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冷温水用腐食抑制性流れ促進剤および冷温水熱媒における腐食抑制流れ促進方法

国内特許コード P06P004065
整理番号 IP52
掲載日 2006年4月28日
出願番号 特願2004-267845
公開番号 特開2006-083247
登録番号 特許第4719873号
出願日 平成16年9月15日(2004.9.15)
公開日 平成18年3月30日(2006.3.30)
登録日 平成23年4月15日(2011.4.15)
発明者
  • 佐伯 隆
出願人
  • 国立大学法人山口大学
発明の名称 冷温水用腐食抑制性流れ促進剤および冷温水熱媒における腐食抑制流れ促進方法
発明の概要 【課題】 本発明の目的は、対イオン剤の存在下で棒状ミセルを形成するカチオン系界面活性剤に対し、金属の腐食の原因となるオルト位に基を持つベンゼン環型対イオン剤ではなく、メタ位やパラ位に基を持つ対イオン剤を使用することによって、腐食を抑制するとともに、高温域での棒状ミセルの形成を安定せしめることによって、広範囲で使用可能な冷温水用腐食抑制性流れ促進剤および冷温水熱媒における腐食抑制流れ促進方法を提供することにある。
【解決手段】 カチオン系界面活性剤とメタまたはパラハロゲン化安息香酸のうち少なくとも一方である対イオン剤の安息香酸とよりなるようにした。
【選択図】 図2
従来技術、競合技術の概要


パイプなどの管内を流れる流体には、流体相互や該流体と管の壁面との境界のところで生ずる摩擦抵抗や、その抵抗に伴う乱流などが生ずることが知られ、それにより該流体の管内での流れに抗する力が働くこと、そしてそうした流体の中に僅かな量の特定の物質を添加することにより、該流体の管内での流れがよりスムーズになるあるいは該流体の管内での流れに抗する力を低下せしめることができることが知られている。こうした作用効果を持つ物質は、当該分野では、配管内流体用、「流れ促進剤」、「抗力減少剤」、「摩擦抵抗低減剤」、「DR剤」などと呼ばれている。オフィスビル、工場、病院、デパート、ホテル、公共施設等では空調設備が欠かせない。そうした空調などには、冷暖房用熱媒移送システムが使用される。こうした熱媒移送システム等においては、普通、配管の長さは長距離にわたり、配管内を流れる流体にかかる管内抵抗なども大きなものとなり、流体搬送動力も大きなものが必要となり、配管設備コストも膨大なものになる。さらにはランニングコストも増大する。



設備コストを削減し、流体搬送動力を低減させる有利な方法として、配管内を流れる水などの流体の配管抵抗を低減させる「流れ促進剤」を使用することが提案されてきている(例えば、特許文献1)。



ところで、空調設備等の冷温水配管は、防錆剤等を使用して水管理をしないと、管内に錆等を生じさせ、配管内部を閉塞させたり、配管自体を破損させて、トラブルを生じさせる恐れがあることから、従来より、様々な防錆、管理手段が取られている。特に大規模な空調施設(例えば、地域冷暖房、高層ビル空調など)、半導体工場での空調設備では、配管の延命が重要視されており、そうした目的で腐食抑制剤が多く利用されているのも事実である。密閉冷温水経路内に防錆として-般的に多く利用されている防錆剤としては、亜硝酸塩系の防錆剤が多いと言われている。



【特許文献1】
特開2002-80820号公報

産業上の利用分野


本発明は、閉路循環系、地域冷暖房システム、各種工場の循環系、コージェネレーションシステムなどに使用する水などの熱媒流体中に粘弾性特性を持たせる添加剤を添加することによって抗力減少効果を誘起させ、乱流を層流化させるようにした冷温水用腐食抑制性流れ促進剤に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
ステアリルトリメチルアンモニウムクロライドまたはオレイルビスヒドロキシエチルメチルアンモニウムクロライドからなるカチオン系界面活性剤と対イオン剤のパラハロゲン化安息香酸とよりなる流体用流れ促進剤。

【請求項2】
請求項1記載の流れ促進剤に防錆剤を添加することを特徴とする冷温水用腐食抑制流れ促進剤。

【請求項3】
請求項1または請求項2記載の流れ促進剤に消泡剤を添加することを特徴とする冷温水用腐食抑制流れ促進剤。

【請求項4】
ステアリルトリメチルアンモニウムクロライドまたはオレイルビスヒドロキシエチルメチルアンモニウムクロライドからなるカチオン系界面活性剤50~1500ppm、対イオン剤のパラハロゲン化安息香酸50~5000ppmを流体に添加混合することを特徴とする冷温水熱媒における腐食抑制流れ促進方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2004267845thum.jpg
出願権利状態 登録
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