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回転パラシュート

国内特許コード P05A008080
整理番号 1837
掲載日 2005年12月2日
出願番号 特願平11-094556
公開番号 特開2000-280991
登録番号 特許第3079517号
出願日 平成11年4月1日(1999.4.1)
公開日 平成12年10月10日(2000.10.10)
登録日 平成12年6月23日(2000.6.23)
発明者
  • 斉藤 親司
  • 渡辺 雅仁
  • 山上 和一
  • 佐藤 大道
出願人
  • 防衛装備庁長官
発明の名称 回転パラシュート
発明の概要 【課題】 回転率に優れた回転パラシュートを提供することを目的とする。
【解決手段】 ボルテリックスリング型パラシュートにおいて、回転パネル1は、この回転パネルが風をはらんだ時の形状とほぼ同一形状に形成されていることを特徴とする。
【効果】 回転パネルを風がはらんで湾曲した状態にあらかじめ形成しておくため、回転パネルにしわが寄る恐れが無くなり、このため抗力性能、回転性能ともに向上する。
従来技術、競合技術の概要


空気中を落下する物体を減速する装置としては、パラシュートが一般的であるが、このようなパラシュートとして、回転しながら減速降下する回転パラシュートが知られている。
このようなパラシュートは、回転することにより抵抗係数が増加し、安定性が増加するという利点があり、またパラシュートに吊下物、散布器等を搭載し、薬品の散布などを行う場合、パラシュートは回転しながら降下するのが好ましい。
回転しながら降下するパラシュートとしては、一般に、ボルテリックスリング型と呼ばれる構造のパラシュートが知られている。このボルテリックスリング型パラシュートは、図5に示すような頂上部11と傘縁部12と前記頂上部11を有するパネル本体13からなる構造の回転パネル1を有している。そして、このような回転パネル1を、図1に示すように、4枚の回転パネル1の頂上部11を相互に連結し、センターコード2に接続するとともに、隣接する回転パネル1を間隔を置いて、傘縁部12付近で連結する外縁ピッチライン3、傾斜ピッチライン4と前記外縁及び傾斜ピッチライン3、4と連結し、かつ前記吊下物6を吊下げるためのサスペンションライン5を有して構造になっている。そして前記4枚の回転パネル1は外縁ピッチライン3、傾斜ピッチライン4の作用によってそれぞれ独立に一定方向に傾斜して開傘し、所定方向に回転して減速降下するようになっている。
上述のようなボルテリックスリング型パラシュートは、回転パネル1の面積が小さいため、収納時の容積が小さく、また回転パネルの回転抵抗が小さく回転率(回転数/落下速度)を上げることができるという利点がある。このようなボルテリックスリング型パラシュートの回転パネル1は、従来、ほぼ三角形状のパネル本体13とこれに接続する側部にRを有する四角形の傘縁部12を平面的に裁断して製造している(図5参照)。このような回転パネル1が風をはらんで、図1のように膨らんで湾曲する場合、各部に無理を生じてしわが寄り、回転中の回転性能を極端に悪化させる問題点がある。
本発明は上述の問題点に鑑みなされたものであり、回転率に優れた回転パラシュートを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明による回転パラシュートは、傘縁部とほぼ三角形状のパネル本体とを有し、前記パネル本体の頂上部を相互に連結する複数の回転パネルと、前記頂上部に接続し、落下方向に垂下するセンターコードと、前記回転パネルの傘縁部端部を連結する外縁ピッチラインと前記傘縁部とパネル本体との境で連結する傾斜ピッチラインを同一連結部で接続するサスペンションラインとを有し、前記外縁ピッチライン、傾斜ピッチライン及びサスペンションラインが接続する連結部は隣接する回転パネルのそれぞれの外縁ピッチライン及び傾斜ピッチラインの長さが異なるようになっている回転パラシュートにおいて、前記回転パネルは、外側辺とこれと隣接する内側辺と前記外側辺と内側辺を結ぶ底辺とよりなる二つのパネル部分の前記内側辺を相互に連結して構成されたパネル本体と、前記底辺に連結された傘縁部とを有し、前記パネル部分の前記内側辺と外側辺は前記パネル本体の中心方向に湾曲し、前記底辺は前記外側辺と内側辺の交点である前記頂上部方向と反対方向に湾曲し、前記傘縁部は同様に前記頂上部方向に湾曲した連結辺を有し、前記連結辺と前記底辺とが連結されており、風をはらんだ時の形状とほぼ同一形状に形成されてるようになっていることを特徴とする。
本発明によれば、回転パネルを風がはらんで湾曲した状態にあらかじめ形成しておくため、回転パネルにしわが寄る恐れが無くなり、このため抗力性能、回転性能ともに向上する。

産業上の利用分野


本発明は回転パラシュート、さらに詳細には回転特性及び抗力特性が良好な回転パラシュートに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
傘縁部ほぼ三角形状のパネル本体とを有し、前記パネル本体の頂上部を相互に連結する複数の回転パネルと、前記頂上部に接続し、落下方向に垂下するセンターコードと、前記回転パネルの傘縁部端部を連結する外縁ピッチラインと前記傘縁部とパネル本体との境で連結する傾斜ピッチラインを同一連結部で接続するサスペンションラインとを有し、前記外縁ピッチライン、傾斜ピッチライン及びサスペンションラインが接続する連結部は隣接する回転パネルのそれぞれの外縁ピッチライン及び傾斜ピッチラインの長さが異なるようになっている回転パラシュートにおいて、前記回転パネルは、外側辺とこれと隣接する内側辺と前記外側辺と内側辺を結ぶ底辺とよりなる二つのパネル部分の前記内側辺を相互に連結して構成されたパネル本体と、前記底辺に連結された傘縁部とを有し、前記パネル部分の前記内側辺と外側辺は前記パネル本体の中心方向に湾曲し、前記底辺は前記外側辺と内側辺の交点である前記頂上部方向に湾曲し、前記傘縁部は同様に前記頂上部方向に湾曲した連結辺を有し、前記連結辺と前記底辺とが連結されており、風をはらんだ時の形状とほぼ同一形状に形成されてるようになっていることを特徴とする回転パラシュート。
国際特許分類(IPC)
画像

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JP1999094556thum.jpg
出願権利状態 登録
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