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温度応答性ポリマー及び温度応答性ゲル状ポリマー コモンズ 新技術説明会

国内特許コード P05A007433
整理番号 155
掲載日 2005年8月12日
出願番号 特願2002-196732
公開番号 特開2004-035791
登録番号 特許第3619874号
出願日 平成14年7月5日(2002.7.5)
公開日 平成16年2月5日(2004.2.5)
登録日 平成16年11月26日(2004.11.26)
発明者
  • 宇山 浩
  • 小林 四郎
出願人
  • 国立大学法人京都大学
発明の名称 温度応答性ポリマー及び温度応答性ゲル状ポリマー コモンズ 新技術説明会
発明の概要

【課題】生分解性を有し、容易に機能化もできる新しい温度応答性ポリマー及び温度応答性ゲルを提供することにある。
【解決手段】繰り返し単位(A)、(B)がともに窒素上に置換基を有するα/β-アスパラギン誘導体ユニットであり、Rがヒドロキシペンチル基等のヒドロキシアルキル基、Rがヒドロキシヘキシル基等のRと異なるヒドロキシアルキル基、アルキル基またはアリール基を表すとするとき、ポリコハク酸イミド、RNH及びRNHを有機溶媒中で混合し(両アミンの比は5:95-95:5)、ゲル化する場合は更にα,ω-アルキレンジイソシアネート等の多官能性化合物で架橋することにより製造される。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要
近年、刺激応答性材料の開発が活発に行われている。ある種の高分子化合物は溶液状態においてある温度以下では均一に溶解した状態にあるが、ある温度以上では組成の異なる二相に相分離を起こすことが知られている。このように一定温度で相転移を示す高分子化合物を一般に温度応答性ポリマーと総称している。さらにこのような高分子化合物の架橋により得られるゲルは、相転移温度以下で膨潤し、相転移温度以上で媒体を放出して急激に体積収縮する。そのため、温度応答性ゲルは温度応答性の薬物徐放等の材料としての応用が期待されている。
【0003】
温度応答性ポリマーの代表例として、ポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)、ポリ(メチルビニルエーテル)などのビニルモノマー型ポリマーが挙げられる。特に前者は相転移温度が室温に近い約32℃であるため、生医学分野の用途が研究されている。また、近年ではポリ乳酸とポリエチレングリコールから構成されるブロックポリマー型の生分解性温度応答性ポリマーも開発されている(例えば、B. Jeong et al., Nature, 388, 860 (1997))。
産業上の利用分野
本発明はポリアミノ酸を基盤とする温度応答性ポリマーと温度応答性ゲル、及びそれらの製造方法に関する。さらに詳しくは、薬物徐放材料、メカノケミカル材料、温度センサー、分離膜、保水剤などに利用される温度応答性高分子材料に関する。
特許請求の範囲 【請求項1】下記一般式(1)で表される繰り返し単位(A)と下記一般式(2)で表される繰り返し単位(B)を構成成分とするランダム共重合体からなることを特徴とする温度応答性ポリマー。
【化学式1】
【化学式2】
(式中、Rはヒドロキシアルキル基、RはRと異なるヒドロキシアルキル基、アルキル基またはアリール基を表す。)
【請求項2】Rが4‐ヒドロキシブチル基、5‐ヒドロキシペンチル基及び6‐ヒドロキシヘキシル基のうちから選ばれる1種、Rが3‐ヒドロキシプロピル基、4‐ヒドロキシブチル基、5‐ヒドロキシペンチル基、6‐ヒドロキシヘキシル基、メチル基、エチル基、n-プロピル基及びi-プロピル基のうちから選ばれる1種である請求項1に記載の温度応答性ポリマー。
【請求項3】前記繰り返し単位(A)と(B)のモル組成比が95:5~5:95である請求項1または2に記載の温度応答性ポリマー。
【請求項4】数平均分子量が1,000~1,000,000の範囲である請求項1~3のいずれかに記載の温度応答性ポリマー。
【請求項5】Rがヒドロキシアルキル基、RがRと異なるヒドロキシアルキル基、アルキル基またはアリール基を表すとするとき、ポリコハク酸イミド、RNH及びRNHを有機溶媒中で混合することを特徴とする温度応答性ポリマーの製造方法。
【請求項6】下記一般式(1)で表される繰り返し単位(A)と下記一般式(2)で表される繰り返し単位(B)を構成成分とするランダム共重合体を多官能性化合物で架橋したことを特徴とする温度応答性ゲル状ポリマー
【化学式3】
【化学式4】
(式中、Rはヒドロキシアルキル基、RはRと異なるヒドロキシアルキル基、アルキル基またはアリール基を表す。)
【請求項7】前記多官能性化合物がジイソシアネート類である請求項6に記載の温度応答性ゲル状ポリマー
【請求項8】前記多官能性化合物がα、ω-アルキレンジイソシアネートである請求項6に記載の温度応答性ゲル状ポリマー
【請求項9】請求項6~8のいずれかに記載の温度応答性ゲル状ポリマーからなる薬物徐放材料。
産業区分
  • 高分子化合物
  • その他無機化学
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2002196732thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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