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レーダ受信画像信号のクラッタ抑圧方法及び装置 実績あり

国内特許コード P05A008198
整理番号 TDU-003
掲載日 2006年1月27日
出願番号 特願平11-100916
公開番号 特開2000-292525
登録番号 特許第3091880号
出願日 平成11年4月8日(1999.4.8)
公開日 平成12年10月20日(2000.10.20)
登録日 平成12年7月28日(2000.7.28)
発明者
  • 清水 めぐみ
  • 三輪 進
  • 加来 信之
出願人
  • 学校法人東京電機大学
  • 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所
発明の名称 レーダ受信画像信号のクラッタ抑圧方法及び装置 実績あり
発明の概要 【課題】 レーダ送受信部からのレーダ受信画像信号から、各フレームまたはフィールドに関しその全領域または所望の一部領域について、レーダ受信画像信号が、降雨時に得られるときに見られるように連続性の高いクラッタを信号との間でわずかな振幅差しか有しないで多く含んでいる場合でも、信号・クラッタ比が格段的に高いクラッタの抑圧されたレーダ受信画像信号を得る。
【解決手段】 レーダ送受信部からのレーダ受信画像信号をデジタル信号態様のレーダ受信画像信号に変換し、そのレーダ受信画像信号に対し、各フレームまたはフィールドに関しその全領域または所望の一部領域について収縮処理を施し、または、その収縮処理の施されたレーダ受信画像信号に対し、各フレームまたはフィールドに関しその全領域または所望の一部領域について移動平均化処理を施し、クラッタの抑圧されたレーダ受信画像信号を得る。
従来技術、競合技術の概要


従来、図8を伴って次に述べるレーダ受信画像信号のクラッタ抑圧方法及び装置が提案されている。
[A/D変換]すなわち、回転レーダアンテナ1からの高周波レーダ受信信号HRを入力するレーダ送受信部2からのアナログ信号態様のレーダ受信画像信号AVを、A/D変換部3を用いて、デジタル信号態様のレーダ受信画像信号BVに変換するようになされている。
ここで、(1)回転レーダアンテナ1は、レーダ送受信部2で得られている走査(スキャン)同期パルス(フレームまたはフィールド同期パルスとも称す)FSと同期して連続的に回転するようになされている。なお、走査(スキャン)同期パルス(フレームまたはフィールド同期パルス)FSの周期(以下走査周期とも、またフレームまたはフィールド周期とも称す)は、周波数でみて、例えば60Hzの周波数を有する。
(2)また、回転レーダアンテナ1からの高周波レーダ受信信号HRは、レーダ送受信部2から、回転レーダアンテナ1に、高周波レーダ送信信号HTが供給されることによって、回転レーダアンテナ1から、高周波レーダ送信信号HTが、高周波レーダ送信波RTとして、輻方向に外部に発射することにもとづき、回転レーダアンテナ1が、物標から反射して得られる反射波RRを受波することにより得られる、という信号でなる。なお、高周波レーダ送信信号HTは、レーダ送受信部2で得られている高周波信号(その周波数は例えば24.25~24.75GHz)がレーダ送受信部2で得られている上述した走査(スキャン)同期パルス(フレームまたはフィールド同期パルス)FSと同期している掃引(スイープ)同期パルス(トリガ同期パルスとも、またライン同期パルスとも称す)LSと同期している変調用パルス(その幅は、例えば20ns)によって振幅変調されている態様を有する。また、掃引(スイープ)同期パルス(トリガ同期パルスまたはライン同期パルス)LSの周期(以下掃引(スイープ)周期とも、またトリガ周期とも、さらにはライン周期とも称す)は、mを1よりも十分大きな正の整数とするとき、上述した走査(スキャン)周期(フレームまたはフィールド周期)のm分の1の周期を有し、周波数でみて例えば14KHzの周波数を有する。
さらに、(3)レーダ送受信部2は、回転レーダアンテナ1からの高周波レーダ受信信号HRについてその周波数をそれに比し低い周波数を有する中間周波数に変換することによって、高周波レーダ受信信号HRから中間周波レータ゛受信信号を得、その中間周波レーダ受信信号を包絡線検波し、その包絡線検波によって得られる信号を、レーダ受信画像信号AVとして出力するようになされている。従って、レーダ送受信部2からのアナログ信号態様のレーダ受信画像信号AVは、そのようにしてレーダ送受信部2から出力されるレーダ受信画像信号であり、上述した走査(スキャン)同期パルス(フレームまたはフィールド同期パルス)FSと同期している順次のフレームまたはフィールドの配列を有し、一方、その各フレームまたはフィールドが上述した掃引(スイープ)同期パルス(トリガ同期パルスまたはライン同期パルス)LSと同期した順次のラインの配列を有する、という時系列を有する。
また、レーダ送受信部2は、上述した高周波レーダ送信信号HTを得るに用いている上述した走査(スキャン)同期パルス(フレームまたはフィールド同期パルス)FS及び上述した掃引(スイープ)同期パルス(トリガ同期パルスまたはライン同期パルス)LSと、回転レーダアンテナ1の基準回転角(上述した走査(スキャン)同期パルス(フレームまたはフィールド同期パルス)FSが得られる時点に対応している回転角)から1回転分(=360度)とった回転角までの間に順次とったm個の回転角をそれぞれS1、S2、………Smであるとして、それらを上述した掃引(スイープ)同期パルス(トリガ同期パルスまたはライン同期パルス)LSと同期して順次表示している回転角表示信号ANとを、制御部4に出力するようになされている。なお、mは、上述した掃引(スイープ)同期パルス(トリガ同期パルスまたはライン同期パルス)LSの掃引(スイープ)周期(トリガ周期またはライン周期)を、上述した走査(スキャン)同期パルス(フレームまたはフィールド同期パルス)FSの走査(スキャン)周期(フレームまたはフィールド周期)のm分の1の周期とした、そのmである。
(4)また、A/D変換部3は、制御部4からの上述した掃引(スイープ)同期パルス(トリガ同期パルスまたはライン同期パルス)LSと同期している画素同期パルス(レンジピン同期パルスとも、またサンプリング同期パルスとも称す)ESを用いた制御信号C1によってバス5を介して制御されることによって、画素同期パルス(レンジピン同期パルスまたはサンプリング同期パルス)ESの画素周期(レンジピン周期パルスまたはサンプリング周期)でサンプリング動作し、デジタル信号態様のレーダ受信画像信号BVをバス5上に出力するようになされている。なお、画素同期パルス(レンジピン同期パルスまたはサンプリング同期パルス)ESの周期(以下画素周期とも、またレンジピン周期とも、さらにはサンプリング周期とも称す)は、nを1よりも十分大きな正の整数(例えば1024)とするとき、上述した掃引(スイープ)同期パルス(トリガ同期パルスまたはライン同期パルス)LSの掃引(スイープ)周期(トリガ周期またはライン周期)のn分の1の周期を有する。従って、A/D変換部3から得られるデジタル信号態様のレーダ受信画像信号BVは、A/D変換部3がそのように画素同期パルス(レンジピン同期パルスまたはサンプリング同期パルス)ESを用いた制御信号C1によって制御されて動作することによって、バス5上に出力される、という信号でなる。
