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有機フッ素化物のカップリング化合物の製造方法 コモンズ

国内特許コード P05P002043
整理番号 B45P02
掲載日 2005年7月12日
出願番号 特願2003-411642
公開番号 特開2005-170824
登録番号 特許第4804713号
出願日 平成15年12月10日(2003.12.10)
公開日 平成17年6月30日(2005.6.30)
登録日 平成23年8月19日(2011.8.19)
発明者
  • 高橋 保
出願人
  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
発明の名称 有機フッ素化物のカップリング化合物の製造方法 コモンズ
発明の概要 【課題】
反応条件を制御しやすく、加水分解処理も不要である、簡便かつ選択性の良い、有機フッ素化物からの脱フッ素化処理方法の提供。
【解決手段】
1以上の炭素-フッ素結合を有する有機フッ素化物を、遷移金属化合物と、下記式(1)で表されるマグネシウム試薬とを用いて有機溶媒中で処理することによって、前記炭素-フッ素結合の一部又は全部のフッ素を脱離し、R-CH(CH3)-基を導入することを特徴とする、有機フッ素化物のカップリング化合物の製造方法により、上記課題を解決する。
【化1】



[式中、Rは炭化水素基等、Xはハロゲン原子を意味を有する。Org.は有機基を示し、nは1以上の整数を示し、mは1以上であって、n以下の整数を示す。]
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


有機フッ素化物は、オゾン層を破壊するなど社会的に重大な問題となっている。しかしながら、炭素-フッ素の結合は非常に強く、簡単には反応しないことが知られている。このような中で、後周期遷移金属を用いた触媒反応が知られていたが、安価な前周期遷移金属を用いる場合では、ジルコニウム化合物と金属マグネシウムを用いた芳香族フッ素化物の脱フッ素化反応が報告されている程度であった。しかしながら、この方法は不均一系であるため反応条件を制御しにくいという問題があった。また、脱フッ素化反応によってグリニャールが生成するため、後処理として発熱を伴う加水分解プロセスを必要としていた。



このため、反応条件を制御しやすく、加水分解処理も不要である、有機フッ素化物からの脱フッ素化処理が望まれていた。

産業上の利用分野


本発明は、有機フッ素化物の脱フッ素化処理に関し、より詳しくは炭素-フッ素結合のフッ素を脱離し、炭化水素基等を導入することによりカップリング化合物を製造することに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
1以上の炭素-フッ素結合を有する有機フッ素化物を、式MX[式中、Mはチタン、タンタル、ニオブ、バナジウム、クロム又はジルコニウムであり、Xはハロゲン原子であり、Lはアニオン性配位子であり、n及びmは0以上の整数であり、但し、n+mは4~6の整数である。]で示される遷移金属化合物と、下記式(1)で表されるマグネシウム試薬と
R-CH2CH2-MgX (1)
[式中、Rは、置換基を有していてもよいC~C18アリール基であり、Xは、ハロゲン原子を示す。]
を用いて有機溶媒中で処理することによって、前記炭素-フッ素結合の一部又は全部のフッ素を脱離し、
R-CH(CH3)-基
[式中、Rは上記の意味を有する。]
を導入することを特徴とする、有機フッ素化物のカップリング化合物の製造方法。

【請求項2】
前記遷移金属化合物が、チタン又はタンタルを含む、請求項1記載のカップリング化合物の製造方法。

【請求項3】
前記遷移金属化合物が、下記式(2a)若しくは下記式(2b)で示されるチタノセン、
【化1】


[式中、L1、L2及びL3は、それぞれ、互いに独立し、同一または異なって、アニオン性配位子を示す。但し、L1及びL2は、架橋されていてもよい。X1、X2、X3、X4及びX5は、それぞれ、互いに独立し、同一または異なって、ハロゲン原子又はC1~C6アルコキシ基を示す。]
又は、五ハロゲン化タンタルである、請求項1記載のカップリング化合物の製造方法。

【請求項4】
1、X2、X3、X4及びX5が塩素である、請求項3記載のカップリング化合物の製造方法。

【請求項5】
前記アニオン性配位子が、非局在化環状η5-配位系配位子であって、置換されていてもよいシクロペンタジエニル基、インデニル基、フルオレニル基又はアズレニル基である、請求項3又は4に記載のカップリング化合物の製造方法。

【請求項6】
Rが、置換基を有していてもよいC6~C10アリール基である、請求項1~5のいずれかに記載のカップリング化合物の製造方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 登録
参考情報 (研究プロジェクト等) SORST 平成15年度採択課題
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