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レーダ装置

国内特許コード P05A008097
整理番号 1793
掲載日 2005年12月9日
出願番号 特願平10-344925
公開番号 特開2000-155165
登録番号 特許第3060012号
出願日 平成10年11月18日(1998.11.18)
公開日 平成12年6月6日(2000.6.6)
登録日 平成12年4月28日(2000.4.28)
発明者
  • 末田 八郎
  • 伊藤 敏晴
出願人
  • 防衛装備庁長官
発明の名称 レーダ装置
発明の概要 【課題】 地表面等からの不要な反射信号成分を効果的に抑圧できるレーダ装置を提供する。
【解決手段】 適当な変調を施した長パルスと短パルスの組を適当な間隔を開けて送信する送信器4を含む送信手段と、前記送信手段で送信した長短両パルスによる移動物標や地表面等の反射信号を受信する受信器3を含む受信手段と、前記受信手段で得た受信信号に含まれる地表面等の反射信号成分を短パルスによる受信信号成分で推定して抑圧する短パルス圧縮器5、短パルス参照信号生成器6、推定不要信号生成器7、変調信号生成器8、引算器9を含む抑圧手段と、前記抑圧手段で地表面等の反射信号成分を抑圧した受信信号から長パルスによる移動物標の反射信号成分を抽出する長パルス圧縮器10、長パルス参照信号生成器11、目標信号検出器12を含む抽出手段とを具備した構成である。
従来技術、競合技術の概要


移動物標を主探知対象とする従来のレーダ装置では、同一方向に複数の同一時間幅のパルスを送信して、移動物標や地表面等の反射信号を受信し、各送信パルスで得た受信信号間でドップラ偏移を分析して、地表面等の反射信号と考えられるドップラ偏移の小さい信号成分(以下、不要信号と呼ぶ)を抑圧し、移動物標の反射信号(以下、目標信号と呼ぶ)を求めている。
その際、一般的に、パルスの送信間隔は送信パルスによる反射信号がレーダ装置の最大探知距離から帰るまでの時間(以下、最大探知距離相当時間と呼ぶ)以上に設定される。その理由は、送信間隔を最大深知距離相当時間以内に設定すると、反射信号がレーダ装置に帰るまでの時間から物標の距離を求める測距に支障を生ずることと、送信中にレーダ装置に帰る反射信号を与える距離領域については探知性能が大幅に劣化することによる。
また、受信信号間でのドップラ偏移の分析と不要信号の抑圧は、適当な周波数フィルタを通じて行われることが多い。例えば、受信信号間で信号の差をとって不要信号を抑圧する手法も、そのような周波数フィルタによるものと考えることができる。
上述のレーダ装置で得られる不要信号の抑圧能力は受信信号のドップラ偏移を分析する周波数フィルタの帯域幅に依存する。さらに、その帯域幅は、ドップラ偏移の分析を受信信号間で行っているので、レーダ装置の最大探知距離に応じて設定されるパルスの送信間隔の逆数に比例する。このため、帯域幅を自由に設定することはできず、ドップラ偏移の広がった不要信号を効果的に抑圧することは困難であった。
上述の問題に対処するため、パルスの送信間隔をレーダ装置の最大探知距離相当時間以下に設定しているレーダ装置もある。しかし、これによると、前述のように、物標の距離を求める手段が必要なほか、探知不能となる距離領域が生ずるという問題が生ずる。
この他、1つの長パルスを送信して、受信信号からドップラ偏移の小さい信号成分を除去するレーダ装置も提案されている。しかし、これによると、近距離では十分な受信信号長が得られないため、目標信号と不要信号の分離が困難になるという問題がある。
さらに、時間とともに周波数を上げたチャープ信号で変調したパルスと時間とともに周波数を下げたチャープ信号で変調したパルスを一組にして送信し、ドップラ偏移に対する両チャープ信号の性質を利用して、不要信号を抑圧するレーダ装置も提案されている。しかし、これによると、1組の送信パルスによる全反射信号が受信できない近距離領域では不要信号の抑圧が困難なだけでなく、目標信号が2つになるという問題がある。

産業上の利用分野


本発明は、移動物標を主探知対象とするレーダ装置に関するものであり、とくに受信信号に含まれる地表面等の不要反射信号成分を抑圧する機能を備えたレーダ装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
互いに区別可能なように変調を施した長パルスと短パルスの組を適当な間隔を開けて送信する送信手段と、前記送信手段で送信した長短両パルスによる移動物標や地表面等の反射信号を受信する受信手段と、前記受信手段で得た受信信号に含まれる地表面等の不要反射信号成分を前記短パルスによる受信信号成分で推定して抑圧する抑圧手段と、前記抑圧手段で地表面等の不要反射信号成分を抑圧した受信信号から前記長パルスによる移動物標の反射信号成分を抽出する抽出手段とをち、
前記抑圧手段は、前記短パルスによる受信信号成分を地表面等の不要反射信号成分であるとして、該短パルスによる受信信号成分から前記長パルスで得られると推定される不要信号成分を生成する生成手段と、前記短パルスによる受信信号成分と前記生成手段で生成した不要信号成分を元の受信信号から除去する手段とを備えていることを特徴とするレーダ装置。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP1998344925thum.jpg
出願権利状態 登録
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