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自動合成装置

国内特許コード P05A007596
整理番号 NIRS-164
掲載日 2005年9月22日
出願番号 特願2003-340894
公開番号 特開2005-106658
登録番号 特許第4264510号
出願日 平成15年9月30日(2003.9.30)
公開日 平成17年4月21日(2005.4.21)
登録日 平成21年2月27日(2009.2.27)
発明者
  • 鈴木 和年
  • 福村 利光
  • 鈴木 寿
出願人
  • 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
発明の名称 自動合成装置
発明の概要 【課題】 ホットセル内での微粒子の放出を低減し、安価でより信頼性の高い標識薬剤自動合成装置を提供する。
【解決手段】 鉛で囲まれかつクリーンルーム仕様のホットセル内に、少なくとも反応容器と、該反応容器の熱交換手段、流体圧制御手段および弁手段を含む制御手段とを設けた標識薬剤の自動合成装置において、該制御手段から排出されるクリーン度の低いガスを排気ダクトに直接排気するように構成される。加熱手段及び冷却手段の経路中に熱媒体のガスをろ過するためのフィルターを設け、該ガスはホットセル内に放出する。
【選択図】 図1
従来技術、競合技術の概要


医学、薬学、生化学等の分野において、PETは、生体機能の定量的な生理学的画像を得るための手段として有用である。11C、13N,15O等のポジトロン放出核種は、生物学的に活性なトレーサー中にその化学的挙動に影響を与えないで導入できるからである。たとえば、PETにおいて用いられるポジトロン放出核種のうち、11Cによる被標識化合物の標識化は、通常11Cヨウ化メチルを標識化剤として行なわれる。しかし、それらは強い放射能を放出するため、標識された放射薬剤は自動合成装置を用いて合成されている。このような自動合成装置は、鉛5cm厚程度の壁で囲まれた狭い小部屋(ホットセル)内に設置され、反応器のほかに反応容器の熱交換手段、流体圧制御手段、弁手段を含む制御手段がその主要構成要素となっている。熱交換手段は、加熱手段と、冷却手段のいずれか一方、あるいは両方で構成される。この加熱手段は、ヒーターと、窒素ガスなどの熱媒体と、該ガスをヒーター部に導き通過させてから反応容器の熱交換部に吐出する管路とで構成され、ガスボンベなどはホットセル外に設けられる。また冷却手段は、液体窒素流体と、該流体を反応容器の熱交換部に吐出する管路とで構成され、液体窒素を貯蔵するデュワー瓶、及び加圧部分などはホットセル外に設けられる。流体圧制御手段は、エアシリンダーなどのアクチュエータ、及びその付随装置などで構成される。弁手段は、電磁弁、空圧弁などの弁で構成される。



このような自動合成装置は、製造の度ごとに反応容器の交換や試薬類の注入などを行わねばならず、専用の密閉箱に自動合成装置を封入して使用するようなことほとんど不可能であり、解放形で利用されている。



臨床用に供されるPET用薬剤を製造するための自動合成装置はクリーンな環境下に設置される必要があるので、ホットセルにはクリーンルーム用フィルターで濾過されたクリーンな空気を天井から静かに供給し、床に設けた排気ダクトからそれらを吸引排気することでホットセル内の空気の流れを整流し、クリーン度を維持する方式をとっていることが多い。



しかしながら、ホットセル内に設備される自動合成装置の前記主要構成要素は、クリーンルーム専用のものを使用すると汎用品に比べかさばるため、狭いホットセル内に設置せざるを得ない小型の自動合成装置には不向きであり、しかも設備費が高くなるため、ほとんどの場合、汎用品が利用されている。



本発明者の調査により、そのような状況下にある自動合成装置からは多くの微粒子が、主として前記主要構成要素からの排気に由来してホットセル内に放出されており、それが原因となりホットセル内のクリーン度を低下させていることが判明した。この放出度合いは、日本核医学会、日本アイソトープ協会のガイドラインが求める作業環境のクリーン度(0.5μm以上の粒子数/ft3;クラス数)(ホットセル内<10,000(密閉系)、<1,000(半開放系))を、これらの要因だけで基準外にするほど大きなものである。

産業上の利用分野


本発明はPET(ポジトロン断層撮影診断法)用等の[11C]標識薬剤等の標識薬剤の自動合成装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
鉛で囲まれかつクリーンなホットセル内に、少なくとも反応容器と、該反応容器の熱交換手段、流体圧制御手段および弁手段を含む制御手段とを設けた標識薬剤の自動合成装置において、該制御手段から排出されるクリーン度の低いガスを排気ダクトに直接排気するように構成してなり、熱交換手段の加熱手段の加熱媒体がヒーターにより加熱されたガスであり、該ガスをその流路中に設けたフィルターを通過させてクリーンなガスに変換した後ホットセル内に放出することを特徴とする標識薬剤自動合成装置。

【請求項2】
熱交換手段の冷却手段の冷却媒体が液体窒素流体であり、該流体をその流路中に設け
たフィルターを通過させてクリーンな流体に変換した後ホットセル内に窒素ガスとして放
出することを特徴とする請求項1記載の標識薬剤自動合成装置。

【請求項3】
標識薬剤が[11C]標識薬剤である請求項1もしくは2に記載の標識薬剤自動合成装置。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 登録
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