TOP > 国内特許検索 > 高分子薄膜の製造方法

高分子薄膜の製造方法 コモンズ

国内特許コード P06P003732
整理番号 N051P21
掲載日 2006年11月24日
出願番号 特願2005-136532
公開番号 特開2006-312698
登録番号 特許第4654066号
出願日 平成17年5月9日(2005.5.9)
公開日 平成18年11月16日(2006.11.16)
登録日 平成22年12月24日(2010.12.24)
発明者
  • 栗原 和枝
  • 水上 雅史
  • 鐘 国倫
出願人
  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
発明の名称 高分子薄膜の製造方法 コモンズ
発明の概要 【課題】 分子マクロクラスターによる薄膜形成方法の特長を生かし、しかも生成させる薄膜の調節を容易とする。
【解決手段】 固体基板に対して水素結合で組織化可能な重合性モノマーとその高溶解性の溶媒との溶液を固体基板に接触させ、固体基板の表面に前記重合性モノマーの分子マクロクラスターを形成し、次いで前記重合性モノマーの低溶解性の溶媒溶液を接触させて重合反応させる。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


従来、薄膜を調製する技術としてスピンキャスト法やLangmuir-Blodgett 法などが代表的なものとして知られているが、前者の方法では数十nmのごく薄い薄膜を作るのは難しく、後者では複雑な道具を必要とし、また数十nmの厚みの膜を調製するためには、多数回の繰り返し積層を必要としている。



一方、本願の発明者らは、水素結合で組織化した分子マクロクラスター形成(たとえば非特許文献1-2)を利用する方法によってこれらの従来の問題点を解決し、非極性溶媒から水素結合性の分子を固体基板上に吸着させ数十nmの厚みの薄膜を固体基板上に簡便に調製可能としている。この新しい方法では重合性モノマーの分子マクロクラスターの形成を介して高分子薄膜の形成を実現している。たとえば、重合性モノマーとしてのアクリル酸のシクロヘキサン溶液中で、あるいはアクリルアミドのクロロホルム溶液中で固体基板表面に形成した重合性モノマーの界面分子マクロクラスターにUV光(紫外光)を照射して重合反応させナノスケールの膜厚を有する高分子薄膜を製造可能としている(特許文献1、非特許文献2)。



しかしながら、発明者らにより開発された分子マクロクラスター形成を介しての従来の高分子薄膜の形成方法においては、膜厚はマクロクラスターの厚みよりほぼ決まってしまい、その制御は困難であった。
【特許文献1】
特開2000-143705号公報
【非特許文献1】
J. Am. Chem. Soc., 124, 12889-12897(2002)
【非特許文献2】
Polymer Preprints, Japan, Vol.53, No.1 (2004), p.1102

産業上の利用分野


本願発明は、ナノスケールでの膜厚調節が可能とされる高分子薄膜の製造方法に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
表面にOH基を有する固体表面に対して水素結合で組織化可能なアクリル酸、アクリル酸エステル、アクリル酸アミド、アクリル酸ニトリル、メタクリル酸、メタクリル酸エステル、メタクリル酸アミド、及びメタクリル酸ニトリルからなる群より選ばれる少なくとも1種の重合性モノマーとそれを溶解する極性溶媒のハロゲン化炭化水素との溶液を固体表面に接触させ、固体表面に前記重合性モノマーの分子マクロクラスターを形成し、次いで前記極性溶媒のハロゲン化炭化水素よりも前記重合性モノマーの溶解性が低い低溶解性の溶媒に前記重合性モノマーを溶解した溶液を接触させて重合反応させることを特徴とする高分子薄膜の製造方法。

【請求項2】
低溶解性の溶媒が、非極性溶媒であることを特徴とする請求項1に記載の高分子薄膜の製造方法。

【請求項3】
低溶解性の溶媒が、炭化水素であることを特徴とする請求項1に記載の高分子薄膜の製造方法。

【請求項4】
光照射により重合反応させることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の高分子薄膜の製造方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

15109_01SUM.gif
出願権利状態 登録
参考情報 (研究プロジェクト等) CREST 医療に向けた自己組織化等の分子配列制御による機能性材料・システムの創製 領域
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、問合せボタンを押してください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close