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穀物の殺虫方法

国内特許コード P06A009357
掲載日 2006年10月13日
出願番号 特願2005-290657
公開番号 特開2006-136316
登録番号 特許第4185928号
出願日 平成17年10月4日(2005.10.4)
公開日 平成18年6月1日(2006.6.1)
登録日 平成20年9月12日(2008.9.12)
優先権データ
  • 特願2004-298671 (2004.10.13) JP
発明者
  • 宮ノ下 明大
  • 今村 太郎
  • 鈴木 節子
  • 林 徹
出願人
  • 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 穀物の殺虫方法
発明の概要

【課題】 貯穀害虫で汚染された穀物に対する主な殺虫処理法である臭化メチル燻蒸の代替となる有効な殺虫技術であって、環境に優しく、品質への影響が少ない技術を開発すること。
【解決手段】 穀物に対し30~300keVの低エネルギー電子線照射とリン化水素燻蒸を併用することを特徴とする殺虫方法、並びに穀物に対し30~300keVの低エネルギー電子線照射を、時期をずらして2回行うことを特徴とする殺虫方法、さらにこれらの方法により害虫が殺滅された穀物を提供する。
【選択図】 なし

従来技術、競合技術の概要


穀物は、コクゾウやメイガなどの貯穀害虫で汚染されており、それが原因で貯蔵、流通過程でこれらの害虫が大量発生して食害されることがある。そのため、穀物に対して殺虫処理が必要である。
これまでは、穀物の殺虫処理法としては、主に臭化メチルを用いた燻蒸が行われているが、この臭化メチルはオゾン層破壊物質であるとの理由で今後は使用できなくなる。
そのため、臭化メチル燻蒸の代替となる殺虫技術の開発が喫緊の課題となっている。有望な代替技術として、リン化水素燻蒸や炭酸ガス処理がある(例えば、非特許文献1、2参照)が、これらの方法は、処理時間が長い(例えば、リン化水素燻蒸はリン化水素濃度2.0mg/L、10-20℃の条件で通常4-7日間処理している)、抵抗性害虫が出現する等の問題がある。また、ガンマ線や高エネルギー電子線を用いた放射線照射による殺虫は、穀物の品質低下を引き起こすことがある(例えば、特許文献1および非特許文献3参照)。




【非特許文献1】「輸入農産物の防虫・くん蒸ハンドブック」、サイエンスフォーラム発行、1995年9月

【非特許文献2】農林水産省生産局植物防疫課監修「植物検疫くん蒸作業主任者テキスト 改訂5版」、日本くん蒸技術協会発行、2002年6月

【非特許文献3】「放射線照射による小麦の殺虫に関する研究成果報告書(付録)」、食品照射研究運営会議、1983年

【特許文献1】特許3096730号

産業上の利用分野


本発明は、食品原料、飼料原料となる穀物(豆類を含む)の殺虫方法に関し、詳しくは穀物に対する既知の殺虫方法が抱えていた課題を解消した殺虫方法に関するものである。
本発明によれば、穀物の貯蔵、流通過程における害虫発生およびそれによる損耗を防止できる。また、本発明の方法は、植物防疫のための穀物の消毒技術としても利用できる。

特許請求の範囲 【請求項1】
穀物に対し30~300keVの低エネルギー電子線照射とリン化水素燻蒸を併用することを特徴とする殺虫方法。

【請求項2】
リン化水素燻蒸が、穀物に対し濃度0.5~3.0mg/Lのリン化水素を12時間~4日間燻蒸することにより行うものである請求項1記載の殺虫方法。

【請求項3】
穀物が、玄米、籾、白米、小麦、とうもろこし、蕎麦、大豆、小豆または黒豆である請求項1または2に記載の殺虫方法。

【請求項4】
穀物に対し30~300keVの低エネルギー電子線照射を、5~14日間隔で2回行うことを特徴とする殺虫方法。

【請求項5】
初回の照射を、少なくとも穀物内部に害虫の卵および/または幼虫が存在する時期に行い、2回目の照射を、穀物内部に存在した害虫の卵および/または幼虫が成長して穀物外部および/または表層部に幼虫以上のステージとして現れた時期に行う請求項4に記載の殺虫方法。

【請求項6】
穀物が、玄米、籾、白米、小麦、とうもろこし、蕎麦、大豆、小豆または黒豆である請求項4または5に記載の殺虫方法。
産業区分
  • 食品
  • 薬品
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 権利存続中


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