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照明システムおよび照明制御方法

国内特許コード P06A009435
整理番号 DP1136
掲載日 2006年11月10日
出願番号 特願2005-118012
公開番号 特開2006-302517
登録番号 特許第4701410号
出願日 平成17年4月15日(2005.4.15)
公開日 平成18年11月2日(2006.11.2)
登録日 平成23年3月18日(2011.3.18)
発明者
  • 三木 光範
  • 廣安 知之
出願人
  • 学校法人同志社
発明の名称 照明システムおよび照明制御方法
発明の概要

【課題】多数の照明器具の光度を制御して、任意の地点の照度を所望の照度にすることは容易ではなかった。
【解決手段】複数の照明器具と1以上の照度計測装置と電力計とを備え、照度計測装置に目標照度値を設定する設定部と照度センサによる照度値を取得する取得部を設け、照明器具は、光度値の時系列データと前記照度値の時系列データに基づき相関係数値を算出し、相関係数値と目標照度値と照度値と電力値に基づき、新光度値を生成して光源に供給して、目的関数値を算出して、新光度値の受理、非受理判定を行いながら、照度値を目標照度値に収束させる照明システム。
【選択図】図2

従来技術、競合技術の概要


従来の照明システムでは、たとえば、ホールなどで多数の光源を備えている場合、ホール内の多数の箇所の照度を適切に設定するには、個々の光源ごとに光度を調節していた。このような方法では、所定の位置の照度を所望の値にするには、個々の光源の調節を試行錯誤により繰り返す必要があった。また、ランプの照度が経年変化を伴う場合、定期的に、あるいは、公演ごとに各光源の光度を調整する必要があった。発光体が劣化して交換した場合も、同様に、調節が必要になった。また、会議室などで、窓からの外光が変化すると、手元の最適照度が変化してしまうことがあった。
一方、知的照明システムとしては、各光源の状態を検知して、故障検出したり、それぞれの照度を遠隔制御したり出来るようにしたシステムが知られている(例えば、非特許文献1参照)。



また、照明器具に併設された照度計測装置が、環境からの反射光や昼光をセンシングし、これに応じて照明器具の光放射量を制御し、センシングエリア内の机上面照度を一定に保つ機能を有するセルフコントロールシステムが知られている。このシステムでは、設計時に意図した以上の光出力を抑えることができ省電力を図るが、このようなシステムは集中制御機構を有するものであり、施工時の設定が複雑であり、照明の脱着に柔軟に対応できないなどの問題を抱える。また、任意の場所に任意の照度を自律的に提供することも実現されていない(例えば、非特許文献2参照)。

【非特許文献1】三木光範、香西隆史「照明システムの知的化設計」同志社大学理工学研究報告.1998年7月.第39巻.第2号.p.24-34

【非特許文献2】鶴岡伸一、他.「センサを応用した省エネ照明システムの開発」電気設備学会全国大会、pp.37-38、1997.

産業上の利用分野


本発明は、知的な照明システムおよび照明制御方法等であって、照度の柔軟な制御や管理が可能な照明システムおよび照明制御方法等に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
複数の照明器具と1以上の照度計測装置を備える照明システムであって、
前記照度計測装置は、
目標照度値を設定する設定部と、照度値を取得する取得部と、前記目標照度値と前記取得部が取得した前記照度値とを送信する送信部を具備し、
前記照明器具は、
前記目標照度値と前記照度値を受信する受信部と、発光光度を光度値に従って制御可能な光源を具備し、
前記照明器具は、更に、
前記光度値の時系列データおよび前記受信した照度値の時系列データ、または、前記光度値の変化分の時系列データおよび前記照度値の変化分の時系列データを記憶し、
前記光度値の時系列データおよび前記照度値の時系列データの相関係数値、または、前記光度値の変化分の時系列データおよび前記照度値の変化分の時系列データ相関係数値を算出し、
前記相関係数値の大きさに従って新光度値を生成して前記光源に供給し、
所定の目的関数に基づいて算出される、前記照度値が前記目標照度値より小さいほど値が悪化する目的関数値を、前記目標照度値と前記照度値を用いて算出し、
前記目的関数値の増減を評価し、
前記目的関数値の評価結果により、前記目的関数値が良化したことが示された場合に、前記新光度値の受理を決定し、そうでない場合に、前記新光度値の非受理を決定し、
前記決定に基づき、非受理の場合、前記新光度値を供給する前の光度値である前回光度値に基づき新たな新光度値を生成して前記光源に供給し、
前記相関係数値が所定の閾値より小さい場合の前記光源の発光光度を、前記相関係数値が前記所定の閾値より大きい場合の前記光源の発光光度より小さくする制御部を具備する照明システム。

