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ヨーネ菌抗原タンパク質、該タンパク質をコードする遺伝子、及び該タンパク質を用いるヨーネ病の診断方法

国内特許コード P05A007517
整理番号 測定・分析-69
掲載日 2005年9月21日
出願番号 特願2003-334977
公開番号 特開2005-095101
登録番号 特許第3864230号
出願日 平成15年9月26日(2003.9.26)
公開日 平成17年4月14日(2005.4.14)
登録日 平成18年10月13日(2006.10.13)
発明者
  • 森 康行
  • 永田 礼子
  • 吉原 一浩
  • 宗田 吉広
  • 横溝 祐一
出願人
  • 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 ヨーネ菌抗原タンパク質、該タンパク質をコードする遺伝子、及び該タンパク質を用いるヨーネ病の診断方法
発明の概要

【課題】 IFN-γ誘導能を有する単一のヨーネ菌抗原タンパク質を提供すること、ヨーネ菌抗原タンパク質に関する遺伝的情報を解明し、ヨーネ菌抗原タンパク質の容易且つ大量生産を可能とすること、並びに、IFN-γ誘導能を有するヨーネ菌抗原タンパク質を用いた正確且つ高感度なヨーネ病の診断方法を提供する。
【解決手段】 特定のアミノ酸配列からなるヨーネ菌抗原タンパク質;特定の塩基配列からなるヨーネ菌抗原タンパク質をコードする遺伝子;前記遺伝子が発現可能に導入された細胞;被検動物の細胞に前記タンパク質又は前記細胞を添加して培養した後、培養上清中のインターフェロン・ガンマ濃度を検出することを特徴とするヨーネ病の診断方法。
【選択図】 なし

従来技術、競合技術の概要


ヨーネ病は、現在我が国で発生している家畜法定伝染病の中で最も摘発頭数が多い疾病であり、診断方法の改良等、本病防疫対策の一層の高度化が要求されている。
原因菌であるヨーネ菌に対する細胞性免疫を指標としたヨーネ病の診断方法は、早期診断法として重要である。特に、最近、牛の血液細胞をヨーネ菌由来抗原で刺激し、IFN-γの産生を検出するヨーネ病の診断方法が注目されている(例えば、非特許文献1及び2参照)。



これらの診断法では、ヨーネ菌由来抗原として本菌の培養上清から調製した精製ツベルクリンタンパク質体(Purified Protein Derivative、PPD)が用いられている。
しかし、ヨーネ菌の培養期間が長期に及ぶため、PPDの調製には最短でも2ヶ月以上が必要とされる。しかも、PPDの調製には、特殊な装置が必要とされる。
さらに、PPD中には種々のタンパク質等が含まれ、それらの中には他の抗酸菌と交差反応性を有する抗原も含まれる。従って、PPDは特異性の点でも問題があり、ヨーネ病の正確な診断には問題があった。
従って、IFN-γの検出によるヨーネ病の診断方法に際し、容易に且つ大量に作製することが可能で、しかも特異性の高い抗原の開発が期待されている。



一方、ヨーネ菌抗原の遺伝的情報が明らかとなれば、遺伝子組換えタンパクを用いることにより、IFN-γ誘導能を有する単一のヨーネ菌抗原を、容易に、且つ大量に作製することが可能となると考えられる。
ヨーネ菌のゲノムDNAを他の類似菌と比較することにより、種々の遺伝子を見出そうとする試みが既に報告されているが(非特許文献3及び4参照)、ヨーネ菌のゲノムDNAを他の類似菌と単に比較するだけでは、ヨーネ菌抗原の抗原性や生物活性に関する情報を得ることは困難であり、IFN-γ誘導能を有する単一のヨーネ菌抗原に関する遺伝的情報を解明することはできなかった。




【非特許文献1】Stabel JR.& Whitlock RH.An evaluation of a modified interferon-gamma assay for the detection of paratuberculosis in dairy herds.Vet Immunol Immunopathol.79,69-81(2001)

【非特許文献2】Jungersen G.Huda A,Hansen JJ,& Lind P.Interpretation of the gamma interferon test for diagnosis of subclinical paratuberculosis in cattle.Clin Diagn Lab Immunol.9,453-60(2002)

【非特許文献3】Bannantine JP,Baechler E,Zhang Q,Li L,Kapur V.Genome scale comparison of Mycobacterium avium subsp.paratuberculosis with Mycobacterium avium subsp.avium reveals potential diagnostic sequences.J Clin Microbiol.2002 Apr;40(4):1303-10

【非特許文献4】Bannantine JP,Zhang Q,Li L,Kapur V.Genomic homogeneity between Mycobacterium avium subsp. avium and Mycobacterium avium subsp.paratuberculosis belies their divergent growth rates.BMC Microbiol.2003 May 9;3(1):10.Epub 2003 May 09

産業上の利用分野


本発明は、ヨーネ菌抗原タンパク質、該タンパク質をコードする遺伝子、及び該タンパク質を用いるヨーネ病の診断方法に関し、詳しくは、インターフェロン・ガンマ(IFN-γ)誘導能を有する単一のヨーネ菌抗原タンパク質、該タンパク質をコードする遺伝子、及び該タンパク質を用いることにより、ヨーネ病を正確且つ高感度に診断できるヨーネ病の診断方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
配列表の配列番号2に記載のアミノ酸配列からなるヨーネ菌抗原タンパク質。

【請求項2】
配列表の配列番号4に記載の塩基配列からなるヨーネ菌抗原タンパク質をコードする遺伝子。

【請求項3】
請求項2記載の遺伝子が発現可能に導入された細胞。

【請求項4】
非ヒト被検動物の細胞に請求項1記載のヨーネ菌抗原タンパク質を添加して培養した後、培養上清中のインターフェロン・ガンマ濃度を検出することを特徴とするヨーネ病の診断方法。

【請求項5】
非ヒト被検動物の細胞に請求項3記載の細胞を添加して培養した後、培養上清中のインターフェロン・ガンマ濃度を検出することを特徴とするヨーネ病の診断方法。
産業区分
  • 微生物工業
  • 有機化合物
  • 治療衛生
  • 試験、検査
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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16110_01SUM.gif
出願権利状態 権利存続中


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