TOP > 国内特許検索 > 回転パラシュ―ト

回転パラシュ―ト

国内特許コード P05A008079
整理番号 1836
掲載日 2005年12月2日
出願番号 特願平11-094555
公開番号 特開2000-280993
登録番号 特許第3063977号
出願日 平成11年4月1日(1999.4.1)
公開日 平成12年10月10日(2000.10.10)
登録日 平成12年5月12日(2000.5.12)
発明者
  • 直井 文博
  • 渡辺 雅仁
  • 山上 和一
  • 佐藤 大道
出願人
  • 防衛装備庁長官
発明の名称 回転パラシュ―ト
発明の概要 【課題】 回転率に優れ、結果として収納容積が小さくなる回転パラシュートを提供することを目的とする。
【解決手段】 ボルテリックスリング型回転パラシュートにおいて、傘縁部12は風上側の側部の大きさは他方の側部122のそれより大きいことを特徴とする。
【効果】回転パネルの傘縁部の風上側の側部を他方の側部より大きくして空気の風上側の空気取り入れ口を大きくすることによって、傘縁部が風に押されて内側方向にめくれ込む現象を防止することができ、このため抗力性能、回転性能ともに向上する。
従来技術、競合技術の概要


空気中を落下する物体を減速する装置としては、パラシュートが一般的であるが、このようなパラシュートとして、回転しながら減速降下する回転パラシュートが知られている。
このようなパラシュートは、回転することにより抵抗係数が増加し、安定性が増加するという利点があり、またパラシュートに吊下物、散布器等を搭載し、薬品の散布などを行う場合、パラシュートは回転しながら降下するのが好ましい。
回転しながら降下するパラシュートとしては、一般に、ボルテリックスリング型と呼ばれる構造のパラシュートが知られている。このボルテリックスリング型パラシュートは、図4に示すような頂上部11と傘縁部12と前記頂上部11を有するパネル本体13からなる構造の回転パネル1を有している。そして、このような回転パネル1を、図5に示すように(図1も参照)、4枚の回転パネル1の頂上部11を相互に連結し、センターコード2に接続するとともに、隣接する回転パネル1を間隔を置いて、傘縁部12付近で連結する外縁ピッチライン3、傾斜ピッチライン4と前記外縁及び傾斜ピッチライン3、4と連結し、かつ前記吊下物6を吊下げるためのサスペンションライン5を有した構造になっている。そして前記4枚の回転パネル1は外縁ピッチライン3、傾斜ピッチライン4の作用によってそれぞれ独立に一定方向に傾斜して開傘し、所定方向に回転して減速降下するようになっている。
上述のようなボルテリックスリング型パラシュートは、回転パネル1の面積が小さく、収納時の容積が小さく、また回転パネルの回転抵抗が小さく回転率(回転数/落下速度)を上げることができるという利点がある。しかしながら、上述のような傘縁部12の側部121、122が同じ長さの回転パネル1を使用したときは、風上側である傘縁部が内側にめくれ込むことがあった。このような現象を生じると、回転パネル1のばたつきを生じ、回転中の回転性能を極端に悪化させる問題点がある。
本発明は上述の問題点に鑑みなされたものであり、回転率に優れ、結果として収納容積が小さくなる回転パラシュートを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明による回転パラシュートは、傘縁部、パネル本体とを有し、前記パネル本体の頂上部を相互に連結した複数の回転パネルと、前記頂上部に接続し、落下方向に垂下するセンターコードと、前記回転パネルの傘縁部端部を連結する外縁ピッチラインと前記傘縁部とパネル本体との境で連結する傾斜ピッチラインを同一連結部で接続するサスペンションラインとを有し、前記外縁ピッチライン、傾斜ピッチライン及びサスペンションラインが接続する連結部は隣接する回転パネルのそれぞれの外縁ピッチライン及び傾斜ピッチラインの長さが異なるような位置にあり、前記相互に隣接する外縁ピッチラインのうち、短い外縁ピッチライン側方向に回転するようになっている回転パラシュートにおいて、回転方向前方である風上側の前記傘縁部の側部の大きさは他方の側部のそれより大きいことを特徴とする。
本発明によれば、回転パネルの傘縁部の風上側の側部を他方の側部より大きくして空気の風上側の空気取り入れ口を大きくすることによって、傘縁部が風に押されて内側方向にめくれ込む現象を防止することができ、このため抗力性能、回転性能ともに向上する。

産業上の利用分野


本発明は回転パラシュート、さらに詳細には回転特性及び抗力特性が良好な回転パラシュートに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
傘縁部、パネル本体とを有し、前記パネル本体の頂上部を相互に連結した複数の回転パネルと、前記頂上部に接続し、落下方向に垂下するセンターコードと、前記回転パネルの傘縁部端部を連結する外縁ピッチラインと前記傘縁部とパネル本体との境で連結する傾斜ピッチラインを同一連結部で接続するサスペンションラインとを有し、前記外縁ピッチライン、傾斜ピッチライン及びサスペンションラインが接続する連結部は隣接する回転パネルのそれぞれの外縁ピッチライン及び傾斜ピッチラインの長さが異なるような位置にあり、前記相互に隣接する外縁ピッチラインのうち、短い外縁ピッチライン側方向に回転するようになっている回転パラシュートにおいて、回転方向前方である風上側の前記傘縁部側部の大きさは他方の側部のそれより大きいことを特徴とする回転パラシュート。
国際特許分類(IPC)
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP1999094555thum.jpg
出願権利状態 登録
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、問合せボタンを押してください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close