【請求項2】
前記目的関数は、前記照度値が前記目標照度値より小さいほど絶対値が増加する関数であり、前記目的関数値の絶対値が減少した場合、前記制御部が前記新光度値を受理し、前記目的関数値が増加した場合、前記制御部が前記新光度値を非受理して、新たな新光度値または前記前回光度値を前記光源へ供給する、請求項1記載の照明システム。

【請求項3】
複数の照明器具と1以上の照度計測装置を備える照明システムであって、
前記照度計測装置は、
目標照度値を設定する設定部と、照度値を取得する取得部と、前記目標照度値と前記取得部が取得した前記照度値とを送信する送信部を具備し、
前記照明器具は、
前記目標照度値と前記照度値を受信する受信部と、前記受信した目標照度値と照度値に基づき、光度値を生成する制御部と、当該光度値に従って発光する光源を具備し、
前記制御部は、
初期光度値、前記光度値の時系列データおよび前記照度値の時系列データ、または、前記光度値の変化分の時系列データおよび前記照度値の変化分の時系列データを記憶する記憶部と、
前記光度値の時系列データおよび前記照度値の時系列データの相関係数値、または、前記光度値の変化分の時系列データおよび前記照度値の変化分の時系列データ相関係数値を算出する相関係数値算出部と、
前記相関係数値の大きさと前記目標照度値と前記取得した照度値に従って新光度値を生成する新光度値生成部と、
前記目標照度値と前記照度値により、所定の目的関数に基づいて算出される、前記照度値が前記目標照度値より小さいほど値が悪化する目的関数値を算出する目的関数値算出部と、
前記目的関数値を評価する目的関数値評価部と、
前記光源に前記初期光度値と前記新光度値を供給する光度値出力部と、
前記目的関数値の評価結果により、前記目的関数値が良化したことが示された場合に、前記新光度値の受理を決定し、そうでない場合に、前記新光度値の非受理決定し、前記決定に基づき、非受理の場合、前記新光度値を供給する前の光度値である前回光度値に基づく新光度値の生成を前記新光度値生成部に指示する演算制御部、を具備し
前記新光度値生成部は、前記相関係数値が所定の閾値より小さい場合、前記相関係数値が前記所定の閾値より大きい場合よりも小さい前記新光度値を生成する、照明システム。

【請求項4】
前記目的関数は、前記照度値が前記目標照度値より小さいほど絶対値が増加する関数であり、前記目的関数値の絶対値が減少した場合、前記演算制御部が前記新光度値を受理し、前記目的関数値が増加した場合、前記演算制御部が前記新光度値を非受理して、新たな新光度値または前記前回光度値を前記光源へ供給する、請求項3記載の照明システム。

