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分子模型作製方法、及び分子模型

国内特許コード P05A007627
掲載日 2005年10月20日
出願番号 特願2003-099479
公開番号 特開2004-309578
登録番号 特許第3757283号
出願日 平成15年4月2日(2003.4.2)
公開日 平成16年11月4日(2004.11.4)
登録日 平成18年1月13日(2006.1.13)
発明者
  • 藤井 豊
出願人
  • 学校法人福井大学
発明の名称 分子模型作製方法、及び分子模型
発明の概要

【課題】種々の結合様式に対応させた分子模型を安価に提供する。
【解決手段】中心部と複数の枝状部とを有し、前記複数の枝状部は、隣接する枝状部間が所定の角度で前記中心部から延在してなり、前記中心部の中心から2πr(θ/360)の位置に分子鎖固定位置を有する樹枝状部材を、半径rの球状部材の外周に沿って延在させ、前記球状部材の、前記中心及び前記分子鎖固定位置に相当する位置に針状部材を固定し、結合角度θの分子鎖を有する分子模型を作製する。
【選択図】 図3

従来技術、競合技術の概要
現在市販の分子模型キットは、硬質のプラスチック球や多面体などからなる原子部材と、プラスチックや金属などからなる針状部材とを含み、これらの針状部材を前記原子部材に設けられた差し込み口に挿入し、前記原子部材を前記針状部材を介して互いに連結することによって、所定の分子模型を作製するように構成されている。上述した分子模型キットは1キット当り200個程度の原子部材を含み、価格は約10万円である。
【0003】
このような分子模型キットは結合様式が規格化されており、予め定められた結合様式にしか対応することができない。また、現在市販の分子模型キットは高価であるため、種々の結合様式に対応させるためには数セットの分子模型キットを準備する必要があり、極めて費用がかさむという問題もあった。
産業上の利用分野
本発明は、分子模型作製方法及び分子模型に関する。
特許請求の範囲 【請求項1】 球状部材を準備する工程と、
中心部と複数の枝状部とを有し、前記複数の枝状部は、隣接する枝状部間が所定の角度で前記中心部から延在してなる樹枝状部材を準備する工程と、
前記樹枝状部材の前記中心部における中心を決定する工程と、
前記球状部材の半径をr、及び所定の分子における分子鎖の結合角度をθ(度)とした場合において、前記樹枝状部材における前記枝状部の、前記中心から2πr(θ/360)の位置に分子鎖固定位置を決定する工程と、
前記樹枝状部材の前記中心を前記球状部材上に固定するとともに、前記枝状部を前記中心から前記球状部材の外周に沿って延在させ、前記分子鎖固定位置を前記球状部材上に固定する工程と、
前記球状部材の前記外周上において、前記樹枝状部材の前記中心の固定位置及び前記枝状部の前記分子鎖固定位置に相当する位置において針状部材を固定し、前記球状部材と前記針状部材とを含む分子模型を得る工程と、
を具えることを特徴とする、分子模型作製方法。
【請求項2】 前記針状部材は、前記樹枝状部材の前記中心及び前記枝状部の前記分子鎖固定位置を貫通するようにして前記球状部材に固定することを特徴とする、請求項1に記載の分子模型作製方法。
【請求項3】 前記樹枝状部材における前記枝状部の、前記中心からの長さが2πr(180/360)であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の分子模型作製方法。
【請求項4】 前記樹枝状部材は互いに120度の角度で隣接した3つの枝状部を有し、前記結合角度θを109度に設定することにより、sp混成軌道模型を作製することを特徴とする、請求項1~3のいずれか一に記載の分子模型作製方法。
【請求項5】 前記樹枝状部材は互いに90度の角度で隣接した4つの枝状部を有し、前記結合角度θとして第1の結合角度θ1~第3の結合角度θ3を設定し、前記第1の結合角度θ1を120度、前記第2の結合角度θ2を90度、及び前記第3の結合角度θ3を180度とし、前記4つの枝状部において互いに異なる3つの分子鎖固定位置を決定し、sp混成軌道模型を作製することを特徴とする、請求項1~3のいずれか一に記載の分子模型作製方法。
【請求項6】 前記樹枝状部材は互いに90度の角度で隣接した4つの枝状部を有し、前記結合角度θを90度に設定することにより、dsp混成軌道模型を作製することを特徴とする、請求項1~3のいずれか一に記載の分子模型作製方法。
【請求項7】 前記樹枝状部材は180度の角度で分岐した2つの枝状部を有し、
前記結合角度θとして第1の結合角度θ1~第3の結合角度θ3を設定し、前記第1の結合角度θ1を120度、前記第2の結合角度θ2を108度、及び前記第3の結合角度θ3を132度とし、前記2つの枝状部の一方の側に、前記第1の結合角度θ1に対応した第1の分子鎖固定位置を決定し、前記2つの枝状部の他方の側に、前記第2の結合角度θ2及び前記第3の結合角度θ3に対応した第2の分子鎖固定位置及び第3の分子鎖固定位置を決定し、DNA塩基であるプリン体の分子軌道模型を作製することを特徴とする、請求項1~3のいずれか一に記載の分子模型作製方法。