[移動平均化処理]また、A/D変換部3から得られるデジタル信号態様のレーダ受信画像信号BVに対し、その各フレームまたはフィールドに関し、その全領域について、次に述べる移動平均化処理を施し、それによって、レーダ受信画像信号BVから、移動平均化されたレーダ受信画像信号DVを得るようになされている。
すなわち、(A)演算部9が、A/D変換部4及び次に述べるメモリ部6とともに、制御部4からの、(i)上述した走査(スキャン)同期パルス(フレームまたはフィールド同期パルス)FSと、掃引(スイープ)同期パルス(トリガ同期パルスまたはライン同期パルス)LS、画素同期パルス(レンジピン同期パルスまたはサンプリング同期パルス)ES、及び回転角表示信号ANとを用い、且つ(ii)回転レーダアンテナ1の回転角及び回転レーダアンテナ1の位置からの輻方向距離を軸とする極座標を模式的に表している図9に示すように、回転角表示信号ANが表している回転レーダアンテナ1の回転角Si(ただし、i=1、2、3、………m)上における、回転レーダアンテナ1の位置から輻方向に予定の距離だけとった位置までの間に順次とった多数n個(nは、上述した画素同期パルス(レンジピン同期パルスまたはサンプリングパルス)ESの周期を、上述した掃引(スイープ)周期(トリガ周期またはライン周期)のn分の1の周期を有するとした、そのnである。)の距離を、それぞれR1、R2、………Rnであるとして、それらを上述した画素同期パルス(レンジピン同期パルスまたはサンプリングパルス)と同期して順次表示している距離表示信号REを用いた制御信号C2によって、バス5を介して、制御されることによって、次の処理を行うようになされている。
すなわち、(a)演算部9において、A/D変換部3から得られるレーダ受信画像信号BVから、順次のフレームまたはフィールド毎に、それを構成している、回転レーダアンテナ1が回転角Siであるときにその回転レーダアンテナ1から輻方向に発射される高周波レーダ送信波RTの距離Rj(ただし、j=1、2、3、………n)の位置における物標からの反射波を受波することにより得られる信号分を、回転レーダアンテナ1の各回転毎の上述した回転角(アンテナ回転角)S1、S2、………Smを横軸上にとり且つ回転レーダアンテナ1の位置から輻方向にとった上述した距離(輻方向距離)R1、R2、………Rnを縦軸上にとった直交座標上でみた画素データ配列でみて、図10に示すように、画素データC(i、j)とする、という態様のレーダ受信画像信号CVを得、そして、(b)そのレーダ受信画像信号CVを、メモリ部6に、順次のフレームまたはフィールド毎に、それを構成している画素データC(i、j)をA(i、j)で表されるアドレスに<アドレス付けして格納させるという態様で、バス5を介して格納させるようになされている。
また、(B)演算部9が、上述したメモリ部6及び次に述べるメモリ部10とともに、制御部4からの、(i)上述した走査(スキャン)同期パルス(フレームまたはフィールド同期パルス)FS、上述した掃引(スイープ)同期パルス(トリガ同期パルスまたはライン同期パルス)LS、画素同期パルス(レンジピン同期パルスまたはサンプリング同期パルス)ES、回転角表示信号AN、及び距離表示信号REを用い、且つ(ii)定数表示信号発生部7が出力する1、2、3というような上述した数mに比し小さな正の整数でなる定数r及びsをぞれぞれ表している定数表示信号Kr及びKs、及び定数表示信号発生部8が出力する1、2、3というような上述した数nに比し小さな正の整数でなる定数u及びwをぞれぞれ表している定数表示信号Ku及びKwを用いた制御信号C3によって、バス5を介して、制御されることによって、次の処理を行うようになされている。
すなわち、(1)演算部9において、上述したようにメモリ部6に格納させたレーダ受信画像信号CVを、順次のフレームまたはフィールド毎に、バス5を介して読出し、そのレーダ受信画像信号CVの各フレームまたはフィールドについて、それを構成している画素データC(i、j)を、演算によって、回転レーダアンテナ1のアンテナ回転角を横軸上にとり且つ回転レーダアンテナ1の位置からの輻方向距離を縦軸上にとった直交座標上でみた画素データ配列でみて、図11に示されている、C(i-r、j+w)、C(i-r+1、j+w)、C(i-r+2、j+w)、………C(i-2、j+w)、C(i-1、j+w)、C(i、j+w)、C(i+1、j+w)、C(i+2、j+w)、………C(i+s-2、j+w)、C(i+s-1、j+w)、C(i+s、j+w);C(i-r、j+w-1)、C(i-r+1、j+w-1)、C(i-r+2、j+w-1)、………C(i-2、j+w-1)、C(i-1、j+w-1)、C(i、j+w-1)、C(i+1、j+w-1)、C(i+2、j+w-1)、………C(i+s-2、j+w-1)、C(i+s-1、j+w-1)、C(i+s、j+w-1);C(i-r、j+w-2)、C(i-r+1、j+w-2)、C(i-r+2、j+w-2)、………C(i-2、j+w-2)、C(i-1、j+w-2)、C(i、j+w-2)、C(i+1、j+w-2)、C(i+2、j+w-2)、………C(i+s-2、j+w-2)、C(i+s-1、j+w-2)、C(i+s、j+w-2);………;C(i-r、j+2)、C(i-r+1、j+2)、C(i-r+2、j+2)、………C(i-2、j+2)、C(i-1、j+2)、C(i、j+2)、C(i+1、j+2)、C(i+2、j+2)、………C(i+s-2、j+2)、C(i+s-1、j+2)、C(i+s、j+2);C(i-r、j+1)、C(i-r+1、j+1)、C(i-r+2、j+1)、………C(i-2、j+1)、C(i-1、j+1)、C(i、j+1)、C(i+1、j+1)、C(i+2、j+1)、………C(i+s-2、j+1)、C(i+s-1、j+1)、C(i+s、j+1);C(i-r、j)、C(i-r+1、j)、C(i-r+2、j)、………C(i-2、j)、C(i-1、j)、C(i、j)、C(i+1、j)、C(i+2、j)、………C(i+s-2、j)、C(i+s-1、j)、C(i+s、j);C(i-r、j-1)、C(i-r+1、j-1)、C(i-r+2、j-1)、………C(i-2、j-1)、C(i-1、j-1)、C(i、j-1)、C(i+1、j-1)、C(i+2、j-1)、………C(i+s-2、j-1)、C(i+s-1、j-1)、C(i+s、j-1);C(i-r、j-2)、C(i-r+1、j-2)、C(i-r+2、j-2)、………C(i-2、j-2)、C(i-1、j-2)、C(i、j-2)、C(i+1、j-2)、C(i+2、j-2