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銀イオンおよび鉛イオンに対し選択的吸着性を示す吸着剤 新技術説明会

国内特許コード P06P004447
整理番号 IP119
掲載日 2006年10月26日
出願番号 特願2005-100044
公開番号 特開2006-272296
登録番号 特許第4872073号
出願日 平成17年3月30日(2005.3.30)
公開日 平成18年10月12日(2006.10.12)
登録日 平成23年12月2日(2011.12.2)
発明者
  • 中山 雅晴
  • 田頭 寛基
出願人
  • 国立大学法人山口大学
発明の名称 銀イオンおよび鉛イオンに対し選択的吸着性を示す吸着剤 新技術説明会
発明の概要

【課題】
貴金属であり有用物である銀を含む廃水、人体に有害な鉛を含む廃水や水道水等から、銀または鉛を含む廃水等中に通常混在しているナトリウムやカルシウム等は吸着しないで銀および鉛を選択的に[、しかも効率よく]吸着することのできる吸着剤を提供する。
【解決手段】
有機第4アンモニウムイオンの存在下で2価のマンガン化合物が電気化学的に酸化され、前記有機第4アンモニウムイオンがインターカレートされた層状マンガン酸化物[薄膜]からなる吸着剤であって、
前記有機第4アンモニウムイオンがポリジアリルジメチルアンモニウムカチオンとして例示される高分子ポリカチオンであることを特徴とする。
【選択図】 なし

従来技術、競合技術の概要


産業活動の結果排出される金属類を回収することは、環境保全および資源の有効利用の観点から重要である。



例えば、写真工業、メッキ工業をはじめとする工業分野から排出される廃水中に含まれる銀は、その規制が近年ますます厳しくなってきており、廃水からの銀を効率よく回収する技術が希求されている。



鉛は、脳や神経を始め人体に各種の障害を引き起こす重金属であって、工業廃水や環境水に加え、上水道の鉛配管から溶出される鉛による飲料水汚染が問題になっている。



銀の回収に関しては、従来より種々の技術が開発されている。例えば、特許文献1には、ケイ素を含有する化合物を銀イオンまたはナトリウムイオンの吸着剤とすることが、特許文献2には、銀に配位可能なイオウ原子を有するポリマーを使用することが、特許文献3には、写真現像液を電解処理することが記載されている。



鉛の回収に関しても、従来より種々の技術が開発されている。例えば、特許文献4および特許文献5には、油水相分離現象を利用して鉛を水相側に沈殿分離することが、特許文献6には、鉛イオンを含む溶液をリン酸基、ホスフィン基および/またはホスホン基を有するキレート性イオン交換樹脂と接触させ、鉛イオンを樹脂に吸着させることが記載されている。

【特許文献1】特開2001-205080号公報

【特許文献2】特開平7-60243号公報

【特許文献3】特開平7-97696号公報

【特許文献4】特開平10-175915号公報

【特許文献5】特開平10-347302号公報

【特許文献6】特開平8-10763号公報

産業上の利用分野


この発明は、銀イオンおよび鉛イオンに対し選択的吸着性を示す吸着剤に関するものである。さらに詳しくは、この発明は、有機第4アンモニウムイオンが層状マンガン酸化物にインターカレートされた構造を有する銀イオンおよび鉛イオンに対し選択的吸着性を示す吸着剤に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
2価のマンガン化合物とポリジアリルジメチルアンモニウムカチオンを含む電解液を用い、電気化学的酸化により、陽極上にポリジアリルジメチルアンモニウムをインターカレートして得られた層状マンガン酸化物からなることを特徴とする銀イオンおよび鉛イオンに対し選択的吸着性を示す吸着剤。

【請求項2】
前記ポリジアリルジメチルアンモニウムカチオンは、分子量が400,000~500,000である請求項1記載の銀イオンおよび鉛イオンに対し選択吸着性を示す吸着剤。

【請求項3】
電解液に存在する2価のマンガン化合物の濃度は0.1mモル乃至1モル濃度であり、ポリジアリルジメチルアンモニウムカチオンは窒素原子濃度として0.1mモル乃至1モル濃度である請求項1または2記載の銀イオンおよび鉛イオンに対し選択的吸着性を示す吸着剤。

【請求項4】
前記電気化学的酸化は、銀/塩化銀参照電極に対して0.8乃至1.2ボルトの電圧で行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の銀イオンおよび鉛イオンに対し選択的吸着性を示す吸着剤。
産業区分
  • その他無機化学
  • 高分子化合物
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 権利存続中
山口TLOは平成11年11月に山口大学の教官50名の出資により設立された、リエゾン一体型のTLO活動会社です。山口大学を主とし、山口県内の大学・高専の研究成果をご紹介致します。特許の内容に興味を持たれた方は、下記までご連絡ください。


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