【請求項8】 前記樹枝状部材は180度の角度で分岐した2つの枝状部を有し、
前記結合角度θとして第1の結合角度θ1及び第2の結合角度θ2を設定し、前記第1の結合角度θ1を126度、及び前記第2の結合角度θ2を108度とし、前記2つの枝状部の双方の側に、前記第1の結合角度θ1に対応した第1の分子鎖固定位置、及び前記第2の結合角度θ2に対応した第2の分子鎖固定位置を決定し、DNA塩基であるプリン体の分子軌道模型を作製することを特徴とする、請求項1~3のいずれか一に記載の分子模型作製方法。
【請求項9】 前記樹枝状部材は互いに90度の角度で隣接した4つの枝状部を有し、前記結合角度θとして第1の結合角度θ1及び第2の結合角度θ2を設定し、前記第1の結合角度θ1を108度、及び前記第2の結合角度θ2を148度とし、前記4つの枝状部において互いに異なる2つの分子鎖固定位置を決定し、フラーレンC60の分子軌道模型を作製することを特徴とする、請求項1~3のいずれか一に記載の分子模型作製方法。
【請求項10】 球状部材と、
中心部と複数の枝状部とを有し、前記複数の枝状部は、隣接する枝状部間が所定の角度で前記中心部から延在してなる樹枝状部材とを具え、
前記樹枝状部材は分子鎖として機能し、
前記樹枝状部材は、前記球状部材の半径をr、及び所定の分子における分子鎖の結合角度をθ(度)とした場合において、前記樹枝状部材における前記枝状部の、前記中心部の中心から2πr(θ/360)の位置に分子鎖固定位置を有することを特徴とする、分子模型
【請求項11】 前記樹枝状部材における前記枝状部の、前記中心からの長さが2πr(180/360)であることを特徴とする、請求項10に記載の分子模型部材。
【請求項12】 前記樹枝状部材は互いに120度の角度で隣接した3つの枝状部を有し、前記結合角度θは109度であって、sp混成軌道模型を構成することを特徴とする、請求項10又は11に記載の分子模型
【請求項13】 前記樹枝状部材は互いに90度の角度で隣接した4つの枝状部を有し、前記結合角度θとして第1の結合角度θ1~第3の結合角度θ3を設定し、前記第1の結合角度θ1を120度、前記第2の結合角度θ2を90度、及び前記第3の結合角度θ3を180度とすることにより、前記4つの枝状部において、前記第1の結合角度θ1から前記第3の結合角度θ3に対応した互いに異なる3つの分子鎖固定位置を有し、sp混成軌道模型を構成することを特徴とする、請求項10又は11に記載の分子模型
【請求項14】 前記樹枝状部材は互いに90度の角度で隣接した4つの枝状部を有し、前記結合角度θは90度であって、dsp混成軌道模型を構成することを特徴とする、請求項10又は11に記載の分子模型
【請求項15】 前記樹枝状部材は180度の角度で分岐した2つの枝状部を有し、前記結合角度θとして第1の結合角度θ1~第3の結合角度θ3を設定し、前記第1の結合角度θ1を120度、前記第2の結合角度θ2を108度、及び前記第3の結合角度θ3を132度とすることにより、前記2つの枝状部の一方の側に、前記第1の結合角度θ1に対応した第1の分子鎖固定位置を有し、前記2つの枝状部の他方の側に、前記第2の結合角度θ2及び前記第3の結合角度θ3に対応した第2の分子鎖固定位置及び第3の分子鎖固定位置を有し、DNA塩基であるプリン体の分子軌道模型を構成することを特徴とする、請求項10又は11に記載の分子模型
【請求項16】 前記樹枝状部材は180度の角度で分岐した2つの枝状部を有し、
前記結合角度θとして第1の結合角度θ1及び第2の結合角度θ2を設定し、前記第1の結合角度θ1を126度、及び前記第2の結合角度θ2を108度とすることにより、前記2つの枝状部の双方の側に、前記第1の結合角度θ1に対応した第1の分子鎖固定位置、及び前記第2の結合角度θ2に対応した第2の分子鎖固定位置を有し、DNA塩基であるプリン体の分子軌道模型を構成することを特徴とする、請求項10又は11に記載の分子模型
【請求項17】 前記樹枝状部材は互いに90度の角度で隣接した4つの枝状部を有し、前記結合角度θとして第1の結合角度θ1及び第2の結合角度θ2を設定し、前記第1の結合角度θ1を108度、及び前記第2の結合角度θ2を148度とすることにより、前記4つの枝状部において、前記第1の結合角度θ1及び前記第2の結合角度θ2に対応した互いに異なる2つの分子鎖固定位置を有し、フラーレンC60の分子軌道模型を構成することを特徴とする、請求項10又は11に記載の分子模型部材。
【請求項18】 請求項1~9のいずれか一に記載の方法で作製されたことを特徴とする、分子模型。
産業区分
  • 運動娯楽用
国際特許分類(IPC)
画像

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JP2003099479thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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