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n-パラフィンの異性化用触媒組成物及びn-パラフィンの異性化方法

国内特許コード P05A007370
整理番号 GI-H14-30
掲載日 2005年5月16日
出願番号 特願2003-064024
公開番号 特開2004-267945
登録番号 特許第3755038号
出願日 平成15年3月10日(2003.3.10)
公開日 平成16年9月30日(2004.9.30)
登録日 平成18年1月6日(2006.1.6)
発明者
  • 杉 義弘
  • 窪田 好浩
  • 西村 陽一
  • プスパラツ
出願人
  • 学校法人岐阜大学
発明の名称 n-パラフィンの異性化用触媒組成物及びn-パラフィンの異性化方法
発明の概要

【課題】n-パラフィンの異性化用触媒において、炭素析出を減少させた触媒を提供する。
【解決手段】ベータゼオライトからなるn-パラフィン異性化用触媒であって、該ベータゼオライトはセリウムを含有し、該ゼオライト中の該セリウムの割合は該ゼオライト中のケイ素原子に対するセリウム原子の比[Ce]/[Si]で0.001~0.2の範囲にあり、かつ該ベータゼオライトはドライゲル法により合成されたもので、その平均粒子径が0.01~0.1μmであることを特徴とするn-パラフィンの異性化用触媒。
【選択図】 なし

従来技術、競合技術の概要
ガソリン留分中に存在するn-パラフィンはオクタン価が低いため、ガソリン使用の自動車燃料油として好ましくない。一方、その異性体であるイソパラフィンはオクタン価が高いためにガソリン中のイソパラフィン含有率を向上させることが求められる。このため、n-パラフィンの異性化はガソリン製造の重要なプロセスとして知られている。工業的異性化法として、塩素処理した白金担持アルミナ(Pt-Al)触媒を使用したプロセスが知られている。しかし、これらのプロセスは触媒から塩素が流出するため、常時塩素源を供給しなければならない。また、流出塩素は装置の腐蝕、生成油中に微量の塩素が残存すること、塩素による環境汚染などの問題がある。また、触媒寿命を長くするために、不活性化の原因となる原料油パラフィンの水分、硫黄分などを1ppm以下に精製する必要がある。このため、クリーンな異性化プロセス開発が望まれている。
【0003】
環境負担性の低いn-パラフィン異性化触媒として、結晶性アルミノシリケート(ゼオライト)、硫酸ジルコニアや三酸化モリブデンなどが知られている。結晶性アルミノシリケートの中ではベータゼオライトが高い異性化活性を示すことも知られている。
【0004】
ベータゼオライトは、三次元の12酸素員環細孔からなるアルミノ珪酸塩であり、その結晶構造、化学組成については非特許文献1に記されている。ベータゼオライトの製造方法については、例えば、米国特許第3308069号明細書(特許文献1)や、米国特許第4642226号明細書(特許文献2)、特開平5-201722号公報(特許文献3)、特開平6-91174号公報(特許文献4)、特表平8-509452号公報(特許文献5)等に記載されている。また、ドライゲル法による合成法が非特許文献2に記載されている。
ベータゼオライトは、n-パラフィンの異性化能には優れているものの、炭素析出が多いので、短時間に急激な活性劣化が起こり、触媒寿命が短いという欠点を有する。触媒活性低下を抑制する手段として、該ゼオライトに貴金属を担持させたゼオライトが使用されているが、より活性低下を抑えるために、触媒本体の炭素析出能を抑制することが必要である。
【0005】
【非特許文献1】
Atlas of Zeolite Framework Types,Fifth Revised Edition 2001,Ch.Baerlocher,W.M.Meier,D.H.Olson,2001, Elsevier
【非特許文献2】
Topics in Catalysis,9,1441(1999).
【特許文献1】
米国特許第3308069号明細書
【特許文献2】
米国特許第4642226号明細書
【特許文献3】
特開平5-201722号公報
【特許文献4】
特開平6-91174号公報
【特許文献5】
特表平8-509452号公報
産業上の利用分野
本発明は、n-パラフィンの異性化用触媒およびn-パラフィンの異性化方法に関するものである。
特許請求の範囲 【請求項1】ベータゼオライトからなるn-パラフィン異性化用触媒であって、該ベータゼオライトはセリウムを含有し、該ゼオライト中の該セリウムの割合は該ゼオライト中のケイ素原子に対するセリウム原子の比[Ce]/[Si]で0.001~0.2の範囲にあり、かつ該ベータゼオライトはドライゲル法により合成されたもので、その平均粒子径が0.01~0.1μmであることを特徴とするn-パラフィンの異性化用触媒。
【請求項2】n-パラフィンを触媒の存在下で異性化する方法において、該触媒として、請求項1に記載の触媒を用いることを特徴とするn-パラフィンの異性化方法。
産業区分
  • その他無機化学
  • 液体燃料・油脂
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 権利存続中
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