)、………C(i+s-2、j-2)、C(i+s-1、j-2)、C(i+s、j-2);………;C(i-r、j-u+2)、C(i-r+1、j-u+2)、C(i-r+2、j-u+2)、………C(i-2、j-u+2)、C(i-1、j-u+2)、C(i、j-u+2)、C(i+1、j-u+2)、C(i+2、j-u+2)、………C(i+s-2、j-u+2)、C(i+s-1、j-u+2)、C(i+s、j-u+2);C(i-r、j-u+1)、C(i-r+1、j-u+1)、C(i-r+2、j-u+1)、………C(i-2、j-u+1)、C(i-1、j-u+1)、C(i、j-u+1)、C(i+1、j-u+1)、C(i+2、j-u+1)、………C(i+s-2、j-u+1)、C(i+s-1、j-u+1)、C(i+s、j-u+1);C(i-r、j-u)、C(i-r+1、j-u)、C(i-r+2、j-u)、………C(i-2、j-u)、C(i-1、j-u)、C(i、j-u)、C(i+1、j-u)、C(i+2、j-u)、………C(i+s-2、j-u)、C(i+s-1、j-u)、C(i+s、j-u)で表されている画素データのそれぞれの値(電力または電圧もしくは電流でみた)の和の(1+r+s)及び(1+u+w)の積分の1の値を有する画素データD(i、j)、すなわち、
【数1】
………………(1)
で表される画素データD(i、j)(ただし、α=-r、(-r+1)、(-r+2)、………-3、-2、-1、0、1、2、3、………(s-2)、(s-1)、s; β=-u、(-u+1)、(-u+2)、………-2、-1、O、1、2、………(w-2)、(w-1)、w)にする。
ただし、この場合、(a)(i)(i-r)、(i-r+1)、(i-r+2)、………(i-3)、(i-2)、(i-1)は、「1」以下の数であるとき、「1」とするか、または、i=1の場合、それぞれ(m-r+1)、(m-r+2)、(m-r+3)、………(m-2)、(m-1)、m;i=2の場合、それぞれ(m-r+2)、(m-r+3)、(m-r+4)、………(m-1)、m、1;i=3の場合、それぞれ(m-r+3)、(m-r+4)、(m-r+5)、………m、1、2;………;i=(r-1)の場合、それぞれ(m-1)、m、1、2、………(r-4)、(r-3)、(r-2);i=rの場合、それぞれm、1、2、3、………(r-2)、(r-1)とし、また、(ii)(i+r)、(i+2)、(i+3)、………(i+s-2)、(i+s-1)、(i+s)は、mよりも大きな数であるとき、mとするか、または、i=mの場合、それぞれ1、2、3、………(s-2)、(s-1)、s;i=(m-1)の場合、それぞれm、1、2、………(s-3)、(s-2)、(s-1);i=(m-2)の場合、それぞれ(m-1)、m、1、………(s-4)、(s-3)、(s-2);………;i=(m-s+1)の場合、それぞれ(m-s+2)、(m-s+3)、(m-s+4)、………(m-1)、m、1;i=(m-s)の場合、それぞれ(m-s+1)、(m-s+2)、(m-s+3)、………(m-2)、(m-1)、mとし得る。
さらに、(b)(j-u)、(j-u+1)、………(j-2)、(j-1)は、「0」以下の数であるとき、「1」とし、また、(j+w)、(j+w-1)、(j+w-2)、………(j+2)、(j+1)は、nよりも大きな数であるとき、nとし得る。
よって、(2)演算部9において、メモリ部6に格納されたレーダ受信画像信号CVから、順次のフレームまたはフィールド毎に、それを構成している画素データC(i、j)を、回転レーダアンテナ1のアンテナ回転角を横軸上にとり且つ回転レーダアンテナ1からの輻方向距離を縦軸上にとった直交座標上でみた画素データ配列でみて、図12に示すように、上述した(1)式で表される画素データD(i、j)とする、という態様の移動平均化処理の施されたレーダ受信画像信号DVを得るようになされている。
そして、(3)演算部9において、上述したように得られるレーダ受信画像信号DVを、メモリ部10に、順次のフレームまたはフィールド毎に、それを構成している画素データD(i、j)を、メモリ部10のアドレスA(i、j)に格納させるという態様で、格納させるようになされている。
[レーダ表示]さらに、演算部9が、上述したメモリ部10及び次に述べるレーダ表示装置11とともに、制御部4からの、上述した走査(スキャン)同期パルス(フレームまたはフィールド同期パルス)FS、掃引(スイープ)同期パルス(トリガ同期パルスまたはライン同期パルス)LS、画素同期パルス(レンジピン同期パルスまたはサンプリング同期パルス)ES、回転角表示信号AN、及び距離表示信号REを用いた制御信号C4によって、バス5を介して制御されることによって、(a)上述したようにメモリ部10に格納させた、移動平均化処理の施されたレーダ受信画像信号DVを、バス5を介して読出し、(b)その読出された移動平均化処理の施されたレーダ受信画像信号DVを、クラッタの抑圧されているレーダ受信画像信号EVとして、レーダ表示装置11に、その表示面上でレーダ受信画像信号DVのレーダ表示をどのようなスコープで表示するかに応じて予め決められた時系列で、バス5を介して供給し、よって、(c)そのクラッタの抑圧されているレーダ受信画像信号EVを、レーダ表示装置11の表示面上において、例えばPPIスコープのレーダ表示で、表示させるようになされている。
以上が、従来提案されているレーダ受信画像信号のクラッタ抑圧方法及び装置の構成である。
このような構成を有する従来提案されているレーダ受信画像信号のクラッタ抑圧方法及び装置によれば、レーダ送受信部2からのアナログ信号態様のレーダ受信画像信号AVをデジタル信号態様のレーダ受信画像信号BVに変換し、そのレーダ受信画像信号BVに対し、各フレームまたはフィールドに関し、その全領域について、移動平均化処理を施し、それによって、レーダ受信画像信号BVから、移動平均化処理の施されたレーダ受信画像信号DVを、クラッタの抑圧されているレーダ受信画像信号EVとして得、それをレーダ表示装置11の表示面上で表示させるようにしている。
そして、この場合のレーダ受信画像信号BVに対する移動平均化処理が、レーダ受信画像信号BVから、各フレームまたはフィールドに関し、それを構成している、回転レーダアンテナ1が回転角Si(i=1、2、3、………m)であるときにその回転レーダアンテナ1から輻方向に発射される高周波レーダ送信波RTの距離Rj(ただし、j=1、2、3、………n)の位置における物標からの反射波を受波することにより得られる信号分を、画素データC(i、j)にする、という態様のレーダ受信画像信号CVを得、そして、そのレーダ受信画像信号CVから、各フレームまたはフィールドに関し、それを構成している画素データC(i、j)を、(1)式で表される画素データD(i、j)にする、という態様で移動平均化処理の施されたレーダ受信画像信号DVを得る、という処理である。
