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パネルによる木造耐力壁およびその組立方法

国内特許コード P05P004064
整理番号 IP39
掲載日 2006年3月3日
出願番号 特願2004-206468
公開番号 特開2006-028805
登録番号 特許第3834662号
出願日 平成16年7月13日(2004.7.13)
公開日 平成18年2月2日(2006.2.2)
登録日 平成18年8月4日(2006.8.4)
発明者
  • 中園 眞人
出願人
  • 国立大学法人山口大学
発明の名称 パネルによる木造耐力壁およびその組立方法
発明の概要

【課題】 対向する主柱間に配設された複数の間柱を挟持した状態で二重落し込み板を配し、二重落し込み板の長手端面側を主柱に当接させた状態で使用するとともに、相隣接する落し込み板間にダボを配設して接続しているため、耐力壁としての壁倍率が格段に高くなるため耐震性がよく、施工が容易で大幅な工期短縮が可能な二重落し込み板パネル構法による木造耐力壁とその固定方法を提供することにある。
【解決手段】 離間して対向立設された第1柱と第2柱を構成する主柱と、該主柱間に立設された複数の間柱と、該主柱間に該間柱を挟持するように該間柱の前後に相隣接するように横架配設された複数の二重落し込み板とで構成される。
【選択図】 図9

従来技術、競合技術の概要


一般に、2本の柱材を、平行な2本の梁材の間に所定の間隔をおいて立設し、この柱材の対向する面板取付面に、それぞれ1または平行な2以上の該面板嵌め込み用縦スリット溝を長手方向に沿って設けるとともに、前記梁材の対向する面板取付面に、それぞれ1または平行な2以上の該面板嵌め込み用横スリット溝を長手方向に沿って設け、これらの縦スリット溝および横スリット溝内に、該面板の両側縁部ならびに上縁部、下縁部を嵌め入れて、壁体としたものがある(例えば、特許文献1)。



また、縦方向に配列した複数の桟木に対し、多数の木板を横方向に配列して成るパネルを基本として、その木板に所定の位置に所定の深さの桟木嵌入の溝を突いて接合させるようにしたものがある(例えば、特許文献2)。



さらに、一般的な木造家屋では、一本の筋かいまたはたすき掛け筋かいを用いて剪断抵抗を高めた剛性の高い耐力壁が採用されているが、前記一本の筋かいの場合を例にとると、一方は土台と柱間と筋かいの三者を金具とボルトで止められている。また、他方の筋かいの梁と土台と間柱の三者は金具とボルトで止められている。




【特許文献1】特開平8-246580号公報

【特許文献2】特開2003-53709号公報

産業上の利用分野


本発明は、パネルによる木造耐力壁およびその組立方法に関し、特に、施工性と家屋の水平外力に対する耐力性に優れたパネルによる木造耐力壁およびその組立方法に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
それぞれ上下両端側に長ほぞ差し込み栓が延設された複数の間柱を横方向に間隔をおいて並置し、該複数の間柱の上下両端側の長ほぞ差込み栓を除いた部分の端部の間にそれぞれ断熱材の受材を渡してパネル骨組を形成し、該パネル骨組の室外側および室内側の両面側において側部にダボ穴が形成され長さが前記パネル骨組の横方向の幅と同等である複数の壁板を前記パネル骨組の左右両側の該間柱に横架して複数のビスにより該間柱に取付け、複数の該壁板を前記上下両端側の長ほぞ差し込み栓を除く間柱の部分の上下方向にわたって隣接して配設するとともに隣接する該壁板の側部を相互にダボで接続してなるパネルと、該パネルの左右両側部をそれぞれ少なくとも下端側に長ほぞ差し込み栓が延設された第1および第2の柱により当接して保持して構成したことを特徴とするパネルによる木造耐力壁。

【請求項2】
前記第1および第2の柱の間で、前記パネルの上側に横架配設された梁と前記パネルの下側に横架配設された土台との間に前記パネルを保持し、前記梁および土台と、それらにそれぞれ隣接する前記パネルの壁板とをダボで接続したことを特徴とする請求項1記載のパネルによる木造耐力壁。

