティを有するビメタル配位子を開発することは、既に学術界と産業界から関心を集める重点開発分野となっている。





従来の技術に関する文献を検索した結果、今まで、本発明のテーマと同じ又は類似の文献又は関連記事はまだ発見されていない。

産業上の利用分野



本発明は、アキラルな配位子及びその合成方法に関わり、具体的には不斉触媒反応における2,2’,6,6’-四置換アミノホスフィン配位子及びその合成方法に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
下記一般式(1)
【化1】


で示されることを特徴とする2,2’,6,6’-四置換アミノホスフィン配位子。

【請求項2】
2,2’,6,6’-テトラアミノビフェニルと、一般式;(R)2PX(式中、Rは前記と同義。Xはハロゲン原子を示す。)で表されるホスフィンハライドを反応させることを特徴とする請求項1に記載の2,2’,6,6’-四置換アミノホスフィン配位子の合成方法。

【請求項3】
2,6-ジニトロクロロベンゼンを出発原料として用い、これをカップリングして2,2’,6,6’-テトラニトロビフェニルを得る第一ステップと、
パラジウム/炭素の存在下に2,2’,6,6’-テトラニトロビフェニルに水素を加えることによって、2,2’,6,6’-テトラアミノビフェニルを得られる第二ステップと、
2,2’,6,6’-テトラアミノビフェニルと、一般式;(R)2PX(式中、Rは前記と同義。Xはハロゲン原子を示す。)で表されるホスフィンハライドを反応させる第三ステップとを含むことを特徴とする請求項1に記載の2,2’,6,6’-四置換アミノホスフィン配位子の合成方法。

【請求項4】
前記第一ステップの反応は、固相反応法で2,6-ジニトロクロロベンゼンと銅粉を混和し、反応させることを特徴とする請求項に記載の2,2’,6,6’-四置換アミノホスフィン配位子の合成方法。

【請求項5】
前記第二ステップの反応は、パラジウム/炭素を触媒として、2,2’,6,6’-テトラニトロビフェニルに加え、水素の存在下に反応を行うことを特徴とする請求項に記載の2,2’,6,6’-四置換アミノホスフィン配位子の合成方法。

【請求項6】
前記第三ステップの反応は、ホスフィンハライドを2,2’,6,6’-テトラアミノビフェニルに加え、アルカリの条件下に反応させることを特徴とする請求項に記載の2,2’,6,6’-四置換アミノホスフィン配位子の合成方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2009523140thum.jpg
出願権利状態 登録
分野
  • 化学;冶金
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