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ダイズ黒根腐病を生物的に防除するための組成物及び方法

国内特許コード P06A009347
掲載日 2006年10月13日
出願番号 特願2004-346741
公開番号 特開2006-151898
登録番号 特許第4310466号
出願日 平成16年11月30日(2004.11.30)
公開日 平成18年6月15日(2006.6.15)
登録日 平成21年5月22日(2009.5.22)
発明者
  • 仲川 晃生
出願人
  • 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 ダイズ黒根腐病を生物的に防除するための組成物及び方法
発明の概要

【課題】植物における黒根腐病に対する低環境負荷型の防除技術として、微生物の有する拮抗作用を利用した生物的防除技術を提供する。
【解決手段】植物における黒根腐病を防除する能力を有するトリコデルマ属に属する微生物を有効成分として含有する、植物における黒根腐病の防除用組成物、及び、この組成物を植物に施用することを含む黒根腐病の防除方法。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


ダイズは、古来よりわが国において生産される重要な作物の一つであるが、近年になり水田転換畑を利用した栽培が主体となったことから、連作により黒根腐病が発生・蔓延し大きな被害を生じている。



ダイズ黒根腐病を引き起こすダイズ黒根腐病菌は糸状菌の一種で子のう菌類に属す多犯性の病原菌であり、ダイズのほか、アズキ、ラッカセイ、インゲンマメ、エンドウ、ルーピン等の多くのマメ科植物やチャなどを侵す。罹病組織中に形成される微小菌核が第一の伝染源であり、土壌中で数年間生存が可能な土壌伝染性の難防除病害である。



ダイズ黒根腐病の防除に有効な農薬はなく、薬剤を用いた防除法は確立されておらず、耕種的な対策により防除が行われているのが現状である。本病の発生は土壌水分が高い場所で多いことから、圃場の排水能を高めるための高畝のほか明渠の設置や発病株の抜き取りおよび田畑輪換などの栽培技術で対応しているが効果は十分ではない。また、ダイズ黒根腐病の防除に有効な農薬が開発されたとしても、国民の環境に対する関心の高まりから低環境負荷型の病害防除技術として生物的防除技術開発への要望は大きい。



なお、ダイズ黒根腐病の生物的防除技術としては、フザリウム菌に属する生命研条寄第6536(FERM BP-6536)またはその変異株を含有する土壌で栽培する工程を含む、カロネクトリア・クロタラリエ(Calonectria crotalariae)の該植物への感染を予防する方法(特許文献1)があるが、有効成分である微生物が本発明で用いられるものとは全く異なる。




【特許文献1】国際公開WO99/16317号パンフレット

産業上の利用分野


本発明は植物病害、特にダイズ黒根腐病の生物的防除用の組成物及びそれを用いた植物病害の防除方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
植物における黒根腐病を防除する能力を有するトリコデルマ属に属する微生物を有効成分として含有する、植物における黒根腐病の防除用組成物。

【請求項2】
植物がダイズである請求項1に記載の組成物。

【請求項3】
トリコデルマ属に属する微生物がトリコデルマ・ハルジアナムT-29株(受領番号NITE AP-40)又はその変異株である請求項1又は2に記載の組成物。

【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載の組成物を植物に施用することを含む、植物における黒根腐病の防除方法。

【請求項5】
植物がダイズである請求項4に記載の方法。

【請求項6】
トリコデルマ・ハルジアナムT-29株(受領番号NITE AP-40)。
産業区分
  • 薬品
  • 微生物工業
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2004346741thum.jpg
出願権利状態 権利存続中


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