TOP > 国内特許検索 > α,β-ジアミノ酸誘導体の製法

α,β-ジアミノ酸誘導体の製法 コモンズ

国内特許コード P06P003339
整理番号 E076P19
掲載日 2006年7月7日
出願番号 特願2004-362316
公開番号 特開2006-169150
登録番号 特許第4314350号
出願日 平成16年12月15日(2004.12.15)
公開日 平成18年6月29日(2006.6.29)
登録日 平成21年5月29日(2009.5.29)
発明者
  • 小林 修
  • 山下 恭弘
出願人
  • 科学技術振興機構
発明の名称 α,β-ジアミノ酸誘導体の製法 コモンズ
発明の概要 【課題】 α,β-ジアミノ酸誘導体を製造する方法を提供する。
【解決手段】 ルイス酸触媒の存在下で、エナミンから誘導されたイミニウムイオン(C=N二重結合種)をグリシン誘導体と反応させることによりα,β-ジアミノ酸誘導体を製造する。本発明は、グリシン誘導体のエナミンへの直接付加反応を行うことを可能とするものであり、エナミンをイミン同等物として用いたマンニッヒ反応の最初の例である。
【選択図】 なし
従来技術、競合技術の概要 【背景技術】エナミンは有機合成化学の分野では有用な中間体である。その強い求核性により、エナミンはカルボニル化合物のα-アルキル化反応やα-アシル化反応のためのエノレート同等物として広く用いられている(非特許文献1、2)。これらの反応において、エナミンは求電子試薬と結合してイミニウムイオンを生成し、このイミニウムイオンはその後加水分解されて、α-アルキル化カルボニル化合物やα-アシル化カルボニル化合物を生成する。 イミニウムイオン中間体は反応性のC=N二重結合種であり、種々の求核試薬と反応すると考えられるが、エナミンから誘導されたイミニウムイオン中間体はこのような反応はしないことが知られている(非特許文献3,4)。 一方、グリシン単位とイミンを用いて、ルイス酸と三級アミンの組み合わせ触媒(非特許文献5)又は相間移動触媒(非特許文献6)によるマンニッヒ型反応が報告されている。
【非特許文献1】J. Am. Chem. Soc., 85, 207 (1963)
【非特許文献2】Synthesis, 1983, 517
【非特許文献3】J. Org. Chem. 28, 1462 (1963)
【非特許文献4】Chem. Eur. J., 9, 2797 (2003)
【非特許文献5】J. Org. Chem., 68, 2583 (2003)
【非特許文献6】Org. lett., 6, 2397 (2004)
産業上の利用分野 この発明は、α,β-ジアミノ酸誘導体を製造する方法に関する。
特許請求の範囲 【請求項1】下式(化1)
【化1】<EMI LX=0250 HE=021 WI=043 ID=000013 LY=1948>(式中、R及びRは、それぞれ同じであっても異なってもよく、置換基を有していてもよいアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基又はアラルキル基を表し、またはR及びRの一方が水素原子であって、他方がベンジル基、n-ブチル基又はイソプロピル基であってもよく、R及びRは、それぞれ同じであっても異なってもよく、置換基を有していてもよいアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基又はアラルキル基であって、更に、R及びRのいずれか一方が、アシル基(-COR)、スルホニル基(-SO)、ホスホリル基(-PO(OR)、アルコキシカルボニル基(-COOR)、アシルアミノ基(-NHCOR)又はホスフィニル基(-POR)であってもよく(式中、Rは、置換基を有していてもよいアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基又はアラルキル基を表す。)、R及びR又はR及びRは、共に環を形成してもよい。)で表されるエナミンと下式(化2)
【化2】<EMI LX=0250 HE=029 WI=051 ID=000014 LY=0252>(式中、R及びRは、それぞれ同じであっても異なってもよく、置換基を有していてもよいアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基又はアラルキル基を表し、ただしR及びRは、共に環を形成してもよく、Rは、置換基を有していてもよいアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基又はアラルキル基を表し、XはO、S又はNHを表す。)で表されるグリシン誘導体をルイス酸の存在下で反応させることから成る、下式(化3)
【化3】<EMI LX=0250 HE=045 WI=054 ID=000015 LY=0920>(式中、R~R及びXは上記と同様に定義される。)で表されるα,β-ジアミノ酸誘導体の製法。
【請求項2】請求項1に記載の製法により製造される下式(化3)
【化3】<EMI LX=0250 HE=045 WI=054 ID=000016 LY=1640>(式中、R~R及びXは上記と同様に定義される。)で表されるα,β-ジアミノ酸誘導体。
産業区分
  • 有機化合物
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

23842_12SUM.gif
出願権利状態 権利存続中
参考情報 (研究プロジェクト等) ERATO 小林高機能性反応場プロジェクト 領域
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、問合せボタンを押してください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close