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電波センサ 新技術説明会

国内特許コード P05A007980
整理番号 2022
掲載日 2005年12月2日
出願番号 特願2003-000438
公開番号 特開2003-240840
登録番号 特許第3652354号
出願日 平成15年1月6日(2003.1.6)
公開日 平成15年8月27日(2003.8.27)
登録日 平成17年3月4日(2005.3.4)
発明者
  • 船田 吉丸
  • 日高 慶記
出願人
  • 防衛装備庁長官
  • 三菱プレシジョン株式会社
発明の名称 電波センサ 新技術説明会
発明の概要 【課題】 系列符号を適宜切り換えることで第三者から検知されにくい電波センサの実現。
【解決手段】 スペクトラム拡散通信方式を用いた電波センサは、搬送波を拡散して被変調波を生成するために必要な第1の系列符号を、複数の系列符号の中から選択して出力する第1の系列符号生成手段8,9を有する送信部と、この被変調波を逆拡散して検知信号を生成するために必要な第2の系列符号を、第1の系列符号を遅延させて生成する第2の系列符号生成手段10を有する受信部とを備える。
従来技術、競合技術の概要


スペクトラム拡散を用いた通信方式は、秘匿性や妨害波の排除能力が着目され、衛星通信技術あるいは無線LAN等、様々な分野で用いられている。例えば、直接拡散方式によるスペクトラム拡散通信においては、送信側では、PN(疑似雑音)系列符号を使って入力信号を拡散して送信し、受信側では、送信側と同じPN系列符号を使って受信信号を逆拡散して入力信号を復元することで通信を行う。このとき、異なるPN系列符号で拡散された入力信号はほとんど復元されないので、PN系列符号が異なれば相互に干渉することはない。



このようなスペクトラム拡散通信方式を用いた例として、進入防止装置あるいは速度検知装置等に用いられる電波センサがある。



電波センサは送信部及び受信部からなり、送信部から移動目標に対して電波を送信し、さらに移動目標からの反射波を受信することで速度等を検出する。進入防止装置は、電波センサを中心とした地域の中に、進入してくる移動目標を検知し対処する装置であり、速度検知装置は、電波センサを中心とした地域の中で、移動する目標物の速度を計測し検知する装置である。



従来例による電波センサにおいては、搬送波を所定の系列符号で拡散して被変調波を生成し、その被変調波を増幅して移動目標に対して送信し、移動目標から反射して到来した信号に対して同期した系列符号を用いてドップラー成分を抽出する。ドップラー成分は移動目標の相対速度に比例しているので、移動目標の検知あるいは速度の検知等が可能である。スペクトラム拡散通信方式における系列符号の種類としては、M系列(最長系列)、GOLD系列あるいはその他の系列符号等があるが、通常そのうちの1つの符号系列のみが用いられる。



図1は、スペクトラム拡散通信方式を用いた電波センサの従来例を示すブロック図である。



高周波発振器1は、搬送波101を生成し、送信側の変調器2及び受信側の混合器5へ出力する。



符号発生器9は、クロック発生器7から出力されるクロック信号104によりタイミングをとって系列符号102を生成し、変調器2及び遅延器10へ出力する。



変調器2は、系列符号102と搬送波101とを混合することにより位相変調し、被変調波103を生成する。被変調波103は電力増幅器3で増幅され、送信波201として送信アンテナ4から、移動目標20へ向けて送信される。



移動目標20に反射して到来した反射波202は、環境雑音203と共に受信アンテナ6で受信信号110として受信される。



混合器5は、受信信号110と、高周波発振器1によって生成された搬送波101とを混合し、移動目標20に対する反射波202の成分が抽出された低周波の中間周波111を生成する。



遅延器10では、送信側と同じ系列符号102に対して、電波センサの検知領域に対応して設定される時間又はビット分だけ遅延させて遅延系列符号112を生成する。



中間周波111は増幅器11で増幅され、続いて、復調器12において遅延系列符号112によって復調される。このとき、移動目標20に対する反射波202は、遅延系列符号112と同期しているので、移動目標20のドップラー成分113のみが抽出される。それ以外の信号は、遅延系列符号112とは同期していなので抽出されない。



検知/速度表示器13は、反射波202の検知を表示すると共に、ドップラー成分113を換算して速度情報を出力する。

産業上の利用分野


本発明は、進入防止装置又は速度検知装置に利用する電波センサに関し、特に、第三者が電波センサの存在を検知する可能性の低減に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
搬送波を拡散して被変調波を生成するために必要な第1の系列符号を、複数の系列符号の中から選択して出力する第1の系列符号生成手段を有する送信部と、
前記被変調波を逆拡散して検知信号を生成するために必要な第2の系列符号を、前記第1の系列符号を遅延させて生成する第2の系列符号生成手段を有する受信部とを備える電波センサであって、
予め決められたクロック周波数及び予め決められたドップラー周波数通過帯域を有する電波センサにおいて、
前記クロック周波数を前記第1の系列符号の符号長で割ったときの符号周期周波数が前記ドップラー周波数通過帯域の上限値よりも大きいかまたは前記ドップラー周波数通過帯域の下限値よりも小さくなるように、系列符号を予め選択することを特徴とする第三者から検知されにくい電波センサ。

【請求項2】
前記第1の系列符号生成手段が出力する前記第1の系列符号は、一定の時間間隔又は任意の時間間隔で切り換わる請求項1に記載の電波センサ。

【請求項3】
前記第1の系列符号生成手段が出力する前記第1の系列符号は、一定の符号周期積算値又は任意の符号周期積算値で切り換わる請求項1又は2に記載の電波センサ。

【請求項4】
前記第1の系列符号生成手段は、前記第1の系列符号を、前記複数の系列符号の中から所定の順序又は任意の順序で選択して出力する請求項1から3のいずれか一項に記載の電波センサ。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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11975_01SUM.gif
出願権利状態 登録
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