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担持体、物質検出用器具とその製造方法、及び検出方法

国内特許コード P05P003188
掲載日 2005年12月19日
出願番号 特願2004-110331
公開番号 特開2005-292051
登録番号 特許第4066187号
出願日 平成16年4月2日(2004.4.2)
公開日 平成17年10月20日(2005.10.20)
登録日 平成20年1月18日(2008.1.18)
発明者
  • 清水 信義
  • 浅川 修一
  • 村山 裕治
出願人
  • 学校法人慶應義塾
発明の名称 担持体、物質検出用器具とその製造方法、及び検出方法
発明の概要

【課題】本発明は、担持体に担持されている物質を検出するために、照射光を担持体に照射して、物質が担持されている場合に放射される放射光を検出する際、簡便にバックグラウンドノイズを減少させる方法を提供することを目的とする。
【解決手段】検出対象の物質を担持させるための担持体をインクで染色する。また、検出前に、透明化するなど、担持体の屈折率を変化させる。
【選択図】なし

従来技術、競合技術の概要


担持体上にDNAやRNA、タンパク質をアレイ状に固定したデバイスとして、マクロアレイやマイクロアレイが知られている。これらのアレイは、生物学、医学の分野において研究や診断に用いられている。



アレイの表面にはDNAやRNA、タンパク質などが固定される。固定法としては、従来、サザンブロッティング法、ノーザンブロッティング法、ウエスタンブロッティング法で用いられてきた方法や、基板上で直接DNA合成を行うDNAチップ法や、cDNAクローンやPCR法で増幅されたDNA、合成されたDNA等をスポッターと呼ばれる装置を用いて基板に整列固定するDNAマイクロアレイ法等がある。また、タンパク質はDNAマイクロアレイ法と同様にスポッターを用いて基板上へ固定できる。



一般に、これらのアレイ上のプローブに結合するターゲット分子を検出するために、RI(ラジオアイソトープ)や蛍光色素でラベルしたターゲット分子が用いられる。また、RIと同様の検出感度をもちながら危険性のきわめて低いRLSアッセイシステム(Qiagen社)も開発されている。この手法は、フルオレセインやビオチンなどでラベルしたターゲットDNAと、そのターゲットDNAを認識する抗フルオレセイン抗体や抗ビオチン抗体を結合させた光散乱パーティクル(RLS particle、商標)を用い、白色光を照射して光散乱パーティクルから得られる散乱光を検出する。



マクロアレイとマイクロアレイは、担持体の大きさや担持させた物質の密度、全体の大きさが異なる。マクロアレイにはニトロセルロースやナイロン、PVDFなどのメンブレンや、プラスチックなどが用いられ、マイクロアレイにはガラス、シリコンなどの基板が用いられる。Fast(登録商標;Schleicher & Schuell社)-slideのようにニトロセルロースでコーティングしたスライドガラスなども用いられているが、マイクロアレイで使用するときに用いる蛍光の検出系では、バックグランドが高い理由からほとんど使用されていない。しかし、メンブレンでコーティングされた表面に担持された物質は、その量や固定力が基板のものと比べて格段に向上している。



このようなDNAマイクロアレイに対する担持体としてポリオレフィンが用いられ、バックグラウンドを下げるために黒色または透明にすることが開示されている(例えば、特許文献1参照)。

【特許文献1】特開2003-28867明細書

産業上の利用分野


本発明は、インクで染色された担持体、その担持体を有する物質検出用器具とその製造方法、及びその担持体に担持された物質を検出する検出方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
照射光を担持体に照射して、前記担持体に物質が担持されている場合に放射される放射光を検出する、担持体に担持された物質を検出する検出方法において、
前記担持体が人工材料からなり、
前記担持体を透明化する処理を行うことを特徴とする検出方法。

【請求項2】
前記担持体が、ニトロセルロース、ナイロン、PVDF、またはそれらの混合物からなるメンブレンであることを特徴とする請求項1に記載の検出方法。

【請求項3】
組織標本封入剤を用いることによって、前記担持体を透明化する処理を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の検出方法。

【請求項4】
インクで染色された担持体に担持された物質を検出する検出方法であって、
前記担持体を透明化する処理を行うステップと、
前記担持体に照射光を照射するステップと、
前記物質が存在する場合に放射される放射光を検出するステップと、
を含み、
前記インクが、前記照射光の波長の光を吸収する特性を有するインクであることを特徴とする検出方法。

【請求項5】
前記インクが黒色インクであることを特徴とする請求項4に記載の検出方法。
産業区分
  • 試験、検査
  • 高分子化合物
  • 微生物工業
  • 治療衛生
国際特許分類(IPC)
出願権利状態 権利存続中
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