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シリカ粒子を含有する放射線感光性色素組成物の10Gy以下の低線量の放射線の測定への使用

国内特許コード P06A008528
整理番号 ST0449
掲載日 2006年5月26日
出願番号 特願2004-190421
公開番号 特開2006-010589
登録番号 特許第4586191号
出願日 平成16年6月28日(2004.6.28)
公開日 平成18年1月12日(2006.1.12)
登録日 平成22年9月17日(2010.9.17)
発明者
  • 三好 弘一
出願人
  • 株式会社テクノネットワーク四国
  • 四国電力株式会社
発明の名称 シリカ粒子を含有する放射線感光性色素組成物の10Gy以下の低線量の放射線の測定への使用
発明の概要

【課題】 放射線により変色する放射線着色性物質を提供すること。
【解決手段】 プルシアンブルーと2,5-ジヒドロキシ-パラ-ベンゾキノンの混合物、CaWO4:I、キシレノールオレンジ分子をシリカ粒子内に内包した物質の水溶液と硫酸アンモニウム鉄(II)溶液とゼラチンの混合物、シリカ粒子と塩化金酸カリウムの混合水溶液、シリカ粒子と塩化金酸カリウムとイソプロパノールとゼラチンの混合物、および、キシレノールオレンジ分子をシリカ粒子内に内包した物質の水溶液と硫酸アンモニウム鉄(II)溶液との混合物、からなる群より選ばれる色素組成物よりなる放射線感光性色素組成物。10Gy以下、好ましくは0.1Gy~2Gyの放射線により目視で分かる色変化を生ずる形態で放射線感光性色素を含有する放射線着色性物質。医療被曝評価用、管理区域実験室レベルの汚染検出、放射性物質に係る汚染管理用、放射線に係る積算線量測定用、放射線に係る個人被ばく管理用、原子力防災用、原子力広報(PA)用に用いる。
【選択図】 図7

従来技術、競合技術の概要


従来、X線等の放射線発生装置の取扱者や原子炉等の作業者や研究者等の放射線障害予防の目的で種々の線量計が用いられている。その中で特に取扱が簡単なものの一つとしてバッジ型の金属製又はプラスチック製のケースの中に白黒写真フィルムを納めたものであって、取扱者の胸につけ、一定日数たった後にフィルムを現像し得られた画像の写真濃度を求めてフィルムの受けた放射線線量を算出するフィルムバッジがある。このシステムは、バッジ自体をコンパクトに作ることができ、取扱が簡単で且つ記録を永久的に保存できるという利点があるが、画像を得るのにすべて現像所に送り、ここで一定の条件で現像、乾燥等を施さなければならず、被曝結果をその場で直ちに知ることはできず、かなりの時間がかかる欠点があった。



そこで、特許文献1のインスタント写真カラーフィルムをX線に曝し、このフィルムを現像した場合特殊な色の画像を生じ、この色調が被曝量に応じて順次変わってくる現象を利用して上記の如き欠点の伴わない放射線被曝量の測定方法が発明された。すなわち、1枚の感光性カラーフィルムとこのフィルムを現像処理するためにローラー等の押圧によりフィルム上に処理液を展開することが可能な処理液ポットが遮光紙により遮光状態にパックされた少なくとも1組のインスタント写真カラーフィルムを放射線に曝した後に、処理液をフィルム感光面に展開して現像し、得られた画像の色調を予め作成された同種のインスタント写真フィルム画像の標準色調と比較することによって被曝線量を測定することを特徴とする放射線被曝線量の測定方法である。



2001年に、X線等の放射線計測方法の一つとして、シート状の自己現像型の反射フィルムが米国ISP(International Specialty Products)社から発売された。GAFCHROMICシリーズである。680nmにピークを有する色素を使用している。組成は不明である。特にGAFCHROMIC XR Type R,と Type Tについて、Type Rが反射光を測定するタイプ、TypeTが透過光を測定するタイプで、それぞれ、感度は、TypeRが、デンシトメーターの強度が0.26 at 0.75Gy, 0.58 at 2Gy, 1.27 at 6Gy, 1.58 at 10Gy、Type Tでは、0.40 at 1Gy, 0.80 at 2Gy, 1.75 at 5Gy, 3.00 at 10Gyである。例えば、Type Rの場合、X線照射では、0~10Gy程度までの吸収線量に対して、色変化を起こし目視においてその線量を確認できるが、低線量部、すなわち、1Gy以下の線量では、デンシトメータによって測定する必要があるなどの欠点がある。従って、本製品は、10Gy前後での使用に最適であり、1Gy以下の線量でも明確に目視できるというものとは、異なるものである。

【特許文献1】特公平7―104412

産業上の利用分野


本発明は、新規なシリカ粒子を含有する放射線感光性色素組成物およびX線、β線、γ線、中性子線等の放射線により変色する、特に被曝が10Gy以下の低線量でも簡単に変色する放射線着色性物質(Enhanced Radiochromic Materials)の用途に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
下記の(1)乃至()からなる群より選ばれる、10Gy以下の放射線により目視で分かる色変化を生ずる、シリカ粒子を含有する放射線感光性色素組成物の10Gy以下の低線量の放射線の測定への使用。

)キシレノールオレンジ分子をシリカ粒子内に内包した物質の水溶液と硫酸アンモニウム鉄(II)溶液とゼラチンの混合物
)シリカ粒子と塩化金酸カリウムの混合水溶液
)シリカ粒子と塩化金酸カリウムとイソプロパノールとゼラチンの混合物
)キシレノールオレンジ分子をシリカ粒子内に内包した物質の水溶液と硫酸アンモニウム鉄(II)溶液との混合物

【請求項2】
前記の放射線の測定への使用が、医療被曝評価用への使用である請求項1の使用。

【請求項3】
前記の放射線の測定への使用が、管理区域実験室レベルの汚染検出への使用である請求項1または2の使用。

【請求項4】
前記の放射線の測定への使用が、放射性物質に係る汚染管理用への使用である請求項1の使用。

【請求項5】
前記の放射線の測定への使用が、放射線に係る積算線量測定用への使用である請求項1の使用。

【請求項6】
前記の放射線の測定への使用が、放射線に係る個人被ばく管理用への使用である請求項1の使用。

【請求項7】
前記の放射線の測定への使用が、原子力防災用への使用である請求項1の使用。

【請求項8】
前記の放射線の測定への使用が、原子力広報(PA)用への使用である請求項1の使用。

【請求項9】
前記の放射線の測定への使用が、放射線がX線及びγ線の場合、0.1Gy~10Gy程度の検出への使用である請求項1の使用。

【請求項10】
前記の放射線の測定への使用が、放射線がβ線、γ線の場合、ポリエチレンろ紙として検出用への使用である請求項1の使用。
産業区分
  • 測定
  • その他無機化学
  • 高分子化合物
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2004190421thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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