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標的物質の生理的機能を解析する方法

国内特許コード P06A009088
整理番号 K017P06
掲載日 2006年6月16日
出願番号 特願2003-143932
公開番号 特開2004-347430
登録番号 特許第4288571号
出願日 平成15年5月21日(2003.5.21)
公開日 平成16年12月9日(2004.12.9)
登録日 平成21年4月10日(2009.4.10)
発明者
  • 永井 健治
  • 宮脇 敦史
出願人
  • 独立行政法人科学技術振興機構
  • 独立行政法人理化学研究所
発明の名称 標的物質の生理的機能を解析する方法
発明の概要

【課題】標的物質の生理的機能を効率良く時空間的に不活性化することによってその標的物質の生理的機能を解析する方法を提供する。
【解決手段】本発明の課題は、標的物質の生理的機能を不活性化することによってその標的物質の生理的機能を解析する方法であって、(a)式(I):
【化1】

(式中、Qはこの化合物を標的物質と結合させるための基である)
で表される光活性化合物を標的物質に結合し、該標的物質と該光活性化合物を含む複合体を形成する工程、及び(b)得られた複合体に光を照射してその光活性化合物が結合した標的物質の機能、あるいは、その光活性化合物が結合した部位における標的物質の機能を不活性化する工程を含む上記標的物質の生理的機能を解析する方法によって解決される。
【選択図】 なし

従来技術、競合技術の概要
従来、標的タンパク質の機能部位を時空間的に不活性化して、そのタンパク質の機能性部位またはその機能を特定することによって、そのタンパク質の機能解析を行なう方法として、発色団補助光不活性化法(Chromophore-assisted lightinactivation;CALI)が知られている(特開2000-206116号公報(特許文献1)、特表2002-531810号公報(特許文献2)など参照)。これらの特許文献には、CALIにおいては、マラカイトグリーン、ローダミン誘導体、フルオレセイン誘導体等が光増感剤として使用され得ることが開示されている。CALIにおいて使用される光増感剤としては、マラカイトグリーンより、フルオレセイン誘導体が好適であることも知られている(Proc. Nat., Acad. Sci. USA, Vol.95, pp.4293-4298, April 1988 Biophysics(非特許文献1)参照)。そして、光増感剤としてフルオレセインを用いる場合は、一重項酸素が標的タンパク質の標的部位の機能破壊に寄与していることが知られている(Proteomics 2002, 2, 247-255(非特許文献2)参照)。
【0003】
一方、種々のフルオレセイン誘導体における、一重項酸素の産生については、Photochemistry and Photobiology, Vo.37, No.3, pp271-278, 1983(非特許文献3)に記載されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2000-206116号公報
【特許文献2】
特表2002-531810号公報
【非特許文献1】
Proc. Nat., Acad. Sci. USA, Vol.95, pp.4293-4298, April 1988 Biophysics
【非特許文献2】
Proteomics 2002, 2, 247-255
【非特許文献3】
Photochemistry and Photobiology, Vo.37, No.3, pp271-278, 1983
産業上の利用分野
本発明は、標的物質の生理的機能を光照射によって不活性化することによってその標的物質の生理的機能を解析する方法、その解析方法に用いられる光増感剤等に関する。
特許請求の範囲 【請求項1】標的物質の生理的機能を不活性化することによってその標的物質の生理的機能を解析する方法であって、
(a)式(I):
【化学式1】
(式中、Qはこの化合物を標的物質と結合させるための基である)
で表される光活性化合物を標的物質に結合し、該標的物質と該光活性化合物を含む複合体を形成する工程、及び
(b)得られた複合体に光を照射してその光活性化合物が結合した標的物質の機能、あるいは、その光活性化合物が結合した部位における標的物質の機能を不活性化する工程を含む上記標的物質の生理的機能を解析する方法。
【請求項2】前記光活性化合物と該標的物質との結合を、該標的物質と結合し得るパートナー物質を介して行う前記請求項1に記載の方法。
【請求項3】Qが、-A-Q1で表される、パートナー物質と結合し得る基であり、ここで、Aは化学結合又は鎖中に、炭素、酸素及び窒素から選択される1~9個の原子を含むスペーサー基であり、そしてQ1はイソシアネート基、イソチオシアネート基、塩化スルホニル基、4,6-ジクロロトリアジニルアミノ基、マレイミド基及びヨードアセトアミド基から選択される基である、前記請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】Qが、イソチオシアネート基、塩化スルホニル基又はマレイミド基である前記請求項1~3のいずれかに記載の方法。
【請求項5】前記標的物質が、タンパク質、ペプチド、炭水化物、脂質、DNA、RNA、糖及びシグナル伝達物質から選択される、前記請求項1~4のいずれかに記載の方法。
【請求項6】前記パートナー物質が、抗体、scFv、Fab、RNA、DNA、タンパク質、ペプチド、炭水化物、糖、脂質、リガンド及びシグナル伝達物質から選択される前記請求項1~5のいずれかに記載の方法。
【請求項7】前記標的物質がタンパク質であり、前記パートナー物質が抗体、scFvまたはFabである前記請求項1~6のいずれかに記載の方法。
【請求項8】式(I):
【化学式2】
(式中、Qはこの化合物を標的物質と結合させるための基である)
で表される光活性化合物を含む、標的物質の機能を不活性化させるための光増感剤。
【請求項9】Qが、-A-Q1で表される、パートナー物質と結合し得る基であり、ここで、Aは化学結合又は鎖中に、炭素、酸素及び窒素から選択される1~9個個の原子を含むスペーサー基であり、そしてQ1はイソシアネート基、イソチオシアネート基、塩化スルホニル基、4,6-ジクロロトリアジニルアミノ基、マレイミド基及びヨードアセトアミド基から選択される基である前記請求項8に記載の光増感剤。
【請求項10】Qが、イソチオシアネート基、塩化スルホニル基又はマレイミド基である前記請求項8~9のいずれかに記載の光増感剤。
産業区分
  • 試験、検査
  • 染料
  • 微生物工業
  • 治療衛生
国際特許分類(IPC)
画像

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出願権利状態 権利存続中
参考情報 (研究プロジェクト等) さきがけ 生体分子の形と機能 領域
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