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顕微鏡観察再現方法、顕微鏡観察再現装置、顕微鏡観察再現プログラムおよびその記録媒体 コモンズ 外国出願あり

国内特許コード P06A009415
整理番号 IP17-017
掲載日 2006年11月2日
出願番号 特願2005-211567
公開番号 特開2006-228185
登録番号 特許第3837577号
出願日 平成17年7月21日(2005.7.21)
公開日 平成18年8月31日(2006.8.31)
登録日 平成18年8月11日(2006.8.11)
優先権データ
  • 特願2005-010758 (2005.1.18) JP
発明者
  • 蒲 貞行
  • 鷲谷 清忠
出願人
  • 学校法人群馬大学
発明の名称 顕微鏡観察再現方法、顕微鏡観察再現装置、顕微鏡観察再現プログラムおよびその記録媒体 コモンズ 外国出願あり
発明の概要

【課題】 顕微鏡観察を再現する動画の表示や、その動画上の特定部位に関する噴出説明も任意に自動表示させる顕微鏡観察再現方法、その装置、プログラムならびに記録媒体を提供する。
【解決手段】 顕微鏡像のうちの撮影対象領域を、互いに周辺部の一部が重なり合う複数の区分け領域について、最高倍率で撮影された複数のスクリーニング・ズーミング用静止画像のデータと、前記各区分け領域においてそれぞれ焦点を変えて撮影された複数のフォーカシング用静止画像のデータを作成する。これらの静止画像のデータに所定の処理を施して得たスクリーニング・ズーミング用合成静止画像のデータと編集済みフォーカシング用静止画像のデータから、スクリーニング用の動画およびズーミング用の動画と、フォーカシング用の動画を作成し、コンピュータ画面に表示させる。また、この動画上の特定部位にマウスカーソルが位置したときに当該特定部位の噴出説明を表示させる。
【選択図】なし

従来技術、競合技術の概要


従来、学会や研修会などで病理組織標本や細胞診標本の顕微鏡画像を提示する場合、スライドや写真を使ってその静止画を表示することが行われてきた。しかし、顕微鏡から得られる標本の情報は詳細で多岐にわたるので、静止画では標本の限られた情報しか伝えられないことになる。また、細胞診では撮られた静止画は検査技師や医師の判断によるところが大きく、当然その客観的判断には限界があると考えられる。



そこで、本願発明の発明者は、病理組織検査や細胞診などで行われる顕微鏡観察をコンピュータ上で動画により正確に再現したものを既に提案している(非特許文献1参照)。



ここで提案している動画は、顕微鏡で観察する場合の種々の操作をコンピュータ上で再現しようとするものである。すなわち、顕微鏡観察では、たとえば細胞診標本のスクリーニング(移動観察)や要注意細胞のズーミング(拡大観察)およびフォーカシング(立体的観察)、組織標本の弱拡大(全体)から強拡大(部分)の確認など、いろいろな操作をしながら観察をしている。上記提案では、実際の顕微鏡観察におけるスクリーニング時、ズーミング時、フォーカシング時に見られる顕微鏡像の動きを再現する動画(Animated Microscopic Imageと呼ぶ)をコンピュータ画面上に表示し、ユーザがスクリーニングやズーミング、フォーカシングを指示する操作をコンピュータに入力すると、その入力に従って実際の顕微鏡像と同じ動きをした動画が再生されるようにしたものである。操作入力については、マウス等を用いてコンピュータ画面上に表示されているスクリーニング用ボタン、ズーミング用ボタン、フォーカシング用ボタンを操作したり画像をドラッグしたりして行われる。



たとえば、スクリーニング用の操作を入力すると、コンピュータ画面上に表示されている顕微鏡像がスクリーニング方向に移動する。つまり実際にスクリーニング方向に現れる顕微鏡像が次々と滑らかに映し出される。このときさらにズーミング用の操作を入力すると、コンピュータ画面上の顕微鏡像が拡大または縮小する。つまり実際に拡大または縮小して現れる顕微鏡像が瞬時に映し出される。これにより、広範囲に渡る弱拡大像を見ながら目に止まった組織や細胞を強拡大してチェックでき、スクリーニングおよびズーミングが忠実に再現されることとなる。もちろんフォーカシングについても同様に再現される。

【非特許文献1】鷲谷 清忠、"顕微鏡観察を再現するMicroscope Imaging Technolo gy"、[online]、2003年2月3日、細胞検査士会、http://www.intercyto. com/research/MIT1/index.htm

産業上の利用分野


本願発明は、病理組織検査や細胞診などで行われる顕微鏡観察のコンピュータ上での再現およびその際の噴出し説明表示に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
処理部が、顕微鏡像のうちの撮影対象領域を、互いに周辺部の一部が重なり合うように区分けした複数の区分け領域について、拡大観察する最高倍率で撮影された複数のスクリーニング・ズーミング用静止画像のデータの入力を受け付け、
前記処理部が、前記各区分け領域においてそれぞれ焦点を変えて撮影された複数のフォーカシング用静止画像のデータの入力を受け付け、
前記処理部が、入力された複数のスクリーニング・ズーミング用静止画像のデータおよび入力された複数のフォーカシング用静止画像のデータを記憶手段に記憶させ、
前記処理部が、前記記憶手段から前記複数のスクリーニング・ズーミング用静止画像のデータを取り出して、これらのデータを繋ぎ合わせた後、所要の範囲を切り抜いて、スクリーニング・ズーミング用合成静止画像のデータを作成し、該スクリーニング・ズーミング用合成静止画像のデータを前記記憶手段に記憶させ、
前記処理部が、前記記憶手段から前記複数のフォーカシング用静止画像のデータを取り出して、各フォーカシング用静止画像のデータを同じ精度で編集して、編集済みフォーカシング用静止画像のデータを作成し、該編集済みフォーカシング用静止画像のデータを前記記憶手段に記憶させ、
前記処理部が、前記記憶手段からスクリーニング・ズーミング用合成静止画像のデータを取り出してスクリーニング用の動画およびズーミング用の動画を作成し、それらの動画データを前記記憶手段に記憶させ、
前記処理部が、前記記憶手段から編集済みフォーカシング用静止画像のデータを取り出してフォーカシング用の動画を作成し、その動画データを前記記憶手段に記憶させ、
前記処理部が、実際の顕微鏡観察におけるスクリーニング時、ズーミング時、フォーカシング時に見られる顕微鏡像の動きを再現する動画をコンピュータ画面に表示させることを特徴とする顕微鏡観察再現方法。

