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電波通信環境模擬装置

国内特許コード P05A007960
整理番号 2008
掲載日 2005年12月2日
出願番号 特願2001-246699
公開番号 特開2003-060591
登録番号 特許第3588619号
出願日 平成13年8月15日(2001.8.15)
公開日 平成15年2月28日(2003.2.28)
登録日 平成16年8月27日(2004.8.27)
発明者
  • 横山 正文
  • 山本 和秀
  • 神埜 浩
  • 斎藤 邦彦
  • 島田 武男
出願人
  • 防衛装備庁長官
  • 三菱プレシジョン株式会社
発明の名称 電波通信環境模擬装置
発明の概要 【課題】 3つ以上の実際の無線機を使用しての訓練、および空中に電波を放射することのない運用を可能とする電波通信環境模擬装置を提供する。
【解決手段】 運用管制部21は通信運用シナリオを設定、表示する。通信諸元入出力装置62i は訓練条件を表示するとともに通信条件の入力に使用される。また、通信周波数、出力および変調方法等は実際の無線機61i で設定される。模擬空界制御部24は訓練条件および通信条件に基づいて無線機間の電波伝搬損失を算出し、模擬空界部25の可変減衰器を設定する。無線機間の通信は模擬空界部25を介しておこなわれるので、電波が中空に放射されることはない。さらに信号分析器により各無線機の出力を順次モニタし、モニタ結果に基づいて電波雑音等を制御する。
従来技術、競合技術の概要


無線通信の訓練あるいは無線機運用試験等において実際の無線機を使用して実際に電波を放射すると、第三者に使用周波数等の通信諸元が知られてしまい通信の秘密保持が困難となる。



このため、電波を空中に放射することなく無線通信訓練をするための電波通信環境模擬装置が提案されている。



図1は、特開平2-186848号公報に提案されている電波通信環境模擬装置の構成図であって、1組の訓練用端末11および11’、通信訓練用管制部12、ならびに模擬通信系制御部13から構成されている。なお、模擬通信系制御部13は、減衰量を外部から設定可能な高周波用広帯域可変減衰器、ならびに変調信号、変調種類および搬送波周波数を外部から設定可能な高周波信号発生器を具備している。



訓練用端末11および11’は訓練を受ける訓練生が操作するものであって、訓練において想定する通信所の設置位置およびアンテナの特性等を含む通信諸元を設定するためのタッチパネル111および111’、ならびに模擬通信機112および112’から構成されている。なお、模擬通信機112および112’は訓練対象の実際の無線機と同様の操作パネルを有し、この操作パネルを使用して設定される通信周波数、送信電力等を外部に出力可能な構成となっている。



通信訓練用管制部12は、訓練指導員が想定するゲーミングエリア、季節、時刻、電波雑音等の訓練条件を設定するための設定器121、ゲーミングエリアに対応した地図データを格納するための地図情報記憶器122、 設定器121で設定される訓練条件および訓練用端末11および11’で設定される通信諸元に基づいて訓練用端末11および11’間の電波伝搬損失を制御する制御器123、ならびに制御器123から出力されるデータを表示する表示器124を具備している。



また、模擬通信系制御部13は、制御器123が算出する電波伝搬損失に基づいて訓練用端末11および11’間の通信信号を制御する。



訓練に際しては、まず訓練指導員が設定器121から訓練条件、例えば、日付、時刻、ゲーミングエリア等を入力する。すると、制御器123は訓練地の地図情報を地図情報記憶装置122から読み込み、表示器124に表示するとともに、一対の訓練用端末11および11’に対して訓練情報として出力する。



訓練指導員は表示器124に表示された訓練情報に基づいて電波雑音諸元(周波数帯等)を設定器121を介して入力する。また、訓練生は訓練情報に基づいて訓練用端末11および11’を使用して通信諸元(通信周波数等)を入力するとともに、タッチパネル111および111’を使用して模擬無線機112および112’では設定できない無線機の設置条件(無線機の設置位置等)を入力する。



設定器121から設定された訓練諸元、ならびに訓練用端末11、11’から設定された通信諸元および無線機の設置条件に基づいて、制御器123は、電波伝搬減衰量を算出するとともに、模擬通信系制御部13が訓練用端末11および11’間の伝搬条件(伝搬減衰量等)が実際の伝搬条件を模擬するように模擬通信系制御部13を制御する。

産業上の利用分野


本発明は実際に電波を空中に放射することなく無線通信訓練、無線機運用試験等を実行するために空中の電波伝搬および通信障害を模擬する電波通信環境模擬装置に係わり、特に、2台以上の実際の無線機を使用しての同時通信のために空中の電波伝搬環境を模擬する電波通信環境模擬装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
通信運用シナリオを設定・表示するための運用管制部と、
前記運用管制部で設定された通信運用シナリオを表示し、通信条件を入力するための通信諸元入出力装置と、実際の無線機とをそれぞれ具備する少なくとも2つの模擬通信所と、
前記運用管制部で設定された通信運用シナリオに基づいて電波雑音を発生する少なくとも1つの信号発生器と、
前記信号発生器から発生された電波雑音に対する電波伝搬損失であって、前記少なくとも2つの無線機のそれぞれに対応した電波伝搬損失、および前記少なくとも2つの無線機の間の電波伝搬損失を算出する模擬空界制御部と、
前記模擬空界制御部で算出された電波伝搬損失を用いて前記少なくとも2つの無線機における受信信号を模擬する模擬空界部と、
前記無線機の出力を監視するための信号分析器と、
前記運用管制部および前記模擬通信所内の通信諸元入出力装置と情報の交換、前記信号発生器からの通信運用シナリオに対応した電波雑音の発射、前記模擬空界制御部における電波伝搬損失の算出、前記模擬空界部における前記少なくとも2つの無線機の間の電波伝搬損失の模擬、ならびに前記信号分析器の動作を制御するシステム制御部と、を具備する電波通信環境模擬装置。

【請求項2】
前記信号発生器および前記信号分析器の動作を制御する計測制御部と、
各々がクライアント用コンピュータで構成された前記運用管制部、前記模擬通信所、前記模擬空界制御部、前記模擬空界部および前記計測制御部と、サーバ用コンピュータで構成された前記システム制御部とを接続するローカル・エリア・ネットワークと、をさらに具備する請求項1に記載の電波通信環境模擬装置。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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11953_01SUM.gif
出願権利状態 登録
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