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キトサン誘導体とキトサン高分子界面活性剤 新技術説明会 実績あり

国内特許コード P05P002576
整理番号 Y2003-P389
掲載日 2005年8月12日
出願番号 特願2004-056846
公開番号 特開2005-213494
登録番号 特許第4394483号
出願日 平成16年1月31日(2004.1.31)
公開日 平成17年8月11日(2005.8.11)
登録日 平成21年10月23日(2009.10.23)
発明者
  • 吉岡 寿
  • 酒井 康雄
  • 伊藤 智博
出願人
  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
発明の名称 キトサン誘導体とキトサン高分子界面活性剤 新技術説明会 実績あり
発明の概要 【課題】 カチオン性である部分アシル化キトサン:P-Cu-キトサンの電荷を調製し、両性、あるいはアニオン性に変えることにより、中性あるいはアルカリ性の環境においても使用可能な、新しいキトサン誘導体とこれを用いたキトサン高分子界面活性剤を提供する。
【解決手段】 長鎖脂肪酸もしくはその無水物により部分アシル化されたキトサンにおいて、アミノ基の少くとも一部が多価脂肪酸またはその無水物によりアシル化されているキトサン誘導体とする。
【選択図】 なし
従来技術、競合技術の概要

カニやエビの殻から取れるキトサンは、抗菌性や免疫賦活作用などの色々な薬理的な効果を示すため、最近その応用研究が盛んに行われている。一方、界面活性剤は薬品、化粧品、食品などの多様な分野においてきわめて重要な基礎材料であることが知られているが、多くのものは毒性を示したり、皮膚への刺激性があったりしてその使用が制限されるのが現状である。このような界面活性剤の問題点は、その大半が石油系の合成低分子界面活性剤であることから、人体及び環境中において非分解性で、かつ長期間に渡り残存するという点で是非とも解消されなければならない課題となっている。しかし現状では、これらに代わる新たな界面活性剤がほとんど実現されていないため、利便性や価格等を重視した従来どおりの製品作りが進められている。そこで、この出願の発明者らは、このような問題点は、界面活性剤を高分子化することによって避けられると考え、これまですでに天然高分子であるキトサンを原料とした界面活性剤を創案した(特許文献1-3)。


発明者らが創案したこれらのキトサン界面活性剤においては、たとえば、キトサンを部分的(10%程度)に長鎖脂肪酸でアシル化し、フリーのアミノ基の対イオンとして、ピロリドンカルボン酸または乳酸を使用し、高級アシル化キトサン塩としたもの(特許文献2)では、水溶性で、油(スクアラン)と水の混合系において大きな乳化能を示し、化粧品に対して要求される各種の安全試験に合格したものが実現されており、これらについては、その他にもMRSAなどに対する抗菌性、環境中での生分解性などが確認されている。
【特許文献1】
特許第3204620号公報 特開2000-212203号公報 特開2001-64149号公報

特許請求の範囲 【請求項1】
長鎖脂肪酸もしくはその無水物により部分アシル化されたキトサンにおいて、アミノ基の少くとも一部が多価脂肪酸またはその無水物によりアシル化されていることを特徴とするキトサン高分子界面活性剤

【請求項2】
アミノ基の15%以上が多価脂肪酸またはその無水物によりアシル化されていることを特徴とする請求項1のキトサン高分子界面活性剤

【請求項3】
多価脂肪酸またはその無水物が生分解性もしくは自然環境での分解性を有している脂肪酸またはその無水物であることを特徴とする請求項1または2のキトサン高分子界面活性剤

【請求項4】
多価脂肪酸またはその無水物が二価脂肪酸またはその無水物であることを特徴とする請求項1から3のいずれかのキトサン高分子界面活性剤

【請求項5】
二価脂肪酸またはその無水物がコハク酸または無水コハク酸であることを特徴とする請求項4のキトサン高分子界面活性剤

【請求項6】
長鎖脂肪酸もしくはその無水物が炭素数7~20の脂肪酸であることを特徴とする請求項1から5のいずれかのキトサン高分子界面活性剤

【請求項7】
長鎖脂肪酸もしくはその無水物によるアシル基の導入率が1~30%であることを特徴とする請求項1から6のいずれかのキトサン高分子界面活性剤

【請求項8】
請求項1から7のいずれかのキトサン高分子界面活性剤の製造方法であって、キトサンのアミノ基の対イオンをもっての塩を長鎖脂肪酸もしくはその無水物により部分アシル化反応させ、次いで多価脂肪酸またはその無水物を反応させることを特徴とするキトサン高分子界面活性剤の製造方法。

【請求項9】
請求項1から7のいずれかのキトサン高分子界面活性剤とこれに低分子の界面活性剤が併用されることを特徴とするキトサン高分子界面剤組成物。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
ライセンス状況 通常実施権[L05-13]
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