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新規微生物と微生物によるヒ素類の除去方法

国内特許コード P05A008117
掲載日 2005年12月26日
出願番号 特願2004-075390
公開番号 特開2005-261234
登録番号 特許第4088690号
出願日 平成16年3月16日(2004.3.16)
公開日 平成17年9月29日(2005.9.29)
登録日 平成20年3月7日(2008.3.7)
発明者
  • 林 幸男
  • 宮武 宗利
  • 田辺 公子
出願人
  • 国立大学法人 宮崎大学
発明の名称 新規微生物と微生物によるヒ素類の除去方法
発明の概要

【課題】ヒ素類吸着能を有する新規微生物及びそれによるヒ素類の除去方法、並びに公知微生物による簡単で安価なヒ素類の除去方法を提供する。
【解決手段】本発明の第1発明は、土壌から単離されたヒ素吸着能を有する新菌株バシルス・メガテリウムUM-123(Bacillus megaterium UM-123、2004年2月12日に独立行政法人産業技術総合研究所特許生物寄託センターに寄託、寄託番号[FERM P-19682])を提示する。本発明の第2発明は、この新菌株を用いたヒ素類の除去方法で、これまで知られていないAs(3)に対して高い除去率を示す。本発明の第3発明であるヒ素類の除去方法では、細菌として、バシルス・メガテリウム及びバシルス・サブティリス、並びにエセリシア・コリを用い、糸状菌としてアスペルギルス・ニガー、酵母としてサッカロマイセス・セレヴィシエを用いる。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


廃液中のヒ素類の除去には、例えば鉄(3)を塗布したアルギニンゲル(非特許文献1)や鉄粒子(非特許文献2)で吸着する方法、活性化された赤泥(非特許文献3)やフライアッシュ(非特許文献4)に吸着させる方法、化学的沈殿方法(非特許文献5)、モリブデン含浸キトサンビーズによる吸着(非特許文献6)、炭素ベース吸着剤による方法(非特許文献7)などが一般的に知られている。さらに生物的な吸着方法として、化学的に修飾されたバイオマス菌を用いて除去する方法も、実験室的にではあるが知られている(特許文献8)。尚、鉄(3)及びFe(3)は、3価の鉄(Fe)を示し、As(3)は、3価のヒ素(As)を示し、As(5)及びArsenic(5)は、5価のヒ素(As)を示す。

【非特許文献1】Min JH et al:Arsenate sorption by Fe(3)-doped alginate gels.Water Res 32 [1544] 52 (1998)

【非特許文献2】Matis KA et al:Sorption of As(5) by goethite particles and study of their flocculation.Water Air Soil Pollut 111 [297] 316(1999)

【非特許文献3】Bildik M. et al:Arsenic removal from aqueous solutions by adsorption on red mud.Waste Manage 22 [357] 63 (2002)

【非特許文献4】Diamantopoulos E et al:As(5) removal from aqueous solution by fly ash.Water Res 27(12) [1773] 7 (1993)

【非特許文献5】Harper TR et al:Removale of Arsenic from wastewaters using chemical precipitation methods. Water Environ Res 64 [200] 3 (1992)

【非特許文献6】Dambies l et al:Arsenic(5) sorption on molybdate-impregnated chitosan beads.Colloids Surf A 170 [19] 31 (2000)

【非特許文献7】Pattanayak J et al:A parametric evaluation of the removal of As(5) and As(3) by carbon-based adsorbents.Carbon 38 [589] 96 (2000)

【非特許文献8】Maria X et al:Removal of As(5) from wastewaters by chemically modified fungal biomass.Water Res 37 [4544] 52 (2003)



一方、生物的吸着による重金属の除去に関しては、固定化M.rouxiiバイオマスによる生物吸着カラムでの除去(非特許文献9)や、アスペルギルス・ニガーを用いた方法(非特許文献10)等が知られている。

【非特許文献9】Yan G et al.Heavy metal removal in a biosorption column by immobilized M. rouxii biomass. Bioresource Technology 78 [243] 249 (2001)

【非特許文献10】Kapoor A et al.Removal of heavy metals using the fungus Aspergillus niger.Bioresource Technology 70 [95] 104 (1999)

産業上の利用分野


本発明は、新規微生物及び微生物によるヒ素類の除去方法、特にヒ素類含有水溶液を微生物処理してヒ素類を除去する方法に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
ヒ素吸着能を有することを特徴とする新菌株バシルス・メガテリウムUM-123。

【請求項2】
請求項1の新菌株バシルス・メガテリウムUM-123を用いて、ヒ素類含有水溶液を処理することを特徴とする微生物によるヒ素類の除去方法。

【請求項3】
ヒ素類が3価のヒ素類であることを特徴とする請求項2記載の微生物によるヒ素類の除去方法。

【請求項4】
水溶液のpHが2~11であることを特徴とする請求項2記載の微生物処理によるヒ素類の除去方法。

【請求項5】
水溶液のpHが2~8であることを特徴とする請求項2記載の微生物処理によるヒ素類の除去方法。

【請求項6】
水溶液のpHが6~8であることを特徴とする請求項2記載の微生物処理によるヒ素類の除去方法。

【請求項7】
処理温度が30~50℃であることを特徴とする請求項2記載の微生物によるヒ素類の除去方法。
産業区分
  • 微生物工業
  • 衛生設備
  • 廃水処理
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2004075390thum.jpg
出願権利状態 権利存続中


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