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視覚的かつ聴覚的類似品名提示装置 コモンズ

国内特許コード P06P004490
整理番号 T08
掲載日 2006年4月28日
出願番号 特願2004-271381
公開番号 特開2006-085556
登録番号 特許第4568838号
出願日 平成16年9月17日(2004.9.17)
公開日 平成18年3月30日(2006.3.30)
登録日 平成22年8月20日(2010.8.20)
発明者
  • 田中 和世
出願人
  • 学校法人筑波大学
発明の名称 視覚的かつ聴覚的類似品名提示装置 コモンズ
発明の概要

【課題】 商品名の注文時等において、読み間違いや聴き間違いによりミスが起こることが考えられる。多くの場合、コンピュータに品名を入力することが通常であり、この状況において、もしコンピュータ側から警告のメッセージが提示されれば、ミスを減少させることが可能である。
【解決手段】 本願発明は、商品名などのもつ文字系列の視覚的類似性(文字を読み取る際の読み間違いを引き起こし易い字形的類似性)や聴覚的類似性(音声として聴いた際の聞き間違いを引き起こし易い類似性)の尺度に基いて、個々の商品名などがユーザによって文字列として入力された場合、その商品名などに対する読み間違いや聴き間違い易い類似品名を提示する装置に関する。
【選択図】 図1

従来技術、競合技術の概要


ユーザによって入力された文字列が誤りであることを防止するものとして、ソースプログラムのコーディング時に発生する入力ミスを少なくするものが考えられている。その方法は、記憶装置にはソースプログラムの作成に使用する言語の文法,上記言語で用意されている語及びソースプログラムを作成するための入力された文字列等が格納され、キーワード抽出手段は、入力された文字列から、予め定められた文法上の条件(例えば、関数名)を満たす語をキーワードとして抽出し、検索手段は、記憶装置に対してあいまい検索を行い、キーワードと類似する語及び一致する語を探し、検索手段においてキーワードに類似する語のみが探し出された場合、確定手段は、探し出された語の内の1つをキーワードに対応する正しい語であるとし、変更手段は、作成中のソースプログラムのキーワードを、確定手段が正しいと判断した語に書き換えるものである(下記特許文献1参照)。



同様に、ユーザに入力ミスを確実に確認させ、かつ、入力された文字列を容易に修正することができる文字列入力方法として、入力部から入力された文字列が、この文字列と類似する文字列の類似語の中に作成中の文書に既に使用されている単語と共起関係にあるものがある場合、類似語を候補単語として表示することでユーザに入力ミスを確認させるようにしたものは、知られている(下記特許文献2参照)。



上記従来例に見られるように、入力された文字列のミスをユーザに確認させる方法は、以前からよく知られていた。しかしながら、文字字形間距離や音声の発音記号間距離を利用した視覚的かつ聴覚的な類似性を考慮して、ユーザに提示しているものは見当たらない。あるいは、もし、本願発明と同様な目的を持った発明も存在するかもしれないが、多くは経験的な知識に基づく簡易なシステムであり、本願発明のように計算機処理に基づく視覚的・聴覚的類似性を評価計算し、品名単語事典に類似品名単語セットを組み込むという明示的な構成をもった視覚的・聴覚的類似品名提示装置は存在しない。



文字認識や音声認識に関連して、文字で与えられた単語間距離の計算は従来も提案があったが、これらは主に計算機処理によるパターン認識技術としてである。本願発明においても、これらの技術を利用して文字列の読み間違いや聴き間違いのような知覚的距離とすることも可能であるが、本願発明においては、後述するように、視覚的、聴覚的類似性の導入のために、新たに品名単語間の距離計算方法を導入している。また、品名単語の部分列同士の距離が計算でき、品名単語の一部しか入力されないなどの省略形にも対応できる。



なお、本願発明はコンピュータで文字認識や音声認識を行うものではなく、文字読み取りや音声の聞き取りはユーザが行い、その結果が文字列としてコンピュータに入力された時、ユーザが入力した商品名等に類似した品名があることを警告するユーザ支援システムである。

【特許文献1】特開平7-160494号公報

【特許文献2】特開平11-175518号公報

産業上の利用分野


本願発明は、商品名などのもつ文字系列の視覚的類似性(文字を読み取る際の読み間違いを引き起こし易い字形的類似性)や聴覚的類似性(音声として聴いた際の聞き間違いを引き起こし易い類似性)の尺度に基いて、個々の商品名などがユーザによって文字列として入力された場合、その商品名などに対する読み間違いや聴き間違い易い類似品名を提示する装置に関する。ユーザに入力ミスなどの警告を出す機能をもつユーザ支援システムの1種である。例えば薬剤師がユーザであるとき、類似薬剤名による調剤ミスに対する警告システムとして活用することができる。

特許請求の範囲 【請求項1】
特定の文字列から成る品名単語と該特定の文字列と異なる文字列を有する品名単語の間において、文字列の音声発音に基づく聴覚的距離が一定値以下である場合、該異なる文字列を有する品名単語を該特定の文字列から成る品名単語の類似品名単語とし、すべての品名単語のそれぞれについて予め求められた類似品名単語が組み込まれている品名単語事典、
ユーザから入力された文字列が該事典の辞書項目の中に存在するか否かを判定するブロック、
該ユーザから入力された文字列が該事典の辞書項目にある品名単語と一致するものがなかった場合に起動され、該入力された文字列と該事典の辞書項目にある品名単語の間における音声発音に基づく聴覚的距離が一定値以下である新たな類似品名単語を探索するブロック及び
該入力された品名単語に対する該新たな類似品名単語を提示するブロックを有する類似品名提示装置であって、
上記聴覚的距離の計算においては、品名単語の読みを表す音声記号列において、母音のみの系列の距離を相対的に大きく評価する距離尺度が導入されている類似品名提示装置

【請求項2】
特定の文字列から成る品名単語と該特定の文字列と異なる文字列を有する品名単語の間において、文字列の並びの相違に基づく視覚的距離及び該文字列の音声発音に基づく聴覚的距離を計算するブロック、
該視覚的距離又は該聴覚的距離が一定値以下である場合、該異なる文字列を有する品名単語を該特定の文字列から成る品名単語の類似品名単語とし、すべての品名単語のそれぞれについて予め求められた類似品名単語が組み込まれている品名単語事典を作成するブロック、
ユーザから入力された文字列が該事典の辞書項目の中に存在するか否かを判定するブロック、
該ユーザから入力された文字列が該事典の辞書項目にある品名単語と一致するものがなかった場合に起動され、該入力された文字列と該事典の辞書項目にある品名単語の間における上記視覚的距離及び上記聴覚的距離を計算し、該視覚的距離又は該聴覚的距離が一定値以下である新たな類似品名単語を探索するブロック及び
該入力された品名単語に対する該新たな類似品名単語を提示するブロックを有する類似品名提示装置であって、
上記聴覚的距離の計算においては、品名単語の読みを表す音声記号列において、母音のみの系列の距離を相対的に大きく評価する距離尺度が導入されており
上記視覚的距離の計算においては、品名単語を記述する文字について、個々の文字の字形に基づいてすべての2文字間の視覚的距離を定義し、さらに連続する3文字列における文字の隣接間の交替が小さく評価されるような距離尺度が導入されている類似品名提示装置
産業区分
  • 計算機応用
  • 入出力装置
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2004271381thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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