【請求項5】
複数の照明器具と1以上の照度計測装置と電力計とを備える照明システムであって、
前記照度計測装置は、
目標照度値を設定する設定部と、照度値を取得する取得部と、前記目標照度値と前記取得部が取得した前記照度値とを送信する送信部を具備し、
前記電力計は、
前記複数の照明器具が消費する電力値を取得し、当該取得した電力値を送信し、
前記照明器具は、
前記目標照度値と前記照度値、および、前記電力値を受信する受信部と、発光光度を光度値に従って制御可能な光源を具備し、
前記照明器具は、更に、
前記光度値の時系列データおよび前記受信した照度値の時系列データ、または、前記光度値の変化分の時系列データおよび前記照度値の変化分の時系列データを記憶し、
前記光度値の時系列データおよび前記照度値の時系列データの相関係数値、または、前記光度値の変化分の時系列データおよび前記照度値の変化分の時系列データ相関係数値を算出し、
前記相関係数値の大きさに従って新光度値を生成して前記光源に供給し、
所定の目的関数に基づいて算出される、前記電力値が増加するほど値が悪化し、前記照度値が前記目標照度値より小さいほど値が悪化する目的関数値を、前記目標照度値と前記照度値、および、前記電力値を用いて算出し、
前記目的関数値の増減を評価し、
前記目的関数値の評価結果により、前記目的関数値が良化したことが示された場合に、前記新光度値の受理を決定し、そうでない場合に、前記新光度値の非受理を決定し、
前記決定に基づき、非受理の場合、前記新光度値を供給する前の光度値である前回光度値に基づき新たな新光度値を生成して前記光源に供給し、
前記相関係数値が所定の閾値より小さい場合の前記光源の発光光度を、前記相関係数値が前記所定の閾値より大きい場合の前記光源の発光光度より小さくする制御部を具備する照明システム。

【請求項6】
前記目的関数は、前記電力値が増加すると絶対値が増加し、前記照度値が前記目標照度値より小さいほど絶対値が増加する関数であり、前記目的関数値の絶対値が減少した場合、前記制御部が前記新光度値を受理し、前記目的関数値が増加した場合、前記制御部が前記新光度値を非受理して、新たな新光度値または前記前回光度値を前記光源へ供給する、請求項5記載の照明システム。

【請求項7】
複数の照明器具と1以上の照度計測装置と電力計とを備える照明システムであって、
前記照度計測装置は、
目標照度値を設定する設定部と、照度値を取得する取得部と、前記目標照度値と前記取得部が取得した前記照度値とを送信する送信部を具備し、
前記電力計は、
前記複数の照明器具が消費する電力値を取得し、当該取得した電力値を送信し、
前記照明器具は、
前記目標照度値と前記照度値、および、前記電力値を受信する受信部と、前記受信した目標照度値と照度値と電力値に基づき、光度値を生成する制御部と、当該光度値に従って発光する光源を具備し、
前記制御部は、
初期光度値、前記光度値の時系列データおよび前記照度値の時系列データ、または、前記光度値の変化分の時系列データおよび前記照度値の変化分の時系列データを記憶する記憶部と、
前記光度値の時系列データおよび前記照度値の時系列データの相関係数値、または、前記光度値の変化分の時系列データおよび前記照度値の変化分の時系列データ相関係数値を算出する相関係数値算出部と、
前記相関係数値の大きさと前記目標照度値と前記取得した照度値に従って新光度値を生成する新光度値生成部と、
前記目標照度値と前記照度値と前記電力値により、所定の目的関数に基づいて算出される、前記電力値が増加するほど値が悪化し、前記照度値が前記目標照度値より小さいほど値が悪化する目的関数値を算出する目的関数値算出部と、
前記目的関数値を評価する目的関数値評価部と、
前記光源に前記初期光度値と前記新光度値を供給する光度値出力部と、
前記目的関数値の評価結果により、前記目的関数値が良化したことが示された場合に、前記新光度値の受理を決定し、そうでない場合に、前記新光度値の非受理決定、前記決定に基づき、非受理の場合、前記新光度値を供給する前の光度値である前回光度値に基づく新光度値の生成を前記新光度値生成部に指示する演算制御部、を具備し
前記新光度値生成部は、前記相関係数値が所定の閾値より小さい場合、前記相関係数値が前記所定の閾値より大きい場合よりも小さい前記新光度値を生成する、照明システム。

【請求項8】
前記目的関数は、前記電力値が増加すると絶対値が増加し、前記照度値が前記目標照度値より小さいほど絶対値が増加する関数であり、前記目的関数値の絶対値が減少した場合、前記演算制御部が前記新光度値を受理し、前記目的関数値が増加した場合、前記演算制御部が前記新光度値を非受理して、新たな新光度値または前記前回光度値を前記光源へ供給する請求項記載の照明システム。

