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農園芸用抗菌溶液およびその製造方法 実績あり

国内特許コード P05A008115
掲載日 2005年12月26日
出願番号 特願2003-007544
公開番号 特開2004-217576
登録番号 特許第4345956号
出願日 平成15年1月15日(2003.1.15)
公開日 平成16年8月5日(2004.8.5)
登録日 平成21年7月24日(2009.7.24)
発明者
  • 松井 隆尚
  • 松下 洋一
  • 牟田 信次
出願人
  • 国立大学法人 宮崎大学
発明の名称 農園芸用抗菌溶液およびその製造方法 実績あり
発明の概要

【課題】合成抗菌農薬に代わる天然由来の病害防除効果を有する農園芸用抗菌溶液とその製造方法を提供すること。
【解決手段】木酢液とスギの抽出物とを含有する農園芸用抗菌溶液である。この農園芸用抗菌溶液は、スギを有機溶媒で抽出してスギの抽出物を調製し、木酢液と混合することによって製造される。木酢液としては、スギを炭化して得られるスギ木酢液を使用することができる。スギの抽出物としては、スギの材部からの抽出物、または、スギの材部のうち心材部からの抽出物を使用することができる。また、この農園芸用抗菌溶液は塩基によりpHを3~8に中和してもよい。
【選択図】 なし

従来技術、競合技術の概要
木酢液を農園芸用途の資材として使用することは広く行われている。農作物、樹木、果樹等の発芽促進、生長促進および収穫量の増加の効果があるとされる。また、木酢液に植物の病害の防除効果があると伝承的に言われているが、学術的に試験して明らかにしている実例は極めて少なく、木酢液の抗菌作用についてはミズナラ木酢液が暗色雪腐病菌の成長抑制を行うとの報告(非特許文献1参照)があるのみである。スギから調製された木酢液に関する抗菌作用の報告はない。一方、スギの材部、樹皮部および葉部に存在する精油や樹脂成分が抗菌性を有することは良く知られている。スギ樹脂成分であるフェルギノールがシイタケの生育阻害作用を持つことがわかっているし、一般的な細菌に対して抗菌作用を持つスギのジテルペンが単離されて報告されている。植物病原菌に対する抗菌作用を調べた例は少ないが、スギ樹皮から単離したジテルペンがイネいもち病菌およびリンゴ斑点落葉病菌などの植物病原菌に対して生育阻害作用を有するとして特許出願されている(特許文献1(発明の名称:ジテルペンキノン化合物)参照、特許文献2(発明の名称:抗癌作用を有するアビエタン型ジテルペンキノン化合物およびその製造方法)参照)。ただし、スギの有機溶媒抽出物をそのまま植物病原菌の抗菌剤として利用する例は見あたらない。
【0003】
【特許文献1】
特開2000-344708号公報
【0004】
【特許文献2】
特開2002-193869号公報
【0005】
【非特許文献1】
黒沢隆司ら、「暗色雪腐病菌(Racodium therryanum)に対するミズナラ木酢液の成長抑制効果」日本林学会北海道支部論文集、1996年、44号、p.216-217
産業上の利用分野
本発明は、植物の病害の防除に利用可能な農園芸用抗菌溶液とその製造方法に関するものである。
特許請求の範囲 【請求項1】 スギを炭化して得られるスギ木酢液と、スギの材部から抽出して得られるサンダラコピマリノールおよびフェルギノールを含有するスギ材部抽出物とを含有する農園芸用抗菌溶液。
【請求項2】 トマト青枯病菌、トウガラシ疫病菌、トマト萎凋病菌、メロン根腐萎凋病菌、キュウリべと病菌およびキュウリうどんこ病菌のうちいずれかまたは複数に対する抗菌作用を有する請求項1に記載の農園芸用抗菌溶液。
【請求項3】 請求項1または2に記載の農園芸用抗菌溶液を製造する方法であって、スギの材部を有機溶媒で抽出してスギの抽出物を調製し、スギを炭化して得られるスギ木酢液と混合することを特徴とする農園芸用抗菌溶液の製造方法。
産業区分
  • 薬品
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 権利存続中


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