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血管状態測定装置、制御プログラム、記録媒体 新技術説明会

国内特許コード P06P004230
掲載日 2007年1月29日
出願番号 特願2005-190474
公開番号 特開2007-007078
登録番号 特許第4830097号
出願日 平成17年6月29日(2005.6.29)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
登録日 平成23年9月30日(2011.9.30)
発明者
  • 辻 敏夫
  • 柴 建次
  • 吉栖 正生
  • 東 幸仁
  • 坂根 彰
  • 寺尾 譲
出願人
  • 国立大学法人広島大学
発明の名称 血管状態測定装置、制御プログラム、記録媒体 新技術説明会
発明の概要 【課題】 動脈硬化などの血管の病変をより確実に評価できる血管状態測定装置、制御プログラム、記録媒体を実現する。
【解決手段】 被験者1の心電図を測定して出力するための心電図計2を設ける。被験者1における、動脈1bを含む部分である前腕1aの外周長さの変化を測定するためのプレチスモグラフィー装置3を設ける。動脈1bでの血圧値を検出するための血圧計4を設ける。心電図、外周長さの変化および血圧値に基づいて、動脈1bの粘性および剛性の少なくとも一方を算出して動脈1bの血管状態を測定するためのコンピュータ部5を設ける。
【選択図】 図1
従来技術、競合技術の概要


厚生労働省が発表した平成15年度の主な死因別死亡数の割合において、日本人の死因の2、3位は心疾患、及び脳血管疾患が占めており、血管に関わる疾患が増加傾向にあることがわかる。血管は、年齢に伴い動脈壁中のコラーゲンが変質して硬化し、弾性線維の減少が起こることで動脈壁の質が悪くなるといわれている。



一方、近年は正常な老化過程以外に血管の質を低下させる要因が増加している。具体的には、糖尿病、高血圧、食の欧米化、運動不足、喫煙、さらにストレスなども影響し、危険因子であるアンギオテンシンや低比重リポ蛋白(LDL)コレステロールの増加により、組織や臓器全体に血行障害が生じることが報告されている。



これら血管に関わる疾患は、益々増加するといわれている。動脈硬化の進行度など血管に関わる疾患の早期発見のためには、血管状態、例えば血管のかたさ、やわらかさといった力学特性を定量的に評価する必要がある。



そこで、上記評価のために、従来から様々な解析が行われてきた。非特許文献1には、フォトプレチスモグラムを利用して、血管壁の力学特性を機械インピーダンスの慣性、粘性、剛性を用いてモデル化し、血管状態を1拍毎に推定する手法が提案されている。上記フォトプレチスモグラムとは、光を対象部位に照射し、その光の透過光を検出して血管状態を計測するためのデータを提供できるものである。
【非特許文献1】
坂根彰、辻敏夫、田中良幸、佐伯昇、河本昌志:プレチスモグラムを利用した血管状態モニタリング、計測制御学会論文集、Vol.40、No12、pp.1236-1242、(2004)

産業上の利用分野


本発明は、動脈硬化などの血管の病変を示す指標となる、血管の機械的インピーダンス(剛性、粘性)を測定するための血管状態測定装置、上記血管状態測定装置における各手段を、コンピュータにて実行可能に記載された制御プログラム、上記制御プログラムを、コンピュータにて読み取り可能に記録した記録媒体に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
被験者の心電図を測定して出力するための心電図出力手段と、
前記被験者における、動脈を含む部分の前記動脈の血圧値の経時変化による外周長さの変化を測定して、前記動脈の血管壁における、前記血圧値による経時的な変位および前記変位の変位速度を検出するための外周長さ測定手段と、
前記血圧値を検出するための血圧値検出手段と、
前記心電図、前記変位および前記変位速度、および前記血圧値に基づいて、前記動脈の粘性および剛性の少なくとも一方を算出して前記動脈の血管状態を測定するための状態算出手段とを備え
前記外周長さ測定手段は、ストレインゲージプレチスモグラフィーであることを特徴とする血管状態測定装置。

【請求項2】
前記状態算出手段は、前記心電図のR波をトリガーとして前記動脈の血管状態を測定するようになっていることを特徴とする請求項1に記載の血管状態測定装置。

【請求項3】
前記外周長さ測定手段は、動脈の拍動に基づく前記外周長さの変化を測定するようになっていることを特徴とする請求項1または2に記載の血管状態測定装置。

【請求項4】
前記血圧値検出手段は、非観血的動脈圧測定部を有していることを特徴とする請求項1ないしの何れか1項に記載の血管状態測定装置。

【請求項5】
被験者の心電図を測定し、
前記被験者における、動脈を含む部分の前記動脈の血圧値の経時変化による外周長さの変化をストレインゲージプレチスモグラフィーにより測定し、
前記外周長さの変化による、前記動脈の血管壁における、前記血圧値による経時的な変位および変位速度を検出し、
前記血圧値を検出し、
前記心電図、前記変位および前記変位速度、および前記血圧値に基づいて、前記動脈の粘性および剛性の少なくとも一方を算出して前記動脈の血管状態を測定することを、コンピュータにて実行可能に記載された制御プログラム。

【請求項6】
請求項に記載の制御プログラムを、コンピュータにて読み取り可能に記録した記録媒体。

国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2005190474thum.jpg
出願権利状態 登録


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