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サバイビン由来のHLA-A24結合性癌抗原ペプチド

国内特許コード P05P002840
整理番号 RX01P05
掲載日 2006年2月24日
出願番号 特願2004-191478
公開番号 特開2006-008638
登録番号 特許第4602006号
出願日 平成16年6月29日(2004.6.29)
公開日 平成18年1月12日(2006.1.12)
登録日 平成22年10月8日(2010.10.8)
発明者
  • 佐藤 昇志
  • 鳥越 俊彦
  • 廣橋 良彦
  • 井手之上 里美
  • 小林 淳一
出願人
  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
  • 北海道公立大学法人 札幌医科大学
発明の名称 サバイビン由来のHLA-A24結合性癌抗原ペプチド
発明の概要 【課題】癌の免疫療法に使用しうる癌ワクチン及び抗癌剤を提供する。
【解決手段】以下に示されるアミノ酸配列:Phe Phe Cys Phe Lys Glu Leu Glu Gly Trpを含み、HLA-A24抗原と結合して癌細胞を標的とする細胞傷害性T細胞を誘導しうるペプチドを提供する。また、特定のアミノ酸配列の第2位がチロシン、フェニルアラニン、メチオニン及びトリプトファンから選択されるアミノ酸残基に置換され、及び/又は上記配列に示されるアミノ酸配列のC末端のアミノ酸残基がフェニルアラニン、ロイシン、イソロイシン、トリプトファン及びメチオニンから選択されるアミノ酸残基に置換されたアミノ酸配列を含み、HLA-A24抗原と結合して癌細胞を標的とする細胞傷害性T細胞を誘導しうるペプチドを提供する。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


近年における免疫学と分子生物学の進歩は、腫瘍免疫の進歩に多大の影響を与えている。ヒトでインフルエンザウイルス感染が起きた場合に、その感染に対して免疫が成立して感染症から離脱するという事象は以下の細胞性免疫により説明することができる。インフルエンザウイルスに感染した上皮細胞は、その細胞表面にある主要組織適合抗原複合体HLA分子上にウイルスゲノム由来の9~10のポリペプチドを提示する。このHLA-ウイルスペプチド複合体を提示する感染細胞は強烈なアロジェニック反応を惹起し、感染細胞は末梢血中に存在するCD8陽性CTLにより特異的に認識され、積極的に排除される。この細胞性免疫のメカニズムは自己の細胞が腫瘍化して生じた癌細胞に対しても同様に働くと理解される。このことは、ベルギーのThierry Boonらによる悪性黒色腫からの腫瘍抗原MAGE遺伝子の単離により証明された(例えば、非特許文献1参照)。
T細胞が認識する癌抗原の同定方法としては、T細胞を用いてヒト癌由来のcDNAライブラリーをスクリーニングする方法が既に開発されており、この方法を用いて前記のMAGE遺伝子が単離された。それ以後、悪性黒色腫を初めとした癌細胞表面上のクラスI分子に提示されてT細胞に認識される癌由来癌抗原ペプチドが複数同定され、これらのいくつかを用いた臨床治験が開始されており、既に一定の成果が得られている。例えば、癌患者の血清中に存在する抗体により認識される分子として食道癌より同定されたNY-ESO-1分子は、その合成ペプチドがCTLの誘導能を有することが認識されている(例えば、非特許文献2及び3参照)。



【非特許文献1】
Van der Bruggenら、Science, 254, 1643-1647 (1991)
【非特許文献2】
Chen, YT.ら,Proc. Natl. Acad. USA, 94, 1914-1918 (1997)
【非特許文献3】
Jager, E.ら,J. Exp. Med., 187, 265-270(1998)

産業上の利用分野


本発明は、癌細胞を標的とする細胞傷害性T細胞(以下、CTLという)を誘導することができるペプチドに関する。
また本発明は、前記ペプチドを含む癌ワクチン及び抗癌剤に関する。
更に本発明は、癌細胞を標的とするCTLを誘導するための前記ペプチドの使用、得られたCTL及び前記CTLを含む抗癌剤に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
配列番号1に示されるアミノ酸配列からなる、HLA-A24抗原と結合して癌細胞を標的とする細胞傷害性T細胞を誘導しうるペプチド。

【請求項2】
請求項1に記載のペプチドを含む癌ワクチン。

【請求項3】
請求項1に記載のペプチドを含む抗癌剤。

【請求項4】
癌細胞を標的とする細胞傷害性T細胞をインビトロ誘導するための請求項1に記載のペプチドの使用。

【請求項5】
請求項1に記載のペプチドにより誘導された細胞傷害性T細胞。

【請求項6】
請求項に記載の細胞傷害性T細胞を含む抗癌剤。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 登録
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