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アリルグリシン又はその類縁体を製造する方法 コモンズ

国内特許コード P06P003417
整理番号 E076P34
掲載日 2006年8月18日
出願番号 特願2005-022642
公開番号 特開2006-206531
登録番号 特許第4320443号
出願日 平成17年1月31日(2005.1.31)
公開日 平成18年8月10日(2006.8.10)
登録日 平成21年6月12日(2009.6.12)
発明者
  • 小林 修
  • 杉浦 正晴
出願人
  • 科学技術振興機構
発明の名称 アリルグリシン又はその類縁体を製造する方法 コモンズ
発明の概要 【課題】 保護基を用いず、単純な構造の化合物を原料とした1段階のアリル化反応で、アリルグリシンを製造する方法を提供する。
【解決手段】 液相でヒドロキシグリシンと、【化2】(式中、R,R、R、及びRはそれぞれ同じであっても異なってもよく、水素原子、アルキル基又はアリール基を表し、R及びRは環状をなしてもよく、R及びRは、それぞれ同じであっても異なってもよく、水素原子、アルキル基又はアリール基を表し、R及びRは共に環状を成してもよい。)で表されるアリルボロン酸又はアリルボロネートとを反応させ、アリルグリシン又はその類縁体を製造する。
【選択図】 なし
従来技術、競合技術の概要 【背景技術】アリルグリシンおよびその類縁体は、それ自体に酵素阻害活性などの薬理作用を持つ場合が多いだけでなく(非特許文献1)、二重結合部分の化学変換による様々な非天然アミノ酸や天然物の合成中間体としても有用な化合物群である(非特許文献2~5)。 光学活性なアリルグリシンおよびその類縁体の製造法としては、不斉アリル化反応による直接的な合成方法が試みられてはいるが(非特許文献6~8)、コスト的に見て工業化にまだ問題が残されている。 一方、アリルホウ素化合物を用いたカルボニル化合物のアリル化反応や、アリルホウ素化合物とアンモニアを併用したカルボニル化合物のα-アミノアリル化反応などが報告されている(非特許文献9、10)。後者の文献には、グリオキシル酸、アンモニア、クロチルボロネートの3成分反応による、イソロイシン類の立体選択的製造方法も記載されている。
【非特許文献1】Kunz, D. A.: Ribbons, D. w.; Chapman, P. J. J. Bacteriol 148, 72(1981).
【非特許文献2】Schneider, H.; Sigmund, G.; Schricker, B.; Trirring, K.; Berner, H. J. Org. Chem. 58, 683(1993).
【非特許文献3】Hutton, C. A.; White, J. M. Tetrahedron Lett. 38, 1643(1997).
【非特許文献4】Baldwin, J. E.; Bradley, M.; Turner, N. J.; Adlington, R. M.; Pitt, A. R.; Sheriden, H, Tetrahedron 47, 8203(1991).
【非特許文献5】Kurokawa, N.; Ohfune, Y. Tetrahedron, 28, 6195(1993).
【非特許文献6】Hamon, D. P. G.; Massy-Westropp, M.; Razzino, P. Tetrahedron, 14, 4183(1995).
【非特許文献7】Hamada, T.; Manabe, K.; Kobayashi, S. Angew. Chem. Int. Ed. 42. 3927(2003).
【非特許文献8】Williams, R. M. "Synthesis of Optically Active α-Amino Acids (Organic Chemistry Series, J. E. Baldwin, Series Editor), Pergamon Press、410頁、1989年
【非特許文献9】Sugiura, M.; Hirano, K.; Kobayashi, S. J. Am. Chem. Soc. 126, 7182(2004).
【非特許文献10】米国特許第6232467号明細書
産業上の利用分野 この発明は、アリルグリシン又はその類縁体の製造方法に関し、好ましくは高い化学選択性と立体選択性で、アリルグリシン又はその類縁体を製造する方法に関する。
特許請求の範囲 【請求項1】アルコール中で下式(化1)
【化1】<EMI LX=0250 HE=025 WI=039 ID=000016 LY=1948>で表されるヒドロキシグリシンと、下式(化2)
【化2】<EMI LX=0250 HE=030 WI=051 ID=000017 LY=2308>(式中、R,R、R、及びRはそれぞれ同じであっても異なってもよく、水素原子、アルキル基又はアリール基を表し、RとRとはBに結合した炭素原子と一緒になって環をなしてもよく、R及びRは、それぞれ同じであっても異なってもよく、水素原子、アルキル基又はアリール基を表し、RとRとはBと一緒になって環を成してもよい。)で表されるアリルボロン酸又はアリルボロネートとを反応させることを含むアリルグリシン又はその類縁体を製造する方法。
【請求項2】反応系にアミン類又はアルカリ無機塩を添加する請求項1に記載の方法。
【請求項3】請求項1又は2に記載の方法において、前記アリルボロン酸又はアリルボロネートとして(E)-クロチルボロネート(Rがメチル基;R、R及びRが水素原子である。)を用いて下式(化3)
【化3】<EMI LX=0250 HE=026 WI=115 ID=000018 LY=0714>(式中、R及びRは前記と同様に定義される。)で表されるアンチ(anti)体アリルグリシン類縁体を製造する段階、該アンチ(anti)体アリルグリシン類縁体を水素添加する段階を含むイソロイシンを製造する方法。
【請求項4】請求項1又は2に記載の方法において、前記アリルボロン酸又はアリルボロネートとして(Z)-クロチルボロネート(Rがメチル基;R、R及びRが水素原子である。)を用いて下式(化4)
【化4】<EMI LX=0250 HE=026 WI=115 ID=000019 LY=1434>(式中、R及びRは前記と同様に定義される。)で表されるシン(syn)体アリルグリシン類縁体を製造する段階、該シン(syn)体アリルグリシン類縁体を水素添加する段階を含むアロイソロイシンを製造する方法。
産業区分
  • 有機化合物
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 権利存続中
参考情報 (研究プロジェクト等) ERATO 小林高機能性反応場プロジェクト 領域
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