【請求項9】
前記制御部は
前記光度値を変更するために用いる減光用の光度変更値および増光用の光度変更値を含む光度変更値情報を記憶しておき、前記相関係数値と所定の閾値との比較結果に従って、前記光度変更値情報から前記光度変更値を各照明器具毎に選択し、前記光度変更値に従って現在光度値を変更して、前記新光度値を生成する請求項1,2,5,6いずれか記載の照明システム。

【請求項10】
前記新光度値生成部は、
前記光度値を変更するために用いる減光用の光度変更値および増光用の光度変更値を含む光度変更値情報を記憶しておき、前記相関係数値と所定の閾値との比較結果に従って、前記光度変更値情報から前記光度変更値を各照明器具毎に選択し、前記光度変更値に従って現在光度値を変更して、前記新光度値を生成する、請求項3,4,7,8いずれか記載の照明システム。

【請求項11】
前記比較結果に従って行う前記光度変更値の選択は、前記相関係数値が所定の閾値より小さい場合、前記減光用の光度変更値の選択頻度を大きくするか、前記増光用の光度変更値の選択頻度を少なくし、前記相関係数値が所定の閾値より大きい場合、前記相関係数値が小さい場合に比べて、前記増光用の光度変更値の選択頻度を大きくするか、前記減光用の光度変更値の選択頻度を少なくすることを特徴とする請求項9または10記載の照明システム。

【請求項12】
前記相関係数値が所定の閾値より小さい場合、前記減光用の光度変更値には、大きい減光用の光度変更値を適用し、前記相関係数値が所定の閾値より大きい場合、前記減光用の光度変更値には、小さい減光用の光度変更値を適用することを特徴とする請求項9または10記載の照明システム。

【請求項13】
前記制御部は
前記光度変更値情報から前記光度変更値をランダムに選択し、前記現在光度値を変更して、前記新光度値を生成する請求項記載の照明システム。

【請求項14】
前記新光度値生成部は、
前記光度変更値情報から前記光度変更値をランダムに選択し、前記現在光度値を変更して、前記新光度値を生成する、請求項10記載の照明システム。

【請求項15】
前記照度計測装置が複数の場合、前記相関係数値は、各照明器具において、各照度計測装置に対応して複数算出される請求項から14いずれか記載の照明システム。

【請求項16】
前記光源は、光度制御回路と発光体を具備し、前記光度制御回路は、前記各光度値に従って前記発光体の発光光度を制御する、請求項1から15いずれか記載の照明システム。

【請求項17】
目標照度値を設定する設定部と、照度値を取得する取得部と、前記目標照度値と前記取得部が取得した前記照度値とを送信する送信部を具備する1以上の照度計測装置、および、複数の照明器具を備える照明システムを構成する前記照明器具であって、
前記目標照度値と前記照度値を受信する受信部と、
発光光度を光度値に従って制御可能な光源と、
前記光度値の時系列データおよび前記受信した照度値の時系列データ、または、前記光度値の変化分の時系列データおよび前記照度値の変化分の時系列データを記憶し、
前記光度値の時系列データおよび前記照度値の時系列データの相関係数値、または、前記光度値の変化分の時系列データおよび前記照度値の変化分の時系列データの相関係数値を算出し、
前記相関係数値の大きさに従って新光度値を生成して前記光源に供給し、
所定の目的関数に基づいて算出される、前記照度値が前記目標照度値より小さいほど値が悪化する目的関数値を、前記目標照度値と前記照度値を用いて算出し、
前記目的関数値の増減を評価し、
前記目的関数値の評価結果により、前記目的関数値が良化したことが示された場合に、前記新光度値の受理を決定し、そうでない場合に、前記新光度値の非受理を決定し、
前記決定に基づき、非受理の場合、前記新光度値を供給する前の光度値である前回光度値に基づき新たな新光度値を生成して前記光源に供給し、
前記相関係数値が所定の閾値より小さい場合の前記光源の発光光度を、前記相関係数値が前記所定の閾値より大きい場合の前記光源の発光光度より小さくする制御部と、を具備する照明器具。