また、画素データC(i、j)を、上述したように、(1)式で表される画素データD(i、j)にするということが、画素データC(i、j)を、回転レーダアンテナ1のアンテナ回転角及び回転レーダアンテナ1からの輻方向距離をそれぞれ横軸及び縦軸上にとった直交座標上でみた画素データ配列でみて、図10に示されているレーダ受信画像信号CVの各フレームまたはフィールドの全領域を構成している画素データC(1、1)~C(1、n)、C(2、1)~C(2、n)、………C(m、1)~C(m、n)で形成される全画素データ配列領域中の画素データC(i、j)とそのまわりの画素データとで形成される一部画素データ配列領域(図11に示されている画素データC(i-r、j+w)、C(i+s、j+w)、C(i-r、j-u)及びC(i+s、j-u)を結んで形成される一部画素データ配列領域)内の画素データの値に関する相関をとつて得られる画素データにする、ということである。
このようなことから、図8に示す従来のレーダ受信画像信号のクラッタ抑圧方法及び装置によれば、レーダ送受信部2からのレーダ受信画像信号AVがクラッタを含む限り、移動平均化処理の施されたレーダ受信画像信号DV従ってクラッタの抑圧されているレーダ受信画像信号EVを、クラッタを含むとしても、レーダ送受信部2からのレーダ受信画像信号AVが含むクラッタに比し抑圧されているクラッタとしてしか含まれない、というレーダ受信画像信号として得ることができ、よって、クラッタの抑圧されたレーダ受信画像信号EVを、レーダ送受信部2からのレーダ受信画像信号AVに比し高い信号・クラッタ比(SCR)を有するレーダ受信画像信号として得ることができ、従って、クラッタの抑圧されているレーダ受信画像信号EVを用いたレーダ表示装置11の表示面上での表示を、レーダ受信画像信号AVからレーダ受信画像信号DVを得る前のレーダ受信画像信号CVを用いたレーダ表示装置11の表示面上での表示に比しクラッタの抑圧されている表示として得ることができる。
このため、回転レーダアンテナ1を空港面に臨んで設置することによって、レーダ送受信部2からのレーダ受信画像信号AVを、空港面監視用レーダ受信画像信号として得、そして、その空港面監視用レーダ受信画像信号としてのレーダ受信画像信号AVから得られるレーダ受信画像信号DVをクラッタの抑圧されているレーダ受信画像信号EVとして用いて、レーダ表示装置11の表示面上で、機影を表示する場合、その機影を、レーダ受信画像信号AVからレーダ受信画像信号DVを得る前のレーダ受信画像信号CVを用いてレーダ表示装置11の表示面上で同じ機影を表示する場合に比し明瞭な輪郭形状を以て表示させることができる。

産業上の利用分野


本発明は、レーダ受信画像信号からそれに伴うクラッタの抑圧されているレーダ受信画像信号を得るレーダ受信画像信号のクラッタ抑圧方法及び装置に関し、とくに、レーダ受信画像信号を空港面監視用レーダ受信画像信号とする場合に適用して好適なものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
(イ)回転レーダアンテナから高周波レーダ送信波を輻方向に発射し且つその高周波レーダ送信波の物標からの反射波を受波するレーダ送受信部からのアナログ信号態様のレーダ受信画像信号を、デジタル信号態様のレーダ受信画像信号BVに変換し、
(ロ)上記レーダ受信画像信号BVから、その順次のフレームまたはフィールド毎に、その全域について、それを構成している、上記回転レーダアンテナが回転角Si(ただし、i=1、2、3………m)であるときにその回転レーダアンテナから輻方向に発射される上記高周波レーダ送信波の上記回転レーダアンテナの位置からの輻方向の距離Rj(ただし、j=1、2、3………n)の位置における物標からの反射波を受波することにより得られる信号分を、画素データC(i、j)とするレーダ受信画像信号CVを得、
(ハ)(A)上記レーダ受信画像信号CVの画素データC(i、j)を、その値が、上記レーダ受信画像信号CVの順次のフレームまたはフィールドを構成している画素データC(1、1)~C(1、n);C(2、1)~C(2、n);………C(m、1)~C(m、n)中の値が最小値をとる画素データのその最小値と値が最大値をとる画素データのその最大値との間の中間値でなる閾値T未満である場合、2値表示で「0」をとり、上記閾値T以上である場合、2値表示で「1」をとる2値化画素データF(i、j)にし、
(B)上記2値化画素データF(i、j)を、F(i+γ、j+δ)(ただし、γ=-k、(-k+1)、(-k+2)、………-2、-1、0、1、2、………(t-2)、(t-1)、t; δ=-p、(-p+1)、(-p+2)、………-2、-1、0、1、2、………(q-2)、(q-1)、q;k、t、p及びqは定数)で表されている画素データのそれぞれの論理の論理積である2値表示の値を有する2値化画素データG(i、j)にし、
(C)上記2値化画素データG(i、j)を、それが、2値表示で「0」の値を有する場合、2値表示で「0」の値を有し、2値表示で「1」の値を有する場合、上記画素データC(i、j)の値を有する画素データH(i、j)にし、よって、
(ニ)上記レーダ受信画像信号CVから、その順次のフレームまたはフィールド毎に、その全領域について、それを構成している上記画素データC(i、j)を上記画素データH(i、j)とするレーダ受信画像信号HVを、収縮処理の施されているレーダ受信画像信号として得、その収縮処理の施されているレーダ受信画像信号を、クラッタの抑圧されているレーダ受信画像信号として得るようになされていることを特徴とするレーダ受信画像信号のクラッタ抑圧方法。

【請求項2】
(イ)回転レーダアンテナから高周波レーダ送信波を輻方向に発射し且つその高周波レーダ送信波の物標からの反射波を受波するレーダ送受信部からのアナログ信号態様のレーダ受信画像信号を、デジタル信号態様のレーダ受信画像信号BVに変換し、
(ロ)上記レーダ受信画像信号BVから、その順次のフレームまたはフィールド毎に、その全域について、それを構成している、上記回転レーダアンテナが回転角Si(ただし、i=1、2、3………m)であるときにその回転レーダアンテナから輻方向に発射される上記高周波レーダ送信波の上記回転レーダアンテナの位置からの輻方向の距離Rj(ただし、j=1、2、3………n)の位置における物標からの反射波を受波することにより得られる信号分を、画素データC(i、j)とするレーダ受信画像信号CVを得、
