TOP > 国内特許検索 > 中赤外固体レーザ装置

中赤外固体レーザ装置

国内特許コード P05A008089
整理番号 1815
掲載日 2005年12月2日
出願番号 特願平11-310359
公開番号 特開2001-133822
登録番号 特許第3081921号
出願日 平成11年10月29日(1999.10.29)
公開日 平成13年5月18日(2001.5.18)
登録日 平成12年6月30日(2000.6.30)
発明者
  • 加藤 洌
出願人
  • 防衛装備庁長官
発明の名称 中赤外固体レーザ装置
発明の概要 【課題】 小型軽量で高変換効率、かつ高出力で、波長3~5μm帯の中赤外線レーザ光を安定に出力せしめる中赤外固体レーザ装置を提供することにある。
【解決手段】 この中赤外固体レーザ装置は、非線形光学結晶としてAgGa1-xInSe(x=0.25~0.35)結晶を用いることにより、変換効率、出力特性のいずれも向上することを見いだしたものである。AgGa1-xInSe結晶は、位相整合許容角が△θext・L1/2=8.2deg・cm1/2と大きく、しかも位相整合条件がθ=90°となるため、ウォーク・オフ角(励起光と出力光のずれ)が0となり、励起光に対する出力特性が極めて優れている。したがって、これを非線形光学結晶として用いれば、結晶の角度調整が不必要となり、高い変換効率で安定した出力の3~5μm帯中赤外コヒーレント光が得られる。
従来技術、競合技術の概要


従来、非線形光学論系に基づいて、非線形光学素子(結晶)にコヒーレントな励起光(基本光)を入力することにより、異なる波長のコヒーレント光を出力せしめるレーザ発振器(光パラメトリック発振器)が知られている。この発振器は、一般に励起光源と、非線形光学素子と、その両側に配置された一対の反射鏡とから概略構成されており、上記励起光と出力光であるシグナル及びアイドラー光との間には次式(1)及び(2)に示す関係が成り立っている。
1/λs+1/λi=1/λp …(1)
/λ+n/λ=n/λ …(2)
但し、λは励起光の波長、λはシグナル光の波長、λはアイドラー光の波長、nは励起光の屈折率、nはシグナル光の屈折率、nはアイドラー光の屈折率である。
かかる構成のレーザ発振器の1例として、1.9~2.3μmの波長領域でコヒーレント光を出力する赤外光パラメトリック発振器が本発明者等によって「CTA光パラメトリック発振器」(特許第2695376号)として提案されている。これは励起光源として1.047~1.0796μmの波長のレーザ光を発振する各種固体レーザを用い、非線形光学素子としてCsTiOAsO結晶を用いたものである。
また、波長3~5μmのパラメトリック発振を行うレーザ発振器としては、励起光源にHo:YLF、Ho:YAG等の各種固体レーザを用い、非線形光学素子としてAgGaSeやZnGeP結晶を用いたものが知られている。

産業上の利用分野


本発明は、光パラメトリック発振によりコヒーレント光を励起する中赤外固体レーザ装置に係り、特に3~5μmの波長でコヒーレント光を励起する中赤外固体レーザ装置に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
励起光源の励起光で光パラメトリック発振用の非線形光学素子を励起し、パラメトリック発振により3~5μm帯の波長でコヒーレント光を出力する中赤外固体レーザ装置であって、前記励起光源として2.05~2.1μmの波長でレーザ発振する固体レーザを用い、前記光パラメトリック発振用の非線形光学素子として、AgGa1-xInSe(x=0.25~0.35)結晶を用いたことを特徴とする中赤外固体レーザ装置。

【請求項2】
励起光源の励起光で光パラメトリック発振用の非線形光学素子を励起し、パラメトリック発振により3~5μm帯の波長でコヒーレント光を出力する中赤外固体レーザ装置であって、前記励起光源として、CsTiOAsO結晶を1.047~1.0796μmの波長のレーザ光で励起して1.9~2.3μmのコヒーレント光を出力するCTA光パラメトリック発振器を用い、前記光パラメトリック発振用の非線形光学素子として、AgGa1-xInSe(x=0.25~0.35)結晶を用いたことを特徴とする中赤外固体レーザ装置。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

12082_01SUM.gif
出願権利状態 登録
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、問合せボタンを押してください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close