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冷凍カニの加工方法および加工装置

国内特許コード P05P002818
掲載日 2005年11月11日
出願番号 特願2004-093836
公開番号 特開2005-278423
登録番号 特許第4078428号
出願日 平成16年3月26日(2004.3.26)
公開日 平成17年10月13日(2005.10.13)
登録日 平成20年2月15日(2008.2.15)
発明者
  • 羽倉 義雄
出願人
  • 学校法人広島大学
発明の名称 冷凍カニの加工方法および加工装置
発明の概要

【課題】 冷凍カニの剥き身加工を、冷凍カニを解凍することなく、かつ、効率的に行う冷凍カニの加工方法を提供する。
【解決手段】 加工装置50に、低温恒温槽52、カニ脚圧縮手段54、カニ脚圧縮制御手段55、冷却手段64、カニ脚支持手段70aおよび70bを備え、カニ脚が-18℃~-40℃の範囲で凍結している状態において、上記カニ脚をカニ脚支持手段70aおよび70bにより圧縮することでカニ脚のカニ殻を圧壊することができ、凍結したカニ肉をカニ脚から分離できる。
【選択図】 図8

従来技術、競合技術の概要


国内におけるカニの漁獲量は年々減少している傾向にある。その一方で、世界の水産業におけるカニの生産量は、増加していることが報告されている。そのため、国内におけるカニの消費量のうち、海外からの輸入が占める割合は年々高くなる傾向にある。



国内の水産物輸入実績において、カニ(活、生鮮、冷蔵、冷凍)の主な輸入先は、ロシア、カナダ、米国、中国、朝鮮民主主義人民共和国である。輸入しているカニのうち、ズワイガニを例に挙げると、その輸入量が一番多い国はロシア(輸入ズワイガニの約60%を占める)、次いでカナダ(約30%)である(例えば、非特許文献1を参照)。



輸入されるカニの多くは、輸入先でボイルおよび脱甲した後、2つに裁断したものを急速冷凍した状態(以下、これを半製品と呼ぶ)にしたものを流通させている。国内にて水揚げされるカニについても、その多くはボイルおよび脱甲を中心に加工した半製品が流通している。これらの半製品は、加工業者によって剥き身、つめ、棒状といった製品に仕上げられた後、市場に販売される。

【非特許文献1】農林水産省経済局統計情報部〔編〕:ポケット 水産統計,農林統計協会(2002)P.110,111,191,201

産業上の利用分野


本発明は、冷凍カニの加工方法および加工装置に関し、より詳細には、冷凍カニのカニ脚を凍結したままの状態でカニ殻とカニ肉に分離する方法およびその装置に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
凍結したカニ脚を、カニ殻とカニ肉とに分離する加工方法であって、
上記カニ脚のカニ殻を圧壊する圧壊工程と、
上記カニ脚から上記カニ肉を分離する分離工程とを含み、
上記カニ殻を圧壊する時点での上記カニ殻及び上記カニ肉は、-18℃~-40℃であり、
上記圧壊工程では、
上記カニ脚の長さ方向に対して略垂直な面を仮定した場合に、同一面上に位置する2つの部分でカニ脚を挟んで圧縮し、且つ、
上記略垂直な面内の最長の径の両端付近にて該最長の径と交差する方向にカニ脚を圧縮することを特徴とする冷凍カニの加工方法。

【請求項2】
上記カニ殻を圧壊する時点での上記カニ殻及び上記カニ肉は、-20℃~-30℃であることを特徴とする請求項1に記載の冷凍カニの加工方法。

【請求項3】
上記圧壊工程中の上記カニ殻及び上記カニ肉は、液体窒素の蒸発により発生する潜熱を用いて、冷却されることを特徴とする請求項1または2に記載の冷凍カニの加工方法。

【請求項4】
凍結したカニ脚を、カニ殻とカニ肉とに分離する冷凍カニの加工装置であって、
上記カニ脚を支持するカニ脚支持手段と、
上記カニ脚支持手段に荷重をかけることにより上記カニ脚支持手段に支持されたカニ脚をその長さ方向に対して略垂直な方向に圧縮するカニ脚圧縮手段と、
上記カニ脚が上記略垂直な方向に圧縮される時点の上記カニ殻及び上記カニ肉の温度を、-18℃~-40℃にする冷却手段とを備えており、
上記カニ脚支持手段は、上記カニ脚圧縮手段によって荷重がかけられると、カニ脚が、上記略垂直な面内の最長の径の両端付近にて該最長の径と交差する方向に圧縮されるように、上記略垂直な面上に位置する4つの部分にて上記カニ脚と接触する形状であることを特徴とする冷凍カニの加工装置。

【請求項5】
上記冷却手段は、上記カニ脚が上記略垂直な方向に圧縮される時点の上記カニ殻及び上記カニ肉の温度を、-20℃~-30℃にすることを特徴とする請求項4に記載の冷凍カニの加工装置。

【請求項6】
上記冷却手段は、液体窒素の蒸発により発生する潜熱を用いて、上記カニ脚を冷却するように構成されていることを特徴とする請求項4または5に記載の冷凍カニの加工装置。

【請求項7】
上記カニ脚支持手段は、互いに対応する面を有する一対の構造体であり、
上記互いに対応する面には、合致する位置に凹溝が設けられており、
上記凹溝の幅は、上記カニ脚の上記楕円形の最長の径よりも短く構成されていることを特徴とする請求項4から6までの何れか1項に記載の冷凍カニの加工装置。
産業区分
  • 水産
  • 食品
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2004093836thum.jpg
出願権利状態 権利存続中


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