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送受信装置 UPDATE

国内特許コード P05A008058
整理番号 1776
掲載日 2005年12月2日
出願番号 特願平09-288406
公開番号 特開平11-125670
登録番号 特許第3046949号
出願日 平成9年10月21日(1997.10.21)
公開日 平成11年5月11日(1999.5.11)
登録日 平成12年3月17日(2000.3.17)
発明者
  • 渡辺 秀明
  • 島野 不二郎
  • 中澤 利之
  • 米倉 英晃
  • 保科 恭史
  • 伊藤 敬
出願人
  • 防衛装備庁長官
  • 三菱電機株式会社
発明の名称 送受信装置 UPDATE
発明の概要 【課題】 干渉波と所望波のレベル差に関わらず、干渉波を抑圧し、所望波を得る送受信装置を得る。
【解決手段】 基本送信信号を分配する第1の分配器と分配後の複数の各分配送信信号の位相を変える各移相器と各移相器の位相を制御する移相器制御手段と移相後信号対応の送信信号を放射する各送信アンテナと基本送信信号の一部を取り出す第2の分配器と送信機から構成される送信装置と、各受信アンテナと第2の分配器による出力を遅延させる遅延手段と遅延後の分配信号で干渉波除去処理をする複数の加重係数付減算器と複数の減算器出力を加算する加算器から構成される受信装置を備え、受信装置の加算器出力の一部を送信装置の移相器制御手段に帰還させた。
従来技術、競合技術の概要


従来の技術として、図11は、例えば、「レーダ応用のための同時送受信技術について」、阿部、米倉、渡辺、平沢、信学技報、SANE94-58,1994に示された干渉波抑圧手段を備えた送受信装置のブロック図である。図において、1は送信信号発生手段、2は送信機、24は送信アンテナ、14は受信のための複数の素子アンテナ、15は複数の受信機、16は複数のA/D変換器、17は複数の乗算器、18は複数の減算器、19は加算器である。
次に、上記構成の装置の動作について説明する。送信信号発生手段によって発生した送信信号は、送信機2にて増幅され、送信アンテナ24を通して空間に放射される。放射された送信波の一部は、干渉波となって受信用の複数の素子アンテナ14で受信される。各素子アンテナでは、干渉波とともに所望波を受信し、各素子アンテナに接続されたそれぞれの受信機15で周波数変換された後、各受信機に接続されたそれぞれのA/D変換器16にてA/D変換される。素子アンテナ#1~#Nで受信された信号のA/D変換後の出力信号が、それぞれ入力される減算器18に接続されたそれぞれの乗算器17において、素子アンテナ#0で受信した信号のA/D変換後の出力信号は、素子アンテナ#1~#Nで受信された信号のA/D変換後のそれぞれの出力信号と等しくなるように位相と振幅が補正され、それぞれ減算器で素子アンテナ#1~#Nで受信された信号のA/D変換後の出力信号から差し引かれることにより、干渉波は抑圧される。一方、所望波については、位相と振幅が乗算器17による位相と振幅の補正で、素子アンテナ#0で受信した信号のA/D変換後の出力信号と素子アンテナ#1~#Nで受信された信号のA/D変換後の出力信号が等しくならないので、干渉波のように抑圧されない。それぞれの減算器18の出力信号は加算器19で加算され、最終的に出力信号を得る。
また、同じ文献において、図12に示すように、送信アンテナ、受信アンテナが各一本の場合の同時送受信装置について干渉波除去の方法を示している。その構成として、送受信信号の一部をA/D変換し、アダプティブフィルタを用いて受信信号に減算処理をして、エコーキャンセラ方式により干渉波を抑圧する構成としている。ただ、この場合には、多素子アンテナに対しての送信信号を直接利用しての干渉波抑圧については記述がなく、多素子アンテナには先に述べた構成による抑圧方法のみ検討されている。従って、図11の構成と図12の構成を組み合わせると、図13に示すような送受信装置の構成となる。

産業上の利用分野


本発明は、通信、レーダ等の電波機器における干渉波抑圧手段を備えた送受信装置に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
基本送信信号を分配する第1の分配器と、上記分配後の複数の各分配送信信号の対応する各々の位相を変える各移相器と、上記各移相器の各々の位相を制御する移相器制御手段と、上記移相器で位相を変えた移相後信号に対応する送信信号を放射する各送信アンテナと、上記基本送信信号の一部を取り出す第2の分配器と、上記基本送信信号を発生する手段以降で各アンテナ間に設けた送信機から構成される送信装置と、
目標受信信号を受ける複数の各受信アンテナと、上記送信装置の第2の分配器で一部を分配された出力を遅延させる遅延手段と、上記遅延後の分配信号を用いて干渉波除去処理をする複数の加重係数付減算器と、上記複数の減算器出力を加算する加算器から構成される受信装置とを備え、
上記受信装置の加算器出力の一部を上記送信装置の移相器制御手段に帰還させて上記各移相器を制御する送受信装置。

【請求項2】
送信機は、基本送信信号発生手段と第1の分配器間に設け、送信機出力信号を第1の分配器で分配するようにしたことを特徴とする請求項1記載の送受信装置。

【請求項3】
送信機は、各移相器と各送信アンテナ間にアンテナ対応で複数設けたことを特徴とする請求項1記載の送受信装置。

【請求項4】
第1の分配器と各送信アンテナ間に各アンテナ対応で各減衰器を設け、移相器制御手段は移相器振幅制御手段としたことを特徴とする請求項3記載の送受信装置。

【請求項5】
遅延手段は、複数の遅延素子から構成されるアダプティブフィルタであることを特徴とする請求項1ないし請求項3いずれか記載の送受信装置。

【請求項6】
加重係数付減算器は、加重係数を複数の遅延素子から構成されるアダプティブフィルタで求めて減算することを特徴とする請求項1ないし請求項3いずれか記載の送受信装置。

【請求項7】
第1の分配器と各移相器とに換えて、基本送信信号を乗算する複数の乗算器と、上記各々の乗算器出力を対応するアナログ値に変換する各D/A変換器とし、送信機は上記D/A変換器の後に設け、
移相器制御手段は上記各々の乗算器を制御することを特徴とする請求項1記載の送受信装置。

【請求項8】
基本送信信号から送信信号を生成する送信機と、上記送信信号を放射する送信アンテナと、上記基本送信信号対応の一部を取り出す分配器とから構成される送信装置と、
目標受信信号を受ける複数の各受信アンテナと、上記送信装置の分配器で一部を分配された出力を遅延させる遅延手段と、上記遅延後の分配信号を用いて干渉波除去処理をする複数の加重係数付減算器と、上記複数の減算器出力を加算する加算器から構成される受信装置とを備えた送受信装置。

【請求項9】
遅延手段は、複数の遅延素子から構成されるアダプティブフィルタであることを特徴とする請求項8記載の送受信装置。

【請求項10】
受信装置の複数アンテナの素子指向性を測定する素子電界測定手段を付加し、上記測定した指向性により移相器制御手段または移相器振幅制御手段を近傍の各受信アンテナへの干渉を抑えるよう制御するようにしたことを特徴とする請求項1ないし請求項3いずれか記載の送受信装置。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP1997288406thum.jpg
出願権利状態 登録
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