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キトサンを含む抗菌組成物

国内特許コード P06A009523
整理番号 KANDAI-80
掲載日 2006年12月1日
出願番号 特願2005-081928
公開番号 特開2006-265116
登録番号 特許第4592459号
出願日 平成17年3月22日(2005.3.22)
公開日 平成18年10月5日(2006.10.5)
登録日 平成22年9月24日(2010.9.24)
発明者
  • 戸倉 清一
  • 田村 裕
出願人
  • 学校法人 関西大学
発明の名称 キトサンを含む抗菌組成物
発明の概要

【課題】 人体に安全であり、かつ十分な抗菌性を付与することができる抗菌組成物を提供すること。
【解決手段】 キトサン、ゼラチンおよび架橋剤を含有する抗菌組成物を提供する。
【選択図】なし

従来技術、競合技術の概要


高分子製品、特に絨毯、カーペットなどに使用される合成繊維製品に抗菌性を付与することが望まれている。抗菌性を与える物質として近年、キトサンを使用することが注目されている(特許文献1、2)。



キトサンは、甲殻類から得られるキチン(β-1,4-ポリ-N-アセチル-D-グルコサミン)を熱濃アルカリ液中で脱アセチル化した誘導体(β-1,4-ポリ-D-グルコサミン)であり、生体適合性に優れた分子量5万~50万程度の天然高分子である。キトサンには、生分解性があり、抗菌性(特に大腸菌等、食品中などで増殖する菌の生育を阻害する作用)、保湿性、抗アレルギー性等の作用を示すばかりでなく、他の抗菌剤と比べて人体や環境に安全であることから、キトサンを含む繊維や膜などを開発する研究が盛んになってきている。
なお、キトサンの抗菌性は、分子量10,000以上で発揮されるが、分子量4,000程度では発揮されない。



キチン・キトサンを高分子表面に塗布する方法として、例えば、高分子製品の表面に紫外線を照射した後、キチン・キトサン溶液を付着させ、乾燥させる方法(特許文献3)が知られている。
しかし上記方法においては、キチン・キトサン分子は、それらのアミノ基を介した化学結合により高分子表面に付着しているため、アミノ基を失ったキトサンは十分な抗菌性を発揮できないうえ、洗濯などでキトサン膜が剥離するなどの問題がある。



一方、キトサン誘導体とポリエチレングリコール誘導体を用いて合成繊維製品を加工する方法も提案されている(特許文献4)。
しかしこの方法は耐久性にすぐれた親水性能を付与することを目的とするものであり、抗菌性に関する開示はなされていない。



したがって、高分子製品にキトサンの有する抗菌性を十分に付与することができる技術が望まれている。なお、高分子製品とキトサンとは溶融しないため、溶融以外の方法でキトサンの抗菌性を高分子製品に付与する技術が求められている。

【特許文献1】特開平7-229063号公報

【特許文献2】特開平10-219084号公報

【特許文献3】特開平9-194617号公報

【特許文献4】特開平11-247067号公報

産業上の利用分野


本発明は、キトサン誘導体を含む抗菌組成物および該抗菌組成物が表面に付着してなる高分子製品に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
キトサン、ゼラチンおよび架橋剤を含有する抗菌性組成物を、PET繊維表面に付着させてなるPET繊維製品。

【請求項2】
架橋剤がグルタルアルデヒドである、請求項1のPET繊維製品

【請求項3】
PET繊維製品がカーペットである、請求項1または2PET繊維製品

【請求項4】
キトサン、ゼラチンおよび架橋剤を含有する抗菌性組成物を、PET繊維製品に適用し、乾燥させ、熱処理することを含む、PET繊維製品の抗菌処理方法。

【請求項5】
架橋剤がグルタルアルデヒドである、請求項4の抗菌処理方法。

【請求項6】
PET繊維製品がカーペットである、請求項4または5の抗菌処理方法。
産業区分
  • 薬品
  • 高分子化合物
  • 高分子化合物
  • その他繊維
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 権利存続中
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