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血管壁モニタリング装置、制御プログラム、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 新技術説明会

国内特許コード P06P003840
掲載日 2006年5月26日
出願番号 特願2004-319934
公開番号 特開2006-129958
登録番号 特許第4590630号
出願日 平成16年11月2日(2004.11.2)
公開日 平成18年5月25日(2006.5.25)
登録日 平成22年9月24日(2010.9.24)
発明者
  • 辻 敏夫
  • 坂根 彰
  • 柴 建次
  • 河本 昌志
  • 佐伯 昇
出願人
  • 国立大学法人広島大学
発明の名称 血管壁モニタリング装置、制御プログラム、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 新技術説明会
発明の概要 【課題】 被験者の負担度を低減する。
【解決手段】 血管壁モニタリング装置100は、被験者の心電図を出力する心電計102と、上記被験者の血管におけるプレチスモグラムを出力する光電脈波計103と、上記血管における血圧値を検出するフィナプレス101と、上記心電図、プレチスモグラム、および血圧値に基づいて、上記被験者の血管壁を粘弾性モデルにモデル化した場合における粘性、剛性、慣性を出力する制御部120と、を含む。
【選択図】 図1
従来技術、競合技術の概要


人体の血管における末梢循環は、該人体に対する刺激に応じて調整されるものである。これは、人体外部からの刺激に応じて自律神経の交感神経が反応し、この交感神経の反応によって血管が収縮、弛緩されることによるものである。



したがって、人体の手術時において、上記末梢循環は影響を受けやすく、この末梢循環の状態変化を把握するために、血管の力学特性をモニタリングすることが重要となる。



特に、多汗症患者に対して行われる胸部交換神経遮断術では、血管の力学特性のモニタリングが非常に重要となる。この理由を以下説明する。



この胸部交換神経遮断術では、交感神経をクリップで遮断することで発汗を抑制するものであるが、手術中に交感神経が適切に遮断されているか否かを判断することは困難であり、手術後における患者の発汗の有無を経過観察することによって、交感神経が適切に遮断されているか否かの判断が行われている。したがって、この遮断が適切に行われていないと判断された場合、再手術を行う必要があり、患者に負担を与えていた。



一方、交感神経が適切に遮断されると、血管が弛緩することが従来から知られている。したがって、手術中に患者の血管の力学特性をモニタリングできれば、交感神経が適切に遮断されたか否かを手術中に確認でき、上述した手術後の経過観察や再手術が不要になる。このような理由により、胸部交換神経遮断術では、血管壁の力学特性をモニタリングし、該血管壁の状態の把握を行う必然性が高い。
【非特許文献1】
坂根 彰等:動脈壁インピーダンスのセンシング,第4回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会論文集,1G4-4,pp.237-238,2003.

産業上の利用分野


本発明は、血管壁を粘弾性モデルにモデル化した場合における上記血管壁の粘性、剛性、慣性等の力学特性をモニタリングできる血管モニタリング装置に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
被験者の心電図を出力する心電図出力手段と、
上記被験者の血管におけるプレチスモグラムを出力するプレチスモグラム出力手段と、
上記血管における血圧値を検出する血圧値出力手段と、
上記心電図、プレチスモグラム、および血圧値に基づいて、上記被験者の血管壁を粘弾性モデルにモデル化した場合における粘性、剛性、慣性の力学特性値のうちの少なくとも1以上の特性値を出力する制御手段と、を含む血管壁モニタリング装置であって、
上記血圧値出力手段は間接的動脈圧測定器であり、
上記制御手段は、
上記血圧値をP(t)とし、上記心電図においてR波の出現タイミングをtとし、tにおけるR波の出現タイミングから次のR波の出現タイミングまでの期間を1周期とする場合、周期毎にdP(t)=P(t)-P(t)を出力する第一関数設定手段と、
上記プレチスモグラムをP(t)とする場合、P(t)の一階微分であるP(t)´と、P(t)の二階微分であるP(t)´´とを算出する微分演算手段と、
上記周期毎に、dP(t)=P(t)-P(t)、dP(t)´=P(t)´-P(t)´、dP(t)´´=P(t)´´-P(t)´´を出力する第二関数設定手段と、
上記dP(t)の波形における立ち上がりから最大点に到達するまでの間に存在する変曲点の出現タイミングと、上記dP(t)の波形における立ち上がりから最大点に到達するまでの間に存在する変曲点の出現タイミングとの時間差nを出力し、上記dP(t)をdP(t-n)に補正する補正手段と、
上記dP(t-n)、dP(t)、dP(t)´、dP(t)´´を標本として、
dP(t-n)=M´・dP(t)´´+B´・dP(t)´+K´dP(t)
(なお、M´は上記慣性、B´は上記粘性、K´は上記剛性)
に対して回帰計算を行い、M´、B´、K´を出力する演算手段と、
を含むことを特徴とする血管壁モニタリング装置。

【請求項2】
請求項1に記載の血管壁モニタリング装置を制御する制御プログラムであって、上記制御手段の機能をコンピュータで実現する制御プログラム。

【請求項3】
請求項2に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2004319934thum.jpg
出願権利状態 登録


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