(ハ)(A)上記回転レーダアンテナの回転角S1 、S2 ………Sm の順次の連続的配列における一部範囲中の順次の回転角をSa、S(a+1)、………S(b-1)、Sb(ただし、1≦a≦b≦m)とし、上記回転角Sa;S(a+1)、………S(b-1);Sb上における、上記回転レーダアンテナからの輻方向距離R1 、R2 ………Rm の順次の配列における一部範囲中の順次の距離を、それぞれ、Rca 、R(ca +1)、………R(da -1)、Rda ;Rc(a+1) 、R(c(a+1) +1)、………R(d(a+1) -1)、Rd(a+1);Rc(a+2) 、R(c(a+2) +1)、………R(d(a+2) -1)、Rd(a+2) ;………Rc(b-1) 、R(c(b-1) +1)、………R(d(b-1) -1)、Rd(b-1);Rcb 、R(cb +1)、………R(db -1)、Rdb とし、i1 を、上記a、(a+1)、………(b-1)、bとし、j1 を、上記ca 、(ca +1)、………(da -1)、da ;c(a+1) 、(c(a+1)+1)、………(d(a+1)-1)、d(a+1) ;c(a+2) 、(c(a+2) +1)、………(d(a+2) -1)、d(a+2) ;………c(b-2) 、(c(b-2) +1)、………(d(b-2) -1)、d(b-2);c(b-1) 、(c(b-1) +1)、………(d(b-1) -1)、d(b-1) ;cb 、(cb +1)、………(db -1)、db とするとき、上記レーダ受信画像信号CVのフレームまたはフィールドについて、その所望とする一部領域を構成している画素データC(i1 、j1 )を、その値が、上記レーダ受信画像信号CVの順次のフレームまたはフィールドを構成している画素データC(a、ca )~C(a、da );C((a+1)、c(a+1) )~C((a+1)、d(a+1));………C(b、cb )~C(b、db )中の値が最小値をとる画素データのその最小値と値が最大値をとる画素データのその最大値との間の中間値でなる閾値T未満である場合、2値表示で「0」をとり、上記閾値T以上である場合、2値表示で「1」をとる2値化画素データF1 (i1 、j1 )にし、
(B)上記2値化画素データF1 (i1 、j1 )を、1(i1 +γ、j1 +δ)(ただし、γ=-k、(-k+1)、(-k+2)、………-2、-1、0、1、2、………(t-2)、(t-1)、t; δ=-p、(-p+1)、(-p+2)、………-2、-1、0、1、2、………(q-2)、(q-1)、q;k、t、p及びqは定数)で表されている画素データのそれぞれの論理の論理積である2値表示の値を有する2値化画素データG1 (i1 、j1 )にし、
(C)上記2値化画素データG1 (i1 、j1 )を、それが、2値表示で「0」の値を有する場合、2値表示で「0」の値を有し、2値表示で「1」の値を有する場合、上記画素データC(i1 、j1 )の値を有する画素データH1(i1 、j1 )にし、よって、
(ニ)i2 を上記a、(a+1)、………(b-1)、b以外の数の配列とし、j2 を上記ca 、(ca +1)、………(da -1)、da ;c(a+1)、(c(a+1) +1)、………(d(a+1) -1)、d(a+1);c(a+2) 、(c(a+2)+1)、………(d(a+2) -1)、d(a+2) ;………c(b-2) 、(c(b-2) +1)、………(d(b-2) -1)、d(b-2) ;c(b-1) 、(c(b-1) +1)、………(d(b-1) -1)、d(b-1) ;cb 、(cb +1)、………(db -1)、db以外の数の配列とするとき、上記レーダ受信画像信号CVから、その順次のフレームまたはフィールド毎に、それを構成している画素データC(i1 、j1 )については、それを上記画素データH1 (i1 、j1 )とするが、画素データC(i2 、j2 )については、それをそのまま画素データH2 (i2 、j2 )とするレーダ受信画像信号HVEを、収縮処理の施されているレーダ受信画像信号として得、その収縮処理の施されているレーダ受信画像信号を、クラッタの抑圧されているレーダ受信画像信号として得るようになされていることを特徴とするレーダ受信画像信号のクラッタ抑圧方法。

【請求項3】
(イ)回転レーダアンテナから高周波レーダ送信波を輻方向に発射し且つその高周波レーダ送信波の物標からの反射波を受波するレーダ送受信部からのアナログ信号態様のレーダ受信画像信号を、デジタル信号態様のレーダ受信画像信号BVに変換し、
(ロ)上記レーダ受信画像信号BVから、その順次のフレームまたはフィールド毎に、その全域について、それを構成している、上記回転レーダアンテナが回転角Si(ただし、i=1、2、3………m)であるときにその回転レーダアンテナから輻方向に発射される上記高周波レーダ送信波の上記回転レーダアンテナの位置からの輻方向の距離Rj(ただし、j=1、2、3………n)の位置における物標からの反射波を受波することにより得られる信号分を、画素データC(i、j)とするレーダ受信画像信号CVを得、
(ハ)(A)上記レーダ受信画像信号CVの画素データC(i、j)を、その値が、上記レーダ受信画像信号CVの順次のフレームまたはフィールドを構成している画素データC(1、1)~C(1、n);C(2、1)~C(2、n);………C(m、1)~C(m、n)中の値が最小値をとる画素データのその最小値と値が最大値をとる画素データのその最大値との間の中間値でなる閾値T未満である場合、2値表示で「0」をとり、上記閾値T以上である場合、2値表示で「1」をとる2値化画素データF(i、j)にし、
(B)上記2値化画素データF(i、j)を、F(i+γ、j+δ)(ただし、γ=-k、(-k+1)、(-k+2)、………-2、-1、0、1、2、………(t-2)、(t-1)、t; δ=-p、(-p+1)、(-p+2)、………-2、-1、0、1、2、………(q-2)、(q-1)、q;k、t、p及びqは定数)で表されている画素データのそれぞれの論理の論理積である2値表示の値を有する2値化画素データG(i、j)にし、
(C)上記2値化画素データG(i、j)を、それが、2値表示で「0」の値を有する場合、2値表示で「0」の値を有し、2値表示で「1」の値を有する場合、上記画素データC(i、j)の値を有する画素データH(i、j)にし、よって、
(ニ)上記レーダ受信画像信号CVから、その順次のフレームまたはフィールド毎に、その全領域について、それを構成している上記画素データC(i、j)を上記画素データH(i、j)とするレーダ受信画像信号HVを、収縮処理の施されているレーダ受信画像信号として得るようになされ、且つ
(ホ)上記収縮処理の施されているレーダ受信画像信号に対し、各フレームまたはフィールドに関し、その全領域または一部領域について、移動平均化処理を施し、それによって、上記収縮処理の施されているレーダ受信画像信号から、移動平均化処理の施されているレーダ受信画像信号を、クラッタの抑圧されているレーダ受信画像信号として得るようになされていることを特徴とするレーダ受信画像信号のクラッタ抑圧方法。

【請求項4】
(イ)回転レーダアンテナから高周波レーダ送信波を輻方向に発射し且つその高周波レーダ送信波の物標からの反射波を受波するレーダ送受信部からのアナログ信号態様のレーダ受信画像信号を、デジタル信号態様のレーダ受信画像信号BVに変換し、
(ロ)上記レーダ受信画像信号BVから、その順次のフレームまたはフィールド毎に、その全域について、それを構成している、上記回転レーダアンテナが回転角Si(ただし、i=1、2、3………m)であるときにその回転レーダアンテナから輻方向に発射される上記高周波レーダ送信波の上記回転レーダアンテナの位置からの輻方向の距離Rj(ただし、j=1、2、3………n)の位置における物標からの反射波を受波することにより得られる信号分を、画素データC(i、j)とするレーダ受信画像信号CVを得、
