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攪拌処理装置及びカテーテル 外国出願あり

国内特許コード P06P004437
整理番号 IP108
掲載日 2006年10月13日
出願番号 特願2005-085257
公開番号 特開2006-263125
登録番号 特許第4724827号
出願日 平成17年3月24日(2005.3.24)
公開日 平成18年10月5日(2006.10.5)
登録日 平成23年4月22日(2011.4.22)
発明者
  • 江 鐘偉
  • 鈴木 倫保
  • 加藤 祥一
  • 渡辺 哲陽
  • 森田 実
出願人
  • 国立大学法人山口大学
発明の名称 攪拌処理装置及びカテーテル 外国出願あり
発明の概要

【課題】 血栓の大小にかかわらずに短時間に効率良く、血栓を溶解し、血管中の血栓を除去して血管を再疎通させることができる。血栓溶解中(治療中)にその血栓溶解度をリアルタイムに判定することができるため、治療の終了を判定することが容易にでき、また、治療中、血栓の状態の状態を観察することができるため、適切な物理的促進方法をどう変化させたらよいか容易に判断することができる。
【解決手段】 攪拌処理装置は、被溶解部材を溶解するために被溶解部材に向けて溶解剤を吐出するための吐出口14と、溶けずに残存している細かな被溶解部材を吸引するための吸引口18とを備える。管体22は、一端が固定され、他端が自由端となっており、かつ固定端側に機械的振動付与手段24を備える。機械的振動付与手段24は、(1)被溶解部材を粉砕し、(2)被溶解部材の溶解度、被溶解部材が溶解された溶液中の粘度、被接触物の硬度・粘度、又は付着物の硬度・粘度の少なくとも1つをインピーダンスの変化から測定する。
【選択図】 図2

従来技術、競合技術の概要


現在死亡原因として増加傾向にある脳梗塞、心筋梗塞の要因に、病的血栓があげられる。病的血栓が脳や心臓に形成されると、血管がつまりその先にある細胞(例えば脳細胞)が壊死してしまう。これが梗塞である。血栓症の死亡率や後遺症は血管を再疎通させる迄の時間によって左右されるため、逸早い血栓の溶解が求められている。これまで、血栓溶解剤を注入したうえで、超音波などを照射することにより、血栓の溶解を促進させる方法が試みられている。超音波深触子が血管内に挿入され、その状態で溶解剤を照射して溶解効率を高める(特許文献1参照)。



溶解剤を利用して血管内の血栓を溶解させる場合に、血栓に対して超音波を照射して溶解作用を高める研究がなされている。そのメカニズムは完全に解明されたわけではないが、溶解剤を供給した状態で血栓に超音波を照射すると、血栓溶解度合いが高まるという研究結果が出されている。



しかしながら、そのような溶解剤と超音波を併用した実際の治療システムはまだ実現されておらず、血栓をはじめとする患部の超音波治療を行えるシステムが要望されている。また、そのようなシステムにおいて、超音波診断を同時に行うことができれば、血管内に新たに超音波探触子などを挿入する手間と患者の負担を軽減できるので、超音波治療と超音波診断が共に行えるシステムが要望されていた。



その一方、血管の種類にもよるがその直径は一般にきわめて小さく、超音波探触子内部に多数の振動素子からなるアレイ振動子や、モータ及びギヤなどを利用した振動子駆動機構を設けるのは困難であるという問題がある。しかしながら、血栓が大きい場合、短時間に効率良く、血栓を溶解し、血管中の血栓を除去して血管を再疎通させることができなかった。




【特許文献1】特開平4-17846号公報

産業上の利用分野


本発明は、被溶解物、例えば血管内の血栓を溶解し除去するための攪拌処理装置及び攪拌処理装置を備えるカテーテルに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
被溶解部材に向けて溶解剤を吐出するための吐出口を備え、一端が固定され、他端が自由端となっている攪拌部材と、
該攪拌部材の前記一端が固定されるとともに、該攪拌部材に溶解剤を供給する通路、及び溶けずに残存している細かな被溶解部材を吸引するための吸引口と、該吸引口から被溶解部材を吸引することができる通路を備える長手方向に延出する管収納体
前記攪拌部材の固定端側に設けられる機械的振動付与手段と、
を備えてなり、
前記機械的振動付与手段により前記攪拌部材の自由端側を機械的に振動させて被溶解部材を粉砕するとともに当該機械的振動付与手段のインピーダンスの変化から、被溶解部材の溶解度、被溶解部材が溶解された溶液中の粘度、被接触物の硬度・粘度、又は付着物の硬度・粘度の少なくとも1つを測定する攪拌処理装置。

【請求項2】
血栓に向けて溶解剤を吐出するための吐出口を備え、一端が固定され、他端が自由端となっている攪拌部材と、
該攪拌部材の前記一端が固定されるとともに、該攪拌部材に溶解剤を供給する通路、及び溶けずに残存している細かな血栓を吸引するための吸引口と、該吸引口から被溶解部材を吸引することができる通路を備える長手方向に延出する管収納体
前記攪拌部材の固定端側に設けられる機械的振動付与手段と、
を備えてなり、
前記機械的振動付与手段により前記攪拌部材の自由端側を機械的に振動させて血栓を粉砕するとともに当該機械的振動付与手段のインピーダンスの変化から、血栓の溶解度、血栓が溶解された血液中の粘度、血栓の硬度・粘度、又は血管壁の付着物の硬度・粘度の少なくとも1つを測定する血栓攪拌処理装置と;
前記血栓攪拌処理装置を収納する収納体と;
前記血栓攪拌処理装置を収納体から外方に押し出し、又は外方から収納体内に引き入れるための弾性部材と;
を備えるカテーテル。

【請求項3】
前記機械的振動付与手段のインピーダンスの変化から攪拌軌跡及び溶解剤注入量を制御する制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項2記載のカテーテル。
産業区分
  • 治療衛生
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2005085257thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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