【請求項3】
前記土台に前記間柱の長ほぞ差し込み栓を差し込むための間柱用ほぞ穴と、前記第1および第2の柱の長ほぞ差し込み栓を差し込むための柱用ほぞ穴とを設け、前記複数の間柱と前記第1および第2の柱との長ほぞ差し込み栓をそれぞれのほぞ穴に差し込んで固定するための込栓を設けたことを特徴とする請求項2記載のパネルによる木造耐力壁。

【請求項4】
前記パネルの間柱の両端部にそれぞれ長ほぞ差し込み栓が設けられ、前記パネルの骨組の両面側に相隣接する壁板を横架する際に断熱材を外側及び内側の両壁板と前記パネルの骨組との間に形成される空間に収納して前記パネルを構成したことを特徴とする請求項1記載のパネルによる木造耐力壁。

【請求項5】
前記パネルの壁板の幅が小さい場合に、該壁板を相互に隣接させてダボで接続する際に、該ダボの取付け位置が前記パネルの上下方向に千鳥型となるようにしたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のパネルによる木造耐力壁。

【請求項6】
前記パネルの壁板の幅が大きい場合に、該壁板を相互に隣接させてダボで接続する際に、該ダボの取付け位置が前記パネルの上下方向に一直線状にあるようにしたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のパネルによる木造耐力壁。

【請求項7】
前記木造耐力壁の室外側の面を覆うように外壁材を取付け、その際に該外壁材を前記パネルの外側の壁板面に直接、または胴縁を介して取付けるようにしたことを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載のパネルによる木造耐力壁。

【請求項8】
該外壁材がラスボード下地モルタル塗り、サイディングボード、板杉よりなる群の材質から選ばれたものであることを特徴とする7記載の内外壁板型パネル構法による木造耐力壁。

【請求項9】
前記木造耐力壁の室内側の面を覆うように内壁材を取付け、その際に内壁材を前記パネルの内側の壁板面に直接、または胴縁を介して取付けるようにしたことを特徴とする請求項1~8のいずれかに記載のパネルによる木造耐力壁。

【請求項10】
該内壁材が石膏ボード下地塗装仕上げまたは石膏ボード下地クロス貼りよりなるものであることを特徴とする請求項9記載のパネルによる木造耐力壁。

【請求項11】
それぞれ上下両端側に長ほぞ差し込み栓が延設された複数の間柱を横方向に間隔をおいて並置し、該複数の間柱の上下両端側の長ほぞ差込み栓を除いた部分の端部の間にそれぞれ断熱材の受材を渡してパネル骨組を形成し、該パネル骨組の室外側および室内側の両面側において側部にダボ穴が形成され長さが前記パネル骨組みの横方向の幅と同等である複数の壁板を前記パネル骨組の左右両側の該間柱に横架して複数のビスにより該間柱に取付け、複数の該壁板を前記上下両端側の長ほぞ差し込み栓を除く間柱の部分の上下方向にわたって隣接して配設するとともに隣接する該壁板の側部を相互にダボで接続してなるパネルを吊り下げた状態で降下させて、土台に刻設された間柱用ほぞ穴に前記パネルの間柱の長ほぞ差し込み栓を差し込んだ後、予め該土台に刻設された柱用ほぞ穴上に柱受け板を載置しておき、前記パネルの左右両側部の上方からそれぞれ凹部状の溝が長手方向に形成されるとともにそれぞれ少なくとも下端側に長ほぞ差し込み栓が延設された第1および第2の柱を前記パネルの左右両側の間柱に沿わせながら降下させ、一旦前記第1および第2の柱を前記柱受け板上に載置させた後、前記第1柱および第2の柱のいずれか一方の上方部のみを前記間柱から離間する方向に傾転させた状態で梁を保持させ、ついで前記傾転した柱を起立させて該第1および第2の柱間に梁を張架するようにしたことを特徴とするパネルによる木造耐力壁の組立方法。

【請求項12】
前記第1および第2の柱の間に前記パネルを取付ける際に、前記パネルの間柱を前記第1および第2の柱に当接して取付けたことを特徴とする請求項11記載のパネルによる木造耐力壁の組立方法。
産業区分
  • 建造物
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2004206468thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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