【請求項18】
目標照度値を設定する設定部と、照度値を取得する取得部と、前記目標照度値と前記取得部が取得した前記照度値とを送信する送信部を具備する1以上の照度計測装置、および、複数の照明器具を備える照明システムを構成する前記照明器具であって、
前記目標照度値と前記照度値を受信する受信部と、前記受信した目標照度値と照度値に基づき、光度値を生成する制御部と、当該光度値に従って発光する光源を具備し、
前記制御部は、
初期光度値と、前記光度値の時系列データおよび前記照度値の時系列データ、または、前記光度値の変化分の時系列データおよび前記照度値の変化分の時系列データとを記憶する記憶部と、
前記光度値の時系列データおよび前記照度値の時系列データの相関係数値、または、前記光度値の変化分の時系列データおよび前記照度値の変化分の時系列データの相関係数値を算出する相関係数値算出部と、
前記相関係数値の大きさと前記目標照度値と前記取得した照度値に従って新光度値を生成する新光度値生成部と、
前記目標照度値と前記照度値により、所定の目的関数に基づいて算出される、前記照度値が前記目標照度値より小さいほど値が悪化する目的関数値を算出する目的関数値算出部と、
前記目的関数値を評価する目的関数値評価部と、
前記光源に前記初期光度値と前記新光度値を供給する光度値出力部と、
前記目的関数値の評価結果により、前記目的関数値が良化したことが示された場合に、前記新光度値の受理を決定し、そうでない場合に、前記新光度値の非受理を決定し、前記決定に基づき、非受理の場合、前記新光度値を供給する前の光度値である前回光度値に基づく新光度値の生成を前記新光度値生成部に指示する演算制御部、を具備し、
前記新光度値生成部は、前記相関係数値が所定の閾値より小さい場合、前記相関係数値が前記所定の閾値より大きい場合よりも小さい前記新光度値を生成する、照明器具。

【請求項19】
目標照度値を設定する設定部と、照度値を取得する取得部と、前記目標照度値と前記取得部が取得した前記照度値とを送信する送信部を具備する1以上の照度計測装置、複数の照明器具、および、前記複数の照明器具が消費する電力値を取得し、当該取得した電力値を送信する電力計を備える照明システムを構成する前記照明器具であって、
前記目標照度値と前記照度値、および、前記電力値を受信する受信部と、
発光光度を光度値に従って制御可能な光源と、
前記光度値の時系列データおよび前記受信した照度値の時系列データ、または、前記光度値の変化分の時系列データおよび前記照度値の変化分の時系列データを記憶し、
前記光度値の時系列データおよび前記照度値の時系列データの相関係数値、または、前記光度値の変化分の時系列データおよび前記照度値の変化分の時系列データの相関係数値を算出し、
前記相関係数値の大きさに従って新光度値を生成して前記光源に供給し、
所定の目的関数に基づいて算出される、前記電力値が増加するほど値が悪化し、前記照度値が前記目標照度値より小さいほど値が悪化する目的関数値を、前記目標照度値と前記照度値、および、前記電力値を用いて算出し、
前記目的関数値の増減を評価し、
前記目的関数値の評価結果により、前記目的関数値が良化したことが示された場合に、前記新光度値の受理を決定し、そうでない場合に、前記新光度値の非受理を決定し、
前記決定に基づき、非受理の場合、前記新光度値を供給する前の光度値である前回光度値に基づき新たな新光度値を生成して前記光源に供給し、
前記相関係数値が所定の閾値より小さい場合の前記光源の発光光度を、前記相関係数値が前記所定の閾値より大きい場合の前記光源の発光光度より小さくする制御部と、を具備する照明器具。