(ハ)(A)上記回転レーダアンテナの回転角S1 、S2 、………Sm の順次の連続的配列における一部範囲中の順次の回転角をSa、S(a+1)、………S(b-1)、Sb(ただし、1≦a≦b≦m)とし、上記回転角Sa;S(a+1);………S(b-1);Sb上における、上記回転レーダアンテナからの輻方向距離R1 、R2 ………Rm の順次の配列における一部範囲中の順次の距離を、それぞれ、Rca 、R(ca +1)、………R(da -1)、Rda ;Rc(a+1) 、R(c(a+1) +1)、………R(d(a+1) -1)、Rd(a+1);Rc(a+2) 、R(c(a+2) +1)、………R(d(a+2) -1)、Rd(a+2) ;………Rc(b-1) 、R(c(b-1) +1)、………R(d(b-1) -1)、Rd(b-1);Rcb 、R(cb +1)、………R(db -1)、Rdb とし、i1 を、上記a、(a+1)、………(b-1)、bとし、j1 を、上記ca 、(ca +1)、………(da -1)、da ;c(a+1) 、(c(a+1)+1)、………(d(a+1)-1)、d(a+1) ;c(a+2) 、(c(a+2) +1)、………(d(a+2) -1)、d(a+2) ;………c(b-2) 、(c(b-2) +1)、………(d(b-2) -1)、d(b-2) ;c(b-1) 、(c(b-1) +1)、………(d(b-1) -1)、d(b-1) ;cb 、(cb +1)、………(db -1)、db とするとき、上記レーダ受信画像信号CVのフレームまたはフィールドについて、その所望とする一部領域を構成している画素データC(i1 、j1 )を、その値が、上記レーダ受信画像信号CVの順次のフレームまたはフィールドを構成している画素データC(a、ca )~C(a、da );C((a+1)、c(a+1) )~C((a+1)、d(a+1));………C(b、cb )~C(b、db )中の値が最小値をとる画素データのその最小値と値が最大値をとる画素データのその最大値との間の中間値でなる閾値T未満である場合、2値表示で「0」をとり、上記閾値T以上である場合、2値表示で「1」をとる2値化画素データF1 (i1 、j1 )にし、
(B)上記2値化画素データF1 (i1 、j1 )を、1(i1 +γ、j1 +δ)(ただし、γ=-k、(-k+1)、(-k+2)、………-2、-1、0、1、2、………(t-2)、(t-1)、t; δ=-p、(-p+1)、(-p+2)、………-2、-1、0、1、2、………(q-2)、(q-1)、q;k、t、p及びqは定数)で表されている画素データのそれぞれの論理の論理積である2値表示の値を有する2値化画素データG1 (i1 、j1 )にし、
(C)上記2値化画素データG1 (i1 、j1 )を、それが、2値表示で「0」の値を有する場合、2値表示で「0」の値を有し、2値表示で「1」の値を有する場合、上記画素データC(i1 、j1 )の値を有する画素データH1(i1 、j1 )にし、よって、
(ニ)i2 を上記a、(a+1)、………(b-1)、b以外の数の配列とし、j2 を上記ca 、(ca +1)、………(da -1)、da ;c(a+1)、(c(a+1) +1)、………(d(a+1) -1)、d(a+1);c(a+2) 、(c(a+2)+1)、………(d(a+2) -1)、d(a+2) ;………c(b-2) 、(c(b-2) +1)、………(d(b-2) -1)、d(b-2) ;c(b-1) 、(c(b-1) +1)、………(d(b-1) -1)、d(b-1) ;cb 、(cb +1)、………(db -1)、db以外の数の配列とするとき、上記レーダ受信画像信号CVから、その順次のフレームまたはフィールド毎に、それを構成している画素データC(i1 、j1 )については、それを上記画素データH1 (i1 、j1 )とするが、画素データC(i2 、j2 )については、それをそのまま画素データH2 (i2 、j2 )とするレーダ受信画像信号HVEを、収縮処理の施されているレーダ受信画像信号として得るようになされ、且つ
(ホ)上記収縮処理の施されているレーダ受信画像信号に対し、各フレームまたはフィールドに関し、その全領域または一部領域について、移動平均化処理を施し、それによって、上記収縮処理の施されているレーダ受信画像信号から、移動平均化処理の施されているレーダ受信画像信号を、クラッタの抑圧されているレーダ受信画像信号として得るようになされていることを特徴とするレーダ受信画像信号のクラッタ抑圧方法。

【請求項5】
(イ)回転レーダアンテナから高周波レーダ送信波を輻方向に発射し且つその高周波レーダ送信波の物標からの反射波を受波するレーダ送受信部からのアナログ信号態様のレーダ受信画像信号を、デジタル信号態様のレーダ受信画像信号BVに変換する手段と、
(ロ)上記レーダ受信画像信号BVから、その順次のフレームまたはフィールド毎に、その全域について、それを構成している、上記回転レーダアンテナが回転角Si(ただし、i=1、2、3………m)であるときにその回転レーダアンテナから輻方向に発射される上記高周波レーダ送信波の上記回転レーダアンテナの位置からの輻方向の距離Rj(ただし、j=1、2、3………n)の位置における物標からの反射波を受波することにより得られる信号分を、画素データC(i、j)とするレーダ受信画像信号CVを得る手段と、
(ハ)(A)上記レーダ受信画像信号CVの画素データC(i、j)を、その値が、上記レーダ受信画像信号CVの順次のフレームまたはフィールドを構成している画素データC(1、1)~C(1、n);C(2、1)~C(2、n);………C(m、1)~C(m、n)中の値が最小値をとる画素データのその最小値と値が最大値をとる画素データのその最大値との間の中間値でなる閾値T未満である場合、2値表示で「0」をとり、上記閾値T以上である場合、2値表示で「1」をとる2値化画素データF(i、j)にする手段と、
(B)上記2値化画素データF(i、j)を、F(i+γ、j+δ)(ただし、γ=-k、(-k+1)、(-k+2)、………-2、-1、0、1、2、………(t-2)、(t-1)、t; δ=-p、(-p+1)、(-p+2)、………-2、-1、0、1、2、………(q-2)、(q-1)、q;k、t、p及びqは定数)で表されている画素データのそれぞれの論理の論理積である2値表示の値を有する2値化画素データG(i、j)にする手段と、
(C)上記2値化画素データG(i、j)を、それが、2値表示で「0」の値を有する場合、2値表示で「0」の値を有し、2値表示で「1」の値を有する場合、上記画素データC(i、j)の値を有する画素データH(i、j)にする手段とを有し、よって、
