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ファントム及びファントム集合体

国内特許コード P05A007599
整理番号 NIRS-189
掲載日 2005年9月22日
出願番号 特願2003-427312
公開番号 特開2005-185328
登録番号 特許第4284411号
出願日 平成15年12月24日(2003.12.24)
公開日 平成17年7月14日(2005.7.14)
登録日 平成21年4月3日(2009.4.3)
発明者
  • 遠藤 真広
  • 森 慎一郎
出願人
  • 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
発明の名称 ファントム及びファントム集合体
発明の概要 【課題】
X線のビーム形状に合わせてファントムの軸方向の長さを自由に調整でき、ファントム同士を強固に固定でき、正確なX線の被ばく線量を測定できるようにする。
【解決手段】 第1,第2,第3の円筒体ファントム21,22,23同士を嵌合させる。また、第1,第2,第3の円柱体ファントム11,12,13を例えば第3の円筒体ファントム23の中空部23E側から順次挿入することにより、第1,第2,第3の円筒体ファントム21,22,23の内周側に第1,第2,第3の円柱体ファントム11,12,13を挿嵌し、第1,第2,第3の円柱体ファントム11,12,13同士を嵌合させる。そして、例えば第3の円柱体ファントム13に設けられた貫通孔13Eに線量測定器33を挿入し、人体の胴部へのX線の被ばく線量を測定(推定)する。
【選択図】 図2
従来技術、競合技術の概要


従来、X線CTの線量評価には、IEC(International Electrotechnical Commission)規格のファントムが用いられている(例えば、非特許文献1,2,3)。このファントムは、例えば腹部用と頭部用の2種類が用意されており、それぞれ直径が320mm、160mm、長さが150mmのアクリルからなる円柱体として形成されている。これらの円柱体からなるファントムには、その軸心の位置と、外周面から径方向10mmの深さ位置とに、軸心方向に伸びる直径10mmの空洞部を設け、この空洞部に線量測定器を挿入することにより、X線の人体に対する被ばく評価を行っていた。
【非特許文献1】
International Electrotechnical Commission,“Evaluation and routine testing inmedical imaging departments constancy tests-x-ray equipment for computed tomography,”pub.IEC,1223-2-6(1994)
【非特許文献2】
T.B.Shope,R.M.Gagne,and G.C.Johnson,“A method for describing the doses delivered by transmission x-ray computed tomography,”Med.Phys.8,448-495(1981)
【非特許文献3】
W.Leitz,B.Axelsson,and G.Szendro,"Computed tomography dose assessment-A practical approach,”Radiat.Prot.Dosim.,57,377-380(1995)

産業上の利用分野


本発明は、X線CTの線量を評価するときに人体のダミーとして用いられるファントム及びファントム集合体に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
X線CT装置からのX線が照射されるファントムであって、
軸方向に貫通する所定数の貫通孔を備え、
軸方向両側の端面のうちの少なくともいずれか一方の端面に、前記貫通孔のうちの線量測定器が挿入される貫通孔と前記X線が照射される外周面との間に、隣接する他のファントムと嵌合する凸状または凹状の嵌合部が前記線量測定器が挿入される貫通孔の廻りの全周にわたって形成される
ことを特徴とするファントム。

【請求項2】
X線CT装置からのX線が照射されるファントムであって、
軸方向に貫通する所定数の貫通孔を備え、
軸方向両側の端面のうちの少なくともいずれか一方の端面に、前記貫通孔のうちの線量測定器が挿入される貫通孔と前記X線が照射される外周面との間に、隣接する他のファントムと嵌合するとともに前記X線の照射方向に対して斜めに傾斜するテーパ面を有する嵌合部が前記線量測定器が挿入される貫通孔の廻りの全周にわたって形成される
ことを特徴とするファントム。

【請求項3】
X線CT装置からのX線が照射されるファントムであって、
軸方向に貫通する所定数の貫通孔を備え、
軸方向両側の端面のうちの少なくともいずれか一方の端面に、前記貫通孔のうちの線量測定器が挿入される貫通孔と前記X線が照射される外周面との間に、隣接する他のファントムと嵌合するとともに前記X線の照射方向に対して斜めに傾斜した第1の円錐面と該第1の円錐面から折り返した形状の第2の円錐面とを有する嵌合部が前記線量測定器が挿入される貫通孔の廻りの全周にわたって形成される
ことを特徴とするファントム。

【請求項4】
請求項1から請求項3のうちの何れか一項に記載のファントムの複数個が互いに前記嵌合部で連結され、前記線量測定器が前記貫通孔に挿入されている
ことを特徴とするファントム集合体。

【請求項5】
前記貫通孔により生じる空間部の一部あるいは全部に、当該部分を埋めるスティックが挿入されている
ことを特徴とする請求項4に記載のファントム集合体。

【請求項6】
複数個の前記ファントムに跨って前記スティックが配置されている
ことを特徴とする請求項5に記載のファントム集合体。

【請求項7】
請求項1から請求項3のうちの何れか一項に記載のファントムであって、全体として円柱体形状である第1ファントムと、
X線CT装置からのX線が照射されるファントムであって、軸方向両側の端面のうちの少なくともいずれか一方の端面に嵌合部が形成され、軸方向に貫通する所定数の貫通孔を備え、全体として中心部を軸方向に貫通する中空部を有する円筒体形状の第2ファントムとを備え、
前記第2ファントムの複数個が互いに前記嵌合部で連結され、これらの各第2ファントムの各中空部により形成される軸方向に延びる円筒状の中空部に前記第1ファントムが挿入され、前記第1ファントムの貫通孔に線量測定器が挿入されている
ことを特徴とするファントム集合体。

【請求項8】
前記貫通孔のうち前記線量測定器を挿入した部分以外の空間部分に、当該空間部分を埋めるスティックが挿入されている
ことを特徴とする請求項7に記載のファントム集合体。

【請求項9】
複数個の前記ファントムに跨って前記スティックが配置されている
ことを特徴とする請求項8に記載のファントム集合体。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2003427312thum.jpg
出願権利状態 登録
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