【請求項20】
目標照度値を設定する設定部と、照度値を取得する取得部と、前記目標照度値と前記取得部が取得した前記照度値とを送信する送信部を具備する1以上の照度計測装置、複数の照明器具、および、前記複数の照明器具が消費する電力値を取得し、当該取得した電力値を送信する電力計を備える照明システムを構成する前記照明器具であって、
前記目標照度値と前記照度値、および、前記電力値を受信する受信部と、前記受信した目標照度値と照度値と電力値に基づき、光度値を生成する制御部と、当該光度値に従って発光する光源を具備し、
前記制御部は、
初期光度値と、前記光度値の時系列データおよび前記照度値の時系列データ、または、前記光度値の変化分の時系列データおよび前記照度値の変化分の時系列データとを記憶する記憶部と、
前記光度値の時系列データおよび前記照度値の時系列データの相関係数値、または、前記光度値の変化分の時系列データおよび前記照度値の変化分の時系列データの相関係数値を算出する相関係数値算出部と、
前記相関係数値の大きさと前記目標照度値と前記取得した照度値に従って新光度値を生成する新光度値生成部と、
前記目標照度値と前記照度値と前記電力値により、所定の目的関数に基づいて算出される、前記電力値が増加するほど値が悪化し、前記照度値が前記目標照度値より小さいほど値が悪化する目的関数値を算出する目的関数値算出部と、
前記目的関数値を評価する目的関数値評価部と、
前記光源に前記初期光度値と前記新光度値を供給する光度値出力部と、
前記目的関数値の評価結果により、前記目的関数値が良化したことが示された場合に、前記新光度値の受理を決定し、そうでない場合に、前記新光度値の非受理を決定し、前記決定に基づき、非受理の場合、前記新光度値を供給する前の光度値である前回光度値に基づく新光度値の生成を前記新光度値生成部に指示する演算制御部、を具備し、
前記新光度値生成部は、前記相関係数値が所定の閾値より小さい場合、前記相関係数値が前記所定の閾値より大きい場合よりも小さい前記新光度値を生成する、照明器具。

【請求項21】
複数の照明器具と1以上の照度計測装置を備える照明システムを用いて処理される照明制御方法であって、
前記照度計測装置が、目標照度値を設定するステップと、
前記照度計測装置が、照度を計測して照度値を取得するステップと、
前記照明器具が、前記目標照度値と前記照度値に基づき光源の光度値を制御する制御ステップを具備
前記制御ステップは、
前記光源の初期光度値を供給するステップと、
前記光度値の時系列データおよび前記照度値の時系列データ、または、前記光度値の変化分の時系列データおよび前記照度値の変化分の時系列データを記憶する記憶ステップと、
前記光度値の時系列データおよび前記照度値の時系列データの相関係数値、または、前記光度値の変化分の時系列データおよび前記照度値の変化分の時系列データ相関係数値を算出する相関係数値算出ステップと、
前記相関係数値の大きさと前記目標照度値と前記取得された照度値に従って新光度値を生成して前記光源に供給する第1の新光度値生成ステップと、
前記目標照度値と前記照度値に基づき、所定の目的関数に基づいて算出される、前記照度値が前記目標照度値より小さいほど値が悪化する目的関数値を算出する目的関数値算出ステップと、
前記目的関数値を評価する目的関数値評価ステップと、
前記目的関数値の評価結果により、前記目的関数値が良化したことが示された場合に、前記新光度値の受理を決定し、そうでない場合に、前記新光度値の非受理を決定するステップと、
前記決定に基づき、非受理の場合、前記新光度値を供給する前の光度値である前回光度値に基づき新光度値を生成して前記光源に供給する第2の新光度値生成ステップと、を具備し、
前記第1及び第2の新光度値生成ステップにおいて、前記相関係数値が所定の閾値より小さい場合、前記相関係数値が前記所定の閾値より大きい場合よりも小さい前記新光度値を生成して前記光源に供給する照明制御方法。

【請求項22】
前記目的関数は、前記照度値が前記目標照度値より小さいほど絶対値が増加する関数であり、前記目的関数値の絶対値が減少した場合、前記新光度値を受理し、前記目的関数値の絶対値が増加した場合、前記新光度値を非受理して、新たな新光度値または前記前回光度値を前記光源へ供給する請求項21記載の照明制御方法。