(ニ)上記レーダ受信画像信号CVから、その順次のフレームまたはフィールド毎に、その全領域について、それを構成している上記画素データC(i、j)を上記画素データH(i、j)とするレーダ受信画像信号HVを、収縮処理の施されているレーダ受信画像信号として得、その収縮処理の施されているレーダ受信画像信号を、クラッタの抑圧されているレーダ受信画像信号として得るようになされていることを特徴とするレーダ受信画像信号のクラッタ抑圧装置。

【請求項6】
(イ)回転レーダアンテナから高周波レーダ送信波を輻方向に発射し且つその高周波レーダ送信波の物標からの反射波を受波するレーダ送受信部からのアナログ信号態様のレーダ受信画像信号を、デジタル信号態様のレーダ受信画像信号BVに変換する手段と、
(ロ)上記レーダ受信画像信号BVから、その順次のフレームまたはフィールド毎に、その全域について、それを構成している、上記回転レーダアンテナが回転角Si(ただし、i=1、2、3………m)であるときにその回転レーダアンテナから輻方向に発射される上記高周波レーダ送信波の上記回転レーダアンテナの位置からの輻方向の距離Rj(ただし、j=1、2、3………n)の位置における物標からの反射波を受波することにより得られる信号分を、画素データC(i、j)とするレーダ受信画像信号CVを得る手段と、
(ハ)(A)上記回転レーダアンテナの回転角S1 、S2 ………Sm の順次の連続的配列における一部範囲中の順次の回転角をSa、S(a+1)、………S(b-1)、Sb(ただし、1≦a≦b≦m)とし、上記回転角Sa;S(a+1)、………S(b-1);Sb上における、上記回転レーダアンテナからの輻方向距離R1 、R2 ………Rm の順次の配列における一部範囲中の順次の距離を、それぞれ、Rca 、R(ca +1)、………R(da -1)、Rda ;Rc(a+1) 、R(c(a+1) +1)、………R(d(a+1) -1)、Rd(a+1);Rc(a+2) 、R(c(a+2) +1)、………R(d(a+2) -1)、Rd(a+2) ;………Rc(b-1) 、R(c(b-1) +1)、………R(d(b-1) -1)、Rd(b-1);Rcb 、R(cb +1)、………R(db -1)、Rdb とし、i1 を、上記a、(a+1)、………(b-1)、bとし、j1 を、上記ca 、(ca +1)、………(da -1)、da ;c(a+1) 、(c(a+1)+1)、………(d(a+1)-1)、d(a+1) ;c(a+2) 、(c(a+2) +1)、………(d(a+2) -1)、d(a+2) ;………c(b-2) 、(c(b-2) +1)、………(d(b-2) -1)、d(b-2);c(b-1) 、(c(b-1) +1)、………(d(b-1) -1)、d(b-1) ;cb 、(cb +1)、………(db -1)、db とするとき、上記レーダ受信画像信号CVのフレームまたはフィールドについて、その所望とする一部領域を構成している画素データC(i1 、j1 )を、その値が、上記レーダ受信画像信号CVの順次のフレームまたはフィールドを構成している画素データC(a、ca )~C(a、da );C((a+1)、c(a+1) )~C((a+1)、d(a+1));………C(b、cb )~C(b、db )中の値が最小値をとる画素データのその最小値と値が最大値をとる画素データのその最大値との間の中間値でなる閾値T未満である場合、2値表示で「0」をとり、上記閾値T以上である場合、2値表示で「1」をとる2値化画素データF1 (i1 、j1 )にする手段と、
(B)上記2値化画素データF1 (i1 、j1 )を、1(i1 +γ、j1 +δ)(ただし、γ=-k、(-k+1)、(-k+2)、………-2、-1、0、1、2、………(t-2)、(t-1)、t; δ=-p、(-p+1)、(-p+2)、………-2、-1、0、1、2、………(q-2)、(q-1)、q;k、t、p及びqは定数)で表されている画素データのそれぞれの論理の論理積である2値表示の値を有する2値化画素データG1 (i1 、j1 )にする手段と、
(C)上記2値化画素データG1 (i1 、j1 )を、それが、2値表示で「0」の値を有する場合、2値表示で「0」の値を有し、2値表示で「1」の値を有する場合、上記画素データC(i1 、j1 )の値を有する画素データH1(i1 、j1 )にする手段とを有し、よって、
(ニ)i2 を上記a、(a+1)、………(b-1)、b以外の数の配列とし、j2 を上記ca 、(ca +1)、………(da -1)、da ;c(a+1)、(c(a+1) +1)、………(d(a+1) -1)、d(a+1);c(a+2) 、(c(a+2)+1)、………(d(a+2) -1)、d(a+2) ;………c(b-2) 、(c(b-2) +1)、………(d(b-2) -1)、d(b-2) ;c(b-1) 、(c(b-1) +1)、………(d(b-1) -1)、d(b-1) ;cb 、(cb +1)、………(db -1)、db以外の数の配列とするとき、上記レーダ受信画像信号CVから、その順次のフレームまたはフィールド毎に、それを構成している画素データC(i1 、j1 )については、それを上記画素データH1 (i1 、j1 )とするが、画素データC(i2 、j2 )については、それをそのまま画素データH2 (i2 、j2 )とするレーダ受信画像信号HVEを、収縮処理の施されているレーダ受信画像信号として得、その収縮処理の施されているレーダ受信画像信号を、クラッタの抑圧されているレーダ受信画像信号として得るようになされていることを特徴とするレーダ受信画像信号のクラッタ抑圧装置。

【請求項7】
(イ)回転レーダアンテナから高周波レーダ送信波を輻方向に発射し且つその高周波レーダ送信波の物標からの反射波を受波するレーダ送受信部からのアナログ信号態様のレーダ受信画像信号を、デジタル信号態様のレーダ受信画像信号BVに変換する手段と、
(ロ)上記レーダ受信画像信号BVから、その順次のフレームまたはフィールド毎に、その全域について、それを構成している、上記回転レーダアンテナが回転角Si(ただし、i=1、2、3………m)であるときにその回転レーダアンテナから輻方向に発射される上記高周波レーダ送信波の上記回転レーダアンテナの位置からの輻方向の距離Rj(ただし、j=1、2、3………n)の位置における物標からの反射波を受波することにより得られる信号分を、画素データC(i、j)とするレーダ受信画像信号CVを得る手段と、
(ハ)(A)上記レーダ受信画像信号CVの画素データC(i、j)を、その値が、上記レーダ受信画像信号CVの順次のフレームまたはフィールドを構成している画素データC(1、1)~C(1、n);C(2、1)~C(2、n);………C(m、1)~C(m、n)中の値が最小値をとる画素データのその最小値と値が最大値をとる画素データのその最大値との間の中間値でなる閾値T未満である場合、2値表示で「0」をとり、上記閾値T以上である場合、2値表示で「1」をとる2値化画素データF(i、j)にする手段と、