【請求項2】
前記動画をコンピュータ画面に表示させるとき、この動画上の特定部位にマウスカーソルが位置したときに当該特定部位に関する噴出し説明を表示させることを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡観察再現方法。

【請求項3】
顕微鏡像のうちの撮影対象領域を、互いに周辺部の一部が重なり合うように区分けした複数の区分け領域について、拡大観察する最高倍率で撮影された複数のスクリーニング・ズーミング用静止画像のデータを入力する手段、
前記各区分け領域においてそれぞれ焦点を変えて撮影された複数のフォーカシング用静止画像のデータの入力を受け付ける手段、
入力された複数のスクリーニング・ズーミング用静止画像のデータおよび入力された複数のフォーカシング用静止画像のデータを記憶手段に記憶させる手段、
前記記憶手段から前記複数のスクリーニング・ズーミング用静止画像のデータを取り出して、これらのデータを繋ぎ合わせた後、所要の範囲を切り抜いて、スクリーニング・ズーミング用合成静止画像のデータを作成し、該スクリーニング・ズーミング用合成静止画像のデータを前記記憶手段に記憶させる手段、
前記記憶手段から前記複数のフォーカシング用静止画像のデータを取り出して、各フォーカシング用静止画像のデータを同じ精度で編集して、編集済みフォーカシング用静止画像のデータを作成し、該編集済みフォーカシング用静止画像のデータを前記記憶手段に記憶させる手段、
前記記憶手段からスクリーニング・ズーミング用合成静止画像のデータを取り出してスクリーニング用の動画およびズーミング用の動画を作成し、それらの動画データを前記記憶手段に記憶させる手段、
前記記憶手段から編集済みフォーカシング用静止画像のデータを取り出してフォーカシング用の動画を作成し、その動画データを前記記憶手段に記憶させる手段、および
実際の顕微鏡観察におけるスクリーニング時、ズーミング時、フォーカシング時に見られる顕微鏡像の動きを再現する動画をコンピュータ画面に表示させる手段
を備えることを特徴とする顕微鏡観察再現装置。

【請求項4】
さらに、前記動画上の特定部位に関する噴出し説明を予め記憶しておく手段、および表示された前記動画上の前記特定部位にマウスカーソルが位置したときに当該特定部位に関する前記噴出し説明を読み出して表示する手段
を備えることを特徴とする請求項に記載の顕微鏡観察再現装置。

【請求項5】
顕微鏡像のうちの撮影対象領域を、互いに周辺部の一部が重なり合うように区分けした複数の区分け領域について、拡大観察する最高倍率で撮影された複数のスクリーニング・ズーミング用静止画像のデータの入力を受け付ける手段、
前記各区分け領域においてそれぞれ焦点を変えて撮影された複数のフォーカシング用静止画像のデータの入力を受け付ける手段、
入力された複数のスクリーニング・ズーミング用静止画像のデータおよび入力された複数のフォーカシング用静止画像のデータを記憶手段に記憶させる手段、
前記記憶手段から前記複数のスクリーニング・ズーミング用静止画像のデータを取り出して、これらのデータを繋ぎ合わせた後、所要の範囲を切り抜いて、スクリーニング・ズーミング用合成静止画像のデータを作成し、該スクリーニング・ズーミング用合成静止画像のデータを前記記憶手段に記憶させる手段、
前記記憶手段から前記複数のフォーカシング用静止画像のデータを取り出して、各フォーカシング用静止画像のデータを同じ精度で編集して、編集済みフォーカシング用静止画像のデータを作成し、該編集済みフォーカシング用静止画像のデータを前記記憶手段に記憶させる手段、
前記記憶手段からスクリーニング・ズーミング用合成静止画像のデータを取り出してスクリーニング用の動画およびズーミング用の動画を作成し、それらの動画データを前記記憶手段に記憶させる手段、
前記記憶手段から編集済みフォーカシング用静止画像のデータを取り出してフォーカシング用の動画を作成し、その動画データを前記記憶手段に記憶させる手段、および
実際の顕微鏡観察におけるスクリーニング時、ズーミング時、フォーカシング時に見られる顕微鏡像の動きを再現する動画をコンピュータ画面に表示させる手段
としてコンピュータを機能させることを特徴とする顕微鏡観察再現プログラム。

【請求項6】
さらに、前記動画上の特定部位に関する噴出し説明を予め記憶しておく手段、および表示された前記動画上の前記特定部位にマウスカーソルが位置したときに当該特定部位に関する前記噴出し説明を読み出して表示する手段を備え、コンピュータを機能させることを特徴とする請求項に記載の顕微鏡観察再現プログラム。

【請求項7】
請求項5または6に記載の顕微鏡観察再現プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
産業区分
  • 計算機応用
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中
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