【請求項23】
複数の照明器具と1以上の照度計測装置と電力計とを備える照明システムを用いて処理される照明制御方法であって、
前記照度計測装置が、目標照度値を設定するステップと、
前記照度計測装置が、照度を計測して照度値を取得するステップと、
前記電力計が、前記複数の照明器具の光源の消費する電力値を取得するステップと、
前記照明器具が、前記電力値と前記目標照度値と前記照度値に基づき光源の光度値を制御する制御ステップを具備
前記制御ステップは、
前記光源の初期光度値を供給するステップと、
前記光度値の時系列データおよび前記照度値の時系列データ、または、前記光度値の変化分の時系列データおよび前記照度値の変化分の時系列データを記憶する記憶ステップと、
前記光度値の時系列データおよび前記照度値の時系列データの相関係数値、または、前記光度値の変化分の時系列データおよび前記照度値の変化分の時系列データ相関係数値を算出する相関係数値算出ステップと、
前記相関係数値の大きさと前記目標照度値と前記取得された照度値に従って新光度値を生成して前記光源に供給する第1の新光度値生成ステップと、
前記電力値と前記目標照度値と前記照度値に基づき、所定の目的関数に基づいて算出される、前記電力値が増加するほど値が悪化し、前記照度値が前記目標照度値より小さいほど値が悪化する目的関数値を算出する目的関数値算出ステップと、
前記目的関数値を評価する目的関数値評価ステップと、
前記目的関数値の評価結果により、前記目的関数値が良化したことが示された場合に、前記新光度値の受理を決定し、そうでない場合に、前記新光度値の非受理を決定するステップと、
前記決定に基づき、非受理の場合、前記新光度値を供給する前の光度値である前回光度値に基づき、新光度値を生成して前記光源に供給する第2の新光度値生成ステップと、を具備し、
前記第1及び第2の新光度値生成ステップにおいて、前記相関係数値が所定の閾値より小さい場合、前記相関係数値が前記所定の閾値より大きい場合よりも小さい前記新光度値を生成して前記光源に供給する照明制御方法。

【請求項24】
前記目的関数は、前記電力値が増加すると絶対値が増加し、前記照度値が前記目標照度値より小さいほど絶対値が増加する関数であり、前記目的関数値の絶対値が減少した場合、前記新光度値を受理し、前記目的関数値の絶対値が増加した場合、前記新光度値を非受理して、新たな新光度値または前記前回光度値を前記光源へ供給する請求項23記載の照明制御方法。

【請求項25】
前記光度値を変更するために用いる減光用の光度変更値および増光用の光度変更値を含む光度変更値情報を記憶しておき、
前記第1及び第2の新光度値生成ステップにおいて、前記相関係数値と所定の閾値との比較結果に従って、前記光度変更値情報から前記光度変更値を選択し、前記光度変更値に従って現在光度値を変更して、前記新光度値を生成する請求項21から24いずれか記載の照明制御方法。

【請求項26】
前記第1及び第2の新光度値生成ステップにおいて、前記比較結果に従って行う前記光度変更値の選択は、前記相関係数値が所定の閾値より小さい場合、前記減光用の光度変更値の選択頻度を大きくするか、前記増光用の光度変更値の選択頻度を少なくし、前記相関係数値が所定の閾値より大きい場合、前記相関係数値が小さい場合に比べて、前記増光用の光度変更値の選択頻度を大きくするか、前記減光用の光度変更値の選択頻度を少なくすることを特徴とする請求項25記載の照明制御方法。

【請求項27】
前記第1及び第2の新光度値生成ステップにおいて、前記相関係数値が所定の閾値より小さい場合、前記減光用の光度変更値には、大きい減光用の光度変更値を適用し、前記相関係数値が所定の閾値より大きい場合、前記減光用の光度変更値には、小さい減光用の光度変更値を適用することを特徴とする請求項25記載の照明制御方法

【請求項28】
前記第1及び第2の新光度値生成ステップにおいて、前記光度変更値情報から光度変更値をランダムに選択し、現在光度値を変更して、前記新光度値を生成する請求項25から27いずれか記載の照明制御方法。

【請求項29】
前記目標照度値と前記照度値が複数の場合、前記相関係数値は、複数算出される請求項21から28いずれか記載の照明制御方法。
産業区分
  • 電力応用
国際特許分類(IPC)
Fターム
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