(B)上記2値化画素データF(i、j)を、F(i+γ、j+δ)(ただし、γ=-k、(-k+1)、(-k+2)、………-2、-1、0、1、2、………(t-2)、(t-1)、t; δ=-p、(-p+1)、(-p+2)、………-2、-1、0、1、2、………(q-2)、(q-1)、q;k、t、p及びqは定数)で表されている画素データのそれぞれの論理の論理積である2値表示の値を有する2値化画素データG(i、j)にする手段と、
(C)上記2値化画素データG(i、j)を、それが、2値表示で「0」の値を有する場合、2値表示で「0」の値を有し、2値表示で「1」の値を有する場合、上記画素データC(i、j)の値を有する画素データH(i、j)にする手段とを有し、よって、
(ニ)上記レーダ受信画像信号CVから、その順次のフレームまたはフィールド毎に、その全領域について、それを構成している上記画素データC(i、j)を上記画素データH(i、j)とするレーダ受信画像信号HVを、収縮処理の施されているレーダ受信画像信号として得るようになされ、且つ
(ホ)上記収縮処理の施されているレーダ受信画像信号に対し、各フレームまたはフィールドに関し、その全領域または一部領域について、移動平均化処理を施し、それによって、上記収縮処理の施されているレーダ受信画像信号から、移動平均化処理の施されているレーダ受信画像信号を、クラッタの抑圧されているレーダ受信画像信号として得るようになされていることを特徴とするレーダ受信画像信号のクラッタ抑圧装置。

【請求項8】
(イ)回転レーダアンテナから高周波レーダ送信波を輻方向に発射し且つその高周波レーダ送信波の物標からの反射波を受波するレーダ送受信部からのアナログ信号態様のレーダ受信画像信号を、デジタル信号態様のレーダ受信画像信号BVに変換する手段と、
(ロ)上記レーダ受信画像信号BVから、その順次のフレームまたはフィールド毎に、その全域について、それを構成している、上記回転レーダアンテナが回転角Si(ただし、i=1、2、3………m)であるときにその回転レーダアンテナから輻方向に発射される上記高周波レーダ送信波の上記回転レーダアンテナの位置からの輻方向の距離Rj(ただし、j=1、2、3………n)の位置における物標からの反射波を受波することにより得られる信号分を、画素データC(i、j)とするレーダ受信画像信号CVを得る手段と、
(ハ)(A)上記回転レーダアンテナの回転角S1 、S2 、………Sm の順次の連続的配列における一部範囲中の順次の回転角をSa、S(a+1)、………S(b-1)、Sb(ただし、1≦a≦b≦m)とし、上記回転角Sa;S(a+1);………S(b-1);Sb上における、上記回転レーダアンテナからの輻方向距離R1 、R2 ………Rm の順次の配列における一部範囲中の順次の距離を、それぞれ、Rca 、R(ca +1)、………R(da -1)、Rda ;Rc(a+1) 、R(c(a+1) +1)、………R(d(a+1) -1)、Rd(a+1);Rc(a+2) 、R(c(a+2) +1)、………R(d(a+2) -1)、Rd(a+2) ;………Rc(b-1) 、R(c(b-1) +1)、………R(d(b-1) -1)、Rd(b-1);Rcb 、R(cb +1)、………R(db -1)、Rdb とし、i1 を、上記a、(a+1)、………(b-1)、bとし、j1 を、上記ca 、(ca +1)、………(da -1)、da ;c(a+1) 、(c(a+1)+1)、………(d(a+1)-1)、d(a+1) ;c(a+2) 、(c(a+2) +1)、………(d(a+2) -1)、d(a+2) ;………c(b-2) 、(c(b-2) +1)、………(d(b-2) -1)、d(b-2) ;c(b-1) 、(c(b-1) +1)、………(d(b-1) -1)、d(b-1) ;cb 、(cb +1)、………(db -1)、db とするとき、上記レーダ受信画像信号CVのフレームまたはフィールドについて、その所望とする一部領域を構成している画素データC(i1 、j1 )を、その値が、上記レーダ受信画像信号CVの順次のフレームまたはフィールドを構成している画素データC(a、ca )~C(a、da );C((a+1)、c(a+1) )~C((a+1)、d(a+1));………C(b、cb )~C(b、db )中の値が最小値をとる画素データのその最小値と値が最大値をとる画素データのその最大値との間の中間値でなる閾値T未満である場合、2値表示で「0」をとり、上記閾値T以上である場合、2値表示で「1」をとる2値化画素データF1 (i1 、j1 )にする手段と、
(B)上記2値化画素データF1 (i1 、j1 )を、1(i1 +γ、j1 +δ)(ただし、γ=-k、(-k+1)、(-k+2)、………-2、-1、0、1、2、………(t-2)、(t-1)、t; δ=-p、(-p+1)、(-p+2)、………-2、-1、0、1、2、………(q-2)、(q-1)、q;k、t、p及びqは定数)で表されている画素データのそれぞれの論理の論理積である2値表示の値を有する2値化画素データG1 (i1 、j1 )にする手段と、
(C)上記2値化画素データG1 (i1 、j1 )を、それが、2値表示で「0」の値を有する場合、2値表示で「0」の値を有し、2値表示で「1」の値を有する場合、上記画素データC(i1 、j1 )の値を有する画素データH1(i1 、j1 )にする手段とを有し、よって、
(ニ)i2 を上記a、(a+1)、………(b-1)、b以外の数の配列とし、j2 を上記ca 、(ca +1)、………(da -1)、da ;c(a+1)、(c(a+1) +1)、………(d(a+1) -1)、d(a+1);c(a+2) 、(c(a+2)+1)、………(d(a+2) -1)、d(a+2) ;………c(b-2) 、(c(b-2) +1)、………(d(b-2) -1)、d(b-2) ;c(b-1) 、(c(b-1) +1)、………(d(b-1) -1)、d(b-1) ;cb 、(cb +1)、………(db -1)、db以外の数の配列とするとき、上記レーダ受信画像信号CVから、その順次のフレームまたはフィールド毎に、それを構成している画素データC(i1 、j1 )については、それを上記画素データH1 (i1 、j1 )とするが、画素データC(i2 、j2 )については、それをそのまま画素データH2 (i2 、j2 )とするレーダ受信画像信号HVEを、収縮処理の施されているレーダ受信画像信号として得るようになされ、且つ
(ホ)上記収縮処理の施されているレーダ受信画像信号に対し、各フレームまたはフィールドに関し、その全領域または一部領域について、移動平均化処理を施し、それによって、上記収縮処理の施されているレーダ受信画像信号から、移動平均化処理の施されているレーダ受信画像信号を、クラッタの抑圧されているレーダ受信画像信号として得るようになされていることを特徴とするレーダ受信画像信号のクラッタ抑圧装置。
国際特許分類(